
なんといいますか、これは見事に私の苦手なタイプのヴァイオリン演奏。何しろ見た目からしてカルミニョーラ怖っ!見た目だけじゃなくて音楽的にも、まるでスピーカーからナイフが飛んでくるようなシャープで切れ味鋭い演奏。バロック・バイオリンでピリオド奏法だからとか関係ないです。なんつか気取ったマフィアって感じだわ(爆) ヴィヴァルディって所詮演歌なんだからもっとお気楽に楽しくないと〜とか思っちゃう。
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」 他
とは云えpastel_pianoと好みがまるで合わないって方々には逆にお薦めできる演奏かもですね。カルミニョーラの演奏は素晴らしい超絶技巧で隙がありません。極めて大人で辛口のクラシック。なんかこう、クラシックを背筋を伸ばしてツンと聴きたい人にはウケると思います。
Amazon.co.jpやHMVで見るとレビュー
でもイタリア人ってイタリア的でオペラチック明るくアバウトに歌う音楽家がいるかと思えば、マウリツィオ・ポリーニ等もそうですが、論理的で隙の無いテクニカルな演奏をする人も存外多いですよね。かといってテクニックだけの浅薄演奏と切り捨てるには完成度が高いし、音楽的にも充実してたりする。なんだろう・・・やっぱり音楽に対する文化的バックボーンの深さの違いなのかも。。。カルミニョーラの演奏にビビリながらそんな事を逡巡しつつ、以前に書いたヴィヴァルディ四季についてのぷちエントリはこちら。
サンブル音源
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▽J.カルミニョーラ&ベニス・バロック・オーケストラ演奏会
− ジュリアーノ・カルミニョーラ &
ベニス・バロック・オーケストラ演奏会 −
「バイオリン協奏曲 変ロ長調 作品8第10“狩り”」
「バイオリン協奏曲 変ホ長調 作品8第5“海の嵐”」
「バイオリン協奏曲 ハ長調 作品8第6“喜び”」
「バイオリン協奏曲 ト短調 作品8第8」
「バイオリン協奏曲 ニ長調 作品8第11」
ヴィヴァルディ作曲
(バイオリン)ジュリアーノ・カルミニョーラ
(演奏)ベニス・バロック・オーケストラ
〜東京・紀尾井ホールで収録〜
<収録:2010年12月1日(水)>
