o-greenNORDOST Red Dawn"レッドドーン"flatline RCAケーブルのレビユーです♪

Red Dawnのレビューに引き続き、今回はアメリカを代表するハイエンドケーブルメーカーNORDOST Blue Heavenの音質についてです。Blue HeavenはRed Dawnの下位モデル。同様にフラットライン構造で50μシルバーコーティングを施した99.99999 7N OFC銅、30本のラウンドマイクロリッツ線平行単線導体。リボン幅はRed Dawnと比べると2/3程度で細めです。
NORDOST Blue Heaven
実はそもそも管理人がNORDOSTの製品に興味を持ったのは、その昔とあるショップでこのBlue Heaven RCAとスピーカーケーブルのデモを聴いたことが切っ掛けでした。そこの主力ラインはもっと高価格帯のケーブルでしたので、ブルーヘブンはサブシステム用途のおまけみたいな扱いでしたが、内心、これでも充分良いじゃん♪って思ってしまったのがその後に繋がります。
   
Blue Heavenの音質傾向はRed Dawnとほぼ同じで、ブルーヘブンのサウンドをよりワイドレンジに、特に低域方向に拡大しつつ、音場サイズを一回り大きくしたのがレッドドーンになると思います。どちらもフラットサウンドな範疇でRed Dawnの方がより低域方向への沈み込みがある為か僅かに音色が暗めですが、どちらも名前からイメージするような赤いウォームな音や、銀コート線に多くある白っぽいテラテラした明るい派手な音色ではありません。強いて云えばRed Dawn(あけぼの、夜明け)と云うネーミング・・・ひんやりした薄明かりの日の出一歩手前くらいの澄んだクリーンな空気感が、私が感じるBlue Heavenの音のイメージに近いですね
  
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ちなみにグレードがRed Dawnから一段下がることで採用されているRCAプラグのグレードも安物になっています。熱収縮チューブでRCAプラグ全面が覆われているので推測になりますが、形状的にNEUTRIK(REAN) NYS352系の旧型っぽい印象。ちなみにこちらは前述のNEUTRIK ProFi NF2C-B/2とは違って抜き差しは容易です。当時の画像を調べるとBlue HeavenとRed Dawnの初期型はどうも違うプラグ(ノードスト社製MoonGlo RCA)が使われていたっぽいので、購入時期的にこれもRev.競皀妊襪も知れません(外箱は取ってあるけど書いて無い)


Blue Heavenについては以前はONKYOのサブシステムで使っていたのですが、Miuaudio MKTP-2との相性がとても良く、以降はMiuaudio MKTP2ARCAM CD72Tの間に繋ぎ、QUAD Lite-2スピーカーのサブシステム通称みうみう(笑)で運用しています。基本的にはRed Dawnと殆ど同じように響きが多く、タイトでスリムな定位と3次元的な拡大音場型の音質傾向ですが、Blue Heavenは音場スケールが一回り小さく、低域の沈み込みも少し浅いために比較的あっさりとした傾向となり、その分Red Dawnでしばしば重いと感じる翳りが薄まり控えめなコントラストになっています。また、レッドダウンに比べると同様にフラット基調のままで空間が更に上方向に広がる印象ですが、空間を満たす音数が少し寂しくなったようにも聴こえます。この辺りはプラグの性能差が響いているのかも。
Blue Heaven フラットライン
ただ、見た目からイメージするほど光沢感のある明るい爽やかな音では無く、地味目のニュートラルなトーンで着色は少なく薄味。単線的なソリッド且つ滑らかな、ややコントラストに乏しい音色です。音楽性的には脚色や演出感が無く中庸。F特は文字通りのフラット展開で、ハイスピード且つ響きが極めて多く、潤いがあるのはRed Dawnと同様です。音場空間がRed Dawnより一回り小さいとは云え、これはあくまでNORDOST同士で比較した場合の話で、他の同クラス以下のケーブルと比べるとBlue Heavenの音場は大きく広がるタイプ。空間透明度や解像度もこのクラスとしてはかなり優秀。表現力の面でやや面白味に欠けるきらいはありますが、Red Dawnでは響きの多さや陰影の演出感がやり過ぎになる場合でも、Blue Heavenではコントラストあっさり目にコントロールしてくれるので使いやすい印象です。何故この音作りで音楽性が絶望的に低くならないのかは不思議なのですが、そこはやはり日本製のケーブルとは何かが違う細部の描き分けのニュアンスや色彩感があるからでしょうか。

