今回はウィーンアコースティック MODEL T-2を使ったメインシステムに繋げてみました。最初に届いた際に、エージングが全く済んでいない状態で繋げた事もありましたが、この時点では当然あまり良い音がせず、直ぐにサブシステムに回した経緯があります。
ONKYO デジタルプリメインアンプA-1VL

今回は3週間程使用してほぼエージングが済んだ状態。繋げて直ぐから、もう流石に出てくる音は以前とはまるで違うものです。まず、意外と鳴らしにくいT-2の13cmデュアルウーハーを完璧に制動しています。余裕すら感じさせる堂々たる鳴り方で、余りにも自然に音が出てくるので、今までのようにアンプの制動力云々をオーディオ的に意識させる事はありません。TAG McLaren 60iと比べるとローエンドの沈み込み感は程々ですが、低域が出る=必ずしもそれだけ制動力が高いという訳ではないようですね。
中域を中心に上下に誇張感無く自然に広がっていくA-1VLの音場は、大変に安定していて空間に一切のブレを感じさせません。このブレの無さが聴いていて音楽に没頭できる、ある種の安心感を覚える要因ではないかと思います。

さて、今回はA-1VLと組み合わせるCDプレーヤーについてです。代々C.E.C機を好んで使ってきた私からすると、新参のC-1VL如き(爆)に色々手を入れ続け改良したTL5100Ziconが負ける訳には行きません!(笑)
価格も1.5倍違いますし。。。いざ、どちらが良い音か勝負です♪
ONKYO CD専用プレーヤーC-1VL

まずC-1VL。とにかく鮮度が高いです。透明度が高く立ち上がりがハイスピードで硬質感のある輝きのある音色、フォーカスがピシッとしていながら響きが豊か、低域方向は細身ですが、A-1VLとの組み合わせではそれが幸いして良好なバランスです。正に現代的な最新鋭の音色だと云えるでしょう。デジタルアンプでありながらアナログ感漂うA-1VLに対し、こちらはウォルフソンのDACと高精度クロックの恩恵をストレートに引き出した、デジタルの申し子的な超高解像度の写実的造形美です。とはいえ、以前のデジタルにあった乾いたザラザラした質感は皆無で、音のサーフェスは艶やかに磨かれ、音場は潤いに満ちています。

CEC ベルトドライブCDプレーヤーTL51XR

次はTL5100Z。まずバランスが全然違います。こちらはC-1VLと比べて高域がロールオフしていて中低域、低域が豊か。そして、音の質感が非常にアナログ的。ほんとうにレコードを想起させるアナログチックな音色で、ここまで極端にアナログっぽい音色だったとは、今まで使ってきたアンプ経由では全然気がつきませんでした。それだけA-1VLが色づけなくソースの音質に忠実だと云うことでしょう。C-1VLと比べて暖かく闊達な表現ながら、アナログ的な陰のある濃密な音色で、アタックの立ち上がりが優しく、音色もシャープネスや実体感より、耳当たりの優しいソフトな滑らかさに溢れています。ずばり、音像の実体感、リアリティではC-1VLの方が遙かに鮮度が高く、TL5100Zでは全体にアナログでぼやけた印象がつきまといます。アナログの音にノスタルジーを感じる人は、このCECの音がまたたまらなく良い雰囲気なのですが・・・デジタル世代の人達には、C-1VLの鮮やかなアタックと分解能の方が明白な高音質と受け取られそうです。

注:今回は両機共にKharmaの電源ケーブルとRed Rose Musicのピンケーブルを使いました。

今回はA-1VLとの組み合わせですから、やはり相性の面から云うと明らかにC-1VLに軍配が上がります。TL5100Zでは音がかったるくなってしまい、せっかくのA-1VLが隠し持つデジタル的な懐の深さ・・・スピード感やリアリティが活かせません。聴いていてもっと明快な音場を〜鮮度を〜!とフラストレーションを感じます。これがアンプを別の物にするとまた違った結果になるとは思いますが・・・結論をまとめると、CDに入っている情報の多さを知りたければC-1VL(今まで聞こえなかった背景の細かい音が色々出てきてびっくりします)まったり疲労回復したくなったらTL5100Zicon、こんな感じでしょうかね〜(笑)ま、TL5100ZはTAG McLarenと組み合わせるのが前提ですから、ここで敢えてA-1VLと合わせる意味は殆どないのですが(^^)ゝ

それからもう一つ。メインシステムのウィーンアコースティック MODEL T-2では、A-1VLの性能を残念ながら発揮しきれません。元々T-2はモニター的で
アキュレートなサウンドを狙った硬派なスピーカーではありませんから、正統派の情報量やドライブ能力で鳴らしてしまうと音質面でのボロが出ます。正直箱はポンポン鳴ってるし、ディティールでは怪しい描写てんこ盛りですし。サブのImage11の方がハイスピードで素直ですのでA-1VLには合います。ここはやはり、ELAC CL310.2iconなりB&W704iconなり、現代的でハイスピード且つ精密な描写力のあるスピーカーを持ってくるのが正しい在り方でしょう。正直、良すぎるアンプのために更にスピーカーを買い足したくなりました。という事で、このシステムのためにスピーカーを購入する用意のある方は、しっかりした描写をするモニター系のモデルを選んであげて下さいませ。逆に、ウィーンアコースティックの美音に惚れ込んだ人にはCECiconが当然合いますし、アンプはヨーロッパ物・・・特に真空管とかでゆらゆら萌え萌えするのが一番です(笑)
ELAC(エラック)CL310.2JET

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