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March 2006

B&W CM1 "英国発 新世代ピュアホームモニター"

先日の後藤総合音響試聴会の際、個人的に一番の収穫だったのが、イギリスB&Wの新製品、小型ブックシェルフスピーカー「CM1」の試聴をじっくりと出来たことでした。今回の記事では皆さんが注目しているであろうこのミニモニタースピーカーについて、私なりに試聴した印象を書いてみたいと思います。
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まずCM1という型番ですが、ナカミチがB&Wの輸入代理店をしていた15年ほど昔、CONCEPT90 CM1という類似コンセプトの小型ブックシェルフスピーカーが発売されていたのを思い出します。当時のCM1には、セットとなるSPスタンド型ステレオサブウーハーCM2(CMカラム)もあり、両機を組み合わせる事でトールボーイスピーカー的な佇まいになる製品でした。この旧モデルのスタイリッシュなモダンデザインは、AURAの鏡面アンプの外観デザインをした事でも知られている英国の著名なインダストリアルデザイナー、ケネス・グレンジ氏の手による作品の一つでもあります。今回発売された新型CM1は、全くの新コンセプトというよりは、型番から想像するに、もしかすると旧CMコンセプトの継承とも捉えることが出来るのではないでしょうか。
B&WミニモニタースピーカーCM1/ペア【送料無料】【代引き料無料】
まずは「CM1」の外観から。実物の仕上げはとても奇麗です。海外製の木製キャビネットスピーカーは、近づいてみるとユニット周囲や後部、ツキ板の仕上げ、模様のバランスなどディティールの仕上げがいい加減なブランドが結構あるのですが、其処はさすがB&W。デンマーク製のエンクロージャーにCM1専用ケブラーコーンユニットの組み合わせで、見た目にも隙が無く非常にきっちりとした精度で作られています。F1マシンの如く音響工学を優先し、前衛的なデザインを採用している従来のB&W 800シリーズとは異なり、ぱっと見は四角い単なる2WAYブックシェルフスピーカーではあるのですが、良く見るとグリル取り付け部分にマグネットを使い四隅の穴を敢えて無くしたシンプルさ、金属素材の光沢感を前面に際立たせ高級感漂う2WAYユニット、スクエアでシンプルなエッジ、現代のモダンインテリアやモダンファニチャーとのコーディネートに於いて、空間にしっくり溶け込むであろうキャビネットの色調と仕上げ、さり気なくシンプルにブランドの価値を表現するBowers&Wilkinsのロゴなど、細かなところまでもデザインが行き届いていて、音を聴く以前にそばに置きたい♪と思わせる何ともいえない上質感とプチスタイリッシュな存在感があります。
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試聴に使ったシステムは前述の記事にあるものと一緒で、SACDプレーヤーにMARANTZ SA-15S1+アンプはROTELのセパレートアンプ (注:共にゴトウチューン)。比較に使ったのが同B&W 805Sのゴトウチューン及びCM1のノーマルモデルCM1 後藤チューンです。

CM1を聴き始めて直ぐに、嗚呼これはかなり良い音だと判ります。音色が明るく透明。傾向としてはかなり現代的で、もう全く英国的とかそういう文化的なカテゴリで語るようなスピーカーではなく、モニターライクな正確さと共に今風のユニバーサルなサウンドを奏でる正統的モデルです。ただ、従来のB&W800シリーズの様に、緊張感で背筋が真っ直ぐになる様な次元の違う高音質といったインパクトではなく、もっと親しみの持てる好感度な良い音とでもいいましょうか。。。CM1の開発は805Sと同時期に始められたにも関わらず、ヒアリングに時間を費やし製品化までにこれだけ時間が掛かっている訳で、同じNautilusでもB&W 800シリーズとはもしかして設計者が違うのかしら?と思わせるくらい従来のノーチラストゥイーター搭載機にあった線の細い神経質な印象が無く、意外な程おおらかで明るく屈託のない鳴り方をします。そう、従来の800シリーズが職業音楽家やレコーディングエンジニアが、音に真摯に対峙する為の仕事のツールだとすると、CM1iconはそういった人々が緊張感から解放され、自宅の一室でリラックスする時のためのスピーカーとでも云いましょうか。十分な品位を備えながらも、過剰な分析性や透徹感を伴わない程々の身だしなみがある、そんなバランスを心得たB&Wの新たなサウンドがここに新たに誕生した、正にそんな印象です。
【新発売】 B&W CM1コンパクトスピーカー
B&W800 SERIESの特徴である天板に飛び出したノーチラスツイーターは、CM1では一般的なスピーカー同様にキャビネット内部に納められていまるのですが、まずこの音色が従来のノーチラスチューブとはややや趣を異にしています。基本的にメタルドームトゥイーター的な音色ではあるのですが、その響きには滑らかさと潤いがあり、混ざり合って空間に広がっていく様が実に美しく心地良い。805Sの持つ、スピーカー後方へステレオ3次元定位のフォーカスとシャープネスをピシッと合わせる鋭くタイトなステージ展開ではなく、ツイーター周囲の金属板からの反射も含め、メタル素材から来る美音や響き感をまず重視し、それらに加えてモニター的な精度が適度に伴って来る感じです。チューブが外に飛び出していない分、音場の広がり方は一般的な小型ブックシェルフのそれに近く、3三次元的な立体定位感やフォーカスの部分では805S程シビアに正確にはいきません。二つを並べると、音の回り込みや反射の面で、トゥイーターを外付けするデザインがどれだけ効果的か、はっきりと知覚することが出来ます。

