PANDO(パンドー)29D電子機器クリーナー。接点洗浄の決定版♪

オーディオ機器の端子をクリーニングする際に、美術用のペーパーセメントソルベントを使っているという話を数年前に書きましたが、管理人がここ数年メインで使っているのがパンドー29Dです。

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有名なスリーボンドのPANDO 29D。かねてよりオーディオアクセサリー誌上などで評論家の福田氏が、ケーブルのインプレ特集や連載記事、福田屋などでしばしば紹介している電子機器クリーナーです。工業用、業務用扱いの商品みたいで、オーディオ誌上で良く見かける割には、一般のホームセンター等での流通が少なく、意外と入手困難気味。わざわざ秋葉原や日本橋のパーツ屋さんまで買いに行くって人もいらっしゃるようです。


以下、製品の効能書きです。
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バンドー29Dは、電子機器の汚れをすばやくしかも手軽にきれいに洗浄できるノンフロンタイプの電子機器洗浄剤です。エアゾール式ですので、入り組んだ機器でも分解せず、そのまま洗浄できます。強力な洗浄力を持ち、速乾性で不揮発分を全く含んでいませんので、吹きつけ箇所には不純物が残りません。しかも有機溶剤中毒予防規則の適応を受けませんので安心して使用できます。
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スリーボンド PANDO 29D 製品安全データシート(注:PDFです)

洗浄剤の主成分はシクロペンタン35~45%にエタノール1~2%。残りの成分は噴射用のノンフロンタイプのガスです。揮発性で使用した部分に全く残りません。この辺りはペーパーセメントソルベントと同じですが、ソルベントほど揮発スピードが極端に速くなく、速乾性ながら蒸発が適度で使いやすいのが特徴です。あとなんか使用感としてパンドー29Dの方が体にあんまり悪く無さそう。

使用場所としては、各種オーディオ機器の入出力端子、RACケーブル端子やスピーカーケーブルの端子、電源プラグとインレット、オーディオ機器内部の基盤、天板など金属部分を中心に、多用途&広範囲にわたって使用できます。420mlという大容量に最初は戸惑いましたが、上記のように使用できる場所が多いですので、端子部分に限らず、オーディオ機器の内外問わず金属部全体の汚れ落としに重宝しています。(後日談:管理人は4年程度でほぼ使い切りました。)

パンドーPANDO_29D

PANDO 29Dの場合、界面活性剤や錆落とし剤、導通剤、研磨剤、油性成分は全く含まれていませんので、裏を返せば強い洗浄力はありませんが、そのぶん樹脂部分への安全性が高く、油性接点導通剤のように音質に非可逆的影響を与えることもありません。端子に頑固な酸化被膜が出来てしまった場合、米国製のCAIG(ケイグ)などを使う必要が出てくる場合もありますが、ケイグは慎重に塗布しないと樹脂部分にダメージを与えるため、使用には細心の注意が必要です。普段からしっかりとメンテナンスをしている機器の場合、パンドー1つで十分でしょう。

また、スクワランなど油性成分の接点導通剤、洗浄剤を使った際に、それらの成分を端子に残さず速やかに落とす場合にも有効です。オイルの付着した端子はパントー29Dをタップリ吹きかけて綿棒等で丁寧に脱脂洗浄することをお薦めします。高額な油性の接点導通剤等がオーディオ機器用途で各種販売されていますが、どの製品とは言いませんが、以前に使って酷い目にあったため(後に端子の樹脂部分が柔らかくなったりクラックが入った。或いは汚れが浸透してしまい落ちなくなる等。)、管理人としては絶対にお勧めしません。オーディオ機器を良い状態で長く使いたければ、基本的に余計なことはしないに限るってのが箱ピュアのポリシーです。

安全性の高いPANDO 29Dですが、注意点としては、ゴム、プラスチック部分に大量に使用しないこと。樹脂の中でもポリスチレン、PPO(ポリフェニレンオキサイド)には使用できないこととあります。経験則としてオーディオ機器で使われている一般的な樹脂で、金属パーツの洗浄時に付着する程度ではあまり神経質にならなくても概ね大丈夫だと思いますが、基本的には金属部分に限定して使う事をお薦めします。


