先週の事ですが、寝室のSONYトリニトロン14型ブラウン管テレビKV-14GP1@93年製が故障。15年近く持ちましたのでソニータイマーも捨てたもんじゃないwとは云いましても2011年にアナログ放送が終了することもあり、今更高額修理をするのもビミョーという感じで、ここはデジタル放送へ完全対応したパーソナルサイズのハイビジョン液晶テレビを新規購入することにしました。

さて、このブログでは3月に今高画質な小型ハイビジョン液晶テレビは?その1という記事を書きながら、例によって続きを書いていない状況。良い機会ですのでココで改めて個人的且つ独断と偏見と電波に満ちあふれた現行パーソナル液晶モデルのリサーチレビュー?を敢行したいと思います。

更に画質が向上した最新の後継機種PIONEER PDP-A427HX


まず、リビングルームにはメインの2chピュアオーディオシステムと共に42型の大画面プラズマテレビ、パイオニア"ピュアビジョン"PDP-427HXがあり、この画質と音質のクオリティを基準に、6畳ベッドサイドに最適化された箱庭サイズのパーソナル液晶テレビを選ぶことになります。

そして、もう一つ重要な条件が一つ。この部屋には同じサイドデスク上に14型ブラウン管テレビとPC用の17型のSXGA液晶モニタ(SHARP Crisia LL-172A)、そしてピュアオーディオのサブシステムとして"Victorウッドコーン"EX-A5/SX-WD5一式が置かれていて、テレビ、箱庭ピュアオーディオ、デスクトップパソコン(キーボード/マウス)の3つが狭いスペースに共存しています。この状況で横長16:9のハイビジョンテレビを設置する場合、20V型未満の小型のモデルでなければ従来のテレビ設置スペースに納めることが出来ません。とは云えそんなミニミニサイズでは高精細なハイビジョン画質の魅力が伝わりませんし、16:9横長サイズの都合上、4:3放送も従来よりスケールダウンしてしまいます。

そこで今回考えたのが、PCモニタとテレビを共有するという案。この方法でしたら、従来テレビとモニタ別々に専有されていたスペースを1台のモニタで済ませますので、同じスペースでより大型(具体的には24V〜26V型の液晶モニター)の薄型テレビを設置することが可能です。PCモニタとテレビを一台の液晶モニタで共有する。良いじゃないですか♪ なんで今まで普及しなかったんでょ? なんて考えながらも色々ネットで調べてみると、意外と問題点も多いみたい。。。

現在、PCモニタとテレビモニタを共有する場合、主に3つの選択肢があります。

【その1】

PC入力(DVI/D-sub)以外に、AV入力端子(HDMI等)を備えたパソコン用の大型液晶モニタを購入し、テレビ視聴に必要なデジタル放送チューナーは外付けのデジタル放送対応DVD/HDDレコーダーを使用。若しくはPCにデジタル放送対応TVチューナーボードを追加して、PC側で番組視聴をコントロールする。或いは、テレビも観られるが謳い文句のマルチメデイアパソコンを購入するなど、PC側をマルチメディア対応グレードアップする方法。

パソコンを使用するデメリットとして、PC内部のTVチューナーボードを使用する場合、PCで映像のキャプチャ・録画・編集等が可能になる反面、操作を常にパソコン側で行う必要があるため、テレビとしての使い勝手が悪く、PCに詳しい中級者/パソコンマニアの人でなければ、使用中の不具合や煩雑な操作性にストレス無く対処できないこと。液晶モニタ単体の場合、音声のために外部のオーディオスピーカー/アンプなどが別途必要になり、操作系が各々に独立してしまうこと。

また、通常PC用モニタはあくまでPC用途で必要とされる画質本位で設計されている為、残像や動きボケ、PC側の限界による処理落ちなど、本来の液晶テレビとしての画質については必ずしもベストとは云いがたい点です。

ちなみにマルチメディア性能に重点が置かれ、PC/TVどちらの画質も犠牲にせず上質に融和させたモニタとしてはEIZO(ナナオ)のFlexScan HD2451Wicon/HD2441W/S2411W/S2411W等があります。精彩でコントラストが高く、映像処理や編集など、WindowsVistaを使ったマルチメデイアセンターとしての役割に向く反面、PCでの長時間のインターネットやテキスト作業には、国産IPSパネルを採用できない都合上(注:サイズ的に対応するパネル部品がない)、目への優しさという点で必ずしもベストな選択肢とは云えないのと、テレビとしての画作りをオーディオ・ビジュアルマニア的な視点で敢えて取り上げた場合、やはり同社のFORIS.TVや、AV専業メーカー製の2最新小型液晶テレビと比較して、性能面でやや中途半端に成らざるを得ないというジレンマがあります。
EIZO FlexScan HD2441W

但し、PC側でTV放送の動画をキャプチャ・保存編集する用途など、パソコンをマルチメディアセンターとして使い倒せる(或いはそうしたい)ユーザーにはこういった両立仕様のモニタが求められますので、フルスペックハイビジョンでの画素数や本来のPC用1980×1200のWUXGAモニタとしての性能を満たしている点も含め、用途次第といったところでしょう。
EIZOダイレクト 液晶テレビ 液晶モニター

