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NHK BSプレミアムのビットレートがBS-hiより低い!?

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なんだか最近BSクラシック倶楽部の音質が変じゃね?な~んて薄々思っていたのですが、あくまでなんとな~くであって、確信が持てなかった事もありブログでは余り触れずに来ました。しかし去る9/9日、以前BS-hiで放送されたネマニャ・ラドゥロヴィチ バイオリン・リサイタルの再放送がありましたので、2年前にハイビジョン録画した分と今回の録画を1:1で比較してみることに・・・。録画機器はPIONEERのDVR-DT100。放送内容を圧縮せずにそのまま記録するフルハイビジョンHD録画です。

NHK BSプレミアム

で、同じ収録の同じ演奏を1:1で切り替えながら再生してみるとやっぱり・・・残念ながら微妙~に違うみたいなのです・・・。

NHKのBS放送は、2000年にハイビジョン放送が始まって以降11年にわたりBS1(SD)/BS2(SD)/BS-hi(HD)の3チャンネル構成でしたが、アナログ放送終了に伴い先行して本年2011年4月よりBS2が廃止され、BS1とBSプレミアムのハイビジョン2チャンネル構成になりました。震災のゴタゴタと丁度重なった時期でもあり、なんだか訳が解らないうちにNHK局の編成が替わってしまいましたが、クラシック倶楽部の番組コンテンツ自そのものは、BS-hiからそのままBSプレミアムへ引き継がれています。但し放送枠は朝6:00~だけで、昼の再放送分は無くなってしまいましたが・・・。BS2での放送分も自然消滅で、長年続いてきた名曲アルバムなんかもBSでは無くなったりして、実質クラシック音楽コンテンツ大幅削除のような・・・(涙) ※名曲アルバムはその後、いつの間にかBSでも復活しました。

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ところでこのBSクラシック倶楽部。以前はBS-hiのBモードステレオ(48kHz16bit非可逆圧縮ビットレート~最大256kbps)という扱いで放送していたと思うのですが、BSプレミアムの現在では『Bモード』の表示が公式サイトの番組表や録画タイトルの表示データ上から無くなっています。そもそもデジタルBS放送は低ビットレートのデジタル圧縮音声なのに、48kHz16bitLPCM非圧縮だったアナログ時代と同じ『Bモードステレオ』という用語を使うのものもやや変な話ではありましたが、4月以降『Bモード』という用語自体を使わなくなっただけなのか、或いはビットレート幅を最大限使った高音質放送自体を辞めてしまったのかは今のところ不明です。

手元の機器で判るのは、4月1以前に録画したBSクラシック倶楽部のビットレートは全て24Mbps上限貼り付きで、データ量は1番組あたり9.2G@55分。これが4/1以降は8.2G@55分。ビットレートも可変ビットレートに変更され、概ね18~22Mbpsの間をうろうろ。あくまで音声と画像がセットでのレートですので、音声自体の圧縮率に変更があるのかどうかは手元の機器では判らないのですが、とりあえず音質は微妙に違ってきこえます。これが圧縮率の違いからなのか、NHK側の送信設備の変更による微妙な音色の違いなのかは判断できず。更に画像についてはプラズマディスプレイのPDP-427HXを使っても私には正直違いが判りません…( ³△³ ).。o

肝心の音質ですが、BSプレミアムになって以降、線が細いといいますかか、なんとなくしょぼいな~なんて思っていたのですが、音量を上げてBS-hiと1:1でで比較してみたら意外とそうでもありませんでした。サンプルが上記1タイトルですので確実なことは云えませんけれども、BS-hiで2年前に録画した方の音質は、音が僅かに暖色系で濃くまったりしています。ピアノは柔らかく、ヴァイオリンに歪みっぽさが無く響きが豊潤な印象。対してビットレートがやや低いBSプレミアム録画の方は、ヴァイオリンのキレが良く音抜けが良い感じ。ピアノの右手方向への透明感も高くなってる・・・あれ?こっちの方が好みの音?・・・なんて…( ̄▽ ̄;)。これはあくまでブラインドテストされたら多分・・・判別不能レベルのかなり微妙な音質差ですのでいぢめないでね。

こんな感じで結構悩んだのですが、好みレベルの差かなぁとも思いつつ、精神衛生上ビットレートが高い方が良いよねって事で、古い方の録画を残して新しい方は削除しました。音声のビットレートを映像とは別に目視できれば良かったのですが、もし表示できるハイビジョン対応DVD/ブルーレイレコーダーがあったら欲しいかも。

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コメント一覧 (2件)

  • グレアムペンギンさんこばにゅ~。
    Amazon.co.jpのアドレスが壊れてたので修正しておきました。青木十良氏ですか・・・目の付け所が濃いですね。無伴奏チェロ組曲の愛聴盤が欲しくて初夏の頃に色々と集めたのですが、なかなか決定的な盤に出会えていません。。。クラシック界隈では1960年のピエール・フルニエ盤が名盤として絶賛されていますが、私の耳には正直合いませんでした。
    http://www.amazon.co.jp//dp/B000V3OKW0/pastelaudio-22/ref=nosim/
    で、結局賛否両論でかなり非難されているミッシャ・マイスキーの新録(1999年)盤が今のところ自分にはフィットしてます。私はバッハを格式的に捉えたり、古典様式的に演奏したり聴いたりするのは大ッ嫌いなので、こうなるのかな~と。
    http://www.hmv.co.jp/product/detail/375437
    >NHK-FM
    ネットで聴けたんですね~。でも、らじる★らじるの音質は・・・配信ビットレート48kbpsという事で、オーディオに繋げちゃうと聴くに耐えないレベルかな~と。というかなんでこんなに低ビットレートで流すのか正直意味不明です。

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