中低域を受け持つケブラーコーンウーハーですが、これがかなり吟味されていて従来のB&Wスピーカーのようなあからさまにケブラー臭が無くなっているのが見事。CM1と直接比較すると805Sの方にはかなりケブラー特有のカサカサした固有音が乗っていて、どうしてもその音色に慣れるまでは違和感を感じてしまいます。ユニットの繋がり感についても、805Sの場合あくまでハイスピードなトゥイーター中心に音像が並んでいて、ケブラーウーファーが頑張ってそれに追っついてきている印象がありましたが、CM1の場合、ツイーターとウーファーの音色が本質的に違うにも関わらず、中域を中心に繋がりの一体感があり805Sよりも視覚的な面も含めて帯域バランスが自然に聞こえます。低い方も高い方も当然805Sの方が伸びていて広帯域なのですが、楽音の主要部分をカバーする中間帯域では、CM1iconの方がおおらかで親しみやすく、また音色そのものに聴き手を惹きつける魅力(美音系の味付け)があるように感じます。
ただいま納期約1ヶ月です!B&W 805S 単品スピーカー
解像度に関しては当然805Sが上。でもCM1の情報量も現行20万未満の小型ブックシェルフの中ではトップクラスに入るでしょう。CM1にモニター的な音質面で勝負になる相手となると、現在サイドカラムで紹介している中ではELACCL310.2 JETくらいでしょうか。音楽的な表現力や音色の魅力という面では他の選択肢も色々ありますが、録音に忠実に再生することを第一義とする範囲で過不足無く優れた音となると、B&W CM1は今現在売られている低価格スピーカー群の中で、十分にリファレンス且つベンチマークに成り得るのではと感じます。

弱点は低域方向でしょうか・・・
13cmウーハーというサイズの制約から真に低い帯域は出ていない様ですが、見た目のサイズからすれば十二分に量感は出ている方で、オーケストラ等でもあからさまな窮屈感を感じずに再生可能です。これは日本の一般的な部屋サイズでは十分な再現性ですし、あまり低域をドスドス鳴らせない集合住宅のような環境ではかえって好都合でしよう。
ただ、音質面で敢えて欠点を洗い出すように暫く聴き続けると、低域方向の微かな混濁感というか、情報量不足が少々気になります。なんというか、ケブラー臭くない代わりにMDFキャビネットのもわっとした音が乗っているというか、箱鳴りとは逆の意味で箱が丈夫過ぎてかえって音色が鈍るような印象・・・この良く云えばウッディな質感は、近年ヨーロッパメーカーのAV向け低価格マルチラインナップスピーカー群の多くで見られるキャラクターに傾向が類似していると感じるのですが、この個性のために深いところにある種々の音色に対して反応が曖昧になる様で、遂にB&Wもトレンドを追って今風の音色の方向性を意識しだした?のかと感じなくもないです。但しCM1についてはトゥイーター側の潤いある響きと美音に全体が包まれる事で、音色が過度に画一的でドライに傾く事を抑え、全体としてはウェルバランスなサウンドが得られているように感じました。
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さて、同時にノーマルモデルと切り替え試聴したCM1ゴトウチューン仕様ですが、これはかなり良いです。上で書いた情報量の面での僅かな食い足り無さや、モニタースピーカーとして僅かに甘さを感じるシャープネスの面が改善し、スピーカーの間に音像がキリッと並ぶようになります。比べてしまうとノーマルモデルには音が上寄りになる事から来るステージの広がり感はありますが、音像のフォーカスがぼけて甘く曖昧で頼りない印象になります。一度CM1でシステムを組んでみて、もう一段上の締まりとモニター的な情報量と描写力が欲しい場合、ゴトウチューンを加えることで今一歩の描写力不足を確実に改善してくれるでしょう。元々が神経質な805Sを更にチューンする場合よりも、個人的にはおおらかな音色のCM1の方がチューンに向いていると感じました。ベッドサイドや書斎のサブシステムとしてではなく、これ1台で音楽全てを聴きたいというユーザーさんの場合には、特にチューンモデルの方が総合的な満足感が高くなる筈です。