【その2】

またパソコンと周辺機器/テレビ/オーディオが全て一体化されたマルチメディアパソコンとして、SHARPのインターネットアクオスや、ブラビアその他への接続を想定して考えられたソニーのテレビサイドPC VAIO TP1などがあります。特にインターネットAQUOSはシャープの高品位液晶テレビ"アクオス"とデスクトップパソコンとの融合を最初から目指して設計され、PCとしての基本性能、デジタルハイビジョン画質、録画機能、リモコンからのコントロールなど、家庭用パソコンテレビとしての機能と性能を1台で集約させた意欲的なモデルであるといえるでしょう。
SHARP インターネットAQUOS

ただ、Windows98時代に同社による類似コンセプト製品メビウススタイルを使っていた私からすると、オールインワンPCはデザインやコンセプトに夢を感じる反面、本来の個々のツールとしての性能や発展性、拡張性が制限され、すべからく中途半端且つ、割高になるというデメリットが否めず、スペースファクターも含め、リビングパソコンとしての多機能且つ簡単なインターフェイスを求めている、あまりパソコンに詳しくない初心者・ライトユーザー向けの価格/性能設定になっている点には留意が必要でしょう。
SONY VAIO TP1

【その3】

PC入力に対応した家庭用液晶テレビを購入する。

昨年〜今年辺りから、各メーカー共に最新世代のハイビジョン対応パーソナル液晶テレビがPC入力を備える様に成ってきました。まだデジタル/アナログそれぞれの接続規格や画面解像度の対応範囲、スケーリングの有無など質的な足並みが揃っているとは云い難いですが、とりあえずの接続が可能な状況には概ねなりつつあるようです。

◆2007年春モデルに於ける各社のPC入力対応状況

・SHARP(AQUOS) デジタルDVI-I入力(DVI-RGB変換プラグでアナログ入力可)/若しくはアナログRGB入力(D-sub)のいずれか

・東芝(REGZA) アナログRGB入力(D-sub)/デジタルHDMI入力(注:PC規格)/デジタルDVI-I(要DVI→HDMI変換アダプタor変換ケーブル)

・松下(VIERA) アナログRGB入力(D-sub)
・SONY(BRAVIA) アナログRGB入力(D-sub)
・パイオニア(PureVision) アナログRGB入力(D-sub)
・ビクター(EXE) アナログRGB入力(D-sub)
・三菱(REAL) アナログRGB入力(D-sub)
・EIZO(FORIS.TVicon) アナログRGB入力(D-sub)
・日立(Wooo) 未対応

(注:以上は2007年春時点での主要機種に於ける対応で、個別には未対応のモデルもあります。機種別の対応可非については各メーカーの対応表で必ずご確認下さい。)


こう見ると日立以外のほぼ全てのメーカーでD-SUB15ピン(ミニ)アナログRGBディスプレイケーブルでのPC入力に対応しています。また、シャープのアクオスと東芝のレグザでは一歩進んでデジタル入力(HDMI入力若しくはDVI-I)に対応。より正確且つ高画質なPCモニタとして使用が可能です。

とはいえ、家庭用ハイビジョンテレビでのPC入力のデメリットを挙げると、これが案外技術的なハードルが高いらしく、機種によって画面解像度が制限される、縦横比がおかしい、Dot by Dot表示が出来ない(強制スケーリングされる)、デジタル入力の場合、グラフィックボードとの相性等からか切り替え操作の後にモニタを見失うなどの問題が一部で報告されたり、現状は各社とも不具合検証と試行錯誤の段階のようです。また、こういった機能面の制限や相性以外にも、液晶画面の文字が滲んだり(AQUOS)、長時間の固定表示で焼き付き易い(注:プラズマパネルのみ)、そもそも液晶テレビ用のパネルはPCモニタ用パネルと比較してコントラストや輝度が高くドットが大きい為)、PC用途としては画面が粗く、長時間使うには目が疲れるなどの問題点もあります。

そんなわけで、スペースの都合からテレビモニタとPCモニタを共存させるというのは一応可能ですが、現時点で高い次元では両立しにくいのも事実。個々のユーザーの使用時間を考慮し、マルチメディアパソコン/メインPCモニタとしての性能に主眼を置き、ハイビジョンテレビとしての使い勝手や画質面には多少目を瞑るのであれば【その1】を、あくまで家庭用のテレビとしての性能を重視し、PCやインターネット用途を補助的に捉えるのであれば、【その2】が【その3】を選ぶのが吉と云えそうです。

今回のケースの場合、個人的に6畳ベッドルームのパーソナルテレビでPCとしても併用するという用途のため、あくまでメインはリビングルームの大画面プラズマテレビピュアビジョンに劣らない高画質をパーソナルサイズで手に入れるというテーマで、【その3】に主眼を置いて機種選びをすることにしました。

次回はPC入力に対応した各社パーソナル液晶テレビの画質比較をしてみたいと思います。(2008/7/13リンク修正)


ピュアオーディオRANKING←液晶テレビもピュアオーディオなの?♪
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