皆さんオーディオ機器の接点クリーニングは普段どの様にされてますでしょうか?

オーディオに疎い音楽ファンになると殆どやったことがない人が大半?オーディオ機器を組み合わせる都合上、ピンケーブル、スピーカーケーブル、各種電源など、それぞれに雄雌の端子とプラグが沢山ある以上、それらの接点を定期的にクリーニングするとしないでは、塵も積もれば何とやらで、トータルでは同じシステムでも劇的にクオリティに違いが現れます。シビアなシステムでは一ヶ所でも大きな変化があります。新品当初は奇麗な端子でも、繋げっぱなしの間に何故か(特に電源!)汚れが溜まってきますし、抜き差しの時に指先や埃の積もった周囲に触れれば尚更!もし今まで、端子のクリーニングにはそれほど真面目に取り組んでいないとしたら・・・
一見奇麗に見える端子でも、接点クリーナーと綿棒でグリグリやってみると、あらあら真っ黒どうしましょ!という世にも恐ろしい事になってしまっている筈です(笑)

マニアでしたらそれぞれに色々なクリーニング方法があると思いますが、今回は管理人が普段やっているクリーニング方法をご紹介します。

まず用意するのが綿棒が2種類。レギュラーサイズとベビー用綿棒。特にベビー用は重要で、これがRCA端子やピンプラグのクリーニングにぴったりのサイズなのです。これがないと細かい端子のクリーニングは出来ません。昔からプラグの形状をしたオーディオ専用品もありますが、高いし硬いし、使い勝手は余り良くないように感じます。綿棒は薬局やスーパーのベビー用品売り場に行けば色々売っていますが、私はキトサン抗菌や滅菌(Johnson製など塩化ベンザルコニウム塗布タイプ)は避けるようにしています。とはいえ、ここ数年でベビー用品マーケットから、キトサン(残留など悪影響があるかは不明)抗菌でない普通の綿棒は殆ど駆逐されて、なかなか店頭で見つけるのが困難になっていますが、精神衛生上やはりプレーンコットンの綿棒を使うように心掛けています。(今のところ一部ダイソーで扱っています。)他にレギュラーサイズの綿棒は端子外側や電源系に使います。

そして、大切なのが接点クリーナー。自作派やオーディオファイル向けの専用アクセサリとして、オイル系、イソプロピルアルコール系、はたまた水系など数多くの接点クリーナー、復活剤、音質改善剤などの商品が出回っていて、なかには、小瓶一つが1万円!なんてもものも存在します。私もマニアのご多分に漏れず一時期色々な商品を試したことがあるのですが、結果的に解ったのは、どの商品を使ってもそれぞれにキャラクターがあって、メーカーの謳い文句にあるように音が変わるという事と、だからといって、音が変わる=必ずしも改善ではないという点です。

まず、アルコール系や水系。割と廉価な製品によくありますが、洗浄力が低いですので、汚れが酷かったり酸化してしまった端子にはさすがに非力です。機械的、音質的な影響が程々で小さく済むのが利点。普通に薬局で売っている無水アルコールなどで磨けば無難です。

問題はオイル系。これはかなり強烈にキャラクターが乗ります。音質の変化方向の音色が好きな場合は良いのですが、普通の工業用接点・リレークリーナーの場合、鉱物油をベースにした洗浄剤というよりも、オイルの特性を利用した導通改善剤としての用途が主で、そもそも音質にポジティブな効果があるかと問われると私は?だと思います。

オイル系ではその他に、オーディオグレードとして、積極的に音を変化させようといったアプローチの製品もあり、確かに、一聴すると機械的な歪み感が取れるような感じで、音に潤いと滑らかさが加わり雰囲気感も改善して良い感じに聞こえます。共振して異音が出やすいピアノのヒンジなどに使っても効果的みたいです。ただ、この種の商品の多くで使われているベースオイルはスクワラン。これは化粧品などで良く使われている鮫の肝油です。安定性が高く酸化しない!などと言われていますがこれは厳密には誇大広告でしょう。99.○○%の純度と書かれている化粧品用の超高価な純スクアランでさえ、開封したてと数日使って残り少なくなった瓶とでは、オイルの手触りや感触が全然違います。そもそも動物性の天然オイルですし、酸化しにくいオイルはあっても全く酸化しないオイルなんてあり得ないでしょう。

