記事内にプロモーションリンクを含みます

CREEK Evolution CDプレーヤー導入記 ぱ~と1

【CREEK Evolution CDプレーヤー導入記】
ぱ~と1|ぱ~と2ぱ~と3ぱ~と4

先日Joshinwebに注文した英国CREEK AUDIOの最新型CDプレーヤーEVO-CDプレーヤーが数日前に届きました。と云う事で今回から数回に分けてEvolution-CDのレビューをしてみたいと思います。今回購入したEvolution CDは、CREEKのエントリーモデルにあたり、最もお手頃感のある戦略的な価格設定をしたエヴォリューション(進化)シリーズのCDプレーヤーです。

ブランド登録なし
¥385,000 (2023/02/14 08:09時点 | Yahooショッピング調べ)

creek4240CREEKのオーディオコンポーネントを購入するのは実は15年ぶり、、、管理人10代半ば以来になります。以前使っていたCREEK製品はプリメインアンプのCREEK 4240管理人が箱庭オーディオに目覚めたそもそもの始まり、、、海外製品の圧倒的な音質と音楽表現力に、当時の僕のカタログスペックと雑誌の受賞歴重視の価値観が一気に瓦解するきっかけとなったプリメインアンプです。今回CREEKを選んだのは、ここ数年音楽性より音質を追求する傾向に陥っていた管理人が、原点回帰の意味を込めて本来のあるべき姿に戻りたいという一心からだったりします。

CREEK Evolution-CDプレーヤー英国のクリーク・オーディオより、最もポピュラーなモデルでありながら2002年に終了した43シリーズの再来として、Creek EVO(Evolution)シリーズを発売します。デザイン的な外観は先に発売したDestinyシリーズに類似性を持たせております、しかし販売価格はお求め安い価格設定を実現しました。

代理店 Hi-Fi JAPAN

ぱっと見の外観は上位モデルと類似したデザイン。ヘアライン仕上げを施された5mm厚のアルミパネルがなかなかの高級感を醸し出しています。このエヴォリューションシリーズ及び最上位DESTINY(ディスティニー)シリーズと、ミドルクラスのCLASSICシリーズとのパネルの違いは、CLASSICシリーズ以外は上下が面取りされている点。このカットのお陰で実際より更に筐体をスリムに見せる効果があります。※個人的には実はCLASSICシリーズのデザインの方が好みではあります…

internalCREEK CLASSIC CD (CD50 mk2) CDプレーヤーの紹介です♪

僕が以前使用していたプリメインアンプの4240は、43シリーズの更に先代にあたるモデルで、高さ6cm、奥行きが僅か23cmの出窓に置けるサイズのコンパクトなプリメイン。その当時のCREEK製品のの素朴な作りからすると、エボリューションシリーズは遥かに立派になり、幅はほぼ一緒43cm(+1cm)ですが、高さが7cm、奥行きは何と10cmプラスの33cm(実測・端子部含まず)。薄型とはいえ実際に実物を見てみるとかなりサイズが拡大された印象。底板に取り付けられた脚も、国産機でもなかなか使わないようなアルミ削り出しの立派なもの。下手なインシュレーターなら使わない方が良いかもです♪

creek-evo-cd-rear

背面の端子類も当時の英国製品らしく非常に素っ気かったもののが、今や極太ケーブルでも接続できる立派なパーツが採用されています。

CREEK-EVO-REMOTECONTROL

リモコンも結構凝ったデザインと表面仕上げで高級感と適度な重量感のあるもの。一体何にコスト配分してるんだか…(^^;。インジケーターはブルー。トラックと時間表示はごくノーマル。3段階に輝度を調節できますが、表示OFFには何故か出来ません。また、輝度がメモリされませんので一端電源を切ると最大輝度(幾らなんでも明るすぎ)にまた戻ります。海外製品の操作性は変なところが片手落ちです。

