先日、上海問屋から発売された真空管ハイブリットプリメインアンプ「DN-10497」ですが、これどーみても、イタリアの新興ブランドOpenItem社の超小型真空管デジタルアンプ、Carot One ERNESTOLO"キャロット・ワン・エルネストーロ"の色違いですよね!?

アンプはやっぱり真空管! ボーカルの息遣いまで感じられる 2万9999円の真空管アンプ DN-10497
既に出回っているので、知っている人は知っているかも知れないこのシルエット。上海問屋はブルーカラーで展開!!「際立つボーカル、歌い手のブレスすら耳元ではっきりと感じられる・・・」。そんなアンプです。
・・・・・・・・・・ってどうみても完全に確信犯ですありがとうございました!(爆)
Carot One ERNESTOLO、実は箱庭PCオーディオ的に前から欲しかったアンプの1つです。手の平サイズの超小型ながら、真空管ヘッドホンアンプ/プリアンプにD級デジタルパワーアンプの完全セパレートの2段筐体構成。ニンジン色をしたお洒落な見た目のキュートさや、イタリアというお国柄の割にお求めになりやすい価格。AEXオーディオ銘機賞2012銅賞を受賞したこともあり、この手の超小型アンプとしては珍しく、エルネストーロは日本国内でもなかなか売れ行き好調らしい♪
上海問屋で「DN-10497」の商品画像を見る限り、アルミニウム筐体、背面レイアウト、部品等々、寸分違わずCarrot One ERNESTOLOに見えます。一見すると良くある中華製の劣化コピー、パクリ商品にも見えますが、ここまで精巧にコピーされているとなると、パクったと云うよりも、中国にある下請け製造メーカーが、何らかの形でOEM商品化・・・悪く云うと伊Carot(OpenItem社)を通さずに横流しした物のような感じがします。

あれ?Carotってイタリア製とちがうん?←実は持ってる人に訊きたいところ。Carot One ERNESTOLOは、2009年に創業したイタリアの新興メーカー「OpenItem」社の製品で、アントニオ・シアロ氏が立ち上げたメーカーです。OpenItem社曰く、「素晴らしいハイファイ製品を適正な価格で提案する」ことを目標に掲げています"との事ですので、価格を抑えるためにイタリアで規格設計製品化されて、中国で生産してるみたいな良くある形なのかなー?

「Carot One」はイタリア「OpenItem社」のブランドです。OpenItem社は長年オーディオメーカーに携わったメンバーが集まり2009年に設立されました。

その趣旨は「素晴らしいハイファイ製品を適正な価格で提案する」という事です。長年オーディオ業界に携わってきた彼らは、決して適正とは思えないプライスタグが付いたオーディオ製品が多い事を指摘しています。もちろん高級なオーディオ製品には素晴らしい製品が沢山あります。しかし中にはコストに見合ったプライスタグの製品があるのもまた事実です。

OpenItme社は聴いた人、見た人が驚くような高品質な製品を、適正な価格で提供することを目標にしています。⇒代理店紹介ページ

DN-10497の公表値を見た感じ、テクニカルスペックはキャロットワン・エルネストーロとほぼ同じ。上下完全セパレート筐体で、上部のプリアンプ部はシングル真空管でヘッドホンアンプと兼ねています。先行発売されていた上海問屋 DN-84335と同じもの(※即ち後述するMiuaudio MKTP1/Carot One FABRIZIOLOと同じかも知れない)。下段のパワーアンプがD級デジタルアンプでチップはERNESTOLO同様TripathのTA2024。電源はDC12Vの割と大きな外部ACアダプターという構成。

Carot One ERNESTOLOと中の回路基板も全く同じかは、DN-10497の内部が見えないので不明です。とりあえず、Carrot One ERNESTOLOでセットの真空管、エレクトロ・ハーモニクス製6922が、DN-10497ではPHILIPS製の6922になってる。これだけで多少なりとも音色が違ってくるはず。但し真空管はよりハイグレードな球へ差し換え前提のものですので、ここは本質的な問題ではありませんけれども。(※6922以外にも6DJ8/6922/12AU7への差し替えが可能です。)

