管理人が普段使っているパソコンはあちこち合わせて計5台ほどあるのですけれども、それらはみんなWindows XPマシン。しかも全て2003〜2005年に頃に製造されたひと昔前のモデルです。最新OSのWindows Vistaがコケてしまった事もあって自宅/職場を問わずWindows XPのマシンを未だ使い続けているユーザーさんは案外多いと思います。実際に箱ピュアのアクセスログをみると何と70%近くがWinXPユーザーさん。Vistaを搭載した新型ウィンドウズPCの多くがXPへのダウングレードに対応している為か、なんだか一時期よりもXPユーザーさんが増えたような印象さえあります。
しかしながら5〜6年も前のビジネスPC・・・特にメモリが少なかったり搭載HDDのアクセス速度が遅いノートパソコンを使っていると、流石にモタつきが気になる部分が多少なりとも出てきます。私はデフォルトのWebブラウザには敢えてIE6を使っていますが、起動が重いIE7やIE8をインストールされている方は尚更でしょう。
サイバーフロント eboostr パッケージ版

とは云え今まで使ってきたマシンを丸ごと買い換えるほどの事もないし、古いマシンのアップグレードに今更あまりお金を掛けたくもない。そんな感じで古いWinXPのPCをなんとか最新マシン並みに快適に使えないかと考えていたところ挿すだけで速くなる"eboostr 3"なるソフトを発見、、、外部USBメモリを利用するWindows Vistaの名物機能ReadyboostSuperFetchを足してWindowsXPやWindows2000でも使えるようにしてみた的なソフトで、効能書きは以下のような感じです。

*よく使うアプリケーションを高速化
*起動も速い!キビキビ動く!
*ハードウェア交換は不要
*低速HDDのミニノート、ネットブック、UMPCを高速化
*モバイルのバッテリーを節約して長時間使える
*空きメモリも上手に利用「SuperFetch(スーパーフェッチ)」のような機能

これはなかなか使えそう!?という事でメーカーサイトにある試用版が無料で使えると知り早速インストールしてみることにしました。

【用意するもの】

◆eboostr試用版若しくは製品版

eboostrはアクセス速度の速いUSBメモリ等を使い、HDDに先回りして主要なアプリケーションやファイルのキャッシュを読み込ませることでHDDの初期アクセスを軽減・高速化し、実効体感速度を向上させようという仕組みです。解りやすくVista標準のReadyboostがXPでも使えるというキャッチフレーズでしたが厳密には違う動作プロセスを持っているようです。ちなみに試用版と製品版との違いは4時間の利用制限が掛かっている点です。起動後4時間するとeboostrが自動停止。再起動するとまた4時間使用できます。eboostr Professional版Standard版の違いはProfessional版がPC内部のシステムメモリにも対応している点です。

eboostr3試用版今のところProfessional版と機能が同じ無料の試用版を使っている管理人ですが、常時電源を入れたまま使い続けメモリが圧迫されて動作が変になってから慌てる事がありますので、4時間でポップアップメッセージが出るのはマメな再起動を促す意味で丁度良いのかなとポジティブに捉えてます(^^;

◆USB 2.0 ポート、またはメモリーカードリーダー

2000年以前の古いPCに搭載されているUSB1.1では高速化に必用なアクセス速度が得られませんので使えません。各種フラッシュメモリを流用する場合、USB接続(或いはCardBus)のメモリーカードリーダーを使用しますが、メモリカードリーダーは製品によるアクセススピードのバラツキがかなり大きいため、フラッシュメモリー側の持つ本来のスピードが確保できるか事前にCrystalDiskMarkでのチェックをお薦めします。うちにあったマルチメモリーカードリーダーは1種類を除きなんと全滅気味でした(^^; Let's note CF-T2の内蔵SDカードスロットも最大転送速度が2MB/sと必用なスピードが全く出ないので使用できません。気付かずに最初使ってみたらeboostr側で低速度警告が出ました(滝汗)。お手持ちのメモリーカードリーダーで十分な速度が出ていなかったり、新たにメモリーカードリーダーを購入する際には、例えばグリーンハウスのGH-CRHD52など読み書き30MB/s前後を目安にした高速転送対応のモデルを購入することをお奨めします。

