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March 2008

CREEK(クリーク)EVO-CDのエージング後・・・

クリーク関連エントリ一覧

さて、購入してから一ヶ月半が経過したCREEK EVOLUTION-CD。殆ど24時間通電していたのが良かったのか、いまでは高域のキンキンした歪み感はなりを潜めました。結果、音色が少しマイルドになってしまいましたので、歪みっぽかったときの高域の高解像感や緊張感のあるハイエンドな雰囲気もちょっぴり懐かしかったり。
CREEK EVOLUTION CD PLAYER

こちらの記事で紹介したように、当初のキンキン問題にはオルトフォンのPSC-3500XG SILVERで対応していたのですが、基本的にCREEKの持つヨーロピアンテイストの音質とは全く異なる音調の電源ケーブルで、EVO-CDの持ち味を引き出している音質とは云いがたく、結局元の●Kharma KPCReference/1a(後期)へ戻してしまいました。割と高域のキツいケーブルですので、本体にエージング不足による歪み感が残っていた場合、この組み合わせは聴くに耐えない音質になる筈ですが、今回は全く問題ありませんでした。グレードの高いカーマに戻して判ったのは、やはりPSC-3500XGの解像度が低く、やや不明瞭に過ぎるのと、音がふくよかすぎて音像の実体感が出にくかったことです。このモワッとしたんじは音質は時に耳に残り、テレビの音や自分で弾くピアノの音が変になって聞こえる程でした。
Ortofon PSC3500XG SILVER

しかし、この状態の音質もイマイチ納得がいく状態ではありません。3月の間悩んでいたのですが、音質は良好で歪み感も問題ありませんが、中域の輝き感を伴うテンション・・・突っ張り感が時として鼻に付き、なんというか、中域〜中高域の密度が過剰でピアノの芯・・・ピアノ線の震動感が強すぎるのです。弦楽器もビブラートがリアルではありますが、そこだけ誇張されている感は否めません。インシュレーターで喩えるなら真鍮の響きが乗っているかのようなイメージです。相対的に超高域が伸張しているわけでもなく、低域の薄さ(下位機種故の宿命か・・・)もあって、中域の独特のテンションが、喩えると喉の奥に魚の骨が刺さったみたいな感じであまり気持ちよく無いのです。これをCDプレーヤーのキャラクターとして受け入れるには、私が好みで許せるレベルをほんの少し逸脱しています。

とりあえず、AUDIO REPLUS(オーディオリプラス)OPT-1をで三点支持にする事で潤いと柔らかさが加わり、アタックもマイルドになるため、ある程度はテンションを緩ませることが出来ますが、それでもまだ不十分。。。電源ケーブルとRCAケーブルの解像度の高さがアタックを誇張している部分もありますので、電源ケーブルをマイルドな音質の●(初期型)KPCリファレンス、RCAケーブルをやたら繊細で輪郭が目立つレッドローズミュージック1934よりはまともな音質のイソダHA-08PSR改へ変更。低域と高域のレンジ感は削がれますが、これで大分柔らかさとマイルドさは加わります。ちなみに電源ケーブルの変更はそれなりに変化がありますが、RCAケーブルでの音色差は電源に比べてかなり小さく、このCDプレーヤーの音質は結構自己主張が強いみたい。

結果、そこそこ緩和されたとは云え、この状態でもまだそれなりに中域の骨っぽさは残ります。。。。。うーんどうにかならない物かしら・・・。上位のCD50系(現行の<CLASSIC-CD>)は、もっと柔らかく音楽的で、こういったテンションの張りは感じなかったと思うのです。うーん・・・EVOの持ち味として受け入れるしかないのか・・・。なんだか微妙な気分の今日この頃なのでした。

少し心当たりがあるのは、震動の影響。このプレーヤー、鉄板のカバーと5mm厚のアルミフロントパネルなど、カバーを外すのに苦労するくらい筐体の精度が高くてリジットなのは良いのですが、音楽再生中に触ってみると、音圧でもの凄く震動するのです。筐体が6kgと軽量な上、放熱用の溝が筐体に全くないのが影響しているのかも。重さの大して変わらないプリメインアンプのTAG McLaren 60iも震動が大きい方ですが、放熱スリットがあるためか流石にここまでビリビリ震動しませんし、手持ちの他のプレーヤーも同様。CECのベルトドライブCDプレーヤーなんて全く震動しません。震動を逃せていないのが如実に判る点として、コンと叩いたり、本体をラック内で動かしてみただけで簡単に音飛びを起こします。たぶん、メカも基盤も筐体にガッチリ取り付けられていて、外部震動の逃げ場がないのでしょう。それが音の立ち上がりのテンションと骨っぽさに繋がっている部分があるような気がするのです。天板の内側や低板にダンピング材などを張り付けてみると音質的に大きな変化が現れるかも知れません。とりあえず検索して見つけたのがこちら。

木曽興業(fo.Q)薄型高性能制振テープTA-52
或いは、シート状のfo.Q A-102など。

木曽興業 高性能制震材fo.Q(フォック)とは?

J1プロジェクト IDSコンポジットマテリアルT T-03/2010
→J1プロジェクトの記事はこちら

セイシン 制振合金・粉体シートSPS-01A4

下二つは今までに使った同ブランドの他のアクセサリーから音質傾向がイメージできます。fo.Qは仕様経験がありませんが、上のリンクのレビューでは結構絶賛されてますので、チョット興味があるかも・・・。

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クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その4

クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その1
クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その2
クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その3

話を元に戻します。私は歴史的名盤と呼ばれるものを否定しているのではありません。そう呼ばれている録音の中に、自分でとても気にいる演奏が多々ありますし、ウゲェ吐きそうwと感じる演奏もあります。疑問に思うのは音楽それ自体ではなく、それを神格化して絶対視する一部クラシックリスナーの姿勢です。そして、ある録音が歴史的名盤と呼ばれることの価値に個人的に重きを置いていないのです。だって、歴史的名盤より趣味に合う、好感が持てる演奏が実際に世の中にはいっぱいありますし、音楽ってのは、名演奏家と呼ばれる音楽家のリサイタルで、酷い演奏にも拘わらず聴衆が拍手台喝采で思いっきりしらけたり、たまたま手に入ったチケットの、無名の演奏家による、技術面では拙くても感動的だったり、音楽への誠実な演奏に感動したりするものだからです。歴史的名盤の良さも知らずに、最近の安っぽい演奏を評価しているなんてバカだねぇと思われても、その価値観は本当にあんたの物か?他人に教えられたお仕着せの価値観をコピーしているだけじゃないの?と問い返したくなるのです。

HMViconで売ってる訳の分からない安物の輸入盤の山、名盤とは呼ばれない、名演奏家でもない、再プレスだってされるか分からない。そんな中に、ほお綴りしたくなるような名演や、謎の高音質盤がちらほら隠れていたりする。それがクラシック音楽のレコード集めの醍醐味じゃないかしら?少なくとも私にとってはそう。
南の島のフローネ?
きっと私が無人島に何枚かCDを持って行くとしたら、それは、お偉い先生様の評価とは関係なく、自分が幼少期に、或いは青春時代の思い出と重なる録音のいくつかになる筈。大体、レコードレビューにしたって、歴史的名盤の蘊蓄を並べた堅苦しいレビューより、有名無名を問わず、自分が好きな録音や演奏家に向けた熱いメッセージを語るネットの素人の落書きの方がよっぽど面白いですしね。(この文章を書いた切っ掛けは、某所で音楽教師の方にネット上のクラシック音楽の素人批評が小馬鹿にされていたからです。)
ONTOMO MOOK クラシック不滅の名盤1000 (ONTOMO MOOK)
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star「不滅の名盤」も悪くないが・・・・・・・

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むしろネット世論の良さはそこでしょう。歴史的名盤を知りたければ、本屋にいってその手の本を買えば、懇切丁寧にリストアップされてます。或いはそういう権威主義的バイアスに飾られたレビューを拾うのはたやすい。でも、もうそういうのは飽きた、或いはそもそも堅苦しいクラシック音楽なんていらね〜!って人も居るわけです。ロングテールという言葉に代表されるように、ネット世論の良いところは、個人がそれぞれの想いの中の小さな名盤にもスポットライトを当てられること。社会的評価や権威とは関係なく、其処にはその人それぞれの生い立ちと経験に基づく好き嫌いと評価の声がある。書き手と読み手がそこに変な権威を持ち込まない限り、それが時にトンデモ評論だったり電波でも偏っていても、余程の事がない限り私は構わないと思うのです。