B&W CM1は上級モデル805Sの3分の1の価格ですが、モニター的なクオリティが3分の1という事は全くなく、コンパクトながらノーチラスチューブにケブラーウーハー、B&W特注ドイツ・ムンドルフ社製キャパシタなどに加え、徹底的なヒアリングテスト期間を経る事で、全方位的に優れた優等生的スピーカーに見事に仕上がっていると云えるでしょう。逆に云えばこの製品クオリティと音質が約10万円で買えちゃうの?!という程に超ハイCPな仕上がりで、本来ならペア20万だったとしても決して不思議ではないクオリティなのですが、こんな音が今なら諭吉さん10枚で買えてしまう訳で、ライバル他社の困った顔が目に浮かぶような、、、浮かばないような、、、(^^; この点、別メーカーのスピーカーを使う者からすると少々妬ましくも複雑な気持ちにさせてくれます。学生時代にこんなスピーカーを使えたらどれほど幸せなことでしょうか。ふと思ったのですが、これだけのスピーカーが出来てしまうと、今後同社のDMシリーズ存在意義が危うい?のではと感じました。こちらをご検討されている皆さんには、後のことを考え少々無理をされてでもCM1を手に入れられることを強くお薦めしたいと思います。
B&W CM1(ペア) スピーカー
10万円という思い切ったプライスタグながら、本格的な正統派ピュアオーディオスピーカーとしてもかなりハイレベルな音質であり、セッティングやアクセサリの追い込みにも十分反応してくれそうですし、その部分ではピュアオーディオマニア的な楽しみ方も可能。性能的にスピーカーのペア価格をある程度上回るアンプの方がCM1にはマッチするはずですが、数万円台のバジェットアンプでもそれなりに鳴ってくれそうですし、或いはあまりオーディオ的な知識が無く、深入りはしたくないけれど上質なライフスタイルオーディオが欲しいと考える皆さんにも、一例として、ARCAMのSOLOレシーバー等と組み合わせれば、部屋の片隅にポン!と置くだけで、中途半端に組み合わせられた無骨な単品オーディオのクオリティを遥かに凌駕する上質なサウンドをあっさり手にすることが出来る筈です。
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勿論、他社の同価格帯スピーカーと比べた場合には、十二分に高精度でモニター的なスピーカーと云えるでしょうが、同社805Sと比べるとモニタースピーカーとしての品位はやはり1段落ちると言って良いでしょう。そういう意味でCM1には自ずと限界があると思います。それに価格が3分の1なのに音が同レベルだったら805Sのユーザーさんが怒ってしまいます。販売広告的にはミニ805Sとも云われていますが、ノーチラスの姉妹とはいってもCM1は従来のB&W800 シリーズとは異なるベクトルにある、B&Wの提示する新たなサウンドキャラクターに仕上がっていますので、805Sの低価格モデルのように捉えず、CM1独自の中庸感とバランスの良さを受け入れられるかが評価の分かれ目になるでしょう。本質的には録音に忠実なタイプであり、表現力や個性で聴かせるスピーカーではありませんが、かといってクールで解像度一辺倒なモニタースピーカーでもない。他のスピーカーと比較される場合にも、その辺りを良く踏まえて自分に何が必要なのか吟味されると良いと思います。でも、今私が805SとCM1、どちらか二者択一で手に入れることが出来るとしたらきっと「CM1」を選びます。サブシステムとしてはこちらのほうがインテリア的にも音質的にも魅力的ですし、サブにするには勿体ないくらいのクオリティが始めから有るにも関わらず、805Sほどセッティングや周辺組み合わせ等で金食い虫ではなく、思い通りに鳴らずに試行錯誤で神経をすり減らす心配も無さそうですから。

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その3 怪しい電磁波対策アクセサリーの効果は如何に?

ゴトウ総合音響・東京試聴会 その1
その2

さて、今回の試聴会のメインデモンストレーションはなんだったかというと、実はゴトウ総合音響が長年紹介してきたB&Wローテル以上に、近年店主がススメている電磁波対策アクセサリーの類のアピールだったように思います。事務所、個室の試聴室共にかなりの数のアクセサリがちりばめられていて、それらを付けたり外したりしながら音の変化を披露し、訪れていた皆さんを驚かせていました。一つ断っておきますがこの手の疑似科学系デムパ商品、まぁハッキリ言ってしまえば非常にうさんくさいです(^^;。あまりこの手のブツを真面目に取り上げると、電波呼ばわりされて叩かれそうなので内心避けたいところなのですが、オーディオやってると色々怪しげなオカルトグッズがあちこちにあり、ある程度動向を気にせざるを得ないのも事実。実際、うさんくさい詐欺商品だから効果は無い?と問われるとそうでもない。いや、ある程度聞き分ける耳のある方(ケーブルによる音質差がしっかり聞き分けられるくらいの人)で、デモを体験された方の多くは、プラシーボ効果以上の何かしらの違いを感じられると思うのですが、実際、理由は判りませんが結果として音が変化する。で、理屈は何なのよ?と後藤さんに突っ込んでも、売っている自分だって良く解らん、ただ確かに効果はあるから売っているとの事ですからそれ以上こっちも何も言えません・・・(滝汗)。

ゴトウ総合音響が扱う一連の電磁波対策アクセサリーですが、販売元はダイヤシステムズ(ググっても出てこない)。そもそもは携帯電話、パソコン等の電磁波対策健康グッズの一種として開発された商品群で、オーディオに於ける音響改善効果はその副次的な産物のようです。シートなどには特許番号○○、品質表示・脱臭及び帯電防止剤フィルターと書かれています。要するにカーボンが含まれた繊維なのでしょう。それに怪しい絵柄の丸いシールが一枚貼られています。まるでパナ○ェーブみたい(爆死) 以下、主な取り扱い商品を紹介します。

ダイヤシール・風車シール
(携帯電話・自動車等の電磁波対策・音質改善)

シンクロシート(CD/DVD音質・画質改善用)

プラズマシートG(音場改善・健康増進?)
他にスピーカー下部専用プラズマシートSPもあり。

スパイラルシールド(各種ケーブル用・自動車用)

