クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その1
クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その2
クラシック音楽の歴史的名盤について思うこと。その3

話を元に戻します。私は歴史的名盤と呼ばれるものを否定しているのではありません。そう呼ばれている録音の中に、自分でとても気にいる演奏が多々ありますし、ウゲェ吐きそうwと感じる演奏もあります。疑問に思うのは音楽それ自体ではなく、それを神格化して絶対視する一部クラシックリスナーの姿勢です。そして、ある録音が歴史的名盤と呼ばれることの価値に個人的に重きを置いていないのです。だって、歴史的名盤より趣味に合う、好感が持てる演奏が実際に世の中にはいっぱいありますし、音楽ってのは、名演奏家と呼ばれる音楽家のリサイタルで、酷い演奏にも拘わらず聴衆が拍手台喝采で思いっきりしらけたり、たまたま手に入ったチケットの、無名の演奏家による、技術面では拙くても感動的だったり、音楽への誠実な演奏に感動したりするものだからです。歴史的名盤の良さも知らずに、最近の安っぽい演奏を評価しているなんてバカだねぇと思われても、その価値観は本当にあんたの物か?他人に教えられたお仕着せの価値観をコピーしているだけじゃないの?と問い返したくなるのです。

HMViconで売ってる訳の分からない安物の輸入盤の山、名盤とは呼ばれない、名演奏家でもない、再プレスだってされるか分からない。そんな中に、ほお綴りしたくなるような名演や、謎の高音質盤がちらほら隠れていたりする。それがクラシック音楽のレコード集めの醍醐味じゃないかしら?少なくとも私にとってはそう。
南の島のフローネ?
きっと私が無人島に何枚かCDを持って行くとしたら、それは、お偉い先生様の評価とは関係なく、自分が幼少期に、或いは青春時代の思い出と重なる録音のいくつかになる筈。大体、レコードレビューにしたって、歴史的名盤の蘊蓄を並べた堅苦しいレビューより、有名無名を問わず、自分が好きな録音や演奏家に向けた熱いメッセージを語るネットの素人の落書きの方がよっぽど面白いですしね。(この文章を書いた切っ掛けは、某所で音楽教師の方にネット上のクラシック音楽の素人批評が小馬鹿にされていたからです。)
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むしろネット世論の良さはそこでしょう。歴史的名盤を知りたければ、本屋にいってその手の本を買えば、懇切丁寧にリストアップされてます。或いはそういう権威主義的バイアスに飾られたレビューを拾うのはたやすい。でも、もうそういうのは飽きた、或いはそもそも堅苦しいクラシック音楽なんていらね〜!って人も居るわけです。ロングテールという言葉に代表されるように、ネット世論の良いところは、個人がそれぞれの想いの中の小さな名盤にもスポットライトを当てられること。社会的評価や権威とは関係なく、其処にはその人それぞれの生い立ちと経験に基づく好き嫌いと評価の声がある。書き手と読み手がそこに変な権威を持ち込まない限り、それが時にトンデモ評論だったり電波でも偏っていても、余程の事がない限り私は構わないと思うのです。

ちなみにその某所を拝見して同意できるのは、OIBPのリマスターが最悪って話し。これについては諸手を挙げて賛成w OIBPに限らず他のリマスターも大抵悲惨ですけど。。。元々16ビットで録った初期のデジタル録音をハイサンプリング化する必要はありませんし、20〜24bitでA/D変換したデータを圧縮して無理矢理CDに詰めるからデジタルプロセッサーの変なキャラクターが乗っかってこうなるのです。(注:リマスターが成功してるケースもあります)

でも、

>CDプレーヤーは、本格的な音楽鑑賞には適さない装置ではないか

これには賛同できません。鉄くずとかガラクタとか、喧嘩売ってんのかこのやろう(笑) リアルタイム1倍速でもメカとディスクが壊れてなければデータ自体はちゃんと100%読めてますし。読めてないという人は証明すべきw デジタルで起こる音質変化の問題点は、時間軸管理の甘さやD/A変換の不安定さなど、きっと別の所にあるのだと私は思ってます。まぁこれも証明できない仮説ですから、理屈っぽい連中には受け入れがたいデムパ話なのですけどね♪

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