◆♪◆箱庭的ピュアオーディオシステムの薦め AUDIO STYLE◆♪◆

オーディオ機器選びは音楽性とデザインがポイント♪クラシック音楽からジャズ/ロック/ポップス/アニソンまでオールジャンルで楽しもう♪ 豊かなライフスタイルを実現するコンパクト&スタイリッシュなインテリア系Hi-Fiステレオ/PCオーディオ/オーディオアクセサリーのレビューと、CD/SACDから生演奏まで音楽全てを気軽に楽しむピュアオーディオ総合レビューブログ♪

2005ねんしがつ

Vienna Acoustics T-2 "MOZART" Signature その1

T-2a
今晩は♪酔ってます。結婚式の引き出物のワインを飲む。人に酒をプレゼントすることは多いけれど、貰うことは少ない気がする・・・。白ワイン。岩手の人なので岩手のくずまきワインだそうです。日本のワインを飲んだのは何年ぶりでしょうか・・・ジュースみたいに甘いです。でも、タダ酒程美味い物はないなw この際タダなら何でもありだな・・・(爆)

さて、話を戻しましょう♪

ウィーンアコースティック・モーツァルトT-2を手に入れてから苦節5年近く。今月に入ってやっと80%満足出来る音(自分の中での許容合格点)で音楽を奏でてくれるようになりました。・・・・・・・・な、長かった・・・_| ̄|○。

正直、このスピーカーを鳴らすのには殆ど挫折しかかっていました。ポン!とそこに置いた状態でそこそこの音で鳴ってくれるSPでしたら何も問題はありません。例えばサブのオーディオプロImage11などは、セッティングに五月蝿くなく、ちょっとしたアクセサリの使いこなしで簡単に素晴らしい音が出せるスピーカーです。しかし、Vienna Acousticsの我が侭お嬢様はそう一筋縄では行きません。組み合わせるパートナー、周辺アクセサリ、ケーブル系、電源系、はたまた再生する音楽のジャンル、部屋のインテリアの配置、終いには持ち主の意識やライフスタイルに至るまで、全てに於いて上質で贅沢な要求をしてくるスピーカー、それがMOZART T-2なのです。このオーストリア娘、日本家屋にただ置いただけでは、当然の如くホームシックに駄々ををこねて拗ねてしまい、決して本来の素晴らしい音では鳴ってくれません。ウィーンの薫り溢れる音楽性たっぷりのイケナイ音の片鱗を見せはするのですが、そのままでは調律を長らくされていないベーゼンドルファーインペリアルの如く、バランスが悪く色々な意味でコントロール不能でグチャグチャな部分が目白押し。それを上手く整調・調律できないまま時が過ぎていき、そのうちスピーカーに見下されていいかげん人種差別を受けているかの如く惨めな気持ちになって来るのです_| ̄|○

・・・・・・・・・・・・・・・・彼女は私に囁きます、パンが無いならお菓子をお食べ♪

元々ハイエンドアクセサリを日々ぽんぽん取り替えるだけの余裕のない私のようなものが、分不相応な相手と結ばれてしまった結果、品位を確保するに必要な散財さえ思うように進まず、せっかくの名スピーカーも、エセ英国ビクトリア調を引き立てるためだけの壁の花、単なるインテリアオブジェに成り下がってしまっていたのでした。(つづく)

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TARA LABS Space&Time 暖かみに溢れるアメリカンサウンドケーブル

アメリカのオーディオケーブルメーカー(実はオーストラリア発祥です)の中でも、TARA LABS (旧Space&Time)のオーディオケーブルは、Audio QuestCardasが割と男性的な傾向のクリアで明快なサウンドなのに対し、より女性的な色気を備えたしなやかさとナチュラルな暖かみのある音が特徴のブランドになります。
Tara Labs
ピュアオーディオグレードの音質としっかりした品質にもかかわらず、日本国内でも数千円の低価格クラスから多くのモデルが輸入販売されているのがSpace&Timeの魅力で、ピュアオーディオからホームシアター、はたまたビデオデッキの配線に至るまで、魅力的な高音質を低価格で実現できる実力モデルが揃っています。>>READ MORE

定期的な接点クリーニングは良い音の基本です♪

皆さんの場合、オーディオ機器の接点クリーニングを普段どのように工夫されていますでしょうか?この辺境ブログにわざわざアクセスしてくるディープなオーディオマニアの皆様はともかく、オーディオ機器に疎い一般の音楽ファンの場合、殆ど端子や接点のクリーニングをされたことがない方が大半?ではないでしょうか。
オーディオシステム背面a-1vl_evocd
ラジカセ、ミニコンポなど一体型の音響製品はともかく、独立した単体オーディオ機器を相互に組み合わせる都合上、「ピンケーブル」「スピーカーケーブル」「デジタルケーブル」「電源コード」「映像規格の接続ケーブル」等々、機器の裏側には共通規格の接続端子が複数存在します。本来こういった接点は電気抵抗、損失となりますから、理屈の上では直結が望ましく、接点がなるべく存在しないことが望ましいのですが、ピュアオーディオやホームシアター、業務用オーディオ機器は、そもそも単体オーディオ機器を組み合わせて使うのが前提の世界。>>READ MORE

CREEK(クリーク) A50iR/CD50mk

cd50昨年発売されたクリークの新しいラインナップ、プリメインアンプA50iRiconとCDPのCD50mkiconを聴きました。私が昔使っていた4240など以前の華奢なクリークとは違い、フロントパネルは分厚く高級感溢れるシルバーヘアラインのパネル仕上げになっていて、写真で見る以上に、実物はインテリア性の高さは際立っています。CreekのWEBサイト画像では、この仕上げの光沢と美しさが全然伝わらないところが謎・・・(爆)
a50I音質もクリークならではの音楽性と活気溢れる音色は健在で、とにかく聴いていて楽しい♪ 帯域バランスを程々に上下に広げながら、耳当たりが良く、薄桃色を思わせる明るい音色になり、より対応力が広く、バーサタイルな性格とより高い駆動力を獲得しているように感じました。

CD50mk兇僚侏茲領匹気蘯禊海琉造辰櫃気魎兇犬神菎綉,琉象と比べ格段の進歩が感じられ、音楽再生機としてこれは10万円台後半ではトップクラスの出来とみて間違いないと思います。jazzaudiofanさんの話では、AH!に"C"評価を与えている米Stereophile誌が、クリークのCD50mk2には"B"評価を付けているそうで、実際の音質を目の当たりにすると、また悩み多き選択肢が増えてしまった感じです。また、音質の素晴らしさに加え、価格に見合った家具として見栄えのする美しさを放っていて、ほんとうに質感が奇麗です。家具としてデザインだけでもこの美しさでしたら十分買いです♪先だっての記事で私はブラックフェイスが好みと書きましたが、これは訂正しなくてはなりませぬm(__)m。でも、ヨーロッパではブラック&グリーンロゴのモデルもちゃんと売られているらしいですので、インテリアに合わせ日本でも両方選べればとは思います。それには、こういった真の音楽再生機の良さをもっと皆様が理解し、どんどん購入して数がさばけてくれなければ、代理店さんには厳しくなってしまうでしょうけれど。
t50