プラズマスティック(CD/DVD/LP音質改善・健康)

ルームチューンプラズマエリアポール(室内音響改善)


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まず最初は新製品スパイラルシールドの効果から。ROTELセパレートMARANTZ SA-15S1B&W 805Sのシステムで、同時に3ヶ所、SACDプレーヤー、アンプ、大元の電兼タップそれぞれの電源ケーブルにスパイラルシールドを巻きます。これだけで音場がすーっと広がるのが判ります。今までスピーカーの間で箱庭的に鳴っていた音から、水槽のガラスのような見えない壁が取り払われたかの様に、音場が外側に開放され、奥行き感も深くなります。音色は余り変わった感じはしませんが、高域側の歪み感が一気に無くなったのは感じられます。同席した方は低域が出るようになったと言ってました。但し、トゥイーター側の音色のスパイスが減るためか、音楽的には少し大人しくなる傾向も感じられます。外すと元通り普通の音。高域が華やかになり音場が狭くなります。ただ、音色自体は余り変わらないのでシステムの3次元立体定位的な感度が良くないとこの差は判りにくいかも知れません。12600円×3個も使ってこの程度、というのは考えようによってはちょい高い。後藤さん自身も確かに高いと仰ってました。

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次は個室の方でプラズマシートGを体験。ランチョンマットくらいのサイズの黒いシートが左右のB&W 804Sとセンターラックの前に3ヶ所無造作に敷かれています。それを外すとあらびっくり♪音がスピーカーにまとわりついて、そこらの量販店のスピーカー大量陳列コーナーのような音質に(汗)。再び戻すと、ハイ上がりだった音がぐっと下方向にも安定し、中低域が豊かになり、音場がスムーズになり、音色の歪み感が減少します。音像のサーフェスは自然なタッチに輪郭感が減少し、カラーレーションが脱色されるようです。効果としてはスパイラルシールドに似ていますが、こっちの方が差が判りやすい。ここまで違うとさすがに多くのマニアに判ると思います。人工的な色付け感が無くなり例えると森の中で音楽を聴くような自然な音とでも云いましょうか。癒し系。朝、窓の外の雑木林から聞こえる鳥のさえずりの様な色合いの音。ある種人工的なコンサートホールのホールトーンからは遠ざかるかも。音楽性どうこうというイメージではありませんが、音楽表現は淡々と水が流れるようにスムーズになる感じ。尚、プラズマシートには方向性があり、前後の向きを逆さまにすると(効果はありますが)多少篭もったような中途半端な印象になります。


試聴室のルームチューンプラズマエリアポールを後藤さんが一ヶ所だけ倒してみる。これだけで音場感が悪化。んー、なんなのでしょうね??? 見た目はアルミかなにかの棒の先端にダイヤシールが貼ってあるだけ?なのですが、当然タダの棒ではないそうです。神木のマッピンゴ(沢山使うとコンサートホールみたいな音になる)とは効果の方向性がかなり違いますが、こちらもやはり音場が自然になり、音場が静かになり、部屋の狭さからくる混濁感や響きの重さ、閉塞感を解決する方法に働く感じです。目を瞑って自然な音に浸りたいときにはうってつけでしょう。だけどお値段見たらびっくり、ちょー高いです(笑)

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最後は事務所に戻ってシンクロシートとプラズマスティックの体験。シンクロシートはCD/DVD/SACDなどのソフトを、30秒ほどシートに乗せておくだけで音質が改善するというシロモノ。なんとなくAcoustic Reviveマイナスイオン発生器RIO-5iconに似ています。プラズマスティックは何というか金属のちっこい棒で、これでCD盤の外周、内周をぐるっとなぞったり、機器及びスピーカーの表面を軽くなぞる(^^;だけで効果があるという物。広告を見ると健康増進効果?もあるらしい。ますます妖しさ大爆発♪とりあえず、最初は持参したフジ子ヘミング/ショパン・ピアノコンチェルトのCDをシンクロシートに載せてから再生。デッカ録音特有の立ち上がりが鋭いキラキラした音のディスクですが、そのキラキラ感(歪み感?)が減少し、音場が深く豊かになって聞こえます。聴感f特がフラットからピラミッドバランスになる感じ。オーケストラの音数も増え、見通しも良くなりましたが、ピアノ自体は艶とキラキラ感が後退してちょっと重く暗くなるような印象。そこでプラズマスティックの登場。後藤さんが取り出したCDの外周と内周を適当にちょろっとなぞる。ついでにローテルのCDP及びアンプのトップパネル、B&W 805Sのノーチラストゥイーター回りも軽くなぞる。その再生音は先程の音に滑らかさと艶やかさが加わり、右手方向がひらひらと軽やかに音が舞うようになります。んー、これは面白いかも!片方でも十分な効果ですが、両方合わせると更にバランスが良くなるような感じです。
このCD、帰りにカーオーディオでも再生してみたのですが、歪み感が激減していて、ついいつもよりボリュームを上げてしまう。クラシックソースの場合普段はボリューム位置30位で聴いているのですが、34迄上げても全く煩くなりません。高域と立ち上がりを誇張したデッカ録音のキャラクターが減少して、埋もれていたフジ子さんさんの持つ独特のタッチの丸みが素直に出てくるようになります。

