パート3は安価な中国製のニッケル水素充電池についてです。

100均の「Volcano NZ」と「ReVOLTES」は中身がほぼ同じ

2005年旧SANYOeneloopの発売当初から2013年にAmazon Basics 充電式ニッケル水素充電池が発売されるまではニッケル水素充電池の実売価格がそれなりに高価だったこともあり、管理人は100均のニッケル水素充電池で知られた中国製のVolcano NZを、何処かの乾電池が切れる度にちまちまと追加購入していました。
Volcano NZ
100均のVolcano NZやReVOLTESは云ってみればプアマンズeneloop。気付けば家にも確認できるだけで1300mAhの単3と750mAhの単4がそれぞれ9本ずつ手元にあります。無くしたりあげてしまった物も入れると購入数はそれ以上。性能を怪しみながらもVolcano NZを購入した来たのは単純に105円(108円)で安くバラで入手できたから・・・(滝汗)。とは云え、各所のベンチマークを参照するに性能的には可も無く不可も無い感じで、中国製の怪しい?電池としてはまあまあ。最大容量については公称を1割ほど超えていたりする様です。
   
ただ、Volcano NZやReVOLTESがeneloopと同様に使えるかと云えばそうではなく、eneloopの充電器を使った場合、Volcano NZでは充電が明らかに遅く、急速充電がNGと自動判定されているみたいで再充電に手間取ります。中華製で設計が古いこともあり自己放電がそれなりに早く、1〜2年で再充電が必要になる印象で保管や長期運用には向きません。放置すると容量抜けを起こします。


また、自己放電のせいで長期使用時の電圧が低めに推移するのか、リモコン等に入れていると使えるけどイマイチ反応が悪い期間が長く続く印象。実はこのエントリを書き上げる前にVolcano NZを入れていたリモコンをAmazonベーシックや東芝IMPULSEに交換してみたのですが、長年使いすぎで反応が悪くなっていたと思い込んでいたプラズマテレビのリモコンやBDレコーダーのリモコンが、新品同様にサクサクと反応するようになりました(^^;)。これはどうやら実電圧の違いでしょうね。この様な事もあり、管理人の場合これからVolcano NZはどうでも良い場所や消耗品として過酷使用する場所に全て移動することにしました。

ニッケル水素電池と乾電池は同じサイズ?

ただ、この100均ニッケル水素充電池にも良いところが一つあったり。外形寸法が従来のマンガン/アルカリ乾電池に近く、外寸がJIS規格MAXでパッツンパッツンのeneloop pro等々が大きすぎて入らない機器の電池ケースにも、Volcano NZやReVOLTESでしたらすんなり収まってくれる点です。
ni-mh_Volcano NZ
Volcano NZ(右端)は外観の製造精度も良く、今のところ液漏れを起こしたり使えなくなった個体は出ておりませんので悪くない電池とは思うのですが、いかんせんデザインが個人的に好みではありません。このマイナス極がオレンジ色のデザイン、ニッケル水素充電池が未だ普及していなかった頃に、マンガン電池やアルカリ電池と一目で見分けを付けるため、各メーカーで共有していたものではあるのですけれども、普段見える場所では無いのですけれども何故か気になってしまう・・・(苦笑)。
ReVoltes
ちなみにダイソーにはReVOLTESという後発の白い装丁のニッケル水素充電池があって、各所の比較レビューや気の迷いさんの比較実験を見ると、どうやら中身はVolcano NZとほぼ同じものみたいです。輸入販売元も同じ武田コーポレーションですしね。個人的なデザイン上の好みでしかありませんが、100均の充電池に手を出すならReVOLTESの外観で揃えたかったですわ・・・(^-^;)

安価な中華メーカーの充電池はトラブルも多い

今回、家中の電池をニッケル水素充電池へ総入れ替えするにあたり、出費を抑えるべくAmazon.co.jp楽天市場Yahoo!ショッピング等経由で安価に売られているEBLBonaienevolt、enelong等々の新興中華メーカーの充電池も一通り検討しました。最近はTYBATTPOOLOAprodaなんてのもありますね。

検討と云っても特に新興ブランドは実測比較データが少ないのですが、とりあえず購入に踏み切る前に、それぞれのメーカーの公表値とAmazon.co.jpのカスタマーレビューにある数多くのクレームをピックアップして比較検討してみましょう。この手の中国製電池のレビューに散見される気になった点をいくつか挙げると、

・製造品質が低いために充電不可の初期不良の個体が混じっている。
・スペックと実測の乖離・・・実測容量が表示よりもかなり少ない。
・自己放電率が高く1〜2ヶ月で容量抜けする。
・購入当初から既に放電している。
・数回の充電で壊れる。
・充電が遅い、終わらない。
・外皮が破れやすい。
・使用中に電極から粉を吹いたり、液漏れの兆候が見られる。


・・・・・ざっとこんな所でしょうか。

中華ブランドは被覆のデザインが悪くないものも多く、もし性能が普通で、自己放電による容量低下が許容範囲で、製品の品質が悪くなければ多くの皆さんはお財布に優しい方が嬉しいですよね。しかし、これはあくまで製品にも拠りますが、上記のようなレビューが多く見られる場合には少し考えて欲しいのです。液漏れをはじめ、リチウムイオン電池ほどではありませんが、ニッケル水素充電池でも発熱や発火、破裂による重大事故のリスクがあります。もしも製造品質に問題がある場合、充電中や使用中、真夏の窓際や車内の放置した際などに何が起こるか判らない怖さがある点を忘れてはいけません。

