箱庭コンパクトスピーカー探しその5 EPOS ACOUSTIC ELS-3

箱庭コンパクトスピーカー探しその1 QUAD L-ite/9L2編
箱庭コンパクトスピーカー探しその2 Wharfedale Diamond9.0
箱庭コンパクトスピーカー探しその3 Jamo C601/S602
箱庭コンパクトスピーカー探しその4 audio_pro Image12/Evo10 DC

EPOS ACOUSTICS ELS-3
EPOS_ELS3

そして今回最後に挙げるのが英EPOS ACOUSTICSのELS3。エポスというブランドをご存じない方も多いと思うのですが、1983年にロビン・マーシャルによって創設されたイギリスを代表するスピーカーのブランドで、タンノイグループの傘下にある90年代初頭に、モデルES14などが日本に輸入されていた時期もあります。EPOS_ES14当時日本の雑誌のレビューでの評価もなかなか高かったのですが、当時は同じ英国製スピーカーの強敵が数多くいた事もあってか、いまいち地味な存在のまま日本国内での取り扱いはフェードアウト。

EPOSは1999年にTANNOYからCREEK(こちらも一時期タンノイグループだった)に買い取られ、現行のモデルはマイク・クリークとロビン・マーシャルの元で新たに再設計されたCREEKブランドのスピーカー部門という形になっています。そのEPOSの中でも一番小型のモデルがELS3。CREEKによる買収後、しばしの開発期間を経て2003年に初めて発売された新開発のスピーカーで、現行のEPOS製品ラインナップに於ける設計の基礎と呼べるものです。

Castle_richmond国際的な価格競争力を維持するために、英国製だったEPOSはこの製品以降(他の多くの英国スピーカーメーカー同様)中国生産へ切り替わり、外装仕上げ等では従来の天然木ツキ板仕上げから、木目のビニールラップ(合成化粧板)仕上げと大きなコストダウンが図られていますが、これは、英国生産と上質な天然木仕上げにこだわった英CASTLE(キャッスル)等が、トラディショナルで素晴らしい音質にも拘わらず、欧米のバジェットHI-FIユーザーの嗜好変化に伴い(サウンドが古くさいと揶揄されてました)休止を余儀なくされた事を考えると、致し方のない事なのでしょう。ュ注:キャッスルはAUDIOLAB/TAG McLaren同様、現IAGの嵩下のようです)

その様な経緯はありますが大切なのは音質です。コストダウンを図ったとはいえEPOS製品の多くは他社の同クラスより一段上の強気の価格設定。 これはCREEK製品もそうなのですが、余程音質に自信があるのでしょう。実際このELS3、英米のオーディオ各誌で大絶賛されています。→米stereophileの記事

・米The Absolute Sound誌
   2003. 2004 Budget Component of the Year.
   2005, 2006 & 2007 Editor’s Choice Award Winner!

・米Stereophile “Recommended Component”

・英Hi-Fi Choice ”Five Stars” 5つ星

・英WHAT HI-FI? 4つ星

・英Hi-Fi News Magazine Editor’s Choice Award 2003

とまぁステレオファイルを始め、絶賛に次ぐ絶賛でなんじゃこれ?という事になってます。日本の某メーカーのように広告料と札束をばらまく余裕が彼らにあるとは思えないのですが…。 欧州誌で一番説得力があると私が勝手に認定しているイギリスのWHAT HI-FI誌はちょいと辛口 (要約:ウーファーとトゥイーターの繋がりは良好、自然でエモーショナルだけど情報量と透明度は欠けている。大きな部屋には向かない、リアバスレフのセッティングには工夫が必要。だがしかしとても音楽性が高い、総じて小部屋向き)とのレビューです。
MONITORAUDIO BRONZE BR1

正直、ELS-3の高さ27cm×横17.5cmという寸法は、B&W CM1やディナウディオAUDIOENCE42/新型後継機種のエキサイトX12(EXCITE X12)、低価格なモニターオーディオ Bronze BR1とほぼ同じ外寸。私がサブシステムに使うには少しばかりサイズが大きいような気もするのですが、コレよりも小さいスピーカーは現行のEPOSラインナップには存在せず。とはいえ、マイク・クリークが設計したCREEK純正のスピーカーとあっては、CREEK製品好きの私としては居ても立ってもいられません。けれど、日本には何故かEPOSのラインナップが輸入されていないって事で、安売りで送ってくれる店はないかしらん?と、現状は為替で日本が優位に立つアメリカの販売店を中心に回っていたのですが、あちこちネットサーフィンしていたら、なんと、日本に実はEPOSの正規代理店がありました。早速相談してみたところお値段もかなり良心的だしという事で、今回は海外の大絶賛記事を間に受けてみよう♪という事で、急転直下、EPOS ELS-3を導入してみることにしました。(つづく)