+For
 高い透明度とスピード感
 フラットでクリア且つ立体的な音場空間
 スリム且つタイトな音像定位
 豊かな響きと上品であっさりとした美音
 上位モデルに肉薄する品位とプレーンな演出
 個性的で美しい外観

−Against
 量感と音数
 やや抑制された抑揚表現は熱意に欠ける
 上位モデルに比べて低域が更に浅い
 曲げや傷に弱く極めてデリケートな素材
《あくまで管理人の個人的評価です》

 

あらためてNORDOST Red Dawn

NORDOST Red Dawn (1)
Red DawnをCI AUDIO VDA-2 DACに繋げ替えてまだ1日目ですが、このままRed DawnをメインDACで使い続けるかは思案中。冬の間にこの位置で使っていたInakustik NF-202はONKYO C-S5VLとのマッチングが非常に良くて結局今はそちらに繋げているのですが、CI AUDIO VDA-2 DACとの組み合わせでも音楽性が高く、純粋な音質面では流石にRed Dawnに劣りますが、普段使いにはInakustik NF-202の方が音楽が楽しく聴けて心地良かったり。暫くしたらC-S5VLに久しぶりにRed Dawnを繋いでみてSACDハイレゾ再生との相性を確かめつつ、Red DawnとNF-202の何れかをメインDACとC-S5VLに振り分けたいと思います。

NORDOST Red Dawnと真空管ハーモナイザー

結局CI AUDIO VDA-2 DACとは同じく米国サウンド同士とは云え音質的に合わないと結論。でも元々配線していたCEC TL5100Zとは合いますし、更に新たに導入したLUXMAN真空管ハーモナイザーと組み合わせたらどうか?はとても気になりましたので、配線のために真空管ハーモナイザー本体をオーディオラックの天板から降ろし、ベルトドライブCDプレーヤーTL5100Zに直接載っけてみることにしました。ここからでしたら60cmのRCAケーブルでも余裕で配線できるのです。
CEC_TL5100Z_真空管ハーモナイザーLUXMAN
結果…こちらでしたら合います♪ 何と云うかNORDOSTのフラットラインケーブルは音色に独特の繊細な響きがたっぷりと載るのですが、これって極めて薄く固く軽いケーブル自体の微細震動がもたらしている付帯音の滲みではないか?と感じるのです。フラットライン構造は機器や音波から伝わる振動をしっかりダンピングするタイプではなく、そのまま受けてビリビリ微振動させてるタイプ。

この印象はその昔、真空管アンプのEx-pro VALVE100時代に使っていたスピーカーケーブル NORDOST フラットラインゴールドMK2では特に顕著で、長さかわ片側2mもあると、演奏中にスピーカーケーブルでシャワシャワとスパークリングソーダの如く増幅された付帯音が反響して耳につきまといます。良く言えば美音系、悪く言うと、これ、完全にケーブルが作った付帯音による演出空間だよね?って感じでした。今は私の手持ちとして残してあるRed DawnとBlue Heaven×2組は長さが最短パッケージの60cmのため、特有の滲んだ付帯音的な演出は最小限に留められていますけれども、同じBlue HeavenやRed Dawnでも、長さがあると共振によるシュワシュワ感がたぶん気になるのではと思います。

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そしてこのNORDOSTのフラットライン構造のキャラクターは、云ってみれば真空管のガラスの微振動からくる付帯音と実は良く似ているのです。その目論見で真空管ハーモナイザーの出口側へ繋げてみたところ、やはりエフェクターとしてハーモナイザーによって敢えて付加する真空管歪みのキャラクターとRed Dawnには案の定美化された音色に類似点があり、互いを組み合わせることで良い感じに美音がマリアージュされて相乗効果を発揮します。真空管ハーモナイザーを使わずにRed Dawnを直接C.E.C TL5100Zに繋げるよりも明らかに心地良い音質ですし、TL5100Z×Red Dawnのみでは深みはあるけど地味目のトーンに終始していたサウンドが、ハーモナイザーによる明るさと艶、広がりが加わることでより活き活きとした印象になりました。暫定で真空管ハーモナイザーに採用していたStereovox HDSEよりもNORDOST Red Dawnは響きがずっと多くなる為、ハーモナイザーの持つ良い意味でのガラス管の共振滲みがより強調されて聴こえるのですね。