中国製の電池でも、日本の法令に則って各種安全規格を遵守して製造販売され、必要とされる保険に入っている日本法人・・・日系商社やメーカー等がプロデュースするOEM/ODM製品であれば概ね問題はありませんが、最近出回っている新興ブランドには調べても保証の裏付けとなる企業が出てこないような所が多くあります。そういった出自のぁ ゃι ぃ電池を使って機器が故障したり、あまつさえ何か重大なトラブルが起きたとき責任を問われるのは使用者になります。そういった潜在リスクを含めて敢えて安さを取るかは皆さん次第ですけれども、良く判らないメーカーの電池を購入される際には、敢えて否定的なレビューを熟読された上で冷静に判断されることをお薦めします。


現在の家庭用ニッケル水素充電池は、東芝が基礎技術を創り上げ、旧SANYOトライセル(現FDK)が実用商品化したもので、特許、性能面、 製造技術等々、FDK(富士通)は他の日本メーカー品と比べても頭一つ抜けた明白なアドバンテージがあり、中華製品はそれらを解析し、模倣して作られているものです。いずれは品質面でも追いつかれる日が来るのだろうとは思いますが、少なくとも現時点で、既に中国製品と同等の価格で購入可能な富士通FDKの国産製造品を積極的に選ばない理由は無いと思います。

eneloopの偽物がある!?

どうもeneloopには中華偽物があるらしいとの話があり、オーディオ関連で色々な偽物に辟易している管理人はさもありなん!と調べてみたのですが、「eneloop 偽物」でググってトップヒットする偽物について記述したサイトが個人ブログ一つのみなのと、実際、アマゾン等々を見ていて偽物とおぼしきeneloopが全く見当たりませんので、今のところこれは主に中国や米国などの海外での話っぽい。ただ、マーケットプレイスやヤフオク!などの個人出品経由で、こういった中華偽物が散発的に出てこないとは限りませんので、eneloopを購入する際は、正規販売店、大手量販店から常識的な値段(※値引きも他店と同レベルの範囲)で購入しましょう。

偽物に注意! 大事なのでもう一度書きます。偽物に注意!

国内メーカーブランド品でも中華OEMの品質は落ちる

市場シェア1位のPanasonicもトップラインのeneloop(※eneloop lite除く)はFDK(富士通)製ですが、普及ラインのEVOLTA(元々三洋eneloopとは無関係なPanasonicが開発)は中国生産(※ハイエンドモデル除く)で、各所のベンチマークテストを拝見するとeneloopとEVOLTAの性能にはかなり品質面の開きがあります。特に実測での持続可能時間や再充電可能回数(耐久性)はeneloopと比べても公称値よりかなり下回る評価が多く、これでeneloopと同等の性能を表記するのはかな〜り若干無理があるのでわ〜?なんてね(滝汗)。



とは云えぁ ゃι ぃ中華メーカー製品に比べれば、Panasonicの技術で生産されているEVOLTAでも充分な品質と性能があるとは云えますけれども、それでもFDK製造のeneloopに比べるとカスタマーレビューでの微妙なトラブル報告が無くは無いですし、そもそも今となってはそんなにお安くも無いですので、eneloopより性能が劣るEVOLTAを敢えて積極的に選ぶ理由は希薄ではと思います。

Panasonicロゴの新eneloopと新充電式EVOLTAの実力【前編】

他にも東芝IMPULSEの旧製品(たぶんOEM元は中華メーカーのLEXEL(※日本製と明記された新パッケージからはFDKに製造元変更))SONY CycleEnergyiconの旧製品、マクセルのecoful等々、FDKのOEMではないMade in Chinaの充電池が国内ブランドからも数多く出ていますが、中国製と云っても日本メーカーが製造を委託しているくらいですので、出自の怪しい新興ブランドの電池よりはよっぽど信頼出来るはずです。それでも各所の比較テストを見比べる限り、EVOLTA同様にFDKのOEM製品には品質面で及ばないという前提で、価格次第では購入するのもありかな?といった印象です。


記事のまとめとしてもう一度結論を書きますが、「中華ブランドは未だ論外。FDKが製造したものを買おう。容量よりも寿命を重視しよう。」といったところでしょうか。そんな感じで、普通に選ぶとしたら最新設計のeneloop、少しお安くあげたければ、設計世代が型落ちになるもののFDKのOEMとなるAmazonベーシック 充電式ニッケル水素充電池となるのですが、調べてみるとなんとスウェーデンの家具メーカーであるIKEA LADDA充電式電池が実はFDKのOEMという噂が!???⇒ニッケル水素充電池の一番安くて高性能な製品はどれ?【パート4】に続く。

ピュアオーディオBlogランキング←クリックであなたのオツムがリフレッシュ?
mixiチェック このエントリーをはてなブックマークに追加
ブログネタ
家庭の消耗品、どのくらい備蓄している? に参加中!