総評として、後藤さんの提唱するこれらの電磁波対策アクセサリは聴感上何らかの効果があるように思います。ただ、価格が適正なのかは商品が商品だけになんとも判断のしようがないのと、音の変化の方向性が、オーディオ的な意味での再現性を練られたものというよりは、Hi-Fi的な輪郭感、ワイドレンジ感、空間の色気や立体再現性を廃した、より自然な方向性、低歪みでスムースな傾向に向かうものであり、行き着く先が自然で地味であるが故に、オーディオ的なインパクトやはったりの効かない音になっているとも云えます。再生音楽にヒーリング、癒しや安らぎを求める人向きで、積極的にステージを演出し、音を聴かせよう、リスナーを振り向かせよう!というアクティブな方向とは真逆かも知れません。以前に後藤さんか提唱していた音楽性の高いヨーロピアンサウンドとは、がらりと違う方向性に変わってしまっているのですが、これはこれで、オーディオ機器を長年販売して色々経験してきたプロの行き着いた結論なのだろうと思います。昔紹介して貰ったブランドやアクセサリの話を降ると、黒歴史的に「あの頃はそれが良いと思っていた、間違ってました、ごめん♪」みたいに半分冗談で仰るのですが、これはちょっと寂しいかなぁ(^^; 現在の音の方向性が当時と異なるからといって、過去こゴトウ総合音響が販売してきた多くの"音楽性溢れる"ヨーロッパ・アメリカ製品の価値が下がったのかと言われると、私はそうは思いません。それらは製造が終わり中古機器として出回る中でも未だにその輝きを失っていませんし、私個人的には今でもそういった欧州音楽文化の薫り漂うヨーロピアンサウンドのベクトルを追い求めていますので(^^)

ということで、今回の試聴レポートはこんな感じです。ゴトウ総合音響では今後も東京のローテル事務所での試聴会を予定しているそうですので、ROTELやB&Wショップチューン、そしてこれら電磁波対策アクセサリの真偽にご興味がおありの方は参加されると良いと思います。また、名古屋近郊、近県にお住まいの方は是非後藤総合音響さんに足を運んでみてください。ハイエンドオーディオショップにありがちなお高く止まったところは全くなく、尾張のあきんど(笑)って感じの庶民的で気さくな方ですので、初心者の方でも引け目を感じずに色々楽しくアドバイスを受けられると思います。

その4 番外編 B&W CM1試聴レポート
■その5 ゴトウ総合音響の電磁波対策アクセサリ、人柱購入してみました(爆) へ続く予定〜。

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ゴトウ総合音響・東京試聴会 その2

ゴトウ総合音響試聴会 その1

ROTEL事務所に併設されている個室(応接室?)の方には、ゴトウオリジナルのカーボンインシュレーター上に設置されたB&W804Sゴトウチューンと804ノーマルモデルに、SACDプレーヤーがMARANTZ SA-11S1ノーマル及びチューンド、アンプはゴトウ総合音響が一押しのハイエンド国産アンプロマネスクのセパレートモデル。B&W804のゴトウチューン側にはオリジナルのフェイジングプラグも装着されていました。あと、ROTEL社内なのにこちらにローテル製品が無いぞぅ(爆) 電源ケーブル類はキンバーケーブルicon、電源タップはAcoustic Revive RTP-6、その他室内にはかなりの数の電磁波対策アクセサリーがちりばめられいて、数枚のプラズマシートSP、プラズマシートG、スパイラルシールド、シンクロシート、ルームチューンポール、各機器にはダイヤシールの貼り付けなどの対策が施されています。これについてはパート3にて特集します。

【以下、展示機種】

■ROTEL試聴室(6畳くらいの木造、絨毯敷き)

*プリアンプ&パワーアンプ
 ロマネスク MODEL.・RmC#7 RMP-7

*SACDプレーヤー
 MARANTZ SA11S1(ゴトウチューン)
 MARANTZ SA-11S1(一般市販品)

*スピーカー
 B&W 804S(ゴトウチューン)
 B&W 804S(一般市販品)


【アクセサリー類】

*RCAケーブル
 ロマネスク RGC-50
 PAD(型番不明・コロッサス?)

*スピーカーケーブル
 オリジナルGWL処理済みPCOCC単線ケーブル

*電源ケーブル
 Kimber Cable PKシリーズicon

*AC電源ボックス
 Acoustic Revive RTP-6
AcousticRevive RTP-6Evolution 電源ボックス

その他: ゴトウオリジナルの電磁波対策アクセサリー

出てくる音の方向性基本的に前述のB&W805S+ローテルに類似していて、どちらも後藤さんが持ち込んだ電磁波対策アクセサリの影響がかなり強いことが伺えます。一般的なB&Wノーチラス804モニターの能力からイメージされる鮮烈なハイスピードサウンドではなく、どの帯域にも固有の強調感が感じられない自然で虚飾のないサウンド。よってビジュアル的に広大な音場が迫ってくるような凄い高音質!ではありませんが、長く聴き続けていても聴き疲れしないであろう素朴で優しい感触です。音場が自然なために、オーディオであることをことさら意識させない点が最大のポイントでしょう。

