皆さんはどんなアクセサリーを使われていますか?
その中で最も大事にしているアクセサリーは何ですか?


もんのオーディオ日記さんの記事に、最も大事なオーディオアクセサリは何?との問いがありましたので、管理人なりに書いてみたいと思います。

もんさんの書かれているLINNのブルー/イエローケーブルは、私の周囲でも使っている方が数名いらっしゃいます。中には電源ケーブルを自作して一時期ヤフーオークションで売りさばいてる方までいたり・・・(滝汗) これ、要するに英国で使われている一般の電気屋内配線用ケーブルらしく、よってオーディオ的に特別に吟味された高価なケーブルではありませんが、中域に適度な力感と暖かみのあるプレーンな音で、不自然な色付けが少なく、ある種のリファレンス基準と成り得る、真っ当な音質が得られるケーブルだと思います。英国のオーディオ製品は、日本やアメリカと比べて電源ケーブルiconにまで拘ったケースは少なく、結果的にこのケーブルを通して得られる音は、最も設計条件に近い音質になるのかも知れません。

さて、私の大事なアクセサリ・・・・うーん色々あるのですが、最も大事かは?なのですが、未だ10代の頃、最初に清水の舞台を飛び降りるつもりで買った諭吉さん級の高級ケーブルという事で、今回は知る人ぞ知るイソダケーブルを挙げてみたいと思います。

現在既に販売がされていないイソダ・エレクトリックのハイブリッド・ケーブル"HA-08PSR"をご存じの方は少ないと思いますが、10〜15年ほど前、ゴトウ総合音響さんやディスクSHOWAさんなど、一部のオーディオショップで取り扱いのあった国産のハイエンドケーブル(当時はこの価格でも高かった)で、導体はなんと銅/アルミ/真鍮のハイブリッド。単一素材ではどんなに純度を追求しても素材から来る固有の音が消えない点に注目し、3種類の導体を混ぜることで素材特有のカラーレーションを打ち消し合い、より色付けの少ない(無色透明に近い)サウンドを追求したのがイソダ・ケーブルです。

当時の広告を引用すると、

*美しく多彩でしかも自然な音色の魅力を表現する能力は他に比類がありません。
*包み込むような音響空間が心に共鳴し、意識が音楽に溶け込んでいきます。
*音楽の精神性を忠実に伝達、一日中聴いていても飽きない自然な音場空間を実現。


等々ですが、このキャッチコピーに概ね偽りは無いと感じます。

日本よりも海外で高く評価されたケーブルらしく、当時、英国のロクサン国内代理店でも純正ケーブルとしてISODAの構造が採用されていました。イソダケーブルの音を一度聴いてしまうと、一般の銅を使ったケーブルの多くは、銅特有の(イメージ的には暗い銅色〜薄い茶色系の)付帯音がつきまとっていることに気づきます。(特に音をビジュアル的に色で知覚できる人は確実に気がつく筈です。)そんな銅の固有音も、芸術的に昇華されたモデルでは退色したヨーロッパ絵画のようなクラシックな色調とか、まろやかさとかと肯定的に評価することもも出来ますが、悪く言えばまるで景色をブラウン系のサングラスを通して見ているような不自然な感じで、楽器の出す音色を色眼鏡を通して聴いているような・・・平面的な音色になっているのが現実です。

例えば、この銅にありがちなモノトーン調の音色を回避する方法として銀メッキがあるのですが、銀メッキ線はこれまた銀のキャラクターであるギラギラした輝きが乗る事で良くも悪くも自然さとは方向性の異なる華麗で脚色的なサウンドとなり、ハイブリットケーブルのような自然で誇張のない音色にはなかなか出会えません。

ISODA CABLEからは、通常の銅や銀のケーブルではなかなか感じることの出来ない、明るく爽やかな、文字通り透明で色付け感の少ない、強いて色に例えると、白いキャンバスに薄水色の透明水彩で光と水の混ざり合う様子を描いたようなパステル調の爽やかなサウンドを聴くことが出来ます。