ちなみにその某所を拝見して同意できるのは、OIBPのリマスターが最悪って話し。これについては諸手を挙げて賛成w OIBPに限らず他のリマスターも大抵悲惨ですけど。。。元々16ビットで録った初期のデジタル録音をハイサンプリング化する必要はありませんし、20〜24bitでA/D変換したデータを圧縮して無理矢理CDに詰めるからデジタルプロセッサーの変なキャラクターが乗っかってこうなるのです。(注:リマスターが成功してるケースもあります)

でも、

>CDプレーヤーは、本格的な音楽鑑賞には適さない装置ではないか

これには賛同できません。鉄くずとかガラクタとか、喧嘩売ってんのかこのやろう(笑) リアルタイム1倍速でもメカとディスクが壊れてなければデータ自体はちゃんと100%読めてますし。読めてないという人は証明すべきw デジタルで起こる音質変化の問題点は、時間軸管理の甘さやD/A変換の不安定さなど、きっと別の所にあるのだと私は思ってます。まぁこれも証明できない仮説ですから、理屈っぽい連中には受け入れがたいデムパ話なのですけどね♪

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クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その3

クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その2
クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その1

それから、人間というのは時に本人が思っている以上に表面的だと云うこと。特に権威的な見方をする場合は尚更怪しい。クラシック音楽の世界でも、美術の世界でも、過去、当人の存命時にはその音楽会だの美術界だのというお高く止まった社会に評価されず無名だった作品が、死後にとある切っ掛けから脚光を浴びて再評価されたり、或いはその時代に名を馳せた作品の評価が、後の時代に地に落ちたりします。その評価の再考の引き金になるのは、ある種の評論家の発言だったり、アーティストの言葉や発掘行動だったりする訳ですが、そんな状況で本当にその名盤が普遍的なものと云えるのでしょうか? だいいち、それらに靡いて数的評価を左右する人間、大衆の質はいつの時代もそうそう変わるものではないでしょう?
朝
基本的に私は大衆に評価される音楽というものは懐疑的です。その時代の空気を代表するという意味合いは別として、少なくとも音楽的に見れば、音楽が質的に優れているかどうかでレコードが売れるわけではありません。大衆の支持、レコードの売り上げならモーニング娘はあらゆるクラシックを超えた最高の音楽って事になる。クラシックのリスナーはそんなにバカじゃない?いやいや、同じ人間です。ただちょっと高いプライドを振りかざしてはいますが、平均化された判断力なんてそれ以外の人間との違いはありません。むしろ、勘違いとプライドが服を着て歩く薄っぺらい連中といったら袋だたきにされちゃうか(爆) ここまで言う以上、それはお前だろってツッコミは甘んじて受けるけどなw・・・orz

でも、大衆音楽がサービス・娯楽で、クラシック音楽が芸術・学問であるという考え方には心底同意できかねます。何か根本的に違いませんか?それは。

前述したように、名盤を定義する人、権威付け出来るつもりで居る人は数少ない上に、自己判断の出来ないリスナーはその権威になびきやすい。音楽を解っていそうな人物へ自己判断を、どうしても大衆は委ねてしまう。特にクラシック音楽のように本来の娯楽から離れて、不思議と学問の風味を帯びた世界では、そういったお仕着せの価値観が強くなります。音楽を体感、主観としての生きた芸術として感じる前に、音学w知識として頭で受け止めるような表面的な聴き方や、言葉遊びの解釈を是とする感性の貧しい知識人。そしてそんな一部の批評家の一方的な価値観のフィルターを介しつつ、大小様々な商業主義的販促キャンペーンの恩恵を浴びながら歴史的名盤が出来上がる。といったら斜めに見過ぎかしら?(その4へつづく)

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オヤイデのメガネ型電源ケーブルL/i15 dpcってどうだろう・・・?

2008年3月24日のYahoo!ショッピングのセールですけれども、今月は結局オヤイデのメガネ型電源ケーブルL/i15dpcを購入しました〜。しかも2本\(^^@)/

L/i15dpcは2001年に発売に発売されたオヤイデのロングラン製品ですが、当時、数少ないオーディオ用に作られたC7規格(メガネプラグ)の電源ケーブルでした。当時はまだ高音質を謳うメガネ型電源ケーブルが他に殆ど存在せず、また、自作するにもパーツが?といった感じで、商品数が増えて自作も容易になった近年とは隔世の感があります。導体はたしかOFC。初期型は金メッキプラグだったのが、後期はマイナーチェンジでロジウムメッキプラグに変更されています。私が入手したのはL/i15dpcのロジウムメッキタイプですね。(注:この後、導体変更されて2010年にPCOCC導体のL/i15 EMX→2017年に“102 SSC”導体のL/i15 EMX V2とマイナーチェンジされています。)
L/i15dpc オヤイデ
見た目はこんな感じで、なんだろう・・・しょ〜じきコタツの電源コードみたいな感じかと(爆)。緑色は綺麗ですけれど、昭和家電臭のするプラグがどうにもクラシカルな雰囲気を醸し出しております。非常に取り回しの良いふにゃけた柔らかい電源ケーブルで、後継モデルのL/i15 EMXはPCOCCにもかかわらずこちらもふにゃふにゃみたいです。>>READ MORE

クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その2

クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その1

名盤、名演奏、と呼ばれるものが、多くの場合、確かに優れた演奏である事は否定しません。私は好みませんが、ある種の知的テクニックとして、客観的に名盤が名盤たる部分の蘊蓄を語ったり、それをセレクトすることも出来るでしょう。ただ、個人として正直にそれが好きか?と問われた場合、それは録音によって種々様々なのも事実です。実際には、名盤と呼ばれるものでも苦手な物が沢山ありますし、嫌いな演奏家も嫌いな曲もある。また、良いのは解るが感動出来ない、内心ピンと来ないものも沢山あります。

そんなとき、もし自分の価値観が他人の作った物差しのお仕着せであったり、自分の感覚に自信がない場合、権威付けされた世論と異なる解釈を提示するのは極めて難しくなりますし、それでもクラシック音楽を聴き続けるには、権威を信じて疑わない人になるか、むしろ自分の感性を疑って自己否定をしつつ、クラシック音楽は難しいと尻込みしてしまうか、反論を恐れて誰にも好みを語れない人になるか、そんな所ではないでしょうか。
ローゼンクイーン
では、どうして私が名盤に迎合しないのか?第一、私には「名盤として評価されている」事以外に、自分の中で音楽の「好き嫌い」の明確な基準があります。まぁハッキリ言ってしまえば、客観的な演奏技術や音楽の解釈、表現の深さや濃さ、音楽的な完成度よりも、自分で音楽を好きで聴く以上は、何と言われようと、それら以前に、生理的・直感的な「好き嫌い」の方が大事です。だから、CDを買うときに名盤だからなんて理由で手にしたことは殆どありません。むしろ、名盤ですか・・何時でも何処でも聴けるからいらないわね、となる事が多いです(笑) 権威主義的な人々からは、イロモノ系、変わり種のタイ焼きと揶揄されるかも知れませんが、マイナーな演奏家や若手の演奏家の録音でも、演奏者が気に入ればとことん好んで集めます。だって、こっちは二度と出会えないかも知れない一期一会の録音が多いですから!

名盤と呼ばれるものの多くは、良くも悪くも「濃い」演奏が多いです。この「濃い」という部分は、裏を返すと癖が強く、生理的な好き嫌いが分かれて(評価が二分されて)当然なのです。たとえば、名演奏家であっても、人間的に、生理的に苦手な人の演奏する、濃い演奏に触れたとき、その感覚的なインパクトの濃さからも、解釈の細部からも、ある程度経験を積むことで、知的、論理的な意識を交えつつ、音楽的な凄さを客観的に判断することは可能です。ただ、人間は客観じゃなくて主観で音楽を聴いている訳で、気質が合わない人にとって、名演奏と呼ばれるものが時に好きになれないとか、音楽として生理的には不快感、「気持ち悪い」という嫌悪感を感じたとしても、仕方ないと思うのです。或いは、嫌いじゃないけど疲れるとか。

ある人々に強烈な同調感やシンパシーを与える演奏というのは、裏を返せばそうでない人からすると不快な演奏だったりしてもおかしくない。音楽には万人に認められ、受け入れられる名演というのもありますが、クラシックの世界で、名盤と呼ばれているものの多くは果たしてそうかしらと?。勿論、そうした演奏もありますが、誤解を恐れつつ本音を云うと、その多くは、特定の人種が好む演奏が、名盤、定番として権威的にもてはやされているだけではないかな?と感じる事が多々あるのです。
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ショパン 練習曲集 マウリツィオ・ポリーニ(p)icon

