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SHM-CDは本当に高音質なのか? ぱ~と3

【SHM-CDは本当に高音質なのか?】
ぱ~と1 ぱ~と2|ぱ~と3|プラチナSHM-CD

前述のテスト以外にも、いくつかのSHM-CDを購入して聴いてみた総括としては、残念ながらSHM-CDにSACDのような圧倒的な高音質を期待してはいけないと思います。これはつまり、国内盤SHM-SACDだったら、シングルレイヤーという事もあって最強音質だよねって事です。これは一般的にSACDはハイブリッド盤よりシングルレイヤー盤の方が、SACDとして再生した場合より音質面で有利といわれているからです。ただこれも、SACDも所詮、輸入盤の方が~とかなってくるとryこれ以上非国民扱いされるといやなので以下自粛。

Grammophon_SHM-CD

別の角度から言えば、既存のCD同士でも、同一アルバムながらリマスター、別マスター等々でデータが違う場合の音質差の方が、同一データ上のSHMとノーマルCDの音質差よりずっと大きいように感じます。

通常版のSHM-CDは過去に発売されたアートンCDやAPO、ゴールドCDと同じ類。管理人はゴールドCDが超絶大好きの隠れ金ピカ限定版コレクターですし、前述のようにアートン盤はポリカーボネート通常版とは明らかに毛色の異なる独特の音質的魅力があったと思います。他にも日本ゼオンのゼオネックスなんて素材もありました…ZEONEXはアートンより更に音が良かったらしい…と当時のオーディオアクセサリー誌かサウンドレコパルあたりに書いてあった気がw ですのでオカルト扱いされてもこの手のアプローチが嫌いな訳では無いんですが、SHM-CDに過去のこういった高音質盤と同等の求心力があるかと問われると…今は未だ微妙かな。

ぶっちゃけ、不況でここ十数年CDの売り上げがジリジリ下がっていて、更にネット配信が追い打ちを掛けている現状、ついでに輸入盤の激安ネット販売が周知されて国内盤が売れないから、高価な国内盤販売のテコ入れ策として、SHM-CDという付加価値を持たせ、低価格な輸入盤と差別化したかった。というのが本音の一つなんだと思います。そういったマーケティング戦略が良いのか悪いのか私には良くわかりませんけれども…なんて否定的な話をつらつら書こうかと思案していたのですが、良く見たら最近はSHM-SACDなるものが少しずつ発売されるようになっているのですね。あれ?ユニバーサルミュージックってSACD撤退したんじゃなかったかしら?ん~もしかしてSHM-SACDに活路を見出して、SACDの新譜/旧譜リリースを今後も続けていくおつもり!?!?

なん~て実は内心嬉しいかもしれない現状を見てみると、SHM-SACDという日本製として最強音質シリーズをこれから出来るだけ、長く多くのタイトルをリリースし続けるためにも、SHM-CDという中間的なアプローチが必要なのかも知れないと好意的に捉えてみようと思います。

最後に、こうやつて何度も繰り返し聞いていると、認めたくないけれどやっぱりマウリツィオ・ポリーニって上手い。技巧がとか機械的に…じゃなくてちゃんと音楽的にもね。正直危うく洗脳されそうになりましたっ!なんかこう、上手いけどキモい。キモいけど上手い…それって貴子先輩の歌かっ!!!

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