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コメント一覧 (17件)

  • EPOS楽しみですね。海外オーディーオ誌絶賛の音がどのようなものなのか、非常に興味があります。パステルピアノさんの記事がとても待ち遠しい。代理店の広告記事も絶賛ですね?ちょっと質素なホームページですが、熱意が伝わってきます。私のはじめてのスピーカーは当時人気のあったALRジョーダンのENTRYsi。これも小型ながらとても音楽を楽しめました。EPOSがヨーロッパの人々に絶賛されているその真実を受け止めてください。期待してしまいます。ではまた。

  • 代理店さんは大変熱意のある方なのですが、現状、国内のオーディオ業界の蚊帳の外になってしまっている印象です。正直全く存在を知りませんでしたから。
    EPOSだけでなくEMFのSequel2(シーケル2)というアンプも実は導入しました。これ実は、私が高校生の時にはじめて買った海外製アンプCREEK4240そのものです。サイトを見て腰を抜かしました。音が良いのでマイク・クリークに直談判して再生産してもらったそうです。ちなみにEMFとは当時からあるクリークのセカンドブランドです。4240を手放して以来9年ぶりに、今私の後ろで懐かしい音色を奏でていますが、手放して後悔したモデルの一つなので、大袈裟に言えば昔の彼女とよりが戻った気分です…。
    EPOSにつづいてEMF SEQUEL2のレビューも上げる予定ですのでお楽しみに♪
    >ENTRYsi
    https://www.audiostyle.net/archives/15491485.html
    私も先代のALR/JORDAN ENTRYSは一時期使っていたことがあります。レンジは狭いけど鳴りっぷりが良くて、加えて音質云々より意識を音楽へ向かわせてくれるスピーカーでした。

  • はじめまして。以前からROMっていたのですが、キャッスルの話題が出ていたので初カキコです。リッチモンドを購入して七年になりますが、本当に素晴らしいスピーカーです。Creek4330, Aura VA80SE, Atoll IN100という順で使ってきました。メインは実家のタンノイのスターリングなのですが、サブとして一生使うつもりでいます。

  • nu-maoさんこちらこそはじめまして♪
    キャッスルは私も大好きなスピーカーメーカです。英国系箱庭オーディオには無くてはならない筈のブランドなのですが、現在は事実上事業がストップしているみたいで大変残念です。
    リッチモンドをお持ちとは…何と羨ましい♪ 私がWharfedaleのDIAMOND5を購入したときも、本当はダーハム900やIsisが欲しかったのですが、学生の分際では10万円のスピーカーに手が届かず、結局、3万円弱程度で手に入った展示品のダイヤモンド5を選んだのが始まりです。当時はTRENTⅡというモデルがありましたが、あれもなかなか良かったような。。。リッチモンドも丁度7~8年前に当時のヤマギワで試聴したことがありますが、ナチュラルで音楽的でとても良いスピーカーだったのを覚えています。メインで使っているVienna Acoustics T-2も、最後までオーディションで悩んだ相手がハワードS3(HAWARD S3)でした。
    http://www.castle.uk.com/classic_howard.htm
    天板にウーハーが付いていたため、上階に住人のいるマンションでは使用が躊躇われ、結局ウィーンアコースティックを選ぶことにになったのですが、機転を利かせてサブにRichmondかSatelliteを確保しておけば良かったと悔やまれます。
    >Creek4330, Aura VA80SE, Atoll IN100
    Richmondの音色に一番近いのはクリーク4330だと思うのですが、よりHi-Fiでキレと艶のあるVA80SE、そしてアトールIN100、、、音質面は確実にステップアップした感じでしょうか。前2台と比べてアトールが音質及び表現力の面でどんな感じなのか教えていただけると嬉しいです(^^)。

  • 貧相なインプレでお恥ずかしいのですが、クリーク4330の品の宜しいすっきり系のサウンドはピアノ曲等では非常に気に入っていました。キャッスルとの相性も悪くはなかったですが、個人的にはジャンルによっては少々物足りなく感じたのも事実です。オーラVA80SEは大編成のオーケストラ曲は苦しくなりますが、リッチモンドとの相性もバッチリで、生命力たっぷりに、そつなく色々なジャンルに対応できました。しかし昨年、火の気がないのに部屋が焦げ臭いと思ったら、オーラのコンデンサが破裂していたので(笑)、後継機を探すことにしました。(つづく)