■B&W 804S
B&W 804S 単品スピーカーB&W 804S 3ウェイトールボーイスピーカー
B&W 804Sの一般市販品ゴトウチューンモデルの比較ですが、これはもうまるで別物。切り替えるとノーマルモデルはユニットが微妙に揃わずバラバラに動作しているようにきこえますが、ゴトウチューンの方はウーハーの制動力が増し、聴感F特の凹凸が解消し帯域の一体感があります。情報量や音像のシャープネスも別格。ノーチラストゥイーター特有のの高域が歪んだり、ドライブ力が不足した際に起こりがちな残響が上方に拡散したりする部分が全く感じられません。基本的にはB&W 805Sでの違いと似ていますが、チューンモデルは単純な構造よりも、複数のユニットを搭載したスピーカーの方がその位相整合効果をより発揮しやすいのではないかと感じます。スピーカーの再現がソースに忠実になり、キャラクターが更に排除される方向で、チューンモデルの方がよりB&Wのモニタースピーカーとしてのフィロソフィを忠実に体現できているようでした。

■MARANTZ SA-11S1
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MARANTZ SA-11の一般市販品チューンモデルの比較はSA-15S1での違いと一緒なので割愛します。ノーマルのSA15-S1やSA11S1の音質に限界を感じているユーザーは、こういったショップチューンを後からしてみるのもありでしょう。同クラスの国産中級機で変に買い換えるよりもずっと確実にグレードアップする筈です。

ロマネスク MODEL.・RmC#7 RMP-7

ロマネスクのアンプに関しては、ローテル等他に直接比較する条件になかったので詳細は良く判らず。。。見た目はもろにガレージメーカー製。トータルの音の印象からするとストレートで色付けのないサウンド。

■RCAピンケーブル
 PAD(注:型番不明)とロマネスク RCG-50の比較

RGC50







単線ケーブルであるロマネスクRGC50(約9万円)の音質が如何に素晴らしいか、Purist Audio Design製RCAケーブルの15万クラス(注:型番不明・コロッサスかミメイシス?)との比較対決。ロマネスクからPADに換えると、音場が奥に引っ込み、音色は独特の翳りのあるベールを被ったようにほの暗く甘くなります。表現は大人しめで上品。PADですのでこのクラスのケーブルとしては解像度は格別高くはありません。まぁPADを求めるユーザーに殊更情報量云々の方は少ないと思いますが、この奥に音像が整然と並ぶ位相の丁寧さとリッチな音楽性、豊かな表現力は個人的にはかなり好印象です♪

再びロマネスクに戻す。とにかく鮮度が高いです。音がハイスピードに前に出てきて実体感がある。解像度はPADとは桁違い、単線ケーブル特有の刺身のようなストレートさと、上方へ倍音や残響の濁りのない再現。これは、他の国産ガレージメーカー系ハイエンド単線ケーブルの類にも共通するモニター的でストレートな再現力だと言えるでしょう。録音されたソースの音に忠実。逆に色気や演出感は少なく、PADとの比較は赤ワインにフォアグラのソテーに対し、お刺身と日本酒、どっちが好き?みたいなものだと思いました。ロマネスクは録音スタジオで直にモニターしているような音ではありますが、PADの方がコンサートホールの雰囲気と奏者の温度感を上手く再構築しているようにも感じます。

PADはハイエンドケーブルの中でも、単純な音質を追求せず、独特の世界観と表現でホログラフィックに音空間を演出をする麻薬的な魅力のあるケーブルで、録音への脚色が激しく演出系という意味では私の使うシルテックなどとも良い勝負。コッテリした西洋料理の世界ですので音色が好みに合わないときっと胸焼けを起こします。PADやSILTECHなどはこの意味ではモニターサウンドと対極にある最右翼と言ってもいい。そういったケーブルとロマネスク。まるで音楽に対するフィロソフィが異なるこの比較がフェアか?となると些か疑問点もありますが、とにかく鮮度や録音ソースに対してのモニター的な正確さという点ではロマネスクの方が数段上で、その意味ではこういったストレートな高音質を支持される方々も多いと思います。ただ、個人的な意見では「録音に忠実」なオーディオ機器も大切ですが、音響機器の枠を超え、演奏家が込めた音楽表現、感情に忠実な再現を目指す、芸術性・精神性に踏み込んだ再生芸術の世界も必要だと思う。よってやや脚色過多+トンデモプライスの為に評価対象外にしてきたPADを、今回の比較では個人的に図らずも見直す結果になりました。

その3 怪しい電磁波対策アクセサリーの効果は如何に?へ続く

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ゴトウ総合音響・東京試聴会 その1

後藤総合音響と言えば、オーディオマニアの間では有名な名古屋の老舗オーディオショップ。オリジナルのチューンや一部怪しげな電波アクセサリ(爆)等でご存じの方も多いと思います。今回、後藤さんの試聴会が初めて?東京で開催される事となり、先週末はそちらのイベントに参加して参りました。名古屋のお店に行った事がない私にとって、今回が後藤サウンド初体験になります。