NORDOST Blue Heavenと真空管ハーモナイザー

この段階では真空管ハーモナイザーのIN側には50cmのCHORD C-lineを接続していたのですが、C-lineをMiuaudioのサブシステムで暫くテストするついでに、みうみうでリファレンスのBlue Heaven@60cmを真空管ハーモナイザーのIN側へ移植してみます。最初、音が後方に引っ込んでパッシブな雰囲気になるのと、響きがあまりにも多くなりすぎて・・・???と感じたのですが、ボリュームを少し上げて良く聴き込んでみると、これはこれで凄い潤いに満ちた美音です。つるりとした艶とスリムでタイトな定位感、そして音場がフラット且つスピーカーの左右上方後方に大きく拡大されて、これぞTHE NORDOST!と叫びたくなるガラス細工の如き超美音系3次元音場空間が現れます。また脱色されながらも無色にはならず、パステルカラーのコントラストのグラデーションが豊かなのも特徴。ピアノのタッチの描き分けの可視化が素晴らしい。清潔感があってクリーンな反面、温度感が下がるため、真空管ハーモナイザーが持つLUXMAN的な金色の輝きは半分消し飛んでしまうのですけれども・・・w。例えるならVienna Acousticsの音色に昔使っていたAcustik-labのスピーカーのエッセンスが加わったような美音系になりました。
NORDOST flatline RCA
うむむむ。。。普段、なるべくオーディオケーブル等々で脚色された世界観は、一歩間違うと音楽観賞の妨げになるために避けるように努めているのですが、これはこれで抗しがたいものがありますね。あくまで脚色を抑えた主系統としては、CI AUDIO VDA-2 DAC⇒DH Labs Pro Studioのラインが確保されていますので、こちらは敢えて「真空管ハーモナイザー×DOUBLE NORDOST」を組み合わせた美音系イロモノ系統として際立たせるのもそれはそれで一興かな〜なんて(^-^;)。Blue Heavenの創り出す音場感に比べるとCHORD C-lineでの出音は意外とまだ普通だったのだなと。いやC-lineそのものも、エントリークラスのRCAケーブルの中では音が濃くて個性はなかなか強いと思うのですが、Blue Heavenは輪をかけて更に響きが多く、フラットに空間が広がり、しかも真空管ライクな美音がRed Dawnと合わさる事で更に3倍強化されてしまいました♪d(^_-) この様な世界を提示されてしまうとノードストの虜になってしまうハイエンド系ユーザーが数多くいるのもさもありなんと云いますか、普及クラスの下位ケーブルでも、沼の片鱗を割と明確に感じさせてくれるものがあったりするので御座います。


こんな感じで結局LUXMAN真空管ハーモナイザーについては×DOUBLE NORDOSTの組み合わせに。「システムみうみう」にはCHORD C-lineに飽きたらまた、実はもう一組み別に持っていたりするブルーヘブンを入れてあげようかと思っています。

記事の〆として、皆さんにどうしても伝えておきたいこと

エントリの終わりになりますが、ノードストの各種ケーブルは以前から驚くほど数多くの偽物が出回っていますので、インターネット、特にオークション経由で安価に購入される際には細心の注意を払ってください。出品画像が本物だったり一部には精巧なものもあり、届いてから泣きを見ないためにも、ノードスト社が認定した正規販売店及び輸入代理店を経由した物を購入しましょう。※ちなみに管理人の場合はシカゴにある正規販売店で購入しました。

o-green偽物に注意! 大事なのでもう一度書きます。 偽物に注意!
o-greenInnocentKey/中国の偽Nordostの検証とケーブルの音質差比較

中古で購入される際にも、信頼の置ける中古販売店を選ばれるか、各種オークションでは最低でもオリジナルの元パッケージや、正規店での購入証明となるレシート等々があるか?等々をチェックされた上で、よくよく出品画像を見てから購入される事をお薦めします。ブルーヘブンやレッドドーンはこの価格帯にもかかわらず欧米圏では良くある英文解説付きのブリスターパック入り。上位のハイエンドモデルになると豪華な木箱入りなのですが、こちらはなんと木箱ごと丸々コピーされていたりするのでほんと油断がならないのです(苦笑)

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