そして、響きが多いのもこのケーブルの特徴。なんとも爽やかで潤いある響きが部屋中に響き渡るんですね〜♪ ある意味この独特の響き方は生楽器の音に近いと思うんです。ピアノの音が頭の後方にすうすう抜けていく響き感は、後にも先にもイソダケーブル(他に複合金属導体を使っているのはTMD?)でしか経験したことがありません。種明かしをすればツイストされたマルチ素材から来る共鳴/共振ですから、厳密には後付けされた付帯音なのかもですが、音作りが巧みでとにかく爽やかで魅力的。響きがシャボン玉みたいで本当に気持ちいいのです。

そして、音楽性が高い!表現力の面では意外な程陰影感豊かでデリカシー溢れるもので、女性ボーカルとか、明るく爽やかなのにナヨナヨ濡れているんですね。中低域の力感は控えめでやや大人しいサウンドですが、ブラームスのヴァイオリンソナタ"雨の歌"(デュメイ/ピレシュ盤)などを聴くと、まるで雨の薫りが匂い立つようで失神しそうになります(笑)
Violin Sonatas
B000001GGSJohannes Brahms Maria João Pires Augustin Dumay


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サウンドクオリティ面では、価格相応(18600円 1m/pair)といいますか、多少ハイ上がりで中高域にブライトな傾向があり、また、スピーカーケーブルのHZ-20Dは導体構造上、若干音の粒子が粗い印象でした。背景に朝霧がかかったような曖昧な部分があり、情報量がイマイチ多くないので、オーディオ評論家さんの受けが芳しくなく、市販当時は結構イロモノ扱いで酷い評価をされていたのですけれど、実際には現在の同価格帯ケーブルと比べても劣るようなことはありません。景気のよかった時代の良い意味で日本の音で、80年代のCDとか抜群に合います。というより、80年代〜90年代前半の音楽は、このケーブルを使わないと当時の薫りが出ません。

勿論、近年はこれより良い音質のケーブルが幾らでもありますし、一本数万〜数十万クラスの現在のハイエンドケーブルと比べてどうか?と問われると・・・まぁ価格相応ですからと控えめに言っておきます。でも、この価格帯でこの音楽性となると、今でも他にありますか?と思うのです。そして、客観的に良い音や音楽性の高い音、超高級ケーブルの音が、必ずしも自分にとって真に好みの音になるとは限りません。ぶっちゃけ好みじゃない(渋々使う羽目になる)ことの方が圧倒的に多いです。万人受けするとか、客観的にクオリティが高いとか、確かにそれは大事なことですけれど、音楽は他人の評価で楽しむものではありません。自分が使うモノですから、自分が好きな、自分にとって心地よい音がするのが一番だと思うのです。これで聴いていると音楽がとにかく楽しい。それは間違いありません。その意味で、イソダハイブリッドケーブルは今でもマイベストアクセサリーだと云えるでしょう。

RCAケーブル HA-08PSR 1mペア18600円
スピーカーケーブル HZ-20D 6000円/m
             HA-20 3600円/m


他に3P電源ケーブルや、テーブルタップHZ-5Pもあったらしいですが、残念ながら買いそびれてしまいました。スピーカーケーブルは訳あって処分してしまったのですが、
ピンケーブルのHA-08PSRは手元に残しています。しかし、現在プラグを壊してしまい音が出ません(爆)昨年再修復を試し見たのですが、ハンダが甘いのとプラグが合わなかったみたいでコレクトチャックをぐりぐり回していたら1日でまた壊れてしまいました。。。WBTあたりの高音質で丈夫な高級プラグを買って修理しないといけませんね・・・。自作は極めて苦手なので誰かに依頼したいところです・・・_| ̄|○

それから、開発者の磯田さん一体何処にいらっしゃるのでしょ?この会社、既に畳んでしまったのでしょうか?個人的には心の底からイソダケーブルに復活して欲しいです。そして、どなたか何処かに使われていない各種イソダケーブルがありましたら是非私に譲って下さいませ♪

ピュアオーディオRANKING←1日1回くりっくPLEASE♪
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