UDMA対応!52メディア All in 1カードリーダ/ライタGREENHOUSE GH-CRHD52

CrystalDiskMark 2.2

eboostr用に使用するUSBメモリ等のフラッシュメモリやメモリーカードリーダーが、十分な実行速度を備えているかチェックするための有名なフリーソフトです。他にもハードディスクなど大抵の記憶デバイスの読み書き速度を測定でき色々重宝します。
CrystalDiskMark2

◆4GBのUSBメモリ、若しくはSD/SDHC、MicroSD/SDHC、CFカード等の外部フラッシュメモリ等。

eboostr 3は最大4GBまでのメモリを4個まで使用できます。基本は1個、ポートが余っている場合2個以上使うと更に体感速度が向上するようです。3個以上は微妙にオーバースペック?になる気もしますがその辺りはお好みで。またメーカーの推奨メモリは1GBとなっていますが、実際に使ってみると1〜2GBのメモリーではでは直ぐにキャッシュがいっぱいになってしまい、せっかくのeboostrの性能を生かし切れません。個人的には4GBのメモリをPC一台当たり1〜2個使用する事をお薦めします。尚、外部メモのを2個以上使用してもキャッシュ容量がその分丸ごと増えるわけではなく、同一データを並列に利用する形になるらしいです。

まず最初にeboostrで使用する為の空のUSBメモリを用意します。2009/04月時点で格安の4GB/USBメモリーを探すと、私が時々利用する格安系ネットシッョプなどでは概ね約1000円前後みたいです。(注:家電量販店店頭では未だこの2〜4倍の価格になります)

  ・イーサプライYahoo!店
  ・サンワダイレクト楽天市場店
  ・上海問屋 楽天市場店

ここで気になることが一つ。。。一般的なUSBメモリはPC本体に挿すと長い本体が飛び出してしまいます。eboostrは常時USBメモリを接続したまま使用するため、モバイルパソコンのレッツノート等ではUSBメモリ本体の飛び出しがかなり邪魔になります。そして問題はデスクトップPC。本体をデスクの下に置いているため一歩間違うと挿したUSBメモリをけっ飛ばしかねません(爆)もしけっ飛ばしてしまったら・・・PC本体のUSB端子やメモリの端子部分を破壊してしまいますので一般的なUSBメモリを使うのは少し勇気が要ります。サンワサプライAD-3DUSB8などUSBメモリの向きを変換するアダプタもあるのですが、他のポートとの干渉などコレはコレで邪魔になる感じです・・・ところが少し調べてみると最近はここまで小さなUSBメモリーが存在するんですね♪
BUFFALO マイクロUSBメモリー ブラックモデル RMUM-1G/BK
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starseBoostrと共に
starsブートならず

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どうやら内部にMicroSDカードが入っていて、それをフラッシュメモリとして使用する仕組み。類似品にエレコムMF-SU2などもありますが、バッファローのRMUMシリーズはMicroSDカードを取り出して交換可能なのがポイント。小さすぎて性能面が心配ですがMicroSDHC Class6対応を謳っていますので肝心のカードリーダーとしての速度も問題無さそう。
バッファローコクヨサプライ BUFFALO カードリーダー/ライター microSD対応 超コンパクト ブラック BSCRMSDCBK
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starsキャップの紛失に注意
stars小さいのは偉い
starsちょっとしたアイディア商品です
starsカーオーディオのUSB端子につかってます。
stars満足してます

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こちらのBSCRMSDCBK/BSCRMSDCWHはMicroSDHCカードの付属無しモデル。USB/MicroSD/SDHCカードリーダーとして販売されているタイプです。4GB以上でしたらMicroSDHCカード付属無しモデルと別途MicroSDカードを購入した方が安上がり。余ったMicroSDカードの使い道がある場合、RMUMシリーズの一番安い1GB付きのを購入してMicroSDカードを入れ替えるのもそれはそれでお得かも?。RUF2-P2Gシリーズという更に小型のタイプもありますが、こちらはMicroSDカードを抜き差しする取り外し用の爪が省略されています。MicroSDカードの銘柄によっては寸法がタイト過ぎて出し入れしにくいことがあるみたいですので、交換の利便性を考えると爪付きモデルの方が良さそう。

MicoSDカードKingston/TOSHIBA小っさいは正義♪の管理人としましては、ついつい嬉しくなって4GBのMicroSDカード2枚(東芝SD-C04GR5W4/キングストンSDC4)とこちらを購入してしまいました。届いたMicroSDカードの速度測定結果はこちら。この組み合わせでのeboostr 3上のランダムリード速度は約16000KB/s。速度比で2〜3倍(元PCによって違う)をマークできます。