evo-cd-inside

蓋を開けるとこんな感じです。メカ部分はフィリップスのCDM-12.X。メカの製造終了のために既に上級機種ではPC用のドライブメカへ切り替わっていて、オーディオ専用設計の一倍速メカはこのモデルが最後になりそうな感じ。PHILIPSのマルチビットDACを採用していた初代のCD60/DAC60以降、歴代のクリークのCDプレーヤーや単体DACでは主にクリスタルセミコンダクターのDACチップが使われてきましたが、エントリークラスのEVO CDのみバーブラウンのΔΣ型24BitDAC PCM1738Eが1個。オペアンプがバーブラウンOPA-2134PA×2、OPA604AP?(読めない)が4つ。他にPHILIPSのTDA7073Aが2つ。電源トランスはトロイダル型ではありませんがRコアトランス。もっとスカスカかと思ったのですが、結構部品が使われています(どこがだよ)。↓はクリークCD43

creek-cd43

やたら部品が入っていたCREEKの初代初代CDプレーヤーCD60(PHILIPSの16ビットDACだったかな?)を除くと、その後のCREEK製品はもっとスカスカだったんです。プリメインアンプの4240なんかホントに数えるほどしか部品が無く、究極のシンプルイズベストでした。ただ、4240は基盤の組み立てが大変丁寧でしたが、エボリューションCDは少し雑ですね。しっかりしてよイギリスのパートのおばちゃん。。。キャパシタ等があっちこっち向いたり、隣のパーツと変に接触していたので、手で出来る範囲で折れないように丁寧に向きと間隔を揃えました。これをやった後、かなり緊張感のある方向の音質だったのが少し和らいで、なかなかチャーミングな雰囲気になりました。※後日注:このEvolutionシリーズについては英国本国では無く中国生産でした。

音質変化の考えられる原因

1、単に数十分で初期エージングが進んだ。
2、インパクトレンチで締められた天板のネジが手締めによって機械的ストレスが減ったから。
3、パーツを揃えたので中で働いているコビトさん達の流れがよくなった。
4、天才ピアニストである俺様のハンドパワー♪

…このどれかですわね…。

一応サブシステム用のCDプレーヤーとして購入したのですが、まずは音質評価という事でメインシステムへ接続してみました。スピーカーはVienna AcousticsのT-2 MOZART Signature。プリメインアンプがTAG McLaren 60i、比較対象のCDプレーヤーがC.E.C TL51ZとTL5100Z、及びMARANTZ CDR630になります。

まず、実のところかなり困惑しています。手に入れて嬉しいのかそうでないのか不思議な感じです。いや、買い物としては大成功だったのですが、予想を超える想定外の高音質だった為、予定していた色々な構想が滅茶苦茶になってしまった感じです。そもそも私はクリークの製品に現代的な意味での音質、ハイファイ性は期待していませんでしたし、私が音楽性と呼ぶファクター…音楽表現力が高く、書斎のサブシステムで楽しく箱庭サウンドを楽しめればいいなぁという目論見からの選択。加えて本当は上位機種であるCLASSIC CDプレーヤーが欲しかったにもかかわらず、価格的な部分からエヴォリューションCDへ妥協した訳です。音質重視ではないからエントリーモデルで妥協しようみたいな。。。

CREEK EVOLUTION Integrated AmplifierついでにEVO-CDとEVO-AMPが英国価格で£495。それに加えて中級機のCLASSIC CDとプリメインアンプの5350SEは£850。最上級機のDESTINY(運命/必然)CD Player及びDestiny-AMP Integratedはそれぞれ£1200。エボCDの国内盤倍価格が上記のリンク先のような感じですから、代理店を通して100V日本仕様を購入しても、空輸代やサポートも含めて割高感は余りありません。CLASSICシリーズとデスティニーについては内外価格差が多少あるかなぁ。。。と思いきや、VAT引かずにちゃんと計算してみたらそれ程でも無いですね。むしろ代理店さん頑張ってる。この前まで1ポンド230~240円でしたから、為替リスクがあるのでむしろ日本での販売価格はギリギリかっ。。。この辺は秋葉原か日本橋で交渉すれば値引き次第でどうにでもなるかもです。。。(その2へ続く)

【CREEK Evolution CDプレーヤー導入記】
ぱ~と1|ぱ~と2ぱ~と3ぱ~と4

  • URLをコピーしました!

