エルゴヒューマン"Ergohuman"EH-HAMを使ってました@感想
首と腰に優しいワーキングチェア探し・・・但し低価格で♪

座り心地も使い勝手も極上で、大変気に入っていた高級ワークチェア、エルゴヒューマン ベーシックが初期型だったこともあって壊れてしまい、予算の都合から修理交換せず、より安価で良質なワークチェアを求めて旅に出たという話を前回書きましたが、各所の評判を勘案しつつ店頭で試座比較して、最終的に購入を決めたのがスウェーデン IKEA(イケア)の回転チェア MARKUS(マルクス)です。このエントリ含めて、2013年〜の箱庭的ピュアオーディオシステムの薦め"AUDIO STYLE"の記事は、全てこの椅子の上で書いています。
回転チェアIKEA MARKUSは、良くも悪くも奇を衒ったところの無い極々シンプルなスタイルのワークチェアです。IKEAのOAチェアは多くの種類があって店頭で全て試座出来ますが、自分の感覚ではマルクスが圧倒的に良かったです。(注:次点はVOLMAR(ヴォルマル)→次回のエントリで触れる予定。)イケア以外で良さそうなワークチェアが揃うニトリルームズ大正堂で色々と座り比べても、2万円台のオフィスチェアとしてマルクスは秀逸の出来。低価格にもかかわらず、固定アームレストを除けば5〜7万円クラスと張り合えるクオリティだと言ってしまいましょう♪そして何より最強の10年保証!今まで散々高機能チェアの故障に悩まされた身として、この10年という長期保証の安心感は本当に重要でした。以下、MARKUS購入を決めたポイントを挙げてみます。

スウェーデンらしいモダンデザイン

全体のデザインはご覧の通り。IKEAらしい、モダンインテリアにマッチする洗練されたワークチェアです。かなり大型のワーキングチェアにもかかわらず、シンプルでスッキリした見た目のために、空間で椅子だけが浮いてしまう的な圧迫感がありません。各所のフレームや座面、背もたれの厚み等々見た目に薄い作りなのですが、触ってみるとかなりの強度が確保されています。デザインが洗練されているのに、あくまでワークチェアとしての実用性優先で、決してデザイン優先では無いのがポイントです。

色はレッド、ブルー、グリーンのファブリック三色とブラック本革の4パターン。カラーモデルのファブリックはウール90%ナイロン10%。丈夫ですがウール素材ですのでザラッとした肌触り。反面、牛革の本革シートはひんやりと清涼感があって滑らか。この価格で牛革というのも素晴らしい。ファブリックに比べて汚れも落としやすく清潔感があります。特に医療関係など清潔感が必要な職場には黒革をおすすめしたいと思います。

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     《こんな記事に感化された部分もあったり・・・?》

管理人の自室にはブルーかグリーンが似合いますし、黒の本革はインテリアにマッチしないのでなるべく避けたかったのですが、束縛感の無い革シートの滑らかさと革巻アームレストの柔らかさを比較すると、実用面で本革モデルをチョイスせざるを得ませんでした。ホワイトの本革モデルがあったら良かったのになーと思います。とはいえ本体価格が安いですので、インテリアを鑑みて、アームレストとシート座面には本革、バックレストにカラーのファブリックを組み合わせてニコイチにしても良いかな〜なんて、割と本気で考えてみたり♪(注:残念ながら部品単位での購入は出来ないそうです。)

シート座面の品質

まず、実機の座り心地が良かった。座面がフラット(水平)で広いため、前後左右に束縛感が無く、センターをずらして深くも浅くも腰掛けられます。大抵のワークチェアは、コンセプトが明らかに前傾or後傾してるか、フラットに見えても微妙に後傾してるかいずれかなのですが、このMARKUSはそのどちらでも無い、座った際にほぼ完全にフラットに感じられる座面が特徴です。
イケアMARKUSシート
クッションの硬さも適度。他のワークチェアと比べると柔らかめのクッションなのですが、体が不思議と疲れにくい硬さなのです。脊柱から首に突き上げる圧迫感が少なく、首があんまり疲れません。ただこれでも厚みがほんの少し足りない気がするので、体重がある人は要注意。自分はジーンズやチノをを穿いて座っていると丁度良いテンションと硬さに感じるのですが、自宅で薄布の短パン一枚で座ると微妙に底突き感を感じます。この場合、上に適当なクッションを敷くことで座面の快適性は大きく向上します。

背もたれとリクライニング

背もたれ・・・もといバックレストは大きくて安楽です。通気性が良く涼しいメッシュのシースルーですがファブリックに脆弱な感じは全くありません。ヘッドレスト部分もソフト且つフラットで束縛感も無く秀逸。但しリクライニングに関しては、ロックせずに可変状態にしていると反発力が強過ぎます。特に購入当初は「こんなに硬かったら使い物にならん!」って位硬かったです。2年使ってたらそこそこ適度な反発力にはなりましたけれども。エルゴヒューマン ベーシックでは反発力も無段階で設定できましたので。この辺りはクラスの違いを感じてしまう部分です。
イケアmarkusバックレスト
マルクスのリクライニングの角度は5段階くらい。最大時の角度をやたらと寝かせられるErgohumanチェアには敵いません。仮眠椅子としては正直あと+10℃欲しかった。その反面、フラットから背もたれを1段階だけ寝かせてロックすると、座面と一緒に少し後傾した感じになり、適度にリラックスしてPCと対峙したい時に、丁度心地よくて自分は重宝しています。寝かせると更に腰のサポート感が良い感じです。