オイルベースの製品の音質変化は、最初の性能がそう長期間は維持されないもので、いずれ時と共に変化していく性質がある点は忘れない方が良いと思います。注:効果が無くなるのではなく、性質が変化するという意味です。オイル系は劣化して古くなるとそれ自体が端子周辺の汚れの原因になります。浸透性が高く、プラグやケーブルの樹脂や天然素材部分に染み込んでアクセサリを傷めてしまうのも問題。ベタベタするので、毎回余程気を使って塗布しないと端子回りを汚していらぬ汚れやホコリを呼びます。

天然素材系のアクセサリで色々音を変えるのも楽しいものですが、オーディオ機器やアクセサリに対する安全性や回復性を吟味すると、出来ればシンプルに徹して何も加えない方が良いのではないかと個人的には思っています。

結局私が辿り着いた結論は、"接点クリーナーは、クリーナーに徹するべき"何も足さない、とにかく奇麗にして何も残さない。これが理想ではないかと。そこで出てくるのが、英国KONTAKの接点クリーナーKT-100 アメリカではこちらで売ってます→GALEN CAROLレビューはこちら
kontak
小瓶の上に定価7200円と少々高価ですが、主成分は塩素処理された安全性の高いソルベント。非常に洗浄力が強く、徹底的に脱脂しつつ一切の酸化を剥ぎ取り、また揮発性が高く後に何も残さないのがソルベントの特徴です。

音質的にはヴェールが何枚も剥がされたかの如く澄んだな音が得られるのが特徴で、
介在物の抵抗で音調を変化させるのではなく、端子そのものの不確定要素、電気抵抗を徹底的に取り払い、クリーンでピュアな信号伝達に貢献します。

しかし、この商品ですと高価な上に直ぐに無くなってしまうんですよね。。。お金持ちの皆様には迷わずこちらをお薦めしますが、バジェットな我々には少々敷居が高い(^^; そこでpastel_pianoは考えました。そうだソルベントならアレがあるじゃん!(笑) そう、美術系のお仕事や学業をされている方には当たり前のブツ、ミツワのペーパーセメントソルベントです♪本来はペーパーセメントを薄めたり、良くあるシール剥がし等に使う有機溶剤で、成分はノルマルヘキサンとシクロヘキサン。塩素云々が無いので、接点リフレッシュ効果は本家のKONTAKに比べて落ちる可能性もありますが、実際に使ってみると十分な接点洗浄効果があり、綿棒で丁寧に磨けば酸化した端子もあっという間ににピカピカになります。音質的にもクリアで明るく、一切の余分な介在物が取り払われたかのような、ハイファイ性抜群の素晴らしい効果が得られます。心配の金属に対しての攻撃性も、(詳しいことは知らないので保証しかねますが)私はこれを何年も使っていますが、特に問題は無いようです。樹脂は種類によって傷つけてしまうものもあるらしいです。この性能と音質で、310ml入りの缶が市価800円前後。入手は画材屋さんで可能です。近くに画材屋さんがない人はこちらをどうぞ。
ミツワペーパーセメント ソルベント丸缶
溶剤としては臭いが薄いのですが、大変に揮発性が高く、作業が遅いと綿棒が直ぐ乾いてしまいますし、開栓している間にもどんどん減ります。体に良いものではないので作業中の換気は忘れずに!

以上、pastel_pianoの使っているクリーナーと綿棒についてでした。プラグ類は一度でも外したら毎回ソルベントで洗浄。これが基本です。オーディオシステムの音がどうも濁っている、最近冴えないと感じられるようでしたら、この連休にでも徹底的に接点をリフレッシュさせてあげましょう!きっと見違えるようなクリーンな音質に、今までなぜちゃんとクリーニングをして来なかったのか後悔されるはずですd(^_-)。

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