また、このシリーズにはT50という同一デザインのチューナーがあるのですが、先代T43と違い日本には残念ながら入っていません。しかし、設計上はワールドバンド対応で日本でも使えるようになっています。最近ではピュアオーディオレベルのまともな音楽性と音質のチューナーがなかなか手に入らなくなってしまいましたので、これが日本にも入ってきたら、FMを愛する音楽ファンにとって有力な選択肢となる筈です。聴いたことはありませんが、クリークのクオリティであれば、ラジオの音も優しさと音楽性に溢れていて、一日中流していても聴き疲れしないマイルドな音色であろう事は容易に想像が付きます。但しお値段が若干高い(^^;。$定価ベースでアンプのA50iより高い(^^;。中身スカスカなのになぁ・・・(爆) とはいえ、リビングにそっと置いておくだけでも非常に美しいモデルですので、クリークでのシステムを組んでいない私でも、チューナーのT50は是非欲しいです。そうだ!クリーク50系でCD/AMP/Tuner一式を揃えて、スピーカーはQUADの11L。しめて、50万くらいでしょうか。どうでしょう?もの凄く音楽を楽しめそうな予感がします♪(*^-^*)

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CARDAS(カルダス) クロスリンク2X スピーカーケーブル

久しぶりに秋葉原に行きました。

いや、行くだけなら毎年行っている(通り過ぎている)気がするけれど、秋葉原までオーディオをちゃんと試聴しに行ったのは3年ぶりくらいです。殆ど浦島太郎です。色々とお世話になったサトームセンのKさんに合いたかったのですが、3年半前に退職されてしまったそうです。丁度私が前にラジ館4Fへお邪魔した頃が最後の頃だったらしい・・・。歯に衣着せぬ毒舌なおじさんでしたが、ああいった古き良き秋葉原のオーディオセールスが秋葉原の様な町からいなくなってしまうのは、本当に寂しい限りであります。現在は本店の方で、彼の残したノウハウと遺産を引き継いだ後輩の方が、跡を継いでいらっしゃいます。
2x





さて、収穫は色々ありまして、個別試聴記事は後ほど小出しにw書くとして、今日のお持ち帰りはスピーカーケーブル、CARDASのCrosslink 2X。2600円/m。

全然期待していませんでしたが、繋げてびっくり。結構使えそうですこれ(^^)。構造的には、一対の硬質な撚り線銅ケーブルと4本の綿紐がペアになり、それを伸縮性のあるテフロンのシースが包み、更にブルーの厚めの被服が覆っている。3000円クラスだけあり、1000円クラスとは一味違ったコダワリが感じられる作りです。

第一印象は、MFSL(mobile fidelity sound lab)っぽい音がするケーブルだって事(笑)出てくる音の印象は、芯線が硬いだけあってゴツイです(^^;。男性的な音ですね。そして輝いてます。輪郭が明瞭で中高域方向は輝きを伴ってシャープでクール(ノーチラスっぽい)な感じ。とはいっても決して痛い音ではありません。初期状態から痛い音が出ないのは合格。悪く言うと可聴帯域外まではあまり伸びてない印象。中域の密度が高く、ロックやジャズのガツン!力強さを表現するのにかなり向いていると思います。低域も輪郭はしっかりしているのですが、意外に音色に暖かみがあり、この低域の雰囲気のマイルドさが幸いして、クールさのみに偏らず、全体の音楽的なニュアンスをバランス良く保てている印象です。クラシック音楽に必要な柔らかさとか甘さ、あと女性的な色気は流石にちょっと欠けます。音色の多彩さはあまり感じられず、素朴でダイレクトな飾り気のない音色ですので、ハイエンド的な純粋性や、華麗さ、気品の伴う高級感は感じられません。響きがあまりクローズアップされない分中域のレンジと階調が明瞭で、ピアノやバイオリンの音階がハッキリ聴き取れます。しかしドライさはありません。

普段使っているSPACE&TIME Prism OMNI-8Nでは、このメーカーの弱点でバイオリンなどの質感はべっとりと潰れてしまうのですが、クロスリンクでは意外にも、チェロやバイオリンの擦れる音がちゃんと聞こえます。音色が単彩な割に、音楽帯域内では意外な程の解像力を持ち合わせているみたいです。傾向としては音像型のケーブルで、オーディオクエストほど硬質ではありませんが、十分に音像の輪郭をビジュアライズするオーディオ的な快楽に浸れます。個人的にはスピーカー以外に、自作電源ケーブルに応用してみたい感触♪これで、柔らかすぎる音色のシステムで音を固めたりにも使えそうです。総じて、ジャズやロックを聴かれることが多く、明快な音調を好まれる方に合うと思います。

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ちっさいものが好き♪コンパクトピュアオーディオの薦め

ずっと前に書いた自己紹介の続きになりますが、ここで書かれているレビューやインプレッションがどんなバイアスに基づいているのか?これを皆様が知っておられる方が良いかと思いますので、pastel_pianoが特にどんなオーディオが好みなのか?について触れてみたいと思います。

まず、とにかく小さいものが好きです。手のひらサイズの小さなスピーカー、薄型で揃いの小さいアンプと小さいCDP。ポータブルプレーヤー大好き。別にオーディオに限らず、何でも小洒落た小さい物、それらを集めることが大好きな人です。

たとえば、30万円、50万円の大型スピーカーを一組み買うより、良くできた手のひらサイズのコンパクトスピーカーを同じ予算で数セット購入し、音楽や気分で使い分ける方が楽しいと思っています。スケールが劣る点を除けば、点音源に近い小型SPの方が同一設計の上級機よりも音楽性に優れる傾向があるのも大きな理由です。

コンポも小さいものが好きです。音質的に国産の家電ミニコンポは殆どNGですが、CREEKミュージカル・フィデリティ東京サウンドTAG McLarenと使って来ているところをみても、コンパクトなライフスタイルオーディオに趣向が向いているのは間違いありません。

マンション住まいという環境や音量的な制限がもたらした趣味かも知れませんが一戸建てに住んでいたとしても、きっと各部屋別にコンパクトサブシステムを組むでしょう(爆)B&O(バンク&オルフセン)みたいなのも憧れます。誰が何と言おうがこの音は好きです。