名盤を知っていて評価できるというのは、クラシック音楽趣味という狭い世界の中で、ある種の知的、社会的ステイタスの誇示にも繋がるのかも知れませんが、私はたとえそれが名盤でも、嫌いな演奏や、好きになれない音楽を、さも良き理解者であるかのように蘊蓄でもって語ることは出来ないし、解りもしないのに解ったように振る舞うつもりもないし、振る舞いたくもない。だからといって、自分が理解できない音楽を講釈垂れて否定するつもりもありません。

更に、こういった歴史的名盤至上的な価値観で気になるのは、そういった過去の演奏家や作曲家が過度に持て囃されることで神格化される点です。神格化しないと正当化できなくなるからなのかもですが、実際には演奏家も作曲家もタダの人間です。人格の偏りもあるし駄目人間も多い。日本人は特に、海外の演奏家について、巨匠とか神様扱いしたりしますが、同じ人物の人間性や私生活の滅茶苦茶さや音楽面での軽薄発言を同国人の先生に聞かされて、地に落ちまくりの人としての評価に、予言者は故郷では敬われないというキリストの言葉を思い出したりするのです。作曲家が主語の場合も然り、彼らは神ではない。その前に跪くように同一曲の演奏を並べて、演奏の上下を論じることに本当に意味があるのか?私は間違いなく上手だが、生理的に好きになれない演奏より、下手くそでも好感が持てる演奏を手元に置きたいと思うのですが。。。(その3へつづく)

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クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その1

(以下、2008年3月に書いた記事ですが、当初掲載していた他者様のブログ記事の批判的な無断引用は、良く考えるとかなり不穏当な行為ですし、見方によっては先方の誹謗中傷とも取れますので、内容を改めて大幅修正しました。)

今日は、クラシックの歴史的名盤、定番の聴き方?について書いてみます。

考えてみると、私はこのブログでCDを紹介する際、歴史的名盤だからという理由で紹介したことはあまり、というか殆ど無かったと思います。(それ以前に紹介しているCDが少なすぎですが・・・)

というのも、そもそも私は歴史的名盤というものに正直なところあまり興味がありません。クラシック音楽を志した以上その手の録音には色々と触れてきましたし、FMを流していれば名盤が否応なしに流れてきますし、自分の趣味趣向が良くわからずにいた時代、一通りクラシック音楽をのCDを学習目的で集めようとすると、各レーベルが推奨する名盤○○選など、教科書的な録音全集を通過せざるを得ません。

しかし、その様に、クラシック音楽界や評論家を通して、歴史的名盤等と呼ばれていつの間にか神格化されている演奏を、正直な私の感性として、私個人が必ずしも良い演奏だと感じるとは限らない、、、という事実に結構早いうちから気付いていたとでも言いましょうか。。。

私は基本的に無闇に他人の評価に同調したり、権威に迎合することが嫌いです。そして必ずしも名盤に迎合しない感性には、自分なりに自信を持っています。例えば、ブログを始めた頃に書いた記事で、相互リンク先で推奨していたバーンスタインのマーラー交響曲第5番を、気持ち悪くて聴けない云々とのたまって、絶賛していた皆さんに水を差しつつ混乱させた事があったように・・・(滝汗) 補足:バーンスタイン自体は決して嫌いじゃないです。
ばらの騎士
クラシック音楽というのは作曲家や演奏者に対してのある種の神格化や権威付けが強烈に浸透している世界です。解釈は本来個人の自由である筈ですが、クラシック音楽には何故かそれが学問であるというような不思議な風潮があり、その結果、「音楽を知っているつもりの人」と「良く知らないつもりの人」の間に生まれる知識や経験のギャップから、上下意識や権威付けが生まれやすいという側面があります。結果、肩書きのある誰かが良いといったものを、自信がない皆さんが、あの権威がそういうのだからと、そういった権威へ迎合して必要以上に神格化する傾向がある。そして、自分の好き嫌いなど持ち出すまでもなく感性をそこに合わせようとする。

そんな中でクラシックのある種の録音が神格化されたり、作曲家や奏者の格付け的な物が生まれつつ、そういった権威主義、評価主義に迎合する事が、上等な音楽を良く知っているという安心感みたいなものにも結びついたりして、クラシック音楽独特の閉鎖的価値観というか、特別意識みたいな物が生まれるのかなと思うのです。クラシック音楽のハイエンド思想とでも呼んじゃいましょうか(笑)→(その2へつづく)

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浅田真央のフリーで流れたショパンの幻想即興曲

昨日スウェーデンのエーテボリで行われたフィギュアスケートの世界選手権の録画放送を観ました。

ショートプログラムで2位に付けた浅田真央ちゃんですが、フリープログラムでは初っ端のジャンプで、飛ぶ直前に大転倒。この時点でもう駄目かと思いましたが、転倒のショックを引きずらずにその後は素晴らしい演技を披露。結果、見事に優勝しました(^^)。テクニカルエレメントでは転倒での−1点がありましたが、それを引きずらずに最後まで溌剌とした演技を続けたことが、かえって審査員の心証を良くしてプレゼンテーションの高得点に繋がったように思います。
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そうそう、真央ちゃんが最近フリーの演技で使っている曲。フィギュアスケートで良く使われるショパンの幻想即興曲なのですが、これが大変に素晴らしい。使われているのは原曲のピアノ曲ではなく、ほぼ原曲通りのピアノを伴奏に、オリジナルのチェロの旋律が入るピアノとチェロの二重奏バージョンなのですが、誰がアレンジしたのか驚くほど良い感じなのです。原曲をスポイルするどころか、ショパンもびっくりのナイスアレンジ。荒川さんがトリノで使った、移調した弦楽合奏版の微妙な幻想即興曲とは大違いです。>>READ MORE

ブイトーニのスパゲッティが店から消えた!

管理人は普段、外はともかく家ではイタリア料理中心の食生活(・・・それしか作れない)なのですが、長年気に入って使い続けてきたパスタのブランドが有名なBuitoni(ブイトーニ)でした。大手スーパーや食料品店なら日本中どこでも取り扱っていましたので、日本人なら大抵の人がいつのまにか口にしていると思います。
プッチーニ
ブイトーニはイタリアのトスカーナ地方で1827年に創業。200年近い歴史がある世界的に有名なパスタブランドです。創業者はジュリア・ブイトーニという若い女性で、土地を抵当に入れ唯一の財産であった真珠の首飾りを質に入れてパスタの製造器を購入し、パスタ製造を始めたそうです。蝶々夫人、トスカなどオペラで有名なクラシック音楽の作曲家、プッチーニが愛したパスタとしても知られ、ブイトーニのパッケージにはこの様なことが書かれていました。>>READ MORE

Maxellの日本製DVD-R@CPRM対応を大人買いしました♪

今日はスグレコで地デジやBSデジタルの録画に使う残り少なくなったCPRM対応DVD-Rを買いに、駐車場の外まで入庫渋滞で大迷惑極まりない激混みのヤマダ電機に突入した訳ですが、なんと以前に紹介した日本製(当時)で管理人お気に入りの日立マクセルのCPRM対応DVD-Rが、売り切り在庫処分で20枚スピンドルパックが1280円(更に10%ポイント!) うぉう!激安っ(@_@;)。しかも無料長期保証で貰える年間商品割引券も使えて、プリンタブルじゃないCPRM対応の国産メディアが一枚あたり57.5円・・・。思わず脳内電卓を弾いてしまった・・・w プリンタブルではないってのがわっち的に重要なんです。→理由はこちら
日立マクセルDVD-R
売り場ににあった他のお買い得スピンドルパックと比較してもダントツの安さ。プリンタブルやCPRM非対応の録画用DVD-Rの50枚パックより単価が安い・・・。勿論プリンタブルで特価品の場合はこれくらいの価格でもネット上の特価品が手に入りますし、更にPC用のデータメディアでしたら国産でも一枚40円前後で手に入りますが、善良な小市民である管理人はコピーガードを解除したりしませんから、ちゃんとデジタル放送録画CPRM対応メディアじゃないと駄目なのですd(^_-)>>READ MORE

モンスターケーブルは「利ざや80%」―それ相応の価値がある技術?


