長期性能は絶対容量よりも自己放電の少なさが大事

これはもちろん用途にも拠るのですが、自分が電池を使用している場所をリストアップしてみると、電気を短時間に消費する消費電力の大きな機器よりも、その大半が圧倒的に消費電力が少ないリモコンや時計などが多数を占めていることに気付きました。こういった機器の場合、一度入れ替えたら数年は次回の充電が回って来ません。こうなると初期状態の最大容量なんて実はどうでも良く、結局は如何に自己放電率が低いか?に実用性能がかかってくる訳です。
ニッケル水素充電池
自然放電率はeneloopなどはっきりと公称値を明示しているブランドもありますが、詳しく触れられていなかったり、海外製などは実測値が乖離していてどうみてもスペック詐称しているケースも多いです。そして忘れてはいけないのが、容量の大きさと自己放電率は反比例していて、容量が大きな充電池ほど自己放電率が高く、長期間使用では途中で低容量タイプより先に容量抜けを起こす点です。とにかく電池交換スパンが数年単位の小電力機器では残存率の高さを重視しましょう。となると中華製品や100均はまだまだ論外で、選択肢がやっぱりFDKしかない・・・みたいな。
   
※ニッケル水素充電池のグレードは、品質の差ではなく用途による使い分けが基本です。
使用回数は少なめで、一回の消費電力が大きい機器大容量ハイエンドタイプ
数ヶ月〜1年間隔の充電で、充電間隔を更に延ばしたい大容量ハイエンドタイプ
充電回数は比較的多いが、容量もなるべく必要スタンダードタイプ
ほぼ毎日〜数日に1回は充電する、耐久性重視の用途低容量タイプ
数年に一度の交換で済む低電力機器容量よりも、とにかく自己放電率が低いタイプ
こんな感じの使い分けがお薦め♪ 最近はeneloopの大容量タイプ(第3/第4世代)でも1年後の残存率が85%と高くなっていますが、一般的に実際の運用では公称値よりも容量抜けする事が多いので、5年〜10年単位で考えると安価な低容量タイプにはまだまだ分があると思います。特に低消費電力機器の場合、高価な大容量タイプをわざわざ使う意味は少ないかと。但しeneloop第4世代のスタンダードタイプは初めて10年残存率70%を実現していますので、災害用などの長期保存用途には敢えてeneloopスタンダードタイプで備蓄するのが賢明かも知れません。


ニッケル水素充電池でも液漏れを起こすことがある

今回全ての電池をニッケル水素充電池への換装を決めた理由の一つが、アルカリ乾電池の長期保管に伴う液漏れです。リモコンコードがCREEKと被るため、普段は出番がないARCAM CD72Tのリモコンを久々に箱から出してみたところ、入れっぱなしのアルカリ乾電池が液漏れしていて愕然Σ(・□・;)www 。こびり付いた内容物を落とすためにリモコンの分解洗浄を余儀なくされました・・・orz。液漏れすると付着した部分の電極が錆びますし、何より臭いという・・・。乾電池の液漏れ、実は今回が初めてでは無くて、パッと思い出せる限りでも普段ほぼ使わないリモコンで3度目。しかも管理人宅ではARCAMCREEK等々、補修部品が高く付きそうな海外製機器のリモコンばかりぐががが・・・・゜・(ノД`;)・゜・ 他にも壁掛け時計やLEDライトでも同じような液漏れの経験をしています。


液漏れって要は放電しきって使えなくなったアルカリ乾電池を入れっぱなしにしていたのが原因ですが、沢山機器を持っていると、普段殆ど使わないリモコンってどうしても出てきますよね。本来は電池を抜いた上で保管すべきなんでしょうが、忘れちゃうんだな〜これが(苦笑)。ニッケル水素充電池でも高温や過放電で液漏れするらしいのですが、そこはやはり液漏れの発生頻度がアルカリ乾電池ほど多くは無さそうなのと、自己放電率が低い国産・・・FDKのまともな製品にしておけば、長期放置プレイ時でも液漏れしにくいだろうと云う目論見です。

ニッケル水素電池の液漏れは何故起こるのか?

液漏れの予防方法についてはPanasonicの公式サイト↑で書かれています。ようは過放電・過充電をしない。使用開始時期の違う電池や銘柄の違う電池を混ぜ混ぜしない等です。コンディションが異なる電池の混用が禁止なのは、同時に複数の電池を入れていると、何れかが空になって過放電になっても他の電池が残っていると気付きにくいから。過充電はまともな充電器を使用すれば防げますが、過放電は気付きにくいので、少々のメモリ効果などは恐れず、定期的に全ての充電池を取り出して再充電してあげることが長持ちさせる秘訣のようです。

