またまた愛用のFMチューナーでNHKベストオブクラシックを聴いています。だってFMで音楽を愉しむのは古今東西いつだって無料ですからね〜っ!
パスカル・ロジェ-ガーシュウィン&ラヴェル
6/15日はフランスのフルート奏者でシカゴ交響楽団首席のマチュー・デュフォーと、ピアニストのパスカル・ロジェによるデュオ・リサイタルでした。感想は・・・正直に云えばつまんなかった・・・(爆) それだったらわざわざエントリ書くなYO〜!って話なのですけれども、しからば敢えて書こう♪ 今日はパスカル・ロジェのお話。頻繁に来日していて著名なフランスの名ピアニストですけれど、生で聴いてしまうとがっかりしてしまうピアニストの筆頭に挙げられるとわっちは思うんだ。もちろんあくまでもおもいっきり個人且つ主観的な意見ですので、皆さんはあんまり真に受けないで下さいませねm(__)m
   


これについてはぱすてるぴあのと真逆でパスカル・ロジェが好きって方も勿論(むしろ大勢)いらっしゃいますので、いつも言いたい放題の管理人の独断と偏見バイアスから皆様をお救いするために、あくまで個人的見解である事を重ねて申しておきますわね♪


ベストオブクラシックでも最後に紹介されていたのが、1989年に録音されたパスカル・ロジェが弾くガブリエル・フォーレのCDから夜想曲と無言歌。・・・なんて美しいんでしょう♪ でもこれ、わたくしに言わせて貰うとDECCAの優秀な録音スタッフによるレコーディングマジックでしてよ(爆)


管理人がパスカル・ロジェの録音を初めて聴いたのが、地元のTUTAYAでレンタルしたエリック・サティのCDです。当時は中学生。たしかレコード芸術 特選盤扱いだったかしら?このアルバムは1980年代から今に至るまでサティのピアノ録音の定番ですね。その透き通ってキラキラと光がちりばめられた暖かみのある淡々としたサティに魅せられたわたしは、さっそく見つけたロジェの演奏会に行ってみることに・・・たしか神奈川県立音楽堂でした。もちろん当時のわたくしの例によって、鍵盤丸見え本人目の前の最前列でございます。だがしかし・・・

・・・

・・・

・・・(´・ω・`)???


なんというか、CDとは全然違って木訥とした音色のピアニストでした。DECCAの艶やかな録音よりずっとアコーステッィクでウッディ。温かく、角が無く、響きもドライ。ダンパーペダルもCDとは違って最小限。というより足りない。音が丸っこくて伸びない。手作りの木琴みたい・・・これって、上手いの? と・・・散々なことをw 神奈川県立音楽堂の音質の問題(あんまり前で聴くのはお薦めしない)も多々あるとは思いますが、その年のワーストリサイタルだと当時のわたくしはがっかりしておりました(^-^;)

パスカル・ロジェの演奏ってCDではどれも素晴らしいんですよね。今もこのエントリを書きつつ前述のサティとモーリス・ラヴェルの盤を引っ張り出して聴いています。彼の音色とDECCAのハイスピードで透徹とした過剰な響きは性格的に真逆だと思うのですが、ちょうど中和されて奇麗な音になるみたいなのです。そして過剰さの無い淡々と控えめな語り口も、サティやフォーレの素の魅力をあるがままに伝えてくれる感じです。ピアニストの音楽性で膨らませた名演奏というよりも、より身近で身の丈に合った感じの素朴な語り口で。

今回のFNK-FMのライブ収録を聴いた感じ、今でも上手いピアニストだとは正直あんまり思えないのですけれど、またよく言われるフランス的エスプリ感も・・・お洒落なパリと云うよりは、パスカル・ロジェってもっと地味なのどかで牧歌的な演奏だと思うのですけれど、まぁ、今のわたしならこういうのもアリかも〜と寛容になってみるのもいいのかな? なんてね。確かにこんな音色の人が他にいるかと問われると居ないかも知れない。奇麗な音色ではないですけれど、かといって耳障りの不快な音色でも無い。その点では少しばかり不思議系のピアニストかもです。


ベルトラン・ドゥ・ビリー指揮、ウィーン交響楽団とガーシュウィンとラヴェルの協奏曲を収録したこちらのSACDも、演奏&録音ともに素晴らしくオーディオ的にも愉しめる高音質録音盤です。これも高音質が過ぎて美化が入ってますけれども、DECCAの録音よりはこのOEHMSのSACDやオクタヴィア・レコードの録音の方が、よりリアルなパスカル・ロジェの音色に近いように感じます。


こちらはオクタヴィア・レコードからリリースされた2017年の新しい録音で、敢えてショパンとフォーレのノクターンを交互に並べてSACDに収録されています。手元に無くてサンプルで試聴したのですが、滋味深さに引き込まれる独特の味わいの世界が広がります。これは購入せねばと・・・記事をリライトしていてついついカートに入れてしまいました(苦笑)。

世の中には録音は素晴らしいのに、生で聴くと意外にも冴えないタイプの演奏家と、CDで聴くと全然パッとしないのに、生演奏で聴くと素晴らしい演奏家がいるとは思います。リサイタルはその時々の調子にも左右されますのでどちらが良いか一概には云えませんけれど、これってまるで写真映りの良い人とそうでない人みたいですよね(苦笑)

そんな感じでいつものように独断と偏見で辛口批評をしてみましたけれども、それでもパスカル・ロジェのCDやSACDについては本当に良いんです。それも、他に一流演奏家の録音がゴマンとあるモーリス・ラヴェルやドビュッシーよりも、まずはガブリエル・フォーレ(個人的に一押し!)やプーランク、エリック・サティのキャンディのような小品がお薦めかなっ♪ 午後の一時に、マリアージュフレールの紅茶と一緒にパスカル・ロジェのピアノは如何ですか?
《Last modified 2018/08/26》

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 − マチュー・デュフォー&パスカル・ロジェ デュオ・リサイタル − 
                              
「幻想曲 作品79」              フォーレ作曲
                       (5分28秒)
「ソナチネ」                デュティユー作曲
                       (9分48秒)
              (フルート)マチュー・デュフォー
                 (ピアノ)パスカル・ロジェ
                              
「パンの笛」                ドビュッシー作曲
                       (3分05秒)
              (フルート)マチュー・デュフォー
                              
「前奏曲集 第1巻から“沈める寺”」    ドビュッシー作曲
                       (6分49秒)
                 (ピアノ)パスカル・ロジェ
                              
「フルート・ソナタ」             プーランク作曲
                      (13分58秒)
「フルート・ソナタ ニ長調 作品94」  プロコフィエフ作曲
                      (25分28秒)
「フルートとピアノのための組曲から             
          ロマンス 作品34 第1」ヴィドール作曲
                       (5分05秒)
「フルートとピアノのための組曲から             
         スケルツォ 作品34 第2」ヴィドール作曲
                       (2分45秒)
「フルートとピアノのための組曲から             
         モデラート 作品34 第3」ヴィドール作曲
                       (4分34秒)
              (フルート)マチュー・デュフォー
                 (ピアノ)パスカル・ロジェ
  〜東京・浜離宮朝日ホールで収録〜            
                   <2010/6/30>
                              
「ノクターン 変ホ短調 作品33 第1」    フォーレ作曲
                       (7分39秒)
「無言歌 変イ短調 作品17 第1」      フォーレ作曲
                       (2分10秒)
                 (ピアノ)パスカル・ロジェ
            <LONDON PCCL−5148>
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