実際にPCに挿してみるとこんな感じです。余ったUSBポートに蓋(キャップ)を被せるような感じで全く目立ちません。
BSCRMSDCWH
これならけっ飛ばしたりモバイルで邪魔になる可能性は無さそう♪ 動作中はブルーのアクセスランプが点灯しますが、ほの暗いLEDですので眩しいという事もありません。明るい部屋ではむしろLEDが点いているのか判らないのが難点かも。
超小型MicroSDカードリーダー
さて肝心のeboostr 3のレポートです。上記のMicroSD内蔵超小型USBメモリーを下記2機種に接続してテストしました。

※Panasonic CF-T2 Pentium M 900MHz メモリ756MB
※HP d325 AMD Athron XP2400+ メモリ1GB


eboostr試用版を両方のPCへインストールしてUSBメモリを接続。eboostrのコントロールパネルからドライブEなどと表示されているMicroSDカード(USBメモリ)を追加してデバイスを有効にすると"キャッシュファイルの割り当て"が始まります。システムメモリ以外の普通のSDカードやUSBメモリでは画面が止まったままここで15〜30分くらい待たされますので我慢して放置します。尚、試用版とProfessional版では読み込み先の設定でシステムメモリを加えることが出来ますが、「※キャッシュ確保のためシステムで利用できるメモリを1GB以下にするべきではありません」との注意書きがありますので、PCの内蔵メモリが1GB以下の場合は加えない方が良いみたいです。eboostrの体感速度についてはタイムラグが殆ど無いシステムメモリからの読み出し(最大50倍速)がベストなのですが、eboostrにメモリを占拠された分は物理メモリ容量を減らしたのと同じ状態になってしまい、メモリ不足で全体のパフォーマンスが低下するなど本末転倒してしまいます。また、システムメモリを併用した場合は電源OFFでデータを保持できませんので、キャッシュのバックアップをシャットダウンの度にHDD側のファイルへ同期し、起動時に再読み出しする必用があり、起動終了の挙動が重くなるなどの副作用もあるみたいです。→詳細はこちら

"キャッシュファイルの割り当て"が終わると次に"キャッシュの再構築"を行います。こちらも多少時間が掛かりますが進捗状況が%表示されるのが最初の"キャッシュファイルの割り当て"との違いです。以上で設定は終了。後はパソコンを使っている間にユーザーが良く使うキャッシュを読み込みつつ学習して高速化していきます。

挿すだけで速くなる"eboostr 3"を使用した場合の効果ですが、目に見えて速くなるというよりは動作がもたつかなくなるという感じです。色々なアプリケーションの立ち上げやIE上で行う色々な呼び出し動作などが気が付くと瞬速化されている・・・そんな感じです。うちの環境ではPCの起動速度には大きな違いは出ませんでしたし、アプリケーションによってはイマイチ速くならない部分があったり決して万能ではないのですが、数日使って気が付くと全体に速くなっているという感じです。

また外部メモリに主要なキャッシュを読み込ませることで明らかにHDDへのアクセス量が減ります。特に搭載しているHDDのスピードが非常に遅いモバイルノートのレッツノート CF-T2では効果抜群。HDDアクセス時のカリカリ音も減ってHDDへの負担を減らしつつ電力消費も抑えてくれると良いことずくめ。従来はデスクトップのメインマシンのHP d325と比べてIEその他各種アプリケーションの動作レスポンスがワンテンポ遅い印象があったのですが、eboostrを搭載後は2機の体感レスポンスの差がかなり小さくなりました。もちろん両機共にeboostrを使用してスピードアップした状態にも関わらずです。これはある意味なんちゃってSSD的なアクセス速度と言えるかも知れません。
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eboostrはあくまでFlash SSDドライブのプチフリなどの問題が解決し低価格大容量化するまでの繋ぎ的な技術ではありますが、一昔前のXPマシンでハードウェア交換をせず僅かな出費で実行速度を改善したい場合の費用対効果はかなりあると思います。余った1G以上のUSBメモリやSDカードをお持ちでしたら、とりあえず試用版を使い実質無料でeboost 3の効果を確かめられますので、ご興味がおありの方は是非トライしてみて下さいませ♪

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