私がピュアオーディオにのめり込む様になったそもそもの始まりが、今から15年くらい前に後藤総合音響さんから送られて来た一通のダイレクトメールからでした。当時中学生だった私がオーディオに興味がある等という個人情報を何処で手に入れられたのか・・・今考えるとかなり不思議wなのですが、音楽性を感じられるオーディオ機器とはなんぞや!といった趣旨の事がびっしりと書かれたプリントには、クリークNaim(ネイム)サイラスミッション、リンクス、Aura、B&WARリニアムPHILIPS等、当時やっと認知され始めた欧州製の廉価なオーディオ機器が多数紹介がされていて、それまで国産ベストバイ商品の存在しか知らなかった私にとって、これらのDMが新たなオーディオ趣味の世界を開拓する福音になった訳です。

その当時電話で後藤さんには2.3度アドバイスを頂き、イソダケーブル一式に始まりCREEK 4240、PHILIPS AZ6829、ワーフェデール ダイヤモンド垢覆匹愡笋離轡好謄爐亙儔修靴討いました。今でもゴトウさんから来た当時のDMは一枚残らず捨てずにファイルしてあります。

試聴会の場所は東京都町田市野津田594にあるローテル事務所兼倉庫。横浜の自宅からは車で近所です。ROTELが町田市内にあるのは以前よりカタログで知っていたのですが、看板が出ていないので普通に生活していたらまず気がつかない場所。当日も見つからなくて前を何度も行ったり来たりしてしまった・・・。今後も予定している試聴会へ参加する方に目印を一つ。通りを挟んで「サラダ館」の斜め向かいにありますので、サラダ館のの看板を目印にすればばっちりです。敷地は結構広くて車も沢山止められます。
ROTEL02






ROTELはヨーロッパやアメリカでは割と知られた日本のメーカーですが、殆ど輸出に特化した製品ばかりで、国内での販売網が薄く、オーディオマニア以外には余り知られていません。元々は英国人トニー・ミルズ氏による設計のアンプやCDプレーヤーで、その外観や回路設計、コンセプト、音質、どれをとっても一般的な日本製の製品とは一線を画す英国的なコンセプトの製品と言えるでしょう。モニタースピーカーの最高峰、イギリスB&Wがデモ用のリファレンスアンプとして採用したことでも知られていて、透明感が高くストレートで固有の色付けのないシンプルな音作りが特徴です。音場の展開は大変オーソドックスな一昔前のヨーロピアンオーディオ的であり、ローテルの誠実な音と比較すると、一般的な国産メーカーの音作りはかなり派手でオリエンタルなニュアンスに溢れるエキゾチックサウンドに聞こえるようになります(爆)

o-greenROTELのコンパクトデジタルプリメインアンプ RDA-06をレビューしてみる。

さて、肝心の試聴会ですが、場所が事務所と言うことから、事務用品その他で室内が散らかりまくりというか、広さはかなりあるのですが、試聴スペースがまともに確保できず正直かなり劣悪な条件。音楽を鳴らすと部屋中あちこちが共振してしまうので、もうちょっと片付ける準備時間があれば良かったのですが、後藤さんも間借りしている立場なので、あまりローテルのご迷惑になることは出来ないみたいです。別に6畳間の試聴室があり、音響的に良好とまではいきませんが、こちらはそれなりの条件で試聴できるようになっていました。

【今回試聴した機種一覧はこちらです】

■事務所(アバウトに30畳くらいの部屋の片隅)

*プリメインアンプ
 ROTEL RA1070(ゴトウチューン)

*プリアンプ
 ROTEL RC1090(ゴトウチューン)

*パワーアンプ
 ROTEL RB1080(ゴトウチューン)

*CDプレーヤー
 ROTEL RCD1072(ゴトウチューン)

*SACDプレーヤー
 MARANTZ SA-15S1(ノーマル)
 MARANTZ SA-15S1(ゴトウチューン)

*スピーカー
 B&W 805S(ノーマル)
 B&W805S(ゴトウチューン)
 B&W CM1(ノーマル)icon
 B&W CM1(ゴトウチューン)
 (スタンドにアコースティックリバイブRSS-401を使用)

【アクセサリー類】

*RCAケーブル
 ロマネスク RGC50
*スピーカーケーブル
 ゴトウオリジナルGWL処理済みPCOCC単線ケーブル
*電源ケーブル
 Kimber Cable PKシリーズicon
*電源タップ
 BELDEN PS-1850
その他: ゴトウオリジナルの電磁波対策アクセサリ

さて、肝心の音質レポートです。セッティングして間もない上にルームアコーステッィクや電源の条件が劣悪なため、本当の意味でゴトウ総合音響のサウンドクオリティを再現できていた訳ではありません。実際にお店に行かれたことのある方に訊くと、お店の音質はこんなものではないとの話です。とはいえ、限られた試聴条件の中で、とりあえずそれらのニュアンスを感じ取ることは出来ました。