箱ピュアカテゴリ:アメリカ/モンスターケーブル(MonsterCable)
箱ピュアカテゴリ:映像関連アクセサリー
箱ピュアカテゴリ:オーディオビジュアル機器
箱ピュア検索:HDMIケーブル
ONKYO モンスターケーブルMCシリーズのHDMIケーブルを新発売

ふと気が付けば今日は12年5ヶ月ぶりに$1=99円台に。今年は久しぶりにアメリカから色々とオーディオ関連機器を個人輸入するのが旬になりそうです。MLB大好きですので、旅行するのも良いかもね♪ ということで、今日は米最大手のオーディオケーブルメーカーの一つ、Monster Cableのお話です。>>READ MORE

BOSE Micro Music Monitor M3 vs 55WER & Wave Music System

BOSE Micro Music Monitor M3 vs M2 その1
BOSE マイクロミュージックモニター M3 vs M2 その2
BOSE マイクロミュージックモニター M3 vs 125 Westborough/WBS-1EXIV

次はマランツのプリメインアンプPM4001/CDプレーヤーCD5001と組み合わせた、BOSE 55WERはどうでしょう。
BOSE 55WER

こちらは前述したWestBorough 125とは全く異なるコンセプトの製品。アルミニウムエンクロージャーという事もあり、マイクロミュージックモニターM3と音質的な方向性は類似しています。名刺一枚半のサイズと大変にスリムではありますが、トールボーイ型でM3と比べればエンクロージャの容積もあり、ミッドハイを担当するユニットに加えてにウーファーユニットが上下に2基、計4基搭載されていて音の余裕が全然違います。とはいえ、ペアで10万円前後の価格はM3の倍。しかもアンプは別売。音色は明快でクリアですが、ピュアオーディオを指向していると云うよりは、薄型大画面テレビの両脇に、ホームシアターのマルチチャンネルサラウンドで使うことを想定しているようなビジュアル寄りの音傾向で、同価格帯のピュアオーディオ系スピーカーが持つ、音場の広がり感やアコーステッィクで硬軟描き分ける持ち味とは異なる魅力ののスピーカーになると思います。
BOSE 高級シアター5.1ch AM-55

Micro Music Monitor (M3)のキュートなサイズから繰り出されるワイドレンジでクリアな音のギャップから来る驚き感というのは流石にこちらには無く、観た目通りの印象のクリアで洗練された音といったら良いでしょうか。やはりこの種のメタルエンクロージャーの持つ明快なサウンドは、M3の驚異的なコンパクトサイズと価格的な魅力があってこそ、より際立つ部分があるのかも知れません。
MARANTZ PM4001 プリメインアンプ

個人的にはむしろスピーカーよりも繋がれていたPM4001CD5001の音質の良さの方が気になってしまいました。だってこれ、セットでミニコンポより安いのに音質は月とスッポン。マジで買おうかと少しだけ震えが・・・(爆) こちらはマランツのエントリークラスとしてもっとも廉価な組み合わせですが、しっかりピュアオーディオクラスのテイストと音楽的表現力を秘めていて、BOSE 55WERで十二分に音楽を楽しめる快活なサウンドが得られます。
MARANTZ CD5001 CDプレーヤー

Micro Music Monitor M3、このブログでも大分以前に紹介したアコースティックウェーブミュージックシステムIIIやWave Music Systemを比較した場合はどうでしょう。これももはや勝負にならず。価格的にはこの中でM3が一番廉価ですが、機能は別として純然たる音質では上の二つを軽く上回っています。Acoustic Wave Music Systemは良くも悪くもラジカセの延長線上にあるボーズサウンドとでも云いましょうか。共鳴管、アコースティックウェーブガイドから生成される不思議な音場感や、やたらとコンパクトな見た目(注:普通のラジカセよりもずっと小さい)からは想像できない低域の充実感は感じられるものの、スピーカーキャビネットと共鳴管がプラスチックで出来ているため、どうしても響きの音質が軽く、このライブ感がプラスチック素材の箱鳴りであることを意識してしまうのです。

これはあくまでpastel_pianoが木製や金属製エンクロージャーを使ったピュアオーディオスピーカーの音に慣れ親しんでいるからという部分もあり、一般的なプラスチックキャビネットのラジカセやミニコンポ、或いはテレビ内蔵スピーカーの音に親しみ、ピュアオーディオのサウンドに触れる経験の少ない一般ユーザーの場合、それほどの違和感を感じないかも知れませんが、少なくとも音質面でどれが良い?と私に問われる場合は、マイクロミュージックモニターM3か若しくはBOSE コンピューターミュージックモニターM2の方がずっと良いですよと答えたいと思います。

【まとめ】

結論からすると(注:全機種を聴いた訳ではありませんが・・・)BOSEの小型家庭用向けスピーカーや一体型システムの中で、マイクロミュージックモニターM3の音質が一番ハイクオリティであると誤解を恐れつつ書いてしまいましょう(爆) 勿論これは日本の一般的な家庭内で、6畳間のデスクトップやPCオーディオでの箱庭的セッティングで、音量も良識的範囲でという注釈が付きますので、業務用途やPA用途、あるいは音量を上げられるリビングルームでのフルサイズのオーディオシステムやホームシアターとしての迫力ある音質という意味ではありませんので其処は誤解のありませんように。。。しかし、上記のような限られたスペースでの条件であればBOSE製品以外でも、一般的に市販されている5万円未満のPC用スピーカーの殆ど全てと、ずっと大型のスピーカーが同梱された家電系ミニコンポのほぼ全てを音質的に大きく凌駕していると思います。

では、このブログで提唱する箱庭的ピュアオーディオシステムと比較したらどうか?と問われると、そこはやはり譲れません(笑)。ずっと高いんだから当たり前だといわれそうですが、両サイドで紹介しているような小型スピーカーとオーディオ機器の組み合わせでしたら、おかしな組み合わせをしない限りはそれなりにM3の音質を超えられると思います。全部とは云えませんが、まぁそこそこ、、、大方は(^^;

Micro Music Monitor M3とコンピューターミュージックモニターM2は製品が良い意味で完結しています。スピーカーケーブルも交換できませんし、デジタルアンプも内蔵していますから、単品オーディオ的に考えた場合、スピーカーの置き方くらいしか手を出せる場所が無く、カスタマイズする楽しみ限られてしまってつまらないというのも事実です。(繋げるプレーヤーとオーディオクエストMiniシリーズなど高品位なRCA→ミニプラグケーブルで、ある程度の音質変化は楽しめると思います。) さらにアンプ内蔵のアクティブスピーカーという存在は、最も震動の影響を大きく受けるエンクロージャー内にアンプがある時点で、ピュアオーディオ的見地からすると理論的には邪道です。

クリスタルケーブル ピッコロステレオミニ→RCA(1.0m) CP-MINI-RCA-1M(CRYSTALCABLE)

しかしながら、5万円という予算上限と、高さ20cm未満という制限を設けてPC用デスクトップスピーカーとアンプを別々探そうとした場合、M3を超える音質の製品に出会うことは殆ど無理というか、相当に難しくなることは覚悟しないといけません。耳の良い優秀なエンジニアによって作り出された専用設計のアンプというのは、サイズやコストの制限をあっさりひっくり返し、下手な汎用アンプとの組み合わせから生まれる音を凌駕してしまうという結果になるという良い見本がMicro Music Monitor (M3)なのでしょう。

まぁそんなこと言ってもピュアオーディオ至上主義な管理人のことです。ボーズのPC用スピーカーが幾ら高音質だからって、これでピュアオーディオ負けました♪なんてあっさり引き下がる訳にも参りません。今年は高音質なPCオーディオを実現するが一つの目標ですので、打倒BODE M3を目標に掲げ、ピュアオーディオマニアならではの視点によるセレクトで、よりハイレベルなPCオーディオを完成させたいなぁなんと思いつつ、実は既に色々ブツを手に入れ、着々と戦闘準備を整えていたりするのでした♪

ピュアオーディオRANKING←M3欲しい人はとりあえずクリック♪

BOSE マイクロミュージックモニター M3 vs 125 Westborough/WBS-1EXIV

記事の内容とは無関係ですけれど、ほんの僅かに背景色のホワイトに着色してみました。気付いた人はいるかしら?(笑)

BOSE Micro Music Monitor M3 vs M2 その1
BOSE マイクロミュージックモニター M3 vs M2 その2

さてこのMicro Music Monitor (M3)。M2相手ではなく、クオリティの低い数千円のPC用パワードスピーカー相手でもなく、他のより高価格なBOSE製品や、一般的に市販されているミニコンポ、或いは私が提唱しているコンパクトな単品クラスのピュアオーディオシステムやピュアオーディオスピーカーと比べた場合にどの位の音質かなのか、皆様興味がおありのところでしょう。
BOSE Hi-Fiステレオシステム WBS-1EX4