あと、値段。徹底的に安い物が好き(爆)小粋なバジェットハイファイを見つけるとしびれます。こんなに安いのにこんなに良い音がする〜!というそのコストバリューに心から感動できます(笑) その意味で、私の評価は絶対評価ではなく、価格に影響された相対評価である点は断っておきましょう。例えば、DV-545素晴らしい〜というインプレッションは中古の5000円で入手したからであって、これが15万もする機種の音だったら皆が買わないようにと無言のバイアスをかける筈です(^^; ケーブルやアクセサリなども手頃な価格の物を"色々"試すのが好きです。でも安くても一般人からしたら非常識に高いと思うのです。たかがケーブル一本に1万円!とか。高いケーブルを云々する前に、長すぎるケーブルが無数に絡まってとぐろを巻いている現状を、どうにかしようという問題提起がオーディオマニアの間から出てこないのがとってもふ・し・ぎ♪ 

だからといって別にアンチハイエンドって訳ではありません。ただ私の予算がケチで少ないだけです。限りある予算をオーディオのみにどんどん注ぎ込むくらいなら、そのお金でCD買って下さい!演奏会に足を運んでください!と本気で思ってます。勿論、CDもオーディオもそれぞれ好きな物を十分買える"限りない予算"の人の場合は話が別です。でも、私が各所で聴いてきた限り、ハイエンドシステムの実態が、所有者の虚栄心を満たす以上に客観的に価格に見合った音を聴かせてくれるケースは、なかなか少ないのも事実です。音質的な意味でのクオリティはある程度まで値段に比例する部分があるかと思いますが、こと音楽性となると値段はまるで関係ありません。偉い人にはそれがわからんのですよw

私の場合、リビングルームにウィーンアコースティック/モーツァルトのシステムが別にあるからこそ、割り切ったバジェットHi-Fiのサブシステムで、箱庭的な愉しみ方が出来るのだと言えなくも無いです。サブ機は低域が十分出ず個性的な音色であっても、小粒でピリリと楽しければ構わない訳です。

でも、使いこなしにナーバスで、オーディオ的に繋げる全てに高級品を要求するメインシステムよりは、箱庭システムの方が手軽に高音質を得られ、ライフスタイル面で満足度が高かったりするのも事実。Vienna Acousticsの音は、深くたっぷりとした音場感でお客様をビビらせるのには良いのです。でも、普段使っているのは小音量でも楽しく聴き疲れしないaudioproの方が圧倒的に多い。音楽を長時間楽しむためには、何もかも全部聞こえれば良いってものでも無いのです。録音の良くないCDには聴きたくない歪みや不愉快なノイズも沢山入ってますからね。程々に音をまとめて、音楽の美味しいところを聴かせてくれるコンパクトなサブシステムは、日常生活で音楽を近しく楽しむという意味に於いてはより真理に近いと思います。

そんな感じで、"箱庭的輸入ピュアオーディオシステムの薦め"では、安くて美味しいバジェットHi-Fi、日本家屋の主流を占める小さな部屋で、小音量でも豊かに音楽を楽しめる音楽ファン向けのオーディオシステムについて、"音楽性"と"家具としての美しさ"をも吟味しながら、紹介していけたらと思っています。
ショパン:24の前奏曲
ボレット(ホルヘ) ショパン

おすすめ平均
イチオシ
ボレットの世界
ショパン像と重なるボレットの演奏
ボレットのショパン

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この演奏で1000円〜♪ショパンの前奏曲は意外と名演が少ないのです。

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Bowers&Wilkins(B&W)モニタースピーカーのリファレンス

N802"B&Wを知らずしてピュアオーディオを語る事なかれ」と言い切ってしまえるくらい、世界中のメジャーレーベルがこぞって録音スタジオ用モニタースピーカーとして標準採用しているのがBowers&Wilkinsです。高音質録音で知られるマイナーレーベルのスタジオでも多くはB&WのNautilus 800シリーズか旧MATRIXシリーズのモニタースピーカーを使用しています。演奏家のあの人も指揮者のこの人も仕事用に自宅用にB&Wスピーカーを導入していますし、(注:一部アルフレッド・ブレンデルの様に静電型スピーカーのQUAD ESLにこだわりを持ち、レコーディング時に密かにB&Wと入れ替えさせるピアニスト等も中にはいますけれど・・・) 大多数に於いてメジャーレーベルの正しい録音の音を知りたかったらまずはB&Wを導入せよ!と言い切れるくらい、現在のピュアオーディオ再生に於けるデファクトスタンダード的な存在になっているのがB&Wブランドのモニタースピーカーだと云えるでしょう。
ヘンデル:水上の音楽
イギリス・バロック管弦楽団 ヘンデル ガーディナー(ジョン・エリオット)

おすすめ平均
☆☆☆決定盤☆☆☆
最上の音楽
夏の湯上り、夕涼みに聴きたい1枚

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指揮者のサー・ジョン・エリオット・ガーディナー。以前に英国のB&Wのコマーシャルに出てまして、なんでもMATRIX802S3を使われているとか!?現在はNautilusなのかしら?同じく指揮者の故ヘルベルト・フォン・カラヤンが自宅やグラモフォンでのレコーディングモニターにB&Wの初代Matrix801以降を使用していたことは有名ですが、ロシアの指揮者ワレリー・ゲルギエフのインタビュー番組を以前に観たときも、マリインスキー劇場のオフィスか何かだと思いますが後ろにノーチラスが置いてありました。

805V私がB&Wのスピーカーに最初に出会ったのはナカミチが代理店をしていた頃のマトリックス805V。安っぽい外観仕上げとは裏腹に、当時の小型SPとしては非常にアキュレート且つ情報量の多いスピーカーで、ただ単に高音質というのみならず音楽表現力の面でも動的でキレの良い快活な表現力を備え、同時期の他社スピーカーを圧倒する大変魅力的なモデルでした。


M805Hちなみに同じB&W MATRIX805でも、スタジオユースでの横置き用にトゥイーターの取り付け位置を変更された805Hの場合、音色は一緒なのですが不思議と805Vの持つ動的な快活さが抑えられていて、同一の部品と構造にもかかわらず音楽から伝わる楽しさが全然違ってしまうのに不思議な驚きを覚えたものです。

旧マトリックスシリーズは現行のノーチラスシリーズと比べると全域に軽快なナチュラルさと穏やかさがあり、トゥイーターが歪んで五月蝿いと感じさせるようなことはあまり無かったのですが、Nautilusへモデルチェンジされ一気に現代的な高い解像度とスピード感を獲得した結果、厳格なモニタースピーカーとして接続される機器や録音の誤魔化しが一切許されない厳しさも同時に兼ね備えてしまった印象があります。そんなB&W 800シリーズのアキュレートなシビアさを目の前にすると、私などは身の丈に合わないと感じてどうしても尻込みしてしまうのですけれども、やはり普段クラシック音楽を中心に聴いているオーディオファイルとして、B&Wの上級モニタースピーカーをリスニングルームに持ち込む事へ常にある種の憧れを感じずにはいられません。

