Zonotoneのリール巻き切り売りスピーカーケーブルの中でも、1m切り売り実売100円台以下のエントリークラスには、現行ではSP-330 Meister、AVSP-1200Q Meister、6NSP-1500 Meisterの3種類が用意されています。住み分けとしてはSP-330 Meisterが完全なエントリーモデル。対してAVSP-1200Q Meisterと6NSP-1500 Meisterは構造が異なりますので、用途と音質の好みで使い分けといった感じでしょうか。今回は、エントリークラスのこの中から、サブシステム用にZonotone 6NSP-1500 Meisterを購入してみました。低価格モデルですが、他のZonotone製品と同じく日本国内製造個品です。
ゾノトーン 6NSP-1500 Meister
被覆はクリアブルーの被覆はPVCとPEの2重構造。導体径1.55SQ×2。導体には超高純度6NCu、HiFC、錫メッキOFC、OFCの4種ハイブリッドと、見た目以上に凝った構造になっています。4.5 × 9.2mmのシースは比較的細く柔らかいので取り回しで困ることは無さそう。



6NSP-1500 Meisterの音質評価

肌触りのしなやかさと同時にハイレゾ的なスパークリングで細やかな分解能と情報量を両立しつつ、上下にレンジを広げ、価格の割に攻めた音の鳴り方をするスピーカーケーブルです。中高域に伸びがあり明るめ。ホールトーンは爽やかで僅かにデッド傾向ですが、弦楽器はしなやかさと倍音の多さ、キレのあるハイスピード感を兼ね備えたイメージ。ピアノのタッチは明快ですが右手方向は少々明るく裏返る感じ。クラシックピアノがジャズピアノみたいな闊達でパルシブな鳴り方をします。
Zonotone 6NSP-1500 Meister
直前に繋げていたAcoustic Revive SPC-AVに比べて落ち着きがあり、中域のエロティシズムは減退し、やや辛口の口当たりもとい耳当たりで、ぱっと聴き音楽性が下がったのかと思いましたが、聞き込むと決してそうではなく、音場空間の適度な落ち着きと、演奏の華やかさという相反する要素を巧く両立したバランスの良い音質だと判ります。結果、情報量が多く音質も良いのですが、意外と音楽の中にスッと意識が入っていける表現力豊かな音作りで、流石に前園氏のチューニングの巧さが光る印象。この辺りの聴かせ方の巧さは手品みたい。
6NSP-1500 Meister スピーカーケーブル
エントリークラスだからか、手持ちの少し高級なZonotoneの電源ケーブルやRCAケーブルとの比較では、上位モデルが持つアナログ的でジャジーな濃厚さと陰影表現よりも、中域〜中高域の明るさとキレの良さ、透明感が支配的で、サーフェスの細やかさとほんのりとした美意識が際立つ、バーサタイルで扱いやすいアッサリとした傾向です。

internalZonotone 6NAC-Granster 3000αモニター当選インプレッション♪



internalゾノトーン Zonotone 6NPS-3.5 Meister 電源ケーブル導入記♪




まとめ♪

ゾノトーン 6NSP-1500 Meister スピーカーケーブル QUAD L-ite2
Zonotoneの広告にある一般的な平行ケーブルの概念を大きく覆したスピーカーケーブルとのキャッチフレーズも、あながち大袈裟では無いかも知れません。単なる適当に作ったエントリークラスの安物ケーブルでは無い、Zonotoneならではの音作りとセンスの良さが光りますので、エントリークラスにありがちな、音楽的方向性が定まらず散漫で薄味のシステムの音質を底上げし、一本筋の通った音楽性を持たせるのにうってつけと云えそうです。

+For
 現代的Hi-Fi性と音楽性のバランスとセンスの良さ
 エントリークラスながらZonotoneらしさを感じさせる音楽的サウンド

−Against
 近い価格帯に、より上質で本格的な上位モデルの存在

《あくまで管理人の個人的評価です》
《Published, 2022/6/10 on Note》


categoryCategory:オルトフォン(Ortofon)とゾノトーン(Zonotone)
categoryCategory:スピーカーケーブル

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