リーズ・ドゥ・ラ・サール5月17日紀尾井ホールでの収録。再々放送中心のクラシック倶楽部では初登場のコンテンツです。フランスの若手女流ピアニストリーズ・ドゥ・ラ・サール、は収録時点で若干23才です。略歴は4歳よりパリのセルゲイ・ラフマニノフ・ロシア音楽院でピアノを学び、9歳でコンサート・デビュー。96年(8才)パリ国立高等音楽院に年齢の特別免除を受けて入学。審査員満場一致のプルミエ・プリを受賞して卒業。天才美少女ピアニストとして10代の頃から日本にも何度か来日しています。
という事で、もう既にそれなりに名の知れた彼女だったりする訳ですが、pastel_pianoはリーズ・ドゥ・ラ・サールの演奏を実は初めて聴きました。今まで完全にアウトオブ眼中。彼女の存在は以前より気になってはいたものの、ジャケットがかなり狙った感じの萌え系という事もあり、ど〜せ天才少女補正300%のグラビア系ピアニストでしょ〜?なんて聴きもせずにツンデレてましたw 正直すまんかったm(__)m
Liszt Lise De La Salle 試聴はこちら

リスト生誕200年記念の年という事もあって、今回はオールリスト&リスト編曲プログラム。リストってバリバリ弾くピアニスティックな演奏家が多く、上手いけど音楽的に平坦でつまらん!って事が往々にしてありがちなのでありますが、この娘の弾き方は素晴らしく音楽してます。くだらない技巧をひけらかすような安っぽい見栄は皆無。一切メカニカルな誇張をせず、全くもって音楽を紡ぎ出すための見事なアゴーギク。求心力たっぷりの抑揚表現、そしてほの暗い世界にたたずむ音の絵が美しい。

(若干紀尾井ホール補正入りますが) 音色も澄んでいて瑞々しい響きが奇麗。とくに弱音部の音色と音楽性は見事です。女性らしく柔らかな音色であるにも関わらずぼやけずクリア。ダンパーペダルはかなり使う人みたいで、これだけ踏むと低音弦の響き方が悪いホールでは酷い事になりますけど、今回の収録では凄いクリアに演奏されて(録音されて)います。反面フォルテッシモでのオクターブ和音では時に濁ってしまうぎりぎりのアプローチでしたが、これは彼女の奏法と身体能力からすると致し方ない部分かも・・・というかそれは些末な事ですね。
ショスタコーヴィチ、リスト、プロコフィエフ;ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 [Import from France] (Shostakovich: Piano Concerto No. 1; Liszt: Piano Concerto No. 1; Prokofiev: Piano Concerto No. 1)
とにかく見た目がカワイイとかそういうのを抜きにして、これだけ音楽的才能と表現力に優れたピアニストはなかなかいないと思います。ここ1〜2ヶ月聴いてきたFMやクラシック倶楽部のピアノの中でも突出してる天才!あんまり使いたくないけど天才!(笑) 素晴らしさにpastel_pianoは思わず小躍りしたくなったくらい♪ そうだ、若い頃のエレーヌ・グリモーに弾き方が(技術的な意味で)少し似てるかな。良い意味でフランスのエスプリ?でも、エスプリってローカライズされた言葉で片付けてしまうには勿体ないくらい色彩感豊かな音楽性にただもう日がな一日浸っていたいくらい♪
バッハ、リスト;バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903 [Import from France] (Lise de la Salle plays Bach, Liszt)
あ、冒頭の萌えジャケットの話ですけど、まぁなんだ、ジャケットは300%とは云わないまでも150%くらいはカメラ補正入ってるでしょうか♪ やや厚化粧に過ぎるような気もしますけど。今回着ていた黒い僅かに透けた感じのドレスは大人っぽくて素敵でしたけど、少しばかり(人生に?)お疲れな感じ。好意的に捉えて可愛い系ではありますが、まぁ見た目で勝負するような中途半端な演奏家では絶対に無いです。むしろそんな売り方は逆効果かというくらい、本質的な意味で才能のあるピアニストです。

YouTubeにも彼女の公式映像がいくつかありましたが、もうなんというか、ショパンのバラード第2番や4番の冒頭部の染み入るような語り口も凄いのですが、ピアノ協奏曲第2番の2楽章!なんという蕩けるような美しさ♪ かつてこんな弾き方が出来た人がいたでしょうか? ショパン本人が生きていたらきっとこんな弾き方をするよ!って叫びたくなるくらい音楽的。本年はリスト関連のCD収集で破綻しそうな状況にもかかわらず、急遽リーズ・ドゥ・ラ・サールのCDを全アルバム確保決定♪今のところリリースされているのは6枚?でしょうか。