まずBOSEブランドの中で比較できる製品として真っ先に挙げられるのが、WestBorough(ウエストボロウ)WBS-1EX IV。BOSE製品の中でも明らかに、シニアののピュアオーディオ層を意識した音作りやデザインが施された大人向けの製品です。こちらも昨年フルモデルチェンジされてDVDレシーバーのデザインが変わり、奥行きがコンパクトになって見た目の高級感も向上しました。内容的にもフロントにiPodなどのポータブルデジタルオーディオプレーヤー用の入力端子を装備するなど、新しい音楽の楽しみ方へも対応出来るように機能面でも進化しています。

スピーカーはボーズ伝統の11.5cmフルレンジユニットを搭載した125WestBorough。評価が高くロングセラーを続けた121VからWestBorough125にモデルチェンジされ、音質的にも向上しているとのことです(注:賛否両論あり)。 アコースティックウェーブガイドを使ったフロントバスレフ形式でセッティング面でも使いやすく、WBS-1EX IVと共通のパーズアイメイプルのUV塗装を施されたサイドパネルに加え、ブラウンのグリルを外すと、フルレンジユニットのペーパーコーンが古き良き時代のノスタルジーを感じさせる質感とデザインは、これだけでも十二分にマニア心をくすぐられるものがあります。
BOSE 125 WestBorough

クラシックな外観とは裏腹に内部的には大幅なリファインが施されており、後述するクリスタルドライバーの採用に加え、エンクロージャーの素材がMDF(ミディアム・デンシティ・ファイバー中密度圧縮木材。注:一般的な木製スピーカーの多くが使用する素材)から、アルミと樹脂のコンポジット素材へ変更など、かなり現代的なアプローチが為されているのも特徴です。

音質的にはやはり前作のウエストボロウWBS-1EXの音色傾向を受け継いでいて、中域〜低域に欠けてのサイズを超えた豊かなボリュームと余裕を感じさせる、耳当たりの優しいウォームトーンが特徴です。直接比較ではありませんが、以前のモデルもより低域方向がタップリゆったりして、中高域方向の(ボーカル帯域で時に気になった)カサツキ感が軽減されているような印象。

傾向としてクラシックや少し古めのジャズ、ロックポップスでもアナログ時代の古い録音を得意としている印象で、トゥイーターを搭載しない分、高域方向の解像度やスピード感、アタックの鮮度、現代的なハイファイ性を求めると不満もありますが、長時間リラックスして音楽をリスニングできるという意味ではとても良く作り込まれた製品ではないかと思います。

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さて、このウエストボロウWBS-1EX IVとマイクロミュージックモニター(M3)を比べてみると・・・・。誤解を恐れつつ正直な感想を述べるなら、音質的にはM3の方が遥かに良好です(爆)。勿論、サイズが大きな125の方がずっと音に余裕がありますし、ピュアオーディオ的な音作りの巧みさやアナログサウンドへのマッチングを加味すると、WBS-1EX IVのセットの方が深みのある大人のサウンドなのは間違いありません。とは云え現代的な意味でのハイファイ性、クリアネス、解像度、音の立ち上がりの速さ、残響の豊かさなどは完全にM3が上回っています。125は、良い意味で旧来のボーズ、WestBoroughシリーズの持つアメリカンサウンドを色濃く継承していますが、M3の音は完全に未来志向で新世代のサウンド。既存のBOSEというブランドイメージから想起されるサウンドキャラクターとは別次元の音質を備えていると断言しちゃいましょう♪
Micro Music Monitor (M3)

125Westboroughには、クリスタルドライバーと命名された新開発のフルレンジユニットが採用されています。アルミエッジワイズ巻ボイスコイルにアルミ製のセンターキャップにアルミ製フレームと、スチールを使った通常のユニットよりもかなり軽量化されています。更に121Vに比べて約40%アップのロングストローク化を実現。この辺りがゆとりの余裕感に繋がっている印象です。このクリスタルドライバーはBOSE曰く、

“水晶のような透明でピュアなサウンド”を実現するために、ボーズ伝統の11.5cmフルレンジドライバーの素材や構造を一から見直して設計されました。

というキャッチコピーですが、
“水晶のような透明でピュアなサウンド”を実現しているのは、立ち上がりが丸く暖かみのあるアコースティックな125より、むしろM3やコンピューターミュージックモニターM2の方ではないかしらと(^^; (つづく)

ピュアオーディオRANKING←とりあえず今日も援護射撃する♪

ウィーンアコースティックT-2がまた不具合。。。

8年前に購入した時から時々調子がおかしい我が家のVienna Acoustics T-2。ごくたまに、片側のスピーカーのバスレフポートからジージリジリという共振ノイズが出てくるのです。特定のCD、クラシックのピアノやクラリネット、ホルン等でしか発現せず、湿度や温度の関係で症状が全く出ないこともままあり、再現性が低いのでちゃんと修理をしたことはありません。ここ数ヶ月は殆ど問題無かったのですが、今日、春一番の気圧変動の影響か、また片側のスピーカーからのジリジリ音が再発してしまいました・・・(涙)
t-2mid
とは云いましても内部に詰めた制震材ELAC LS FILLER込みで片側30kg以上あるスピーカーを梱包して輸入代理店のC.E.Cに送って、しかも修理代○万とかなるとチョット気が思いというか、正直やってられませんわって感じですので、自分で出来る範囲で原因を究明しようと今日は思い切ってスピーカーユニットを外してみることに。。。>>READ MORE

BOSE マイクロミュージックモニター M3 vs M2 その2

BOSE Micro Music Monitor M3 vs M2 その1

さて肝心の音質です。音源はボーズのポータブルCDプレーヤーCD-M10。直販店の店頭でAB切り替えをしながら試聴。CD-M10(旧モデルはCD-M9)は時々キャンペーンのオマケでプレゼントされたりしますが、残念ながら一般市販されていません。時々 ヤフオク!に出物がありますのでちょっとだけ欲しいかもですw。CD-M9

まずはオリジナルのMicro Music Monitor (M3)から。中域から高域にかけてピアノがもの凄くクリア。そして響きに潤いがあって奇麗。純粋なモニタースピーカー的な音というよりは、アルミのエンクロージャーの金属的な鮮度感を生かして積極的に響かせている印象。PC用スピーカーにありがちな窮屈さやパサパサとした混濁感や不明瞭感は全くといって良いほどありません。
マイクロミュージックモニター(M3)>>READ MORE

パイオニア、プラズマパネル生産から撤退。正式発表。

大方の予想通り全面撤退が正式に発表されました。

ITmediaニュース
オーディオマニアならやっぱりファイルウェブ
CNET Japan


 パイオニアは7日、年内に発売する次の新製品を最後にプラズマパネルの自社生産から全面撤退し、外部調達に切り替えると発表した。独自技術を松下電器産業に提供して生産を委託する方向で交渉しているという。パネル生産拠点のうち鹿児島工場は閉鎖し、静岡、山梨の2工場はテレビの組み立て工場にすることを検討している。

鹿児島(旧NECプラズマディスプレイ)の現場の従業員は実質的に強制退職でしょうか。

プラズマパネル生産撤退という結論に至ったことについて須藤社長曰く、

「技術力、資金力、販売力というリソースと世の中のスピードが合わなかった。パイオニアらしさをどう出していくかで大変苦労したが、それが成果に結び付かなかった」

 「一概には言いにくいが、新しい商品やメディアを開発したら何が何でもそこで一番になる気構えや資金などが薄弱だったと思う。ポテンシャルの高い事業があれば徹底的にそこにかけて、1位の座を譲らないくらいの構えがないと市場ではダメかなと、一般論としては思う」

「市場の変化が激しく、私の甘さもあってスピード感をもった経営ができていなかった」と話したが、「品質では松下より上」「良いものを作れば売れる」といった自負も判断を鈍らせたとみられる。


との事です。

家電でもオーディオでも大抵の産業がそうですが、良い物を作れば売れるという訳ではありません。むしろ数を売るためには品質は2の次3の次で、イメージ戦略等の宣伝と営業に手間とお金を掛ける事、そして価格競争力を維持するためには品質を犠牲にしてもコストダウンすること。

品質を自主的に判断できない、或いは品質よりも価格を重視する一般層の購買意欲を刺激して、どれだけ数を囲い込めるかが勝負です。儲かるビジネスとより良い品質の製品を作り出すことは、現代の資本主義の中では相反するテーマ。その点でパイオニアは実直な物作りをしていた。けれど、良い物を作れば評価されて売れる的な、作り手視点からのマーケティングの結果、マニア層の支持を得る反面、一般層へのマーケティングが他社と比べて明らかにおざなりだったように思います。