管理人の場合、ここ数年店頭試聴時には805SB&W 703/704基準にしてオーディオ機器の比較視聴をするようにしています。中〜低価格帯のモデルで他に個人的に好みの音がするスピーカーはいくつかあるのですが、客観的にノーチラスより音質面で優れたスピーカーは殆ど存在しないと考えています。
B&W 805S

B&Wのサウンドは、正にモニタースピーカーの名に相応しい歪みのないアキュレートな広い音場とそこに浮かぶ正確でシャープな音像、強烈な解像感を伴うセンシティブでクールな高域とフラットな周波数特性など、他メーカーのスピーカーとは次元の異なる圧倒的な情報量が特徴です。反面これだけの情報量と引き換えに使いこなしの難しさも第一級。ノーチラス・ツイーターの応答性の良さが災いし、生半可なクオリティのアンプやケーブルを繋げて音出しをした場合には、高域方向の神経質さが耳につきとても長時間聴いていられない類のキツく耳に痛い音になってしまう状況にしばしば出会います。かといって分解能の低く高域方向が丸まった甘い音色のオーディオ機器との組み合わせではノーチラスが持つ本来の高解像度を基調とした高性能な持ち味を十分発揮することは出来ません。ノーチラスをそれらしく鳴らすためには、全帯域に於いてハイスピードで情報量が多く色付けを廃しながらも一切の歪み感を感じさせない質の高いアンプSACDプレーヤースピーカーケーブルクリーンな電源システムなど、ブランドに惑わされないトータルでの優れたリスニング環境を揃えることが必須になります。

B&W800シリーズは、ハイエンドオーディオの世界でも、再生芸術・・・生より艶っぽい個性的な音色を備えた危うい魅力のスピーカーにカスタムメイドの真空管アンプを繋げて、怪しいブランドのビンテージ?ケーブルを繋げ、出てくる音は非現実的だけれども夢のような魅惑の音空間〜♪的な方向性とは思考回路が全く正反対にある、モニタースピーカーとしてあるべき現実を直視することを大前提としたスピーカーだと云えると思います。
【最高峰】B&W Nautilus 800D

モニタースピーカとしてのB&W製品は文句なしに素晴らしいです。現在の選択肢の中ではほぼ間違いなく究極と云えます。ポリグラム系列など多くのレコーディングスタジオでリファレンスモニターとして使用され、オーディオメーカーの開発用スピーカーとしても現在最も標準的であろう存在。生演奏を知る音楽ファンで、オーディオマニアックな魑魅魍魎の世界には興味が無く、最もハイクオリティで正確な音質、そして家具としても優れた質感を備えた一級品をお金に糸目を付けずに一流のシステムをしっかりと組まれる。或いは音楽モニターとして業界人が仕事用に最善のシステムを組みたい。こういったニーズの場合にはB&W Nautilus 800シリーズ以外の選択肢は敢えて考え無い方が正解かも知れません。
Nautilus 804S

しかし、これが予算に限りがある皆様となると話は別になりそうです。先にも書いたように、B&W 800シリーズは再生面での一切の誤魔化しが効きません。Nautilusに比べてより親しみやすいアコーステッィクなプレゼンスを感じさせる下位モデル、B&W703/704/705等であっても、他社同クラススピーカーと比べた場合、十二分にモニタースピーカーと呼べる品位を備えています。ですから、スピーカーまでは何とかなるけれどアンプやプレーヤー・オーディオケーブルや電源環境の整備にまでは十分に予算が回らないといった状況で一点豪華主義的に迂闊にノーチラスに手を出したりすると・・・そのセッティングの神経質さを持て余してコントロール不能に陥り、望んでいたような音質が得られず、結果さじを投げ出したくなるかも知れません。B&Wの上位機種を中途半端なシステムと組み合わせてしまった場合、高域が金属的に耳につく、リラックスできない神経質な音に終始してしまう可能性が大いにあるからです。それをも覚悟で敢えてB&Wにジャンプするか、予算との折衷で他に程々のバランスを目指すのか・・・ここまで来たら後は皆さんの考え方次第でしょうか♪

とはいえ、2005年よりダイヤモンドトゥイーター搭載などノーチラスシリーズの内容がマイナーチェンジでほぼ一新されました。このモデルチェンジをきっかけに従来の高域方向の神経質さが解消されていればこれ以上の選択肢は他に無いだろうと思います。新型のNautilus 804S805Sについては残念ながらダイヤモンド・トゥイーター搭載機ではありませんが、803以上の末尾に"D"が付くモデルは、巷の情報ではトータルバランスが大幅に改善しているとのことですのでとにかく試聴してみたいです。

DM600予算はあまり無いけれどB&Wブランドにあこがれはある。そこでB&Wで箱庭的バジェットHi-Fiが可能かどうか考えた場合、候補としてB&W CMシリーズ600シリーズなどの比較的低価格なスピーカーがあります。これらの下位シリーズモデルの場合、モニタースピーカーとしてのノーチラスのグレードダウンというよりは※ケブラーコーン特有の少々しゃくれたようなドライな質感と箱鳴りを生かした音作りで、上級機の持つ解像度の高いモニター的な音質指向とはかなり趣が異なりますが、少ないコストの中で、エンクロージャーのサイズを比較的大きく取り、低価格ながらも、音楽を屈託無く明るく楽しく聴かせてくれる親しみやすいキャラクターが魅力になると思います。注:※以降はあくまで2005年当時の旧600シリーズについての記述です。

B&Wの製造面での拘りについてjazzaudiofanさんのブログに耳寄り情報があります。私も英国よりDVDを取り寄せてしまいました。

※2007年追記:B&Wでは2005年末より中間価格帯ラインナップとしてCM1/CM5/CM7/CM9等のCMシリーズが順次リリースされています。価格帯を大きく超えるクオリティが魅力で、既に同クラスのリファレンス、デファクトスタンダード呼べる存在です。使用環境によってはノーチラスを超える魅力もある非常に素晴らしい製品ですので、ぜひご試聴をお薦めします。→CM1のレビュー

※2009年追記:B&W CMシリーズにCM5及びCM9、CMシリーズ全機種にピアノフィニッシュんが追加されました。 《2009/05リンク本文修正》

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ワンブランドシステムの薦め♪オーディオ機器の相性問題

当ブログ"箱庭的輸入オーディオシステムの薦め"では、オーディオ機器を極力同じブランドで揃えることを推奨しています。

音の入り口から出口まで一つのメーカーで揃えるというと、これはミニコンポやハイコンポ等のお手軽な世界であって、ピュアオーディオの単品コンポでは、オーナーが自由に組み合わせをセレクト出来るところに趣味性の醍醐味がある!この様に反論される方もいらっしゃるでしょう。実際、オーディオ関連のメデイアも販売店もそういった方向性でビジネスをしていますし、趣味の在り方としても確かに否定できない一面ですが、"オーディオ製品を楽しむ"事が第一の目的ではなく、音楽愛好家が"音楽を楽しむ""ライフスタイルを豊かにする"事を前提にしてオーディオ製品選びをする事を考えてみて下さい。生活空間に於ける機器同士のルックスの調和、美的センス、操作の容易さ、そして音のものが耳障りでなく、豊かな音楽を楽しめる音楽的に充実した品位を、オーディオマニア的なこだわりやセッティングを抜きに最初から実現しようとした場合、"単一ブランドでコンポを揃えた方が結果的に成功する確率が高い"これはマーケティングの都合上、オーディオ業界では黙殺されがちですが、紛れもない事実ではないかと思います。

少なくとも、アンプとCDプレーヤの組み合わせの際に、同一メーカー/同一グレードの機器を組み合わせることで、簡単に、少なくとも設計者が意図した条件をほぼ100%(アクセサリは便宜上計算せず)何の苦労もなく容易に実現することが出来る訳です。オーディオマニア的な他者評価を絡めたマニアックな視点で考えると、これではオーディオ的にちっとも面白くないとか、○○が推奨している薄型軽量のスタイリッシュコンポは、他社製品と比べてCDプレーヤーが割高である!等と、ついついコストバリューや他者の評価などを意識して、結果的に別々のメーカーでシステムを組みたくなる気持ちは理解できなくもありません。実際私自身もそうして来たことが多いです。

しかしながらこの方法の場合、確かにある種の物欲を満たすことは出来るでしょうが、必ずしもその組み合わせから本当に良い音が出てくるとは限らない訳です。単品オーディオが陥りやすい問題点として、音質的に相性が良くない機器同士を組み合わせた結果、組み合わせに失敗し、結果的に思ったような音質が得られないという認めたくない現実に悩まされることになりがちです。加えて、外観のデザインやサイズがバラバラになってしまい、見た目からして家族にも大不評という悲惨な事にも成りかねません。実際に音質面でもメーカー純正組み合わせを超えることさえ敵わず、この段階でオーディオ道のドツボに嵌り、躓いてしまうケースが多いのではないかと感じます。

例えば洋服なら、酷いセンスのコーディネートで町を歩いていれば色々な意味で注目されますが、オーディオの場合、簡単に比べたりとがめ立てする目(耳)がいない孤独な趣味だけに、たとえ自分のセンスが狂っていても誰も教えてくれないという怖さがあったりするのかも。。。

まぁ、オーディオ趣味のためにライフスタイルを犠牲にするのは当然です!買い換えで散財は基本です!といった、ケーブルにぐるぐる巻かれて寝ているような人も私の回りには少なからずいますので(私か!?)、あくまで、これは私の個人的な価値観であり、好みであり、普遍的ではないかも知れない美学という点は断っておきます。

単品オーディオの世界は、優れた機種同士を組み合わせたとしても、結果的にそれで10万+10万=20万クラスの音という風に、必ずしも単純な足し算で良い音になる訳ではありません。トータルで出てくる音質を評価する場合、私の経験上、価格帯や製品個々の評価よりも、実は組み合わせの"相性"の方が本質的により重要なのではないかと感じています。この相性の部分が実は単品コンポに選びに於ける一番の難しさであり、マーケティングの都合上、表向きにはにはなかなか語られにくい部分でもあります。

ちょっと聴いた感じでは問題が無い組み合わせでも、オーディオ機器が音作りの面で最終的に耳と感性に頼り、感覚的に作られている部分が大きい以上、例えばそれぞれのメーカーの音決めをした設計者が人間的に相容れないタイプだったりすると、それが音にも現れて、暫く聴いていると例え様もない違和感を感じたり、不愉快になったりして全く楽しめない音になってしまう事も、実はしばしばあり得るわけです。

実際、相性の悪い組み合わせになると、1+1=0.5といった、互いが喧嘩したり音を殺し合い、とてもマトモに聴き続ける事は出来ないような、耳障りで癇に障る醜悪な音になることも往々にして起こり得ます。

逆に単品コンポの組み合わせに上手く成功した場合、優れた相性の相乗効果から、1+1=3にも4にもなる、価格を超えた素晴らしい音質と音楽性を実現することが出来る場合もありますし、そんな組み合わせを見つけ出すことが、私のようなマニアにとっての一つの楽しみであり、オーディオ道に於ける勝利の瞬間でもあります。

そして、この素晴らしい相性を見つけ出す為には、オーディオ店で試聴の機会を多く持てたりする業界人は別にして、一般ユーザーにとっては、試聴の際に大変な時間と手間と私のような図々しさ(爆)が必要とされ、偶然の成功や発見を別にすれば、余程の執念が無ければそう簡単に実現できるものではありません。

良い組み合わせがあるのと同様、逆の酷い相性というのも得てして存在するもので、しかも平気で酷い組み合わせのまま店頭デモをしている場合もあり、更に注意が必要です。雑誌で賞を取ったベストバイ製品が実は組み合わせでは相性最悪だったりすることもありますし、それを単純に売れ筋だからと適当に合わせて売っている店、何も知らずに信じて買ってしまう人、この不幸な繰り返しが続ていいる事が、オーディオ文化、マーケット自体を尻窄みにしている原因の一つではないかとも感じます。

まぁ確率面では多くの場合、可もなく不可もない程々の相性で済むとは思います。しかし、それは、機器それぞれの設計者の意図した100%の音質ではありませんし、個人の許容範囲か否かは別にして、音のある部分に於いてはそれぞれの持ち味を十分に引き出せず、足を引っ張っている部分が必ず存在している筈です。

それにも拘わらず、オーディオメーカーが、この機種はこのスピーカーをモニターにして設計しました。このスピーカーは、他社のこのアンプとプレーヤーを基準に音作りをしました!なんて事を正直に表だって告白している記事などは殆ど見かけることが出来ません。もしそんな事をしたら、そのスピーカーを使っているユーザーには売れても、そうでないユーザーには最悪さっぱり売れなくなってしまうかも知れませんけど(笑) マーケティング上の暗黙のタブーなのか、これらがオーディオ誌の明確な特集記事になることも殆どありません。まぁ、記事の婉曲表現や、オーディオショウ等で写っている背景を目ざとく見極めれば、一部製品では、設計に使われているであろう他社製品のモニタースピーカーを推測したりは出来ますし、また、スピーカーメーカーの場合、設計に使っている他メーカーのアンプやCDPをオフィシャルなデモで使っていたりしますので、それらは製品の相性を見極める際に重要な答えを暗示している筈です。

ただ、積極的なアナウンスがされていないとは云え、実際にはどのメーカーでも、お互いに機器の使い手にやって欲しくない組み合わせが少なからず存在するはずです。

そして、不幸にも相性の悪い組み合わせを手にしたオーナーがどうなるか?自分の購入した機器やメーカーに絶対の崇拝と愛着が生まれる純粋な方は、機種選択、組み合わせの問題に対して自分の使いこなしの問題だと泣き寝入りしたり、いや、悪い音がする筈はない!という無意識の信念の元に酷い音を我慢して聴き続けるか、結果的に音楽を聴くことに疲れ、いつのまにかオーディオ、更に音楽への興味を失ってしまうか。

また、別のタイプの人(私はこちらw)はどちらかの機種を貶すか、或いはその両方を貶すかなどして、良い音が聴けない苛立ちから、最悪は市場にその機種についてのマイナス評価をまき散らすことになります。これである特定の組み合わせから来る失敗などの結果が誇張され、不愉快な風聞や否定的な評価がネット上で一人歩きし出したりして、それがブランド評価や売り上げにもボディブローのようにダメージを与える。

こういった現状を避けるためには、メーカーも代理店もオーディオ装置の持つ"相性問題"について、もっと積極的に情報を公開し、悪い組み合わせについては大声で言えないにしても、最低限、開発上の特に相性の良い組み合わせ、推奨相手については、メーカー同士も互いにコラボレートして市場で積極的に披露する事で、結果的にユーザー評価を通して自社製品の価値を高める事が出来ますし、個々の単品コンポユーザーの再生品位を底上げし、ひいては自社製品の評価、音楽文化、レコード売り上げにも貢献し、オーディオ市場全体の活性化にも繋がるのではと考えます。

話を戻します。とにかく機器の相性問題"組み合わせのリスク"を考えると、それらのリスクは極力回避する方が、"音楽再生"には近道となるはずです。ですから、少なくとも金銭的にリスクを取れないとき、相性がわからないとき、確認の試聴が十分に出来ない場合などでは、メーカー純正組み合わせを第一候補として基準点にする。

また、海外製に多いスピーカー専業メーカーの製品など、どのメーカーのアンプと合うのか良く判らない場合、最初に自分と相性の良いスピーカーを一つに絞り、そのスピーカーと相性の良いアンプが見つかるまでとことん繋げ換えて試聴を繰り返す、この執念が必要です。でも、やっぱりこれはオーディオ業界のしきたり?に慣れていないと実際には難しいですよね。試聴環境面でも、まともに性能を比較が出来る店舗はかなり限られますし、そもそもこの業界には安易に試聴されることを好まない不思議な空気が存在します(滝汗) ですから、とにかく試聴しろ!自分で決めろ!というアドヴァイスは真実のようでいて冷たい。実際には試聴がホイホイ簡単にできたらオマエに訊いたりしねーよ!という現実がある。

だからこそ、私のような図々しい試聴マニアのサイトに、何かしらの情報を求めてくる人がいたりするのですが(爆) それはそれで私個人としては楽しいのですが、”箱庭的輸入ピュアオーディオシステムの薦め”の情報発信の趣旨は、音楽を求める音楽ファンの方々に、オーディオマニア的な回り道をせず、躓きのない音楽本位のオーディオ装置を手に入れて、より充実した音楽ライフを皆様に送って欲しいと願ってのこと。ですから、メーカーさんや代理店さんには、出来るだけ誌面や販売店を通して、開発したそれぞれの機器を活かせる理想的な組み合わせを、ブランドの垣根を越えて積極的に推奨して欲しいと思うのでした。。。

抒情小曲集I
ポブウォッカ(エヴァ)

ビクターエンタテインメント 2004-10-21
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グリーグは流石に弾けてましたね〜♪私は彼女の柔らかいタッチ、流れるような旋律の中に飛び出す生命力溢れるリズム感が好きです。それにしても、久しぶりに観たら太ってたー(@_@;)_| ̄|○ゴメン

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オーディオ機器の個体差と中古購入時の注意

今日のコラムはオーディオ機器の個体差についてです。

オーディオを続けていると、友人と同じ機種を所有したり、はたまた自分で同じモノを複数台所有したり、過去に所有していたものを再び中古で買い戻したり等、色々なきっかけから同じ製品を比較する機会を得ることがあります。そこで否応無しに気がつかされる問題点の一つとして、"オーディオ製品は同じ機種でも無視できない個体差が存在する"という、どうしてなかなか認めたくない現実が其処にあったりします。

工業製品は色々な部品を組み合わせて作っている以上、測定器などでもない限り、それぞれの部品全てに完全な精度が保たれているわけではなく、トータルとして特性の違いが出てくるのはどうにも避けられない運命にあるのでしょう。どんなに精巧に作っても、天然素材の性質上、ピアノ等楽器の場合はほぼ全ての個体が違う音色ですし金属や樹脂を組み合わせて作っている自動車ほどの工業製品でも、多くの部品を組み合わせた結果、発生する個体差は多くの人が体感出来るほどの違いになって現れます。F1程の精密なマシンでも、同一設計マシンで一台一台の特性が異なるため、レースでのセッティングが車体毎に異なる事になり、フリー走行や予選中のマシントラブルでスペアカーに乗り換えると羽目になると、それまでと全く同じセッティングが通用せず、ドライバーが思い通りにタイムを出せなくなってしまう事もしばしば。小さなオーディオ機器はそこまで差は酷く無いにしろ、それでも尚製品によっては無視できない差となってきこえてくる事がある様に感じます。

新品でその誤差が大きいのか小さいのか、この点では、デバイスやパーツのマッチングにこだわったハイエンドモデルはチャンネル誤差が小さい(あくまでメーカーの姿勢に依存しますが)でしょうし、低価格機になるにつれて同じデバイスでも精度品質が落とされていく事もあります。また、部品点数が多い機種は結局芋づる式に誤差が出てきてしまう問題もあるでしょうから、この面から考えると、部品点数を絞ったシンプルな回路のモデルの方が、必然的に不確定要素を減らせるメリットがあると云えるでしょう。また製造品位の差は生産国にも左右され、器用で厳格な国民性の日本人が作る製品が世界で最も製造品位が高く、信頼性が高いのは相対的に皆が認めることでしょうし、ただ、これもメーカーのパーツコストに対する姿勢によって、現実には???な製造管理のブランドもありそう。○○タイマーとかね(爆)

一例を挙げると、私が好んで使っている某オランダ製ハイエンドブランドのACケーブルなどは、ハンドメイドなのもあるでしょうが、同じモデルでも1本1本かなり音が違います(^^;。それも無視できないレベルの聴感F特の差があり、片方は甘い音色で中域が厚かったり、もう一本は解像度が高くハイバランスで神経質だったり、同じ筈のケーブルをアンプとCDPで入れ替えるだけで音場の形がガラリと変わります。環境によってどちらが良いかは一概に言えませんが、とにかく違うことだけは確かです。

こういった事を突き詰めていくと、RozenKrantzのアクセサリように製造段階まで遡り、成型時のストレスから来る歪みにまで気を使い、金属、木材素材の方向性を揃えるとか、測定数値には出てこないところまで感覚を頼りに調律していく人まで現れます。まぁコダワリだしたら切りが無いし、しかしそれで透明で精度の高い音が得られるのもまた面白くて、私などはその変化の面白さにそのうち音楽の事まで忘れてしまいそうになります・・・(^^;

しかも、これが巷に溢れる中古商品となるとさらに難しくなります。そもそも製造品位のバラツキがある上に、それぞれの個体は、別々のオーナーの元で別々の使われ方をして来ている訳です。繋げられていた電源の質、オンオフの回数、通電時間、温度、湿度、はたまた聴かれていた音楽の種類、タバコなどの空気の汚れ、その他色々な外部的環境の違いから徐々に個体差が広がってしまうという新品にはない不確定要素が加わります。

私が以前にオークションで手に入れたApple/PHILIPSのPowerCDプレーヤーも、落札して届いたものを聴いてみると、なんだかあれぇ?という音しかしません。いや、この機体しか知らなければこんなものだと思うでしょう。完動品ですし、機器としては使用上特に問題点はありません。ただ、その時の私の場合、元々友人の所有するこの機種を聴いて感動したのが入手のきっかけでしたので、どうしても納得できない私は、改めて同一条件で友人所有のものと比較してみることにしたのですが・・・その結果は、やはりまるでグレードが違う音がするのです。友人曰くまるで"LHH700とLHH600の差だね"(汗) 本当に、音場や音傾向の違いも含めまるでそんな感じの違いがあるのです。私F結局この個体差に我慢ができなくなり、数日で再び売却したのは言うまでもありません(爆)

このほかにも、許容範囲の微妙な差程度のものも含め、同一製品でも個体差はありますし、中古となるとコンディションはバラバラ。一体何処で何をされて来たのか・・・それは元オーナーのみぞ知るです。(一端改造したものをハンダ付けから部品を元に戻して何食わぬ顔で売ってる人もいますし・・・) 完動品であるという以上に、本当に本来の音が出ているのか?ここまで拘って考えると、中古はバクチであることを十分理解した上で割り切って購入しないと・・・(滝汗)

そもそも、確率面から本当に良いコンディションの機器はオーナーがなかなか手放しませんし、中古品は多くの場合何らかの"不満"に基づいて売りに出される事が前提にあり、入手経路の面からも、中古愛好家の手を渡り歩いて、結果的に同じ機体がたらい回しにされる傾向が無いとは言い切れません。ですから、中古品に手を出す以上、"安い"だけでなく、里子に出されるには"何か訳がある"と疑ってかかる用心深さが必要だと考えます。

と、ココまで書いてきて、じゃあ結局どうすれば良いんだ?と問われると、ハッキリ答えられなくなってしまうのですが、私の取っている方法として、リスクを回避する為には出来るだけ新品を買う、新品でもハズレ個体を避けるため、初期返品/メーカーリビルト品などのB級品は買わない。(バッタ屋さんで買わない) 中古品はちゃんと"試聴"した上で十分納得して買う。価格の差はリスクの差だと認識する。これくらいの事は皆さんもオーディオ購入時に頭の片隅に入れておいても損はないと思います。

フォーレ:ノクターン全集(全13曲)
ポブウォッカ(エヴァ) フォーレ

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4/19日今日am10〜11時、NHKBS2のクラシック倶楽部でリサイタル録画が放送されます。

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PIONEER DV-S757 DV-600 ユニバーサルDVD SACDプレーヤー レビュー

YAMAHA DVD-S1500に引き続き、CD92氏によるPioneerのユニバーサルDVDオーディオ/ビデオ/SACDプレーヤーDV-S757及びDV-600Aのレビューです。今回DV-S757AとDV-600Aを評価したシステムは以下になります。
Pioneer dv-s757a
・レシーバー MARANTZ SR110
・スピーカー ALR/JORDAN EntryS
比較用・CDプレーヤー ARCAM CD92
前回のYAMAHA DVD-S1500テスト時とはアンプとスピーカーが異なるため ユニバーサルプレーヤーの差など論じることが出来ないのではないかと考える方もいらっしゃるかと思います。 それはもっともな話ですがARCAM CDプレーヤー CD92を基準としまして、両方のシステムにCD92を組み込んで試聴した結果を判断の基準にしております。 また、アンプの購入時期が前後したため、同時に評価できなかった事情もあります。いずれにしましても、特に音質評価は聴き手に依存しますからレビューはあくまで参考だと思ってください。>>READ MORE

YAMAHA DVD-S1500 DVD AUDIO/VIDEO SACDプレーヤーレビュー

ブログ読者で友人のCD92氏から、YAMAHAとPIONEERの低価格な薄型SACDプレーヤーについてのレビュー投稿をいただきましたので2回に分けて掲載します。箱庭ピュアオーディオ管理人は以前からYAMAHA DVD-S1500に興味がありましたが、同機はオーディオマニア向けと云うより家電量販店向けの製品ですので、一体どんな音がするのか?興味はあるものの試聴することが難しい状況でした。
yamaha dvd-s1500
YAMAHA DVD-S1500は薄型で邪魔にならないデザインですし、何よりもPHILIPSのOEMという所がポイントです。10万円以下のお手頃な価格帯で魅力的なSACDプレーヤがなかなか発売されませんので、とりあえずSACDが聴けるだけでこんなのでも良いかもって思っています。しかもYAMAHA DVD-S1500はその名の通りDVDオーディオにも対応しているのですね。これで実売35000円はなかなかリーズナブルでは無いでしょうか。

とりあえず前置きはこのくらいにして、御購入をお考えの皆様方、どうぞ以下のレビューをご覧下さいませd(^_-)>>READ MORE

JVC SX-WD5の魅力を引き出すためのオススメの組み合わせ「AUDIO ANALOGUE PRIMO」

JVCウッドコーンスピーカー
ぱ〜と1】|【ぱ〜と2】|【ぱ〜と3】

今回はJVC/Victor SX-WD5を活かすアンプについて書いてみたいと思います。SX-WD5はキャラクター的に「美音系」のスピーカーであると度々書きましたが、これは裏を返せばこれ自体が独特の個性を持ったスピーカーであるとも云えます。暖かみと透明感のある美しい音色と澄んだ中高域は大変魅力的ですが、決してフラット且つワイドレンジではありませんし、低域方向の厚みがどうしても不足気味です。
Victor JVC ウッドコーン EX-A5
特に繋げるアンプとの相性や、どの音楽を聴くか?で、まるで正反対の評価になってしまう事も充分あり得るでしょう。箱庭ピュアオーディオ管理人自身、このスピーカーを最初に聴いた際には、深く考えずにそこにあったD社の10万円クラスのプリメインアンプと組み合わせて音出しをしたのですけれど、この時の音質はお世辞にも良いとは云えず、正直かなり酷い音が出てきてびっくりしました(滝汗)>>READ MORE