クロサワ楽器 真空管
池辺楽器 渋谷IKEBE楽器村 真空管

DN-10497は上海問屋がプロデュースする製品ですので、例によって保証は3ヶ月。いつもの感じで、たぶん一通り在庫が切れたら、再入荷については人気状況次第の売り切れ御免になるのではないかと思います。あと29999円ってすっごい強気な価格設定ですよね!本家のキャロットワン・エルネストーロが実売4万円〜程度ですから、この差をどうとるか・・・先行発売されたDN-84335と同様に、"2"が取れた9999円ポッキリだとしたら、個人的にも激しく心が揺らいだかも知れませんが・・・(滝汗)

管理人の場合、この価格差でしたら敢えて本家Carrot One ERNESTOLOが欲しいかも。その理由としては、

1、下取り時のリセールバリューが違う。
2、イタリア本家ブランドと中華OEMとではわっちの気分が違うw
3、光沢のあるオレンジ色はなかなかお洒落可愛い♪
4、高音質化された限定Limitata"リミタータ"モデルはキャロットワンにしか無い。
5、品質、保証期間の問題。

これは蓋を開けて中を確認してみないと何ともいえませんが、筐体や回路が全く同じでも、使用されているコンデンサーや抵抗、オペアンプ等のグレードや種類が違ったりすると、同じモノであっても天と地ほど音が変わってしまうのがオーディオです。ここはやはりブランドを背負う、耳の良い人が決めたパーツの選定の妙味ってのがありますので、仮に部品のグレードが同等クラスでも、パーツの組み合わせ次第でどうにでもなってしまうんですね。そこら辺の一貫性への信用が、ブランド指向には一応ある訳です。

勿論、蓋を開けてみたら部品からして全く同じ!って可能性は無きにしも非ず、そこは人柱してくれた人が、中身を画像公開してくれると嬉しかったりしますけれども・・・(汗)

あと、工業製品は一定数、製造時に品質的に弾かれる物が出てくる。所謂B級品という奴ですが、そういうものがどうなるのか?などと考えると・・・少々怖い。もちろんそれが価格差に転嫁されていればまた話は違ってくるわけではあるのですけれども・・・。Carot One ERNESTOLO自体が、Amazon.co.jp価格コムの製品レビューを見てみると、ノイズだのボリュームのギャグエラーだの、製品仕上げの個体差の問題を色々と指摘されているようですので、初期不良対応や1年保証含め、ピュアオーディオ界隈では良く知られたユキムが代理店であれば安心感100倍。でもこの手の製造個体差って、イタリア製品だと思えばなぜか許せるところが、中華製だと思うと目尻がキッ!と三角になりそうな今日この頃なのが、ほんと気持ちの問題って怖いですよね(^^;
同じく上海問屋で既に先行して販売されていた、Carot One FabrizioloのパクリかOEMと思われる、真空管ポータブルヘッドホンアンプのDN-84335については売り切れたまま。再入荷あるのかな〜?ERNESTOLOのプリアンプ+ヘッドホンアンプだけの製品ですが、価格的にこちらはかなり魅力的な設定です。オペアンプはTI NE5532なのですね〜。換装も楽しめそうです♪

上海問屋というお店は所謂普通の代理店や販売店とは違って品質とか色々と玉石混淆ですけれども、中国の製造元から色々なガジェットを超低価格で色々と見繕ってくれるので、アメ横的な感じで本当に面白い♪。掘り出し物にあたれば超ハイコストパフォーマンスを実感できますし・・・ハズレを引くと、なんだこりゃ!?みたいな、なんというか云ってみればオーディオ界のメイド喫茶かも?(ぇ

実は自分、ERNESTOLO"エルネストーロ"よりERNESTOLONE"エルネストローネ"により興味が。USB DACを内蔵しつつ、ERNESTOLOと比べると一回り大きくなっているのですね。

GILDOLO"ジルドーロ"は真空管を使わないデジタルアンプです。価格が上海問屋のDN-10497とあまり変わらないのですが、同じ予算でこちらでしたらキャロットワン本家が買える。真空管に拘らない用途ならCarot One Gildoloで良いかも。PCオーディオってパソコン周りの各種ノイズや、楽音とはレベルの違う電子音の過大入力が多いですし、私は24時間通電だったりしますから、真空管よりもいっそTripathのデジタルアンプ一本の方が気分的には気楽だったりします。デジアンは消費電力極小ですし♪

■「C-Media」社製、Carot One専用にプログラミングされた特別仕様DAC搭載
■96KHz/24bitDACオーディオ・コンバージョン
■リモコンによる操作とPCメディアのダイレクトコントロール