まぁ個人的にはそういう会社の製品だから好きな訳で、心情的にはパイオニアの肩を持ちたいところですが、とはいっても良い物を作れば売れるってのは結局の所、ユーザーの質を選ぶ時点で一種の慢心なんだろうなぁと。個人的には徹底したマニア向けと品質落としてコストダウンした大衆向け、2方向へのマーケティングを使い分けできれば良かったのにと思うのですが、ことプラズマディスプレイ事業については実直すぎたと云うことでしょうか。。。

 今後外部調達されるパネルに関しては「パイオニアの持つ技術を盛り込むことを含めて現在協議中」としており、調達先については松下電器と話を進めていることも会見場で明らかにした。ただし、外部調達パネルによる新機種の導入時期は未定だ。今後は50型以上は松下のプラズマ、42型以下はシャープの液晶を調達し、自社はテレビの組み立てに特化する。得意の高画質技術を生かして超薄型の壁掛けテレビなどを投入する方針だ。

・・・プラズマと液晶の境目は37型だろうと小一時間ry 42型の液晶なんてわっちは死んでも御免じゃ。今後もKUROを名乗るのでしたらSHARPパネルを使う機種は37型以下にしてくりゃれ、主様よ♪

松下ビエラのプラズマパネルの画質が劇的に向上しそうですね。とはいっても、美味しいところだけ取られて・・・パイオニア機のシェアは結局尻窄みでサッパリって事になるに1ペリカ。シェア争いで全く容赦がなかった松下が、今後パイオニアに遠慮するわけもなく。そもそもパイオニアブランドは一般人にテレビ屋だと認知されていませんので売れる筈もなく。

唯一救いなのは、今年発売予定の現在開発中の第2世代KUROについては、現行のパイオニア製パネルを搭載する予定だそうです。(42型液晶については本年秋にまずはヨーロッパ市場に投入される予定。) 新型機は最後のパイオニア製PDPモジュール搭載機になりますので、これは何としても手に入れたい所です。マニア層+情報リテラシーの高い知識層の駆け込み需要で今更もの凄い台数売れたりして。てか、みんな買って下さい!、てゆーか、買え!(爆)

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BOSE Micro Music Monitor M3 vs M2 その1

2年前に発売されて以来、このブログでもサイドバーに掲載を続けているBOSEの超小型デスクトップスピーカーMicro Music Monitor (M3)。手のひらに乗る電池駆動も可能なデジタルアンプ内蔵アクティブスピーカー(パワードスピーカー)として、発売直後からPC関連サイトからピュアオーディオ系の雑誌に至るまで各所で絶賛の嵐。私もその勢いに押され、実際に店頭試聴して音質を確認した上でブログへの掲載を決めましたが、販売がBOSE直販の定価販売のみで49800円と、PC用のデスクトップスピーカーとしてはかなり高額なのもあり、当時は自分で実際に購入するという程までには至りませんでした。

さてこのマイクロミュージックモニター(M3)。実は昨年末頃からM3より約1万円程安く価格設定された弟分のM2(Computer MusicMonitor)というモデルが追加されています(2007/11月発売)。外形寸法は65.0(W)×122.0(H)×123(D)mmでM3とほぼ一緒。一番の違いは既存のM3が単三電池を使ったバッテリー駆動が可能で、電源が確保不能な旅行先等でも気軽に持ち運びが出来るのに対し、M2にはバッテリー駆動が無く、PC用途などのデスクトップ用途へ特化されている点です。他にも細かい仕様の変更がありますが、機能面での大きな違いはこれだけ。

しかもM2はボーズ直販のみでなくパソコンショップや家電量販店等の一般店頭や、楽天やYahoo!などネット通販モールでも販売されるため、直販と違ってどなたでも気軽に購入することが出来、しかも価格は1万円以上も割安ということで、もうM3買う意味ないじゃ〜んと正直思ってしまった私。。。そんなこんなで実際に試聴比較もせずM3の紹介リンクを撤去してM2に張り替えてしまっていました。

BOSE コンピューターミュージックモニターM2

このニューモデルM2。個人的にはマイクロミュージックモニター(M3)の需要が一通り落ち着き、直販での出荷数に限界が出始めたため、販路を広げるために同一仕様の廉価版を一般店頭向けにリリースしたのかと思っていたのですが、BOSE側の話によれば、M3の日本での好調な販売実績を鑑み、本家米国市場でも販売を検討したのですが、アメリカでは超小型のデスクトップスピーカーが$500では高額で受け入れられないとの懸念から、米国本社のアマー G.ボーズ博士の意向で$100コストダウンしたモデルを開発したのがM2なのだそうです。

そんなこんなでこのマイクロミュージックモニターM2は米国仕様。対してM3はそもそもBOSEの日本人エンジニアが開発や音作りを担当した日本仕様の局地販売モデル。音質面でも国民性に合わせてM3とM2では異なるチューンが施されているとのこと。しかしブランドマーケティングの雄であるボーズの事。何処までが真実で何処までが宣伝文句なのか微妙ではありますが、遅ればせながら実際に音の違いがあるのか?を試聴してみる事にしました。
iconiconM2(コンピューターミュージックモニター)icon

まず外観。殆ど一緒かと思いきや、実物はアルミエンクロージャーのシルバーの仕上げが異なり、M2は落ち着いたグレー調、対してM3にはキラキラとした光沢感があり、アルミの質感を生かした表面仕上げで、見た目の高級感に何気に差が付けられています。それからM3にはブラックモデルもあり。こちらは光沢感のない既存のボーズ製品らしいソリッドな黒です。ブラックが欲しい場合はM3しか選択肢はありません。

また、M2はM3と比べて横幅が64mm→65mmへと1mmだけ大きくなっていますが、サイズが小さいためか、この1mmの違いが見た目の印象に太さの違いとなって感じられます。他にリモコンの形状や本体の操作ボタンの大きさが異なっていたり、専用のスピーカー接続ケーブルが着脱式だったM3に対して、M2は1.7mのコードが直出し(片側着脱不可)となっています。M3は着脱式のため、80cmと3mのスピーカーケーブルの2種類の長さのスピーカーケーブルが同梱されていてますが、他の長さのオプション品は現在の所販売されていないそうです。

ユニットは双方とも強力なネオジウムマグネットを採用した5cmのフルレンジドライバー。もちろん防磁型。M3は片側にデジタルアンプ、もう一方にバッテリーボックスを収納しているため、片側600g(単三電池不使用持)と、左右の重量バランスに大きな違いはありませんが、M2はデジタルアンプ内蔵の右側が600g、左側がスピーカーコード込みで500gと結構な重量差があります。
ハイパーレゾネーター
特徴的なのは両サイドに大きく開けられたスリット。一見するとバスレフポートの一種のように見えますが、サイズ的に、同社のアコーステッィクウェーブガイドの様な低音増幅用ポートが確保できる訳ではありません。スリットの中を覗くと、ハイパーレゾネーターと呼ばれるボーズ独自の丸い金属製のパッシブ型振動板が一組み対向して取り付けられています。どうもこれが他の一般的な小型スピーカーにないM3/M2独特の豊かな音質を生み出す決定的な要素になっているみたいです。(続く)

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パイオニア、プラズマパネル生産から撤退!(その2)

パイオニア、プラズマパネル生産から撤退!

NHKによるパイオニア、プラズマパネル生産からの撤退報道。。。私には正に寝耳に水のニュースでしたが、この件については朝日新聞が一週間以上前に記事を飛ばしていて、一部では既に話題になっていたみたいですね。以下、CD92さんからの紹介です。

(CNET JAPAN 2/25日の記事)
パイオニア、プラズマ事業見直し・・・と思いきや、なんでもかんでもやるって?
(3/5日の記事)
パイオニア、なんとプラズマパネル生産から完全撤退?
(補足)
“KURO”は期待以上のすごさだった

事業再編の可能性について冷静な考察がされています。私のパニック記事よりずっとためになりますので、この件について注目されている方は是非上記リンク先をご覧下さいませ。

本件についてのパイオニアの正式発表は3/7日になります。これがあるまで具体的な決定事項は判らず、記事の内容はあくまでメディア報道を根拠にした推論であることをお断りしておきます。

まず、昨年パイオニアはシャープとの業務提携を発表し、液晶テレビへの参戦を表明していました。これについて私は、従来プラズマテレビのみで商品展開を行っていたPIONEERには存在しなかった37型以下のサイズのテレビを、シャープのOEMパネル使い開発生産すると理解していました。
シャープ液晶AQUOS(アクオス)

前提として、パイオニアには37V型以下のプラズマテレビを生産する設備がありません。また、37V型のプラズマテレビを最小モデルとする松下(VIERA)ビエラ日立Woooも、37型未満のプラズマパネルを生産することは量産技術的に現状不可能であり、中型以下のモデルには全て液晶パネルを使っています。
日立37V型地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビWooo P37-HR01/P37H01