ランバーサポート

腰痛の方は特に気にされると思いますが、押し出し感では当然Ergohuman EH-HAMの方が強力です。高さも任意で調整出来ましたし、Ergohuman上位モデルのランバーサポートは本当にスペシャルです♪。とは云え、バックレストのメッシュ内部に組み込まれたイケアMARKUSのランバーサポートも、適度な柔らかさと弾力・・・テンションがあって好印象♪正しく深く座るorリクライニングを後傾姿勢にした場合にはそれなりに良好なサポート感です。これもクッションを敢えて敷き、座面高を調節することでことで、更に座骨をサポートする位置にぴったと嵌まってイイ感じにフィットします。

アームレスト 肘掛け

アームレストはカラーモデルと本革モデルの一番の違いです。幅が5cm、長さ33cm強で形状は同じですが、本革の肘掛けはクッション入りの革巻きで柔らか。ゆるく弧を描いているのも良いのか、肘を置いて長時間キーボードを打ち続けても疲れません。これがカラーモデルでは硬い樹脂製パーツなんですね。さすがにタイピングには辛いですので、カラーモデルを使われる場合は、何らかのクッション材を巻く等の一工夫をされると良いかも知れません。ここはジェルのリストレストを貼るか巻き付けると非常に良くなります。

アームレストの高さもシートの高さに対してなかなか絶妙な位置で、個人的に肘掛けの高さ調整が出来ないモデルはダメだという持論があったのですが、マルクスでは当てはまらないと思います。元々適切な高さ設定が為されていれば、必ずしも調節出来る必要は無いと実際に使ってみて気付かされました。
markus-アームレスト
ただ、座面が大型で左右のアームレストの距離が51cmも離れていますので、両側へ肘を置いたままキーボードを打ち続けるのは、太めの人でないと腕がハの字になってしまい少々辛いと思います。自分の場合、タイピング時に回転軸を生かして右肘だけ、左肘だけを交互にアームレストに乗せてタイピングしていることが多いのに気付きました。これが案外気持ちよくて、座面が広く前後左右に自由な姿勢で座れるので、足を組んだりタイピングで少し斜め向きになったりしても問題無く楽な姿勢で作業が捗るのです。

キャスター

家ではマルクスをコルクフローリングの上で使っていますが、以前の初期型Ergohumanベーシックでも、このイケアMARKUSでも、キャスターが元で床に傷が入ったことはありません。Ergohuman製品には一回り大きく回転が滑らかで高級感のあるキャスターが奢られていますが、IKEA MARKUS/VOLMARのキャスターは、PARAGRAFキャスター/ハードフロア用という安価なもの。ラバーコーティングで床に優しく見た目より剛性感があります。只どちらかと云えば、椅子を滑らせるというよりも留めておくキャスターですので、走行感というか滑らか感は今一歩・・・これはラバーコーティングタイヤだからでしょうか?床を傷つける心配は比較的少ないと思いますが、ご心配な場合には専用のフロアプロテクターKOLONを敷かれると良いかもです。
尚、PARAGRAFはあくまでハードフロア用のキャスターですので、MARKUS(マルクス)とVOLMAR(ヴォルマル)をソフトフロアで使用される際には、別売りのソフトフロア用キャスターPUNKT(プンクト)への換装が説明書で推奨されてました。

耐久性とガスシリンダー

回転チェアとして気になる回転軸は滑らか。ガスシリンダーは本体のサイズに比して細く見えますが、これは耐久性に定評あるスチールケース シンクチェアでも同様ですので、IKEAでは30万回耐久試験に合格している以上、これで大丈夫なのでしょう。IKEAの店舗には、リクライニングとシート可動部の耐久試験を続行中云々という実演ディスプレイブースがありますし、MARKUSとVOLMARの2機種では10年保証が付いていますので、耐久性には留意して設計されているのだと思います。

他のIKEAの家具には、ぶっちゃけると価格と引き換えに耐久性・・・何それ美味しいの?(爆)的なチープな構造の製品もちらほら散見されたりしますから、良い意味で期待を裏切ってくれたというか、MARKUSとVOLMAR(ヴォルマル)に限ってはオフィスチェアとしてまともに使える事を最初から命題にして作られているのだと(実際に使用してみて)感じます。

オフィスでのハードな使用に耐える品質です。オフィスでの使用に適したチェアとは、人間工学に基づいて設計され、安定性、強度、耐久性にも優れたものだとイケアは考えます。この点をふまえ、イケアではオフィスチェアに対して数多くの厳しいテストを課しています。ヨーロッパとアメリカ双方のサイズ基準を満たしたうえで、30万回にも及ぶ荷重テストや各パーツの耐久性テストを行っています。→《PDFファイル

この手の多機能ワーキングチェアに大なり小なりつきものであるシリンダーのガタと軸ブレは、骨格の歪みや全身疲労に繋がりますので、個人的にかなり重要視したポイントです。MARKUSはIKEA港北の店舗に展示品が10台近くあり、個体差を比較することが出来たのですが、殆ど目立ったガタが無い個体から、多少ガタがあるものまで色々。平均的には許容範囲レベルの微妙なガタがある感じです。軸ブレ無しが絶対条件の場合はMARKUSは選択対象外かなーと。ただ以前に使っていたErgohuman EH-HAMと比べれば軸ぶれは遥かに少なく、中古オフィス家具店で散々試座しまくった他の高級ワークチェアと比べても比較的良好な部類に入ると考えてます。
《Update 2015/7/20》

アメリカ人が選ぶ2番目にクールなワークチェアの購入レビュー♪に続く

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