■B&W805S ノーマルVSゴトウチューン
B&W 805S 単品スピーカー
最初に聴いた組み合わせがローテルRA1070をプリに使いRB1080をパワー、CDPはMARANTZ SA-15S1、スピーカーがB&Wノーチラス805Sです。全てゴトウチューン仕様ですが、ローテルのパワーアンプ経由らしい安定感のある素朴なサウンドを聴かせる物で、805S特有のツイーターがキンキン歪む感じは全く感じられません。インパクトのある音ではありませんが、色付けや虚飾のない自然な印象の音質です。暫く聴いた後、805Sをノーマルに切り替えます。全体に音が上ずった感じになり、低域が出なくなります。逆に高域は響き(付帯音?)が増え広がり感が出ます。805Sの弱点であるトゥイーターに音場が引っ張られウーハーが動かない感じが目立ちます。再びチューンモデルに戻すとまるで解像度が違う。スピーカーの間に音像がキリッとシャープに絞られ、よりモニター的で節度のある鳴り方にかわります。表現力の部分ではノーマルに比べ多少生真面目で折り目正しくなる印象です。B&W805の持つモニター的な側面を際立たせているのは明らかにゴトウチューンの方。反面ノーマルモデルには詰めの甘さ・・・遊びがあるというか、チューンと比べてしまうと曖昧に響かせている部分が案外うちのスピーカー(ウィーンアコースティックT-2)に方向性として多少似ているなぁと感じます。勿論モニターライクなB&Wと演出系のVienna Acousticsはまるで違うスピーカーではありますが、最後の本質の部分でという意味です。元々805Sはアキュレートなサウンドと引き換えに神経質で聴き手に安らぎを与えにくいソリッドなスピーカですが、ノーマルではそれでも未だ詰めの甘い部分があったみたい。チューンモデルは更にモニタースピーカーらしく厳格になります。

■MARANTZ SA-15S1 ノーマルVSゴトウチューン
marantz SA-15S1【期間限定特価】
チューンは電源の強化とクロック交換。あ〜これは書くのがバカらしくなるくらい違います。欠点を見つけられないくらい全面的にゴトウチューンの方が良い。実売価格は約10万円の違いですが、SACDプレーヤーとしての違いは中級機とハイエンドクラスの差。ゴトウチューンからノーマルにするとあまりの音質の落差にええっ!マジですか?となります。比べる前は最先端の良い音だと思っていたSA-15S1がこんなに音が浅くて軽くてショボかったとは・・・_| ̄|○ ちなみに別室で上位機種のマランツSA-11S1でも同様の比較をしましたが、落差は全く一緒の傾向。同時に比べていないので何ともいえませんが、チューンした15S1とノーマルの11S1と比較したら・・・どうなるのか(滝汗)。クロック交換は通常、時間軸精度改善から来る音質向上と引き換えに、各プレーヤー固有の色付け・キャラクターを排除する方向へ向かう点から、個人的に微妙に躊躇していた部分があったのですが、ゴトウの電源+クロックチューンの場合、音楽性の面でもノーマルモデルとは比較にならないくらい良好になります。しかもこのチューンで元々のMARANTZが持つ明るくスイートなサウンドキャラクターが変わる訳ではなく、単純に音質が数段底上げされ、表現力まで向上している感じです。B&W 805Sのスピーカーチューンより個人的には好感触♪

■MARANTZ SA-15S1(チューンド) VS ROTEL RCD1072(チューンド)
RCD1972

アンプと純正組み合わせになる分ローテルの方が有利かと思いきやそうでもない・・・。音に安定感のあるSA-15S1と比べ、RCD1072は音が全体に軽く低域が浅い。十分な情報量にMARANTZのキャラクターを適度に音色に乗せている現代的なSA-15S1と比べてしまうと、RCD1072はどうしても音質が少し軽く情報量も不足気味ですが、スッキリしていて清涼感のある中高域の冴えた切れ込みや爽やかな倍音の広がり感はローテルの方が魅力的な印象で、音楽の彫りは浅いけれど軽妙なニュアンス感があります。バロック音楽なんかはRCD1072の方が良さそう。個人的には爽やかで好感の持てる音傾向ですが、客観論ではSA-15S1(ゴトウチューン)の方が2グレードくらい上の感じ。でもソフトを楽しむ上でHDCD対応はちょっと良いかも。RCD1072のノーマルVSチューンの比較は、SA-15S1での差から類推すると敢えてやるまでもない感じ。

試聴室での試聴レポートはその2へ

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アンネ・ゾフィー・ムター モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集4

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集ムター(アンネ=ゾフィー) ガルリツキー(ボリス) バシュメット(ユーリ)

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アンネ・ゾフィー・ムターの弾き振りによる、
モーツァルト・ヴァイオリン協奏曲全集。2枚組。
録音は多少のバラツキは有りますが概ね良好。
近年のDGらしいデジタル的なクリアで明るく立体的なサウンド。少々突っ張ったような感じでナチュラルさが足りないのはご愛嬌。

演奏もちょいごついけどまぁまぁ。
音楽の抑揚や流れのスムーズさよりは、
生命力溢れる力感と立体的な構築力が魅力。
解釈は時々個性的ですが、概ね普通の範疇かな。
特にヴィオラのユーリ・バシュメットとの共演になる協奏交響曲変ホ長調K.364は演奏/録音共に非常に素晴らしい出来だと感じます。この曲のためだけでも買う価値は十二分にあります。

評価が★4つなのは同じDGのオーギュスタン・デュメイ盤がもっと良いと思うから。客観的には★5つでも全然おかしくない特選盤です。

↓はDVD盤
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集ムター(アンネ=ゾフィー) カメラータ・ザルツブルク

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