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管理人宅でハイビジョンレコーダーのメイン機として使われてきたスグレコDVR-DT100。大型の物量投入機でPIONEERらしく画質性能は良好ですし、800GBの(5年前基準の)大容量HDD内蔵モデルでかなり助かってるのですが、録画したHDコンテンツをBDやDVD等の光学ディスクへHD画質そのままムーブできないという、録画用ブルーレイが無かった当時の致命的欠陥を抱えています。

ですので、うちのアニメ保存録画ってばSD画質のDVD-Rばかりで今となってはロクな画質じゃ有りんせん・・・。大画面ハイビジョンクオリティが基準となった今となっては、ひたすらゴミを集めてる気がするという・・・罠。基本的にSD変換すると音質が(PCMモードでも)腐ってしまうので、大量のクラシック番組についてはHD画質のままDVR-DT100のHDDに山ほど録り貯めてあったりするのですが、近い将来、HDDを取り出してPCに繋げれば、みんなサルベージ出来ないかな?な~んて希望的観測でいたりしますw というかチャレンジするつもり♪  

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Panasonic DMR-BZT9000 vs SONY BDZ-AX2700T

ともかく、放送されるテレビアニメを片っ端から録画しつつ、クラシック番組も片っ端からHD録画している管理人ですので、本来可及的速やかにBDレコーダーを導入しなくてはいけないのですが、そこには今までいくつか問題がありました。個人的にブルーレイレコーダーに必須だと思うポイントを挙げると、

1)ダブルチューナー  若しくはトリプルでも
2)使い物になる光デジタル音声出力
3)外部USB-HDDが接続可能
4)操作性がマトモだと助かる
5)極力値段が安いこと
6)ピュアオーディオ・ビジュアル品質だといいな~♪

5)と6)は思いっ切り相反する要素です。ぶっちゃけ結論から書くと、このブログを読まれているような数寄者の皆様は、2011/09月時点で、Panasonic DMR-BZT9000SONY BDZ-AX2700Tを購入すれば上記のポイントは完璧にクリアされ、しかもハイビジョンコンテンツの再生機として現在試聴可能な最高峰グレードのクオリティを味わうことが出来ます。以前の私でしたら間違いなくいずれかを購入していた気がしますが、諸般の事情により今は無理。

東芝 REGZA

そんなこんなでUSB-HDDで容量拡張可能なモデルとなると、8月までは東芝のREGZA RDレコーダーしか選択肢がありませんでした。ブルーレイ搭載機種としては、本年5月に発売されたRD-BR610 D-BZ510 RD-BZ710 RD-BZ810が現時点での最新型になります。このうち、RD-BZ510のみ船井電機のOEMでUSB-HDDに非対応。更にCSスカパー!HD非対応など機能面でも既存の東芝機とは全く異なる仕様ですので対象外。RD-BR610~BR810はほぼ同じ仕様ですが、HDD容量の違いと、RD-BR610はシングルチューナー。よって実用性を鑑みてRD-BZ710かRD-BZ810が、ぱすてるんにとっての選択肢になり得るかな~と。

東芝のレコーダーは先日アナログ放送が終了してうちではお役御免になったRD-XS40で長年お世話になりましたし、RD-2000RD-X1に始まり、古くからのアニヲタの皆様には多々思い入れがあるかと存じます。しかしだ、現行のREGZAブルーレイ RDシリーズについて、価格.com等のレビューを読むと、はっきり言って購入する気が失せる状況が・・・残念ながらここ数年続いていた感じです。

具体的にレビューをまとめると、ソフトウェア面での作り込みが甘くて動作が不安定、フリーズする、動作が遅い、番組表や編集画面が見辛い、編集がトロくてまどろっこしい(一昔前は編集性能最強だったのにね~)、正しくオートチャプターが打てない、操作性が悪い、筐体がでかい(これについては個人的には最近のレコーダーは小さすぎて不安だ~)などなど、家庭用AV機器製品としての完成度の低さが色々と目立つみたい。

Disられネタはネット上に掃いて捨てるほど転がってる状況ですけれど、要するにHDDが増設できる以外はあまり取り柄が無いっぽい。うちのRD-XS40も二次元限定wでの録画画質や編集性能は良かったのですが、色々と中身の耐久性には難があり、数年間の間にドライブ故障(松下ドライブw)2回と液晶表示部分など各種トラブル出まくりでしたし、コレじゃ東芝のレコーダーは怖くて買えないよなぁ・・・なんて躊躇していたところ、かといって、Panasonicは昔DMR-E80Hの編集画面としょうもない画質に泣かされた(それでXS40買った)思い出があったりしますので、またパナに戻るのはヤだな~そもそもHDD増設できないから評判良くても対象外♪な~んて感じで結局ブルーレイレコーダを新規導入するには至らなかった経緯があります。

しかし、本年9月より発売されたパナソニックの新型DIGA。最下位機種のDMR-BRT210を除き遂にUSB外付けHDDに対応してきました。

チューナー内蔵HDD重さ
DMR-BZT90033TB7.5kg
DMR-BZT91032TB3.8kg
DMR-BZT81031TB2.9kg
DMR-BZT7103500G2.8kg
DMR-BWT5102500G2.7kg
DMR-BRT2101500G2.7kg
公式一覧表