AH!Njoe Tjoeb 4000 CDプレーヤー

地震は来るし、今日は冬みたいに寒いし、もー!!!って感じです。
AH!Njoe Tjoeb 4000 CDプレーヤー
ところでこちらのAH!Njoe Tjoeb 4000 CDプレーヤー(アーハ!ニューチューブと読むそうです。)

なんだかものすごーく欲しいです♪久しぶりに単体CDプレーヤーにクラッと来てしまいました♪元々はMARANTZの生産完了モデルCD4000に真空管出力段を加える形で改造したもので、所有されているジャズ&オーディオ通信さんがインプレをされています。僕の試聴記こちら↓。

internalバック工芸社試聴会。AH! NjoeTjoeb4000&PrimaLunaプロローグ

この時に聴いたAH!Njoe Tjoeb 4000 CDプレーヤーの印象は素晴らしかったです。当時は予算の都合で残念ながら購入には至らないまま結局入手不可能になってしまいましたけれど、無理してでも入手しておけば良かったなと・・・ちょっと悔やんでいたりします。。。

internalMARANTZ(マランツ) CDR630 Professional CD-Rレコーダーの紹介をしてみる

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JVC/Victor ETERNO EX-A5 vs EX-A1 DEUSアンプとの相性について

JVCウッドコーンスピーカー
ぱ〜と1】|【ぱ〜と2】|【ぱ〜と3

さて今回は先日の予告の通りJVC/Victorが発売した美音系ウッドーコーンスピーカーSX-WD5について書きたいと思います。ウッドコーンスピーカーは、単品売りされているSX-WD5を別にすると、一体型ミニコンポの「コンパクトコンポーネントDVDシステム"ETERNO"」として販売されていて、チューナー/DVD/DVD-Audio内蔵の小型デジタルアンプ、通称「DEUS」アンプがセットになっています。このセンターユニット部分ですが、元々は先行発売されたEX-A1に付属する、80mm小型フルレンジスピーカーSX-WD1をドライブするために開発されたもの。
Victor JVC ウッドコーン SX-WD5
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PIONEER"DV-545"普及価格帯のCD専用機を凌駕するハイCP機

え〜・・・転んでもタダでは起きぬがモットーの箱ピュア管理人としてはNakamichiのCDチェンジャーを手放して手ぶらで帰るのは(売ってくれたお店にも悪いし〜)気が引けます・・・そこで何か代わりに使えるものはないかと他の出物を見渡したところ、2〜3年ほど前に売られていたPIONEERのDVDプレーヤーDV-545を発見。丁度親が冬のソナタDVD再生機を欲しがっていたのもあり、返品代わりにこちらを買って参りました。

545

実はこのDV-545、再生専用DVDプレーヤーを未だ持っていなかった4年前からとても欲しかったんですよね。なんでも、当時世界最薄高さ55mmの薄型筐体。実売価格は2〜2.5万程度、この手のラックの隙間にも入る廉価DVDプレーヤーの先駆けとして画質も評判が良く、それ以上に一部では"音質が良い"と評判になっていた製品です。この当時の"音が良い"という噂に惹かれて購入しようか凄く悩んだのですが、メインで使用していたDVDレコーダー東芝RD-XS40で採用されていたDVD-RAMメディアが再生できなかった事もあって結局買わずにいたものです。販売期間が短かったためかネットで検索してもレビューが殆ど出てきません。特に音質に注目したものは殆ど無いに等しい感じです。>>READ MORE

今度はNakamichi(ナカミチ)MB・・・音の良い多連奏CDチェンジャーを求めて

箱庭ピュアオーディオ管理人は、こうやってパソコンに向かっている時や仕事中のBGMとして、ほぼ一日中音楽を聴いているのですが、CDの入れ替えが面倒なのもあり、演奏が終わってもそのまま気付かずにいることが度々あります。それで音質の良いCDチェンジャーを常日頃探しているのですけれど、本日ふらふら〜っと立ち寄ったHARD OFFさんで珍しいものを見つけました♪
Nakamichi CDPlayer2

ナカミチの7連奏ミュージックバンク型CDチェンジャーCDPlayer2です。かれこれ15年近く前に作られたバブル時代末期のCDチェンジャーで、ハイエンドセパレートCDチェンジャー Nakamichi 1000mb (55+55万円)、CDPlayer1(25万円)に次ぐCDPlayer2(10万円)は、当時のナカミチの中核CDプレーヤーでした。※この下のモデルには、CDPlayer3(8万円) / CDPlayer4(5万)がありました。10代の頃に入り浸っていた秋葉原のヤマギワ(Yamagiwa)ではいつも店頭でNakamichiのCDチェンジャーが鳴っていて、欲しいなぁと思いつつも・・・当時値引き販売が殆ど無かったNakamichi製品は学生には高嶺の花でした。>>READ MORE

JVC Victor"ウッドコーン"驚異の音楽性を誇る国産小型スピーカー&ミニコンポ

JVCウッドコーンスピーカー
【ぱ〜と1】|【ぱ〜と2】|【ぱ〜と3

近年、小型スピーカーのマーケットは海外製の独壇場といった感じですけれど、実は国産メーカー製にも優れたスピーカーはいくつもあります。その中でもピュアオーディオSP作りに於いて管理人が昔からとても高く評価しているのがJVC/Victorです。
JVC Victor  ウッドコーン EX-A5
最近のJVC/VictorはDENON(デノン)Marantz(マランツ)ほどオーディオブランドとしてメジャーではなく、Accuphase(アキュフェーズ)LUXMAN(ラックスマン)程、玄人好みの高級機を一貫して作ってきた訳でもなく、SONY(ソニー)ほど先進的でも無く、ONKYO(オンキヨー)ほど普及価格帯のピュアオーディオではっきりとした方向性を認知されている訳でも無く。。。なんとなく、商品構成が中途半端でマーケットに占めるブランド力が弱い印象が拭えません。しかしJVC/Victorには一般の方には余り知られていない、他の国産大手メーカーとは一味も二味も違う優れたスピーカー製造技術があります。※むしろ日本の他の大手メーカーはまともなスピーカー作りが元々出来ないか、かなり前に辞めてしまっています。現在でもまともに評価出来るのはJVCとONKYO、YAMAHAくらいかも。>>READ MORE
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ピュアオーディオ、PCオーディオ、デザイン家電とAVガジェット、クラシック音楽専門のWebライター「ぱすてるぴあの辺境公爵」でございます。自称ルンペンブログタリアーティスト。コメント&ご質問はお気軽に♪ ⇒連絡先

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Apple iPhone7, iPad mini及びASUS VivoMini VC65 Windows10で製作し、Google Chromeで最適化デザインされています。

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