  • (つづき)Atoll IN100はデザインは最悪ですが、価格帯が違うだけあって上述の二機種とは解像度、エネルギー感も別次元といった印象です。リッチモンドが別のスピーカーに大化けしました。オーラとは方向性が違いますが、クリーク4330に抱いていた不満が一気に解消された感じです。もう生活オーディオにこれ以上のものは必要ないのでは、、、という明鏡止水の心境に至りました。ただケンブリッジのD300がついに昇天してしまったので、CDPも後継機を探しております。さしあたりiPodで困ってはいないし、CECの新機種がアナウンスされたので、しばらくは様子見ですかね。

  • ATOLL IN100のインプレありがとうございます♪デザインは良く解釈すればYBA辺りの影響でしょうか。フランスらしいなぁと好意的に受け取るべきか、でもVA80の格好良さには敵わないですね。でも、音質が良くて音楽も楽しく聴けるとなると、変わったデザインも心地よく見えてきたり…。
    >クリーク4330…少々物足りなく感じたのも事実です。
    これはわかります。端的に一昔前のサウンドクオリティですので、透明度やレンジ感などオーディオ的高音質を追求するとやはり食い足りなくなる部分があると思います。
    >オーラのコンデンサが破裂していたので
    うぉう、単純にコンデンサー交換で済むのでしたら修理できると良いのですが…。
    >生活オーディオにこれ以上のものは必要ないのでは
    お話を読んで私もATOLLを聴いてみたくなりました。仮に私が手に入れるとしたらIN50SEの方だろう思いますが、IN100と比較試聴はされましたでしょうか?
    >ケンブリッジのD300
    懐かしいです。確かCambridge AudioはプリメインアンプのA3/A5がマイククリークの設計、CDプレーヤーが確かピンクトライアングルの…誰だっけ(すみません忘却)の設計でしたよね。D300、お手頃価格でPHILIPSやCREEKに通じる良い音がしてたの覚えてます。個人的にはD300の代わりになるのはCECよりも海外製のプレーヤーではないかと思います。

  • 個人的事情で、じつはフランスの地方都市で暮らしています。キャッスルやクリークは七年前に現地価格で買いました。リッチモンドは新品で4-5万程度、クリーク、オーラは中古で3万程度です。ただ試聴できる環境にないため、専門誌の中古広告やネット通販で揃えました。AtollはメーカーHPのBBSでの活発な議論に触発されたのと、ご当地ものの製品を使ってみたいという動機で導入を決断。こちらの専門誌には広告をよく見かけますが、普通の家電量販店には置いてないですね。故障中のオーラはトランス交換を含めメンテナンスはユキムさんが面倒見てくれるらしいのですが、Atollは輸入代理店・メーカーにまだ問い合わせていないので日本で使えるかどうかは不明です。アンプは重いので帰国前に処分して、日本でセパレートやIN200に乗り換えようかとも計画しています。リッチモンドは必ず持ち帰ります(笑)。

  • こんばんは♪
    フランス在住ですか♪ブログやっていると時々海外の方の書き込みがあって嬉しいです。フランスでもCREEKやAuraが販売されていたんですね。
    Auraは既に在庫のない部品がやられると元通りには修理できないみたいですので、お早めに対応されることをお薦めします。ベッドサイド用の箱庭システムなどで出来ればこちらも一生使って上げて下さいませ。
    Atollについてはフランスと日本での電源環境の違いがどう音に響くかですね。下手をするとアトールのアンプの型番の違いよりも、200V?電源の違いから来る音質の方が大きな影響があるかも知れません。アトール自体、グレードの違いは電源トランスとキャパシタ容量と出力の差であって、回路やパーツの構成は同じ物っぽいですし。私の考えとしては、出力差は価格差になり、エネルギー感の違いになりすが、クオリティの本質的の部分は、出力よりパーツの品質&音作りに依存すると思っています。また、アンプの出力はスピーカーにマッチした出力であることが理想で、これは必ずしも大きな出力が良い結果には結びつかないと考えています。うちのウィーンアコースティック T-2の場合、石のアンプで8Ω60~70Wのアンプでドライブすると良い音になる事が多いのですが、それ以上の出力があるアンプは大概窮屈で歪みっぽくなります。
    リッチモンドにどのくらいの出力のアンプがマッチするのかは判りませんが、今100Wで良い感じだとして、必ずしも200Wにすれば更に良いとは限らないと思いますので、買い換えをされる場合は慎重にオーディションされることをお薦めします。