キャロットワン USB DAC PACOLO2"パコロ2"。赤いインジケータが昭和レトロな感じで好き。何気にCDプレーヤー用っぽい良く分からんリモコンがついてる。アナログ入力があってDAC兼プリアンプみたいですが、デジタルボリュームって事なのだろうか?これでTOSか同軸デジタル入力があれば最高なんですが、ミニUSB専用のUSB-DACでありんした。
CAROT ONE DAC PACOLO
と、ココまで書いてみてアレなのですが、記事を書くためにカリカリと調べていたのですが、DN-10497同等品と思われる物を見つけてしまった・・・。香港MIUTECH社のMiuAudio MKTP-2というモデル⇒(PDFファイル及びYouTube動画)。ちなみにキャロットワンFABRIZIOLO相当の真空管ヘッドホンアンプはMKTP-1らしいです。MKTP-2とDN-10497はカラーリングが違いますが、ネット上にも上海問屋で購入したものがMiuAudioの箱入りで、MKTP-1と記されていたとありましたので、たぶんほぼ間違いなさそう。

Miu-tech International Ltd.は香港のメーカーで、「Carot One Series」に相当するのが、MiuAudio Modular Mini Series。他にスピーカー、フルサイズの高級真空管アンプ各種、トップローディング式のCDプレーヤーなども色々と作っていて、中華系ハイエンドオーディオブランドといっても良さそう。日本にはあまり入ってこないですが、中国って今こういったオーディオ機器製造メーカーが沢山あったりする。数年前に話題になったマークレビンソン@Red Rose MusicへOEMをしていたDUSSANだったり、他にもSHANLING社など、CDプレーヤーや時にアンプまでもが、欧米の著名オーディオメーカーの多くで、"自社の意匠や、パーツ選定含めたサウンドコンセプトを織り込んだ上で"、設計・製造委託をしていたりもするようです。


Carot One カナル型イヤホン TITTA《キャロットワン製品との組み合わせに最適なカナル型イヤホンCarot One TITTA。お洒落なブルー×ニンジン色のイタリアンイヤホン。このイヤホンはどうやらMiu-tech製のイヤホンとは違うモデルっぽいです。価格.comでのレビューは高評価。魅力的な価格もありCarotOne製品で管理人が今一番欲しいのがTITTAです。》

Miu-Techは2004年創業で、MKTP2は2009年発売。ですので、OpenItemよりも5年ほど歴史のあるメーカー、というか製造元請け?そこの製品が、Carot One Seriesとして、欧米や日本向けとして意匠デザインを加えられ、色々とモデファイされているのがCarot One Seriesの正体なのかな〜と。イタリアで商品化されたブランド品ですけれど、製造委託は中国ですよーみたいな。もちろん全ては推測の域を出ないんですけれども。ただ設計上はMiutech Modular MiniとCarot One Seriesでは、どっちがどっちのOEMではたまたオリジナルなのか、いまいち釈然としなかったという。

MiuAudio Miutech製品はe-イヤホンでも時々入荷するみたいですね。しかも型番オリジナルのままで⇒e-イヤホン公式Blog。こちらでもウォッチしていればいつかMKTP-2かMKTP-1の入荷が見つかるかも知れませんし、入荷は無いかも知れません(^^;

↓このアイドル路線の軟派な記事、ぷち面白かったです♪
イタリア製アンプ「Carot One」はマニアな音を楽しむ第一歩
頭の中が、でかるちゃ〜!マクロスFのサントラ

マクロスF (フロンティア) O.S.T.1 娘フロ。マクロスF (フロンティア) O.S.T.1 娘フロ。
↑Amazonで試聴可。一度聴きだしたら止められない止まらない「ニンジーン Loves you yeah!!」入ってます!マクロスの娘フロCD、管理人はもちろん持ってますよー(笑)


結論を書くと、ブランドを敢えて無視してプアオーディオを目指すならMiuAudioでもあり。但し日本の場合、入荷は限定的かつ保証は短い。作りについてはCarot One Seriesのレビューを読むと、正規代理店以外での購入は割とハードル高い気も。そもそもオレンジ色の筐体が好きで、イタリアンなコンセプトが受け入れられるリッチな皆様は、今まで通りキャロットワンで問題なっしんと思いまする。正規保証込みで問題になるような価格差でもありませんし。何より・・・イタリア男?の価値観で喩えれば、お洒落にサクッとお金を払えなくなったら人生ツマラナイですよダンナ!な〜んてね(^^)ゝ
《Update 2014/6/12》


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