コメント一覧 (6件)

  • さっそくクリークのレヴューを掲載されましたね。(まだまだ続くでしょうが)
    クォードCDの記事とのトラックバックの件、試しにやってみました。
    うまくいったかよくわかりませんが、よろしくお願いいたします^^?

  • トラックバック多謝です~♪ちゃんと出来てますd(^_-)トラックバックを自由開放すると訳の分からないのが色々飛んできますので、一応要認証にしてます。よって直ぐに反映されませんがご了承下さいませ♪

  • 良い買い物だったみたいですね^^
    私は滋賀の単なる音楽好きな男ですが
    昨年、ゴトー総合音響でググッて
    こちらのサイトをみつけました
    休止中だったみたいでしたが過去題に
    AH!の記事をみつけ 真空管未体験の私は
    激しく記事に惹き付けられ、とぅとぅ今日
    一番やすい機種ですがプロローグ1を
    発注しちゃいました(^^ゞ
    チューンCM1+ProLogue One+marantzのCD6002で
    二アフィールド視聴を楽しんでいくつもりです
    (机150x70xH72 by Victor)
    http://www.jvc-victor.co.jp/interior/product/new_desk/index.html
    ビクターの回し者じゃないけど こういった机も
    いいもんですよ~♪^^
    座って、耳の位置にSPがくるのって快感です

  • グレアムペンギンさんはじめまして♪
    おぉぉぉぉぉ!プリマルナに行かれましたか~。その組み合わせの場合、ニアフィールドの枠を超えて、かなり雄大なスケールになりますよ~。
    B&W CM1を質の良いスタンドに乗せて10~15畳くらいのリビングで相当な音質と迫力で鳴ると思います。あと、初期予算を抑える上でマランツCD6002を選択されるのもなかなか賢明と思います。スペースに余裕がございましたら、スピーカーの間隔を1.5~2m、後方50cm以上あるセッティングもぜひ試してみて下さいませ♪
    ビクターって家具も作っているんですね。知りませんでした。丁度私が書斎で使っている机もリンク先のようなタイプのものです。色は自分で白く塗り替えました。スペース面でCM1とProLogue Oneを並べたら、机としては使えなくなりそうですが…大丈夫ですか?(滝汗)

  • 旧家(築江戸時代?)の平屋、部屋数だけは多い我家です
    私の書斎(勝手に言ってるだけ)は8畳間フローリング
    カーッペット敷き、天井の真ん中照明器具の部分が
    180x140くらい長方形で30センチほど深くなった
    へんな造りになってます(^^ゞ
    現在、机上にゴトーチューンのcm1が両端に載ってますので
    机の幅150センチの間隔そのままです!
    DIYで脚と板買って、固定してない棚にSPがのってます
    SPの下にはDIYで調達した硬質ゴム3点支持のみ
    SPの上には棚板とCD、プリンター、etc(^^ゞ
    長年使用のSPエッジが破れ、SPを新調
    そのながれで、LD/CDコンパチ機しか知らなかったのを
    CD6002を購入、んで今度はアンプという次第です。
    机の幅、奥行きともに充分ありますし ノートパソと
    タブレット、フィルムスキャナーしか置いてませんので
    スペースは余裕でありますよぉ(≧▽≦)ヾ

  • なんだかワクワクするデスクトップですねー♪
    (そして広っ!)
    ただ、スピーカーの後方空間はあまり空けられませんよね?CM1のバスレフは付属の詰め物で閉じた状態ですか?
    >SPの下にはDIYで調達した硬質ゴム3点支持のみ
    500円玉と10円玉も試してみて下さいー。

pastel_piano へ返信する コメントをキャンセル

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA