このたびケーブルの試聴機&我ながら云いたい放題レビュー等々で台湾aecoの日本代理店aeco JapanStoreさんとご縁が出来まして、aecoが丁度Twitterリツイートプレゼント用に用意したバナナプラグを、プレゼントの募集〆切前にもかかわらず、御厚意で1つだけフライングゲットさせてもらいました\(*^o^*)/ブログやっててヨカッタわ〜い♪ これがいわゆるバナナの叩き売りってやつ?(違)
aeco ABP-0202R
ちなみに管理人が選んだものはaeco ABP-0202R(ロジウムメッキ、ネジ式)。ハンダ付けタイプもあったのですが、ハンダ作業が不得手なので敢えてネジ式を選びました。そんな感じで今回はaecoバナナプラグのフライングレビューです。※いただきものですが、いつもの如くレビューについては最大限、公正公平を期す様に努めています。
     
aeco ABP-0202Rですが、現在発売されているaecoのバナナプラグ(見た目グレー)は構造が異なる新型で、Twitterリツイートプレゼント用に配るものは旧型(見た目ブラック)の在庫処分みたい。実物を見て驚いたのはとても小さいこと。aecoの最大穴径4.6mmはaudio-technica AT-6301ナカミチのバナナプラグよりも更に小さく、とりあえず0.75SQ〜2SQ程度のスピーカーケーブルでしたら何とか大丈夫そうでしたが、たぶん2.5SQ以上の太い導体になって来ると、芯線を適当に間引かないと奥まで入らなそうな雰囲気。AT-6301では入るSUPRA CLASSIC 2.5Hは2.5スケアですけれどもちと厳しいかな。基本的には(剥いた状態で)かなり細めのスピーカーケーブルにのみ対応していると考えた方が良さそうです。


とは云え小さいことは必ずしもデメリットでは無く、バナナプラグとして信号経路に余計に介在する質量が少ない為、システムに余計なキャラクターを付加しにくいメリットがあり、バナナプラグの音質的な影響力とデメリットを極力小さく抑えたい場合には、むしろなるべく小型に設計されている方がより望ましいという事になります。

そしてaecoのバナナプラグで驚くのが、ただ単に小さいというだけで無く、切削精度とねじ切りの精度が高く、他社の一般的なバナナプラグに比してミクロン単位で精密に造られている点です。手持ちにセットで1万円以上もする米国Cardas社の大型ハイエンドバナナプラグCABがありますが、それよりも遥かに精密。aecoのRCAプラグ The STARSの造りの良さにもかなり驚きましたが、敢えてコストの安い中国生産には頼らず一貫して台湾国内で製造しているとのことで、一体どんな工作機械を使っているんだという(@_@;)

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aeco ABP-0202Rの付属ネジは長さ違いの3種類が各8本合計24個。ネジの素材は真鍮(C3604亜鉛合金)ですが、綺麗にダイレクト銀メッキが施されています。余分がありませんので落として無くしたら一巻の終わり・・・。取り付け時に1〜2回ほど床に落として血眼になって探したのは此処だけのひみつ(滝汗)・・・たぶん代理店さんから部品購入は可能だと思いますけれども。
aeco ABP-0202R ネジ
ネジはバナナ1本あたり2ヶ所止め構造になりますが、ネジが多いとそれだけ雑共振が増えますので、厳密に音質にこだわる場合は先端側1本のみで止めるのがベターかも知れません。但し単線系など導体によってはネジ1本のみではキッチリと留まらない場合もありますので、その辺りは実際に留めてみた上で脱落リスクの無い範囲で固定するのが望ましいです。ロックヘッド(コンタクトピン)はニッケルメッキを下地に使わないダイレクトロジウムメッキを施された高価なテルル銅が奢られています。

尚、いただいた旧モデルと新モデルの違いですけれども、旧型はテルル銅のロックヘッド(バナナ)とボディが一体型のツーピース構造で、カバーがブラック塗装された真鍮。新型はロックヘッド(バナナ)部分に導電性に優れたテルル銅素材を継承しつつ、形状を直線中空ピン構造から螺旋ピン構造へ変更。構造も5ピースになり、より音質的に吟味されつつ設計変更されているとの事です。新型は前後に共振抑制効果のあるポリアセタールの樹脂パーツが2つ入り、留め金に真鍮リングを追加。樹脂パーツを外す事でΦ4.5mm⇒Φ6.5mm迄のスピーカーケーブルに対応可能。加えて真鍮カバーの仕上げもブラック塗装からRCAプラグ The STARSと同様のサテンニッケルメッキに仕上げが変わりましたので、(ある程度似ているにしても)全く同じ音質では無いと思われます。
aeco ABP-1111
当初、テルル銅で出来た直線中空コンタクトピンのバナナ部分が固く、プリメインアンプのスピーカー端子側に全く挿さらなくてどうしたら良いのか問い合わせたのですが、時計回りにねじ込むと良いとのことで、指示通りやってみたらあっさりと挿さりましたd(^_-)。1回挿さってしまうとピンが熟れて以降の着脱は楽になります。新型ABP-1111系のロックヘッドは螺旋構造ですので、最初からもう少し柔らかいかも知れません。

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aeco ABP-0202R 音質レビュー

音像のサーフェスが滑らか、輪郭明瞭で極めて抜けが良くシャープな定位、やや硬質傾向、特に高域は良く伸び、明るい水銀灯のような非常に明るい音色で、とても綺麗な整った音像が並びます。裸線に比べれば響きは少しだけ整理されますが、鮮度感が高く、演奏のエネルギーは溌剌としています。新品ロジウムメッキですのでエージングが進むまではどうしてもハイが少々刺さりますが、素性の良い鳴り方ですので数週間で解決するレベルでしょう。バランス的にはあくまで組み合わせに因りますけれども、フラット基調〜やや逆▽バランスかな。この辺りはメッキの種類でも印象が変わりそう。
aeco miuaudio
ピアノは輪郭明瞭で解像度が高く適度な密度があり、ロジウムメッキらしく滑らかさがあり、右手方向はシャッキリ、左手方向は程々の量感でアタリが僅かにゴリっとしてるかも。分解能は高く、上下共に音抜けが良く、ボーカルは滑らかで鮮度感が高くリアルですが少々硬質。オーケストラの視覚的な分解能は高く、ヴァイオリンの切れ込みはハイスピードで爽やか。リズム楽器は快活でタイミングは良好。レンジは広いのですが、音楽的には表層の輪郭を線でなぞる感じがあり、更に抑揚表現の幅が加わると嬉しいかも。


総合的にはバナナプラグを使うことでのデメリットとして起こる、情報量や鮮度感の低下を、導電率の高いテルル銅と高精度に切削された真鍮の組み合わせで最小限度に留めつつ、高品質なロジウムメッキによって明るさとキレ、滑らかさを付加するイメージです。新型旧型共にロジウムメッキの他に金メッキと銀メッキのタイプがあり、システムに合わせてメッキの使い分けが出来ますが、今このエントリを書きながらロジウムの音を聴いている印象として、ハイの切れ味がもう少しマイルドで響きがたゆたう方が個人的には更に好みですので、銀メッキタイプも敢えて試してみたいかも〜なんて。使い分けの一般論として、より低域に厚みが出る金メッキ、銀メッキやロジウムメッキは高域表現に秀でていると感じていますが、バイワイヤリング接続に使う場合、低域側に金メッキと高域側にロジウムメッキか銀メッキにするなど、敢えて異なるメッキの組み合わせにしてみるのも面白いのではと考えてみたり。

尚、今回いただいたABP-0202Rは、みうみうサブシステムで、真空管デジタルアンプMiuaudio MKTP-2とスピーカーQUAD Lite-2の間、バイワイヤリング接続での高域側スピーカーケーブルアコースティックハーモニーN1のアンプ側SP端子接続用として採用することになりました。それまで使っていたaudio-technica AT-6301の音質にずっと不満がありましたので、リプレイスでボトルネックが解消されてとても有り難かったです♪

o-greenバナナプラグやYラグ端子はピュアオーディオに不必要?(前編)
o-greenバナナプラグやYラグ端子はピュアオーディオに不必要?(後編)
o-greenロジウムそれとも金メッキ?オーディオ端子のメッキと音質について考察してみる。

次回はaeco含めて数百円〜1万円超まで、バナナプラグ4種類を音質比較してみました♪の予定。間に別の記事が入るかも!?

+For
 鮮度が高く、クッキリと明るく溌剌としたハイスピードサウンド
 バナナプラグ使用による音質低下はかなり小さく抑えられている
 精度が高く非常に美しい造り
 導電率の高いテルル銅(テルニウム銅)

−Against
 ロジウムメッキの音が苦手な方には異なるタイプのメッキをお薦めします
 ネジ式+直線中空ピンに特有の僅かな接点共振感
 改良された新モデルABP-1111系の存在
《あくまで管理人の個人的評価です》

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