超音波洗浄器TKS-210(TKS-200)って本当に効果あるの?その1

ここからは肝心の音質レビューです。TKS-210(TKS-200)で洗浄する前に、まずはメインシステムで洗浄前のCDを10分ほど再生。再生に使ったCDプレーヤーはいつものようにCEC TL5100Z。こういった微妙な変化についての違いが分かり易いCDプレーヤーだと思います。洗浄後(180秒。拭き取りなど前後合わせて約5分)再び同じトラックを再生。1分でも難しいのに洗浄前と後で5分間も時間的ブランクがありますので、今回の比較試聴は何気に難しいかも!? 一度で確実に傾向を掴む自信はありませんので、同じ動作を複数のCDで数日掛けて試してみました。繰り返すことで洗浄前と後での印象の違いを明確にあぶり出すためです。

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結果。。。一回目の試聴で印象はあれ???というものでした。良くなった感じがしない。少なくとも想像していたようなベールが一枚剥がれたような〜とか、クッキリした鮮明な音〜とかそういった感じは全くありません。むしろ、どんよりしてる。。。(^^; こんな筈はない〜と思って複数枚テストしたところやっぱり傾向は同じ。
TOSHIBA TKS-200超音波洗浄器
ポジティブに評価するとCD特有のデジタル的なとげとげしさや高域の歪み感が取れて厚みのある音になります。音像が堂々とした印象になり、特に低域方向や奥行き方向へ音場もぐっと広がるようです。デジタル的な音のエッジが取れて耳当たりの良いナチュラルなサウンドになります。

ネガティブに評価すると・・・重い。高域方向のシャープさやキラキラした輝き感、華やかさが大幅に減退するので音楽が重くなります。どよ〜ん。。。いわゆるCD的な鮮やかさが無くなります。この鮮やかさはそもそも一種の歪みなのかも知れませんが、CD派の私はそれも含めて楽しんでいる部分がありますので、この音色の方向性には少しばかり面食らいました。。。あと、音が太い。弦楽器全般も倍音の震えが目立たなくなりキレが甘くサーフェスがさらっとした感じです。オーディオ的な意味での立ち上がりの鮮度感が下がります。

数枚をテストしてみて、正直なところしくじったと思いました。何せこの手のCD処理はどれも非可逆が相場です。いくつかのCDでは私の感覚では洗浄しない方が良かった。特に輸入盤の音が国内盤みたいになるのにはびっくり。輸入盤独特の音のキラキラ感や響きがたゆたう感じが削がれ、国内盤のようなポリカーボネート臭い(謎)地味な音になってしまった、、、うぐぅ。このままでは大切なCDの音が変質してしまってマズイという事で、困ったときの神頼み、伝家の宝刀wアコースティクリバイブRD-1で裏表1回ずつ消磁してみました。・・・これで再生すると・・・とりあえず成功♪ 超音波洗浄器に掛ける前のクリアで伸びのある高域に近い音になんとか戻りました(*^_^*;)
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アコースティックリバイブRD-1で消磁しても厳密には洗浄前より硬い音ですし、低域方向の重さは残ってしまうので元と同じ音ではありませんが、失われた高域の艶やかさを補完するという意味ではなかなか使えます。とりあえずRD-1で消磁することで許容範囲レベルの音には戻りそう。。。ただ、RD-1の聴感上の効果は消磁直後は鮮やかなのですが持続性に問題があり、数十分である程度まで減衰します。減衰するとまたTKS-200で洗浄したキャラクタが上回ってしまうような微妙な感じ・・・。聴き始めは良いんだけど数時間経つとあれ?みたいな。。。だからといって何度も繰り返し消磁すると逆に音が歪んで悪くなりますので私の感覚で消磁器が使えるのは2回まで。結局、TKS-210の方が聴感上の影響力が強い。

私の主観ではアコーステッィクリバイブRD-1での音質変化と、TKS-210での変化の方向性は180度正反対です。どちらが良いかは個人の好みになるのですが、RD-1は音の表面をクリアにして高域方向の鮮度が上がる傾向。音像の定位感もシャープで立ち上がりのスピード感が速くなります。音楽表現も快活になりますが反面低域はやや軽くなります。対してTKS-200で洗浄した音は低域方向へ厚みが増す傾向。歪み感が大きく減退する代わりに高域方向の輝きや立ち上がりのシャープネスが削がれる感じがします。音の実体感が増しますがそのぶん定位も太くなります。それと困ったことに音楽性が落ちる・・・これってわたくし的には一番重要。

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以上のような結果、なんでもTKS-210で洗浄すれば音の鮮度が回復する!みたいな使い方は出来そうにありません。むしろ、現状音に不満のないCDでの使用は止めた方が良さそう・・・これはRD-1にも云えることですけれども。。。明らかに歪みっぽい、高域がウルサイなどの理由から再生する気にならないディスクがありましたら、TKS-210で洗浄する事で好結果をもたらす可能性があると思います。それから中古入手やレンタル落ち等でベトベトしていたり見た目に明らか汚れているCD、保存環境の悪さからカビてしまったCDなどの洗浄にも使えますが、この場合もRD-1とセットで使って初めて有効といえる感じ。TKS-210単体の音ではイマイチ納得出来ないような、なんだか"洗浄"というイメージから望んでいたサッパリクッキリした音質改善の方向性と違っていて、どうしたものか〜という結果になってしまいました。「何も足さない」が理想の私としてはCDメンテナンスの切り札だと思っていたのですが・・・。

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商品名が"にゅうぽあぽあ"(笑) 非イオン系界面活性剤で一般的な台所用中性洗剤と異なり余計な成分が入っていません。業務用ですので界面活性剤としての濃度が高いです。

中性洗剤については私見では適宜使用した方が良いと思います。水だけでは落ちない油性の汚れが落ちますし、台所用洗剤には殺菌(殺カビ?)作用がありますしw 僅かな違いですけれども、使用した方が水道水のみの時よりもよりクリアになるように感じました(高域の地味さかげんがマシな気がする)。CDの素材であるポリカーボネートへの攻撃性についてはそれほど気にする必用はないと思います。

《ポリカーボネートの物性について》
 ◆化学的性質について
 ◆アクリル・ポリカーボネート材料特性について
 ◆ポリカーボネートシートについて
 ◆耐薬品性一覧表


今回水道水でTKS-210を使用してみて、私の環境と個人的且つ主観的好みの範囲では望んでいた結果が得られなかったのは事実ですが、洗浄に使用する水、液体や洗剤の種類を別のものにすることで大きく印象の異なる結果が得られる可能性はあると思います。精製水でも良いし、例えばエタノール(エチルアルコール)とかも面白そう・・・こんなしょうもない事に使うには少しばかりお高いのですけれども(^^;水も横浜の水道水@相模湖水源はPH7.5の弱アルカリで少し硬度もあって料理が美味しくできるような水ではありませんし、美味しいお酒の元になるようなどこかの山奥の奇麗な水を使うと結果が違って来るかも知れません。
《Last modified 2015/8/11》
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その3 洗浄液にエタノール(エチルアルコール)を使ってみたてすと!?に続く
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