パイオニアの認知度の低さ、売り上げ台数ベースでの市場シェア、店頭での売り場確保率の低さは、42V型以上の高額な中〜大型ディスプレイしか作っていない事が大きな理由です。薄型大画面テレビが一般家庭に浸透しつつあると云っても、住環境が手狭な日本国内の場合、実はその多くは37型以下のサイズの出荷台数がメインであり、意外と42インチ以上の大型テレビは売れていません。
PANASONIC 37V型地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビ VIERA TH-37PX80

調査時期によってバラツキはありますが、国内の液晶テレビに占める40型以上の中〜大型サイズは、液晶テレビ全体の3分の1。2年前の2006年初頭には、液晶全体の1割にも満たなかった事を考えれば急速に大画面化が進んではいますが、それでも未だに小型サイズが優勢であることは否めません。プラズマテレビにしても、出荷台数の約半数が最小サイズの37型であり、ここを持たないパイオニアがシェアを伸ばせるはずが無く、店頭に颯爽と並ぶ42型以上の中大型テレビは、未だに庶民にとっては高嶺の花、そもそも手狭なリビングに置けるサイズを超えているというのが現実です。パイオニアは大画面で売り場面積を取る割に台数が出ませんから、ヤマダ電機上新電機等の大型家電量販店でさえ、取り扱いが隅っこか、そもそも店舗によっては置いていないのが現実です。

シャープとの業務提携について私は、この状況を改善するために、パイオニアがそもそも製造できない37型以下の小型ラインナップを、シャープから液晶パネルを調達する事で揃え、ビジネス規模を拡大しようと考えていると好意的に受け止めていました。ですので、今回のプラズマパネル全面?撤退的な報道は寝耳に水だった訳です。

更に、上記リンクに含まれるプラズマ事業見直しの内容には、パイオニアの自社開発プラズマディスプレイ生産を50型と60型に特化し、42型を切り捨てて、シャープの液晶パネルを使ったモデル、或いは松下か日立のプラズマパネルを採用したモデルに切り替えるのではとの推測が示されています。
PIONEER KURO/PUREVISION 42V型

これで私がまず思ったのは、PIONEERにとって、プラズマ他社のみでなく、フルHD液晶陣営も相手にしている42v型の行方。パイオニアにとって最も激戦区である42型の自社開発によるフルHDパネルの量産化が、既に実現した松下に後れを取っている上に、開発製造コスト面で採算目処が立たなため、今後の量産実用化を諦めて、松下電器から42型フルHDプラズマパネルを購入する、ついでに今まで製造できなかった(プラズマテレビ市場の出荷台数の半分を占める)最小モデルの37型についても製造委託或いはパネルを購入するという考え方です。
PIONEER KURO/PUREVISION 50V型

しかし、これは全体のサイズ別出荷台数からの推測ですが、PIONEERにとってはプラズマテレビの中で42型の占める割合が、実は全体の売り上げ台数の半分以上、というか大半を占めているのではないでしょうか? KUROとピュアビジョンの50型以上の平均店頭価格は50万円を超えますし、30万円台前半で手が届くのは42型だけです。結果、50型以上に特化した高品位パネルの自社開発製品のみとなると、自社開発パネル搭載機の市場シェアは、1割弱どころか1%もおぼつかなくなる恐れさえあります。主力42型の切り捨てからは、もはや本当に量販店等から駆逐され、高級機種として高額所得者やマニア向けに一部の基幹大型店やホームシアター専門店にのみ暫く並ぶものの、程なくして台数を裁けず赤字が雪だるま式になり、プラズマ事業全面崩壊・・・というビジョンしか見えないのですが。。。

こんな風に考えると、プラズマ事業を50V型以上に特化し、42V型を切り捨てるのは、シェアや収益の面で既にナンセンスであることが解ります。となると、妥協案としては、フルHD50V型と60V型は自社パネル。42V型(フルHD)と37型は松下に生産委託。37型以下或いは未満はシャープの液晶パネルで自社開発。これが製品ラインナップと市場シェアを拡大しつつ短期で生き残る方法になりますが、これでは自社パネル比率が社内出荷台数の数%まで落ち込みそうで、果たして存続できるのかなぁ。。。と思ってしまいます。

そうなる前に、シェアは追わないなどと宣った経営陣が、心臓部である開発生産事業自体を切り捨てるというのが最悪のシナリオです。パイオニアはカロッツェリアブランドカーナビカーオーディオ事業で圧倒的なブランドイメージと収益を確保できていますが、車関係はマーケティングにそもそも莫大な手間とお金を掛けてますし、それで儲かっているってのは、上手いことやって販売価格に対して開発製造コストが抑えられている事ですよね。それに対して、実直に技術を追い求めたプラズマは儲からない。そりゃあ開発費や原価率が高すぎる良い製品を作ってますから。そんなことはプラズマを始めたずっと昔から解りきっていたことの筈です。日本の物作りってそういうものでしょう。カロッツェリアで儲かれば、本家本元のオーディオビジュアルは縮小という短期的な株主利益と収益優先且つ、地道な物作りへの愛着と義務感が足りない人が主導権を握っているのでしょうか。プラズマテレビの売り上げが伸びないのは、作り手の技術力でもテレビの品質の問題でもない。ただシンプルに営業努力、売り方に問題があるからです。その責任を取るべきは作り手でもユーザーでもなく経営陣その人でしょう。まぁどっちにしても7日になれば判ることですけど。

パイオニア、プラズマパネル生産全面撤退 松下に委託
パイオニア、プラズマ抜本見直し 42型以下生産撤退
NECに買い戻して貰いたいってどんな寝言だよ〜!今のNECディスプレイソリューションズにそんな資金があるワケなかろうに!(´Д`;)

ピュアオーディオRANKING←π経営陣への怒りを込めてクリック♪

パイオニア、プラズマパネル生産から撤退!


遂に恐れていたことが遂に現実に・・・・・・・・・・・・・・orz 今、NHKの朝7時のニュース流れた速報ニュースです。

世界最高画質としてこのブログでも散々薦めてきたパイオニアのプラズマテレビ、KUROそしてピュアビジョン。現行モデルが最後になるみたいです。パイオニアはプラズマテレビを自社開発でパネルから組み立てまで一貫生産していたわけですが、赤字が累積して遂にパネル生産事業撤退。今後、夏以降発売される新型機は、42型以下をシャープの液晶パネル、50型以上のモデルは松下のプラズマパネルを使う事になるそうです。
livingroom200806
昨年、KUROの高画質ぶりをオーディオビジュアルマニア相手に全国行脚の大キャンペーンをしたばかりなのに。。。価格競争、画質のアドバンテージを評価しない一般消費者の前に、世界最高の圧倒的な高画質、破れたり・・・orz>>READ MORE

Red Rose Musicその2 DUSSUN(Korsun)とAurum Cantusと・・・

レッドローズミュージック/Red Rose Music 1934 RCAケーブル

さて連続2日目は同社のオーディオ機器の話題です。一部では良く知られているとおり、元々がオーディオプリズム製の真空管アンプなどを除く、Red Rose Musicブランドの製品の多くは、中国の著名なオーディオメーカーでOEM生産されており、Red Rose Musicと同じ外観のアンプやスピーカーが、製造元のブランドで遥かに廉価な価格で販売されているため、その内外価格差の大きさから、反倫理的なボッタクリではないかと日米双方のオーディオ愛好家からの批判を浴びることになりました。redrosemusic-newyork

ちなみにRed Rose Musicブランドのプリメインアンプやセパレートアンプ関係はKorsun(現:Dussun)、リボンツイーター搭載のスピーカー群はAurum Cantus(オーラム・カンタス)という中国メーカーの製品になります。中身が全く同じ物かどうかは有力な確定情報が無く、知る人ぞ知るみたいな事になっていますが、一応Red Rose Musicブランドの場合、端子のグレードや内部配線やパーツなど、マークレビンソン氏によってモデファイされているらしいです(真偽不明)。(ちなみにAurum Cantus製品については、Red Rose Musicブランドでのアメリカ輸出仕様のスピーカーは、ネットワーク基盤が全く違うらしいです。)rosebud2
オーディオ機器には実際の音質だけでなく、所有する喜びやステイタスなどの要素もあり、どの辺に価格的価値を見出すかは人それぞれですし、また、見た目が同じでも実製品の中身の出来が全く同じかどうかは第三者は判断できませんので、この解釈はみなさんの判断に委ねますが、Red Rose Music製品もDUSSUN(ダッサン)/オーラムカンタス製品も、実際に使われている人の評判は双方共に極めて良く、物議のネタになるのはその音質よりも殆ど内外価格差の話題に終始しているようです。