  • 年末か年始に引っ越しすることが決まっているので、IN100がちょっとした改造で日本でも使えれば懐に優しくて助かるのですが、、、。日本の実家には別のシステムが置きっぱなしになっており、そちらの方との兼ね合いもあるので、どのように発展させるか帰国後の愉しみです。私もリッチモンドに興味を持ったのは秋葉原のヤマギワでしたが、渡仏してから入手できるとは思いませんでした。実家のアンプはオーラのVA200なので、とりあえず英国・国産オーラの聴き比べから始めてみようと思っています。

  • フランスは220Vみたいですので、日本でも、独立したエアコン用等の200V電源コンセントがあれば、とりあえず多くの機器はそれで動作すると思います。敷かれていない場合でも、大抵のお宅では(電気工事資格のある方にお願いして)配電盤のブレーカーに繋がっている配線の組み合わせを入れ替えれば簡単に変更出来ますので、一番安上がりで音質的にも期待できる方法になると思います。
    宅内事情等でブレーカー1系統を200V化出来ない場合、音質がどうなるかは微妙ですが、ステップアップトランスを噛ませるとか。。。
    http://noguchi-trans.co.jp/index.php?main_page=index&cPath=130_100

  • オーラは三万円で電源部の交換が可能だそうですが、IN100はトランスが二つあるので交換となると高くなりそうな予感が、、、。配線の変更程度で日本で使用できればいいのですけれども。冷房用の電源や昇圧トランス等の使用も考えましたが、そこまでサブシステムを大袈裟にするのも気が引けるので、いざとなったらeBayで売却して、身軽に帰国しようと思っています。送料・手間暇を考えても日本で買い直した方が安上がりなような気がしますので。オーラは軽かったのでスーツケースに入れて、すでに持ち帰りました。シルバーパネルではない黒オーラなのですが、これはこれで気に入っています。

  • >オーラは三万円で電源部の交換が可能
    ユキムさん良心的です♪
    >IN100はトランスが二つあるので交換となると高くなりそうな予感が
    この辺りは今お持ちのATOLLにどこまで思い入れがあるかですね。
    ディナウディオジャパンですが、以前イベントでショールームでお会いした際には、行動力のありそうな割と若い方でしたが、なかなか出来る話のわかる人という印象でした。フランスから持ち込みという事情をメール等で説明されてみる事をお薦めします。
    仮に左右トランス交換で数万かかるとして、フランス仕様のトランスを取っておいて、また将来簡単に載せ替えたり可能かどうか等、ちょっと興味があったり。実際に仕様変更を実行されるか、はたまた新規に買い換えるか、どちらにしろメールでの問い合わせをした方が良いと思います。
    http://www.e-onandon.jp/atoll/index.html
    それでまぁ金額がどうもアレな場合は、買い換えを検討する方向で良いのではと思います。

  • Atoll IN100はとても気に入っているのですが、日本で使用するには①郵送費が高くないこと、②工賃が高くないことの二点がクリアーされないと少々難しいかもです。もともと650ユーロ位の機種なので、下手をすると日本で購入し直した方が安くなりそうなので判断に迷うところです。とりあえず今の仕事が落ち着いたら輸入代理店に問い合わせてみます。Atollの本家HPのBBSには触発されるところが大きく、たぶん何らかの形でAtoll製品を使い続けることになると思います。

  • ディナウディオジャパンから返答がありましたら、nu-maoさんのご選択も含めてまた詳細をカキコしてくれると幸いです♪

  • 初めまして
    EPOSで検索してお邪魔させていただきました
    私もTSインターナショナルさんから
    スピーカーとアンプを買って使っています
    結構良い音だなぁ、、と思っていたのですが
    検索してみると、海外の評価も上々のようですね~、、それだけの物ではありますね!

  • Imageさんはじめまして♪
    EPOSとSeqiel2のお仲間ですね(^^) こちらも導入して1月半が経過し、そろそろエージングも済んだのでぼちぼちインプレをアップしようと思っています。Seqiel2は私が十代の時期に使っていましたプリメインアンプCREEK4240とほぼ同回路で、トーンコントロールを増設した製品です。私をオーディオに引き込んだ昔の懐かしい音が蘇ってきまして、色々な意味で感慨深い再会でした。

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