充電器は多少高くても4本タイプのeneloop純正にするのが無難

FDKの充電池にとっての純正充電器だからと云うのもありますが、ちゃんとした制御プログラムが入っていて、一本一本のコンディションに合わせて個別に充電速度を調整し、また容量が満タンになったら速やかに充電を止めてくれる点ですね。100均やぁ ゃι ぃ中華メーカーの充電器は、過充電防止機能が甘かったり、あまつさえ搭載していなかったり、電池のコンディションの微妙な判定が正しくできないのが普通です。再充電時に電池にあらぬ負荷を掛けて寿命を縮めないためにも、ここはやはり素直にeneloopの充電器を使うのが正解だと思います。他の国内メーカーの充電器でもOEMによる同等品であれば基本は同じですが、機能を省略していたり計世代が古かったりと玉石混淆ですので、ここは判りやすくeneloop純正充電器を推しておきます。
eneloop充電器BQ-CC21
ちなみに管理人が使っているのはPanasonic K-KJ21HCC40(BQ-CC21)。4本だけ持ってる黒いハイエンドeneloop pro(第3世代)もこちらに同梱されていたもの。BQ-CC21は「電池クイック自動診断機能」と「スマートチャージ機能」を搭載。急速充電速度が現行のモデルに比べるとマイルドで遅めです。EVOLTA/eneloop両対応で、100均などそれ以外のメーカーの電池でもうちでは問題無く充電できてます。本当はインテリアに合わせてBQ-CC21ホワイトモデルが欲しかったのですけどeneloop proとのセットは黒しか無くてそれに釣られました(^^;)

※eneloopの純正充電器でも、2本充電用の安価なBQ-CC52など、電池残量無関係に6時間固定充電式で、上位モデル同等の過充電防止機能が実装されていない廉価モデルもありますのでご注意ください。他メーカー含め、2本充電用の低価格機種の中には機能が削られて2本ペアでしか充電できない物があったり、設計をコストダウンに振りすぎて問題が多いです。


現時点で管理人が買い増すとしたら、LEDインジケータの色が3色になったK-KJ55MCC40(BQ-CC55)を選びます。※うちの黒子はLEDがグリーン1色でちょっとばかり悔しいですの・・・w。更にBQ-CC21に比べて急速充電速度が25%速くなっているのと「残量チェック機能」「買い替え目安診断機能」なんかも付いていて確実に進化していますの。ただ、新型は個体の状態判定がシビアになった様で、コンディションの悪い個体の充電を弾きやすいとの話がちらほら・・・。ちなみに全く同じデザインで急速充電が出来ず、インジケータも単色で、買い替え目安診断機能も削った廉価盤のBQ-CC53もあるのですが、紛らわしいので間違えて購入しないように注意しましょう。

ニッケル水素電池を末永く使うためには、何に気を付けたら良いですか?

そして充電器を使用する際に意外と忘れがちなのは目に見えない電極の汚れです。充電器が電池の状態を正しく判断し最適な条件で充電を終わらせるためにも、充電する際には毎回、充電池と電池双方の電極をクリーニングすることが重要です。ちなみに管理人は接点クリーニングにパンドー29Dを使用しています。

定期的な接点クリーニングは良い音の基本です♪

長持ちさせたければ使い切るな!メモリー効果は気にしない方が良い

ニッケル水素充電池は継ぎ足し充電をするとメモリー効果で見かけの容量が小さくなる、回復させるためには一旦完全に放電して再充電するリフレッシュ機能を活用すべしみたいな話をちょくちょく耳にします。けれども、ニッカド時代と違って最近の良く出来たニッケル水素充電池の場合、メモリ効果による一時的な容量減少は使用誤差の範囲であり、普通の使い方では実用上気にしなくても済む類の話。

Panasonic公式 充電式電池のメモリー効果とは?(メモリー現象とは?)

電池容量のベンチデータを測定したり、ミニ四駆で一発の最大性能を引き出す用途には有用な機能ですが、個人的には回復メリット以上に深放電が電池寿命に与えるダメージの方がずっと気になります。大手メーカーの新しい充電器に強制リフレッシュ機能(※深放電機能)があまり搭載されないのは、結果的に電池寿命を大きく毀損する恐れがあるからでしょう。深放電は一時的な性能回復と引き換えに、ニッケル水素充電池の再充電可能回数をがっつりと削ってきます。上でも書きましたが、液漏れ事故のリスクを高めたり、充電可能回数を減らしたくないのでしたら、多少のメモリー効果を気にするよりも、完全に使い切る手前で定期的に再充電するスタイルを身に付ける方が、結果的にニッケル水素充電池を長く使うことが出来るはずです。

次回は最近多い中国製の安価なニッケル水素充電池についての考察です。
ニッケル水素充電池で今一番安くて高性能な製品ばズバリどれ?【パート3】に続く。

ピュアオーディオBlogランキング←わたくしはわたくしの意見を述べますの。
mixiチェック このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログネタ
家電 に参加中!