まぁ同じ品質の物をアメリカで作った場合はRed Rose Musicの値付けでも文句は言われないと思いますので、中国元が余りにも安すぎる事が騒ぎを大きくした訳ですが、インターネットが普及して英語が少し出来れば世界中から何でも手に入る世の中、今後は為替差益を大きく取ったビジネスは難しくなりつつあるという事なのでしょう。
AURUM CANTUS Leisure2SE mk2

中国のオリジナルブランド製品も、今は日本の正規輸入代理店を通してごく一般的な価格で手に入る(一部機種ですが、、、)ようになっています。というか、既にRed Rose Musicは代理店の公式サイトに載っていませんので、代理店さんは既に取り扱いを止めてしまっているような感じです。

さて、製造元のダッサンの製品で今更脚光を浴びているのがT2 Integrated Amplifier with USB DAC→(代理店サイト)。ベースはRed Rose MusicブランドではRosette1というネーミングで$2000(日本定価35万)で販売されていたものみたいです。元々はピュアオーディオというよりはPCオーディオ用途向けに設計された物らしく、DUSSUN(ダッサン)製品としてもエントリーモデルであり、価格的にも現地価格を覗いてしまうと口から何かが飛び出しそうになりますが、それはひとまず横に置いておいて、現在私は高音質なPCオーディオの構築(注:オーディオボードに依存しない)を目論んでいるわけですが、その中での候補の一つがこのDUSSUN T2です。

Dussun T2 Integrated Amplifier with USB DAC

プリメインアンプとしての機能に加えてUSB入力によるD/Aコンバーター(詳細不明)が搭載されているところがポイントですけれど、プリメインアンプとしても、レッドローズミュージックブランドでは国内価格50万のスピーカー(Rose Bud2)と組み合わせて一台35万円で売られていた製品ですし、ヘッドフォンアンプとしても使えるという事で、コストパフォーマンス的に観てもかなり有力な候補かも知れません。ただ、実際に試聴された方々のレビューを拝見すると、どうも私がイメージしている旧来のマークレビンソンや、Red Rose Musicのケーブルの洗練された繊細な音質とは随分違う方向性のような印象です。この辺りは自分で実機を聴いてみないことには断定できませんが、おおらかな音質というのであれば私が求めているものとは違ってしまうことになりますので、この辺りで微妙に躊躇してしまうところかも。。。
Leisure2
それから、マークレビンソンのテイストをきちんと感じられるという意味で、Red Rose Musicの音質を手に入れるという点では、RCAケーブルのSilver Oneもそうですが、むしろ、リボントゥイーターを採用した2wayブックシェルフスピーカーのオーラムカンタスLeisure 2の米国仕様や後継機のLeisure 5などの方に興味があります。現地のサイトを観ると大変仕上げが美しく、まるでイタリア製のスピーカーです。ただ、現在一般に国内外で市販されているAURUM CANTUSのスピーカーは、Leisure2等、上記と同じ型番の物でも異なる台形のキャビネットが使用されていて、Red Rose Musicと同じ長方形のものがなかなか見当たりません。現地購入やオークション等でRose Bud2の同等品を手にされている方がいらっしゃいますが、一体どうなっているのでしょう?もしかして、既に絶版だったりするのかしら。。。RoseBud2と全くネットワークが同じ米国向けのLeisure2がペア5万円以下(現地価格)で買えるのでしたら是非とも手に入れたいところです(^^;

そんな感じですので、私のお気に入りであるRed Rose Musicのオーディオケーブルも、本当にマーク・レビンソン氏が構造から設計したのか?中国/台湾で見つけた変わった音のする線材を、例によって自社ブランド用にアレンジした物ではないのか?元ネタの銀線はどっかの中国メーカーから数千円@ロール単位で買えたりしないのか?(死) 等という疑惑を持ってしまうのですが、とりあえず、今のところ該当製品についてネット上での報告は見当たりません。とはいえ実際手に入れるとしたら安いに越した事はなく、この辺りはRed Rose Musicの内情や中国オーディオに詳しい人の情報提供をお待ちしております。

ピュアオーディオRANKING←ロサ・キネンシスも中国原産らしくてよ♪

レッドローズミュージック/Red Rose Music 1934 RCAケーブル

Red Rose Music original
Red Rose Musicは、かの有名なアメリカのオーディオ設計者マーク・レビンソン氏が、自身の名前を冠したハイエンドオーディオブランド"MarkLevinson"や"CELLO"を退社後、彼自身が抱いた原点のテーマ、"あたかも音楽家と一緒にいるような音"を目指して設立された、ニューヨークの小さなオーディオブランドです。公式サイトを観た感じ、オーディオメーカーと云うよりは小さなオーディオブランドショップに近い感じで、旧来のスーパーハイエンド路線のMark Levinson製品とは異なり、主に中国でOEM生産された高品質のオーディオ機器をマークレビンソン流にアレンジし、自社ブランド製品として取り扱っている所が特徴です。

オーディオプリズム 直列型電源フィルター ACFX

また、一時期、真空管アンプ&オーディオ電源アクセサリーメーカーのAudioPrismと合併し、両ブランド名でいくつかのハイエンドオーディオ製品やオーディオアクセサリをプロデュース(現在は再び分かれています。) それ以外にも、ニューヨークを舞台にジャズの高音質SACD録音なども手掛けているなど、小規模ながら同氏がプロデュースするビジネスは未だ話題に事欠きません。
【送料無料】★オーディオプリズム 並列型ノイズフィルター クワイエットライン(1個)箱庭的レビューはこちら

私が所有しているレッドローズミュージック製品は、RCAケーブルのRed Rose Music 1934です。マークレビンソン自身が永年にわたり試聴を重ねて開発され、自らのレコーディングに使用するために開発したインターコネクトケーブルとの事。エナメルコーティングされた極細のOFC多芯リッツ線3芯構造の特殊な構造のケーブルは、高級オーディオケーブルとしては異例の細さと柔らかさ。頼りない外観とは裏腹?に独特の浮遊感のある極めて繊細且つ高解像度な音質は、良識的な構造で設計された他のラインケーブルではまず得ることの出来ない独特の世界観を提示してくれます。redrosemusic1934

キャラクター的には低域の厚みは程々且つ高域方向が華やか、表現は繊細で大人しいせいか不思議と音圧が下がったように聞こえるのも特徴。とにかく音が細やかで微少領域、、、マイナス方向のS/N感が良く、弦楽器は一本一本が分解されて見えるが如く、ピアノはやや輪郭強調感がありますが、響きに潤いがありピアノ線の震動感がリアル。全体的にややクールで神経質なトーンではありますが、驚くようなクリアネスと静電型スピーカーを彷彿とさせるふわりとした響き感が大変魅惑的です。音楽表現力の面でも、決して陽気で闊達な生命力溢れる音ではありませんが、音楽の精神性を深くえぐり出すようなニュアンスの豊富さは、クラシック音楽、特に合唱やバロック音楽などでは素晴らしい相性を発揮します。silverone

既に絶版となった廉価版の1934では導体にOFC銅が使われていますが、上位モデルにSilverOneという全く同じ構造で導体にシルバーを使ったモデルがあります。エナメルコートされた極細純銀線57本によるリッツ線構造を、絶縁材のテフロンテープで素線19本ずつを巻き上げた3芯構造。発売されてから9年くらい経ちますが、本国サイトにもこのケーブルのみ記載があり、今でも一応販売されているみたいです。(国内でも一部シッョプではオリジナルとは異なるピンプラグを使い、びっくりプライスで販売されています)
オーディオプリズム パワー・ファウンデーション3A POWER FOUNDATION3A

8年前に手にして以来、Red Rose Music 1934は私のメインシステムに欠かせないRCAピンケーブルとなっており、その後いくつかのケーブルを試してはみたものの、1934よりも個人的な趣向にあったケーブルには未だ出会えていません。当時、お茶の水のオーディオユニオンで購入した際、ケーブルのアドバイスをしてくれる店員さんに、1934(購入価格は15000円くらいだった気がします)とSilver One(当時の定価が68000円)は良く似た音で、価格差ほどの違いはないよと云われて安い方を手にした訳ですが、1934にこれだけ心酔してしまったと云うことは、同構造の銀線であるSilverOneでしたら、銀線好きの私にとって、きっともっと素晴らしい音がするに違いないと思うのです。しかし、おいそれと手出しできない価格なだけに(本国でも1m/pair $500)、結局現在まで購入に至っていません。無くならないうちに手に入れる事が出来たら嬉しいのですけれど。。。(^^;→(その2へつづく)

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