Panasonic DIGA DMR-BZT9000

新型ディーガ最下位のDMR-BRT210はUSB-HDD未対応な上にシングルチューナーですので、番組のバッティングが多い深夜アニヲタとしてはホビロン。しかも機能の割にお値段が高過ぎ。最上位のDMR-BZT9000はシャシーからして別物で、OFCの極太電源ケーブルやセラミックインシュレーターにまでこだわったピュアAV品質のフラッグシップモデルです。低重心・高剛性・低共振の重量筐体を採用し、高画質/高音質設計のピュアオーディオクオリティ。奥行き239mmの超コンパクトサイズなのに重さが7.5kgもあります。電源トランスはTDKのOFC巻線。DACには旭化成の32bit AK4390EF、音声/画像の品質にこだわりたい時は不要なデジタル回路をオフに出来るインテリジェント ローノイズシステム、音質に影響のある振動やノイズを抑える「シアターモード2」、擬似的に真空管サウンドを再現する真空管モード、音質に影響のある映像信号をカットするハイクラリティサウンド2等々、美味しい要素がてんこ盛り。正直ほ・・・欲しいであります・・・。DMR-BZT9000がもし海外機だったら、間違いなく100万とかしそうな仕様ですよ~。

デジタルだから、高級機だろうが安物だろうが、機能を満たしていればどれ使っても同じじゃないか~?と言ってしまいたいところですが、実際には困ったことに音も画も機種によってかなり違うんです。。。オカルト要素以前に、内部映像や音声のソフトウェア的処理能力に大きな違いがあるんでしょうけれど。たとえば管理人宅の場合、同時期開発の同じPIONEER製品同士であるPDP-427HX内部デジタルチューナーとDVR-DT100のHDMI出力は、地デジBS共に画質も音質も全然違います。圧縮録画して違うのではなく、チューナーの放送画質がそもそも違う。精彩感にかなり差があるので、結局いつもテレビ側のチューナーでは無く、DVR-DT100を通して番組を観るようにしていたり。。。

自分は音に関しては、(映像側とのタイムラグには目を瞑り)レコーダの光デジタル出力高音質DACに突っ込んでから聴いていますので、レコーダ本体のしょぼいD/Aアナログ回路の音質はほぼ無視できるんですけれど、デジタル出力側の能力も意外と馬鹿になんないのです・・・。そもそもオーディオ用外部DACと繋げる際には、デジタル放送のMPEG-2 ACCと録画したDolby Digitalの圧縮音声をPCMにコンバートしてからS/PDIFで出力する訳で、ここのD/D変換性能が悪いとどうしようも無い。ちなみにプラズマディスプレイPDP-427HXの光デジタル出力の音質は、正直な所・・・あ゛~あ゛~あ゛~w

DMR-BZT910以下はほぼ類似した軽量コンパクトモデルですが、DMR-BZT910にはDMR-BZT9000とほぼ同様の音声、画像コントロール回路を搭載。筐体は軽量ですが、ソフトウェア的にはハイエンドというお買い得な折衷仕様。DMR-BZT810/DMR-BZT710/DMR-BWT510の3機種は中身がほぼ同じで、HDDの容量とチューナー数の組み合わせによるグレード差別っぽいです。

まぁDMR-BZT9000が買えそうに無いとすると、結局コスパが良いのはどれ?という事になり、HDDの容量は外付けでいくらでも増やせますし、チューナーはダブルで十分となると、必然的にDMR-BWT510が浮き上がります。現在発売されたばかりで少々お高めですが、年末年始には5万前後まで下がってくれないかな~なんて希望的観測でいたり。

あ、注意点としてはDIGAもREGZAも増設できるHDDは8台迄なのと、本体の個体縛りがあって、本体側が故障し個体認識部分が要交換になった場合、HDDにムーブしていたコンテンツも全部観られなくなるそうです。著作権保護の観点から、他のレコーダーに繋げて観たり、PCでサルベージ出来ないようにプロテクトが掛かっているのね。PCでサルベージ出来ないようなコピーガードはまだしも、同一メーカーのHDDレコーダー同士でも移動できないのは何だか嫌ですよね。。。

外部USB-HDDには個人的にはポータブルHDDがお薦め。まず騒音が殆どしません。収納時に場所を取りませんし、電源不要で配線グチャグチャを避けられ、何よりエコなのです。但し相性には気をつけてね♪

このままではUSB-HDDのデータはそのままで、本体側を新機種やより高品位グレードに買い換えさせるような、ハードメーカーにとって必要な筈のビジネスモデルが成立しませんし、メーカー自体の首を絞めるやり方だと思います。何故ならテラバイトのHDDを8台も増設できちゃうと、きっとUSB-HDD対応の新型を買った多くの人は、長期間に渡りレコーダーを買い換えしなくなると思うのです。そしていずれこの手のコピーガードなんて、PCヲタ共に解析されて脱獄されるんで笑止~♪\(^o^;)/

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