サンハヤト ニューリレークリーナー電子機器用接点洗浄剤 RC-S201

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より入手しやすい価格の類似品としては、サンハヤトのニューリレークリーナーRC-S201があります。接点関係 リレー接点などの汚れを落とし、導通状態を改善する洗浄剤です。以前より容量が増えて200ml缶になりました。こちらの成分はアルコール・炭化水素・LPG(注:PDFファイルです)。アルコール系で樹脂攻撃性もなく安全なクリーナーみたいです。これはこれで使用した際の音質傾向がパンドー29Dとは異なると思いますので、また機会があれば使用レポートする予定。

入手しやすい類似品、サンハヤトのリレークリーナーRC-224。150g缶。こちらの成分はイソプロピルアルコール、メタノール、エタノール、HCFC-141b(洗浄フルオロカーボン。ジクロロ-1-フルオロエタン 注:代替フロン)の混合物です。←旧商品の成分概要です。

おまけ。ニューリレークリーナー(RC-S201)/接点ブライト(ECB-L50)/ニューポリコールキング(PJR-S120)3点セットもあったり・・・》

《Update2013/7/20》
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コメント一覧 (7件)

  • うちは定番ケイグの赤を使ってます。
    効果はよくわかんない。
    ケミカルが立派でも主人が糞耳じゃだめですね。

  • お久しぶりでーーーす。
    私もパンドー常用です。
    コレ無しでは我がオーディオは駄目駄目。
    それにしても、端子は直ぐに汚くなりますね。
    本当に綺麗になります。
    とくにデジタル系の端子とケーブルの接点に効果的なのはなぜ?でしょうか。
    デジタル信号ってのは、なかなかシビアのようです。明らかに磨いたあとの音のピュアなことは、私の駄耳でも区別が付きます。まぁ、綺麗になったというプラシーボもあるかと。
    使いこなし的には、極細綿棒との組合せですが、ガラスの小皿(ガラス蓋付き)に吹き付けてから、綿棒を浸して、蓋をすると意外と揮発せずに何本もの綿棒を浸せて掃除が出来ます。

    間違っても機器に直接スプレーは厳禁。
    まぁ、当たり前ですけれどもね。
    なおケイグは、使用当初は、抜群の冴えを見せますが、時間経過とともに音に鮮度が無くなるような気がします。それもかなり早い段階でそうなるような…。

  • 家のオーディオには怖くて使えませんが、カーステにはコンタクトX使ってます。
    結構効きますね。

  • >Sugarさん
    おひさです~。いつもすみませんm(__)m 恒例行事になってますが3ヶ月ぶりに再開してます。
    端子、そういえば何で汚れるんでしょうね?デジタルケーブルは端子部分でかなり波形が乱れているのかもです。以前何かの本で各種デジタルケーブルの出力波形を見たことがありますが、値段に関わらず75Ωが出ていなかったり、波形の山がかなり歪んでいたり。キャラクターの強いケーブルはどうもジッターを意図的に乗せているみたいな感じでした。同軸ではありませんが、TOSも端子がユルユルなので挿し方で結構音質変わります。
    >機器に直接スプレーは厳禁
    布に含ませて天板(金属)の内外を拭くのに使ったりしてました。大丈夫かな。。。
    >ガラスの小皿(ガラス蓋付き)
    おお。蓋付ってのが良いですね。私はしょうゆ皿使ってました(滝汗) 100均で良さそうなの見繕いますかwあるいは理科の実験道具売り場か…。
    >なかたさん
    実はケイグを一度も使ったことがなかったりします…。 油性なのでしょうか? 酸化皮膜でどうしようもない端子を磨くのには良さそうですよね。ケイグで処理して仕上げににパンドー29Dで脱脂すれば機器を傷める危険性も低そうですし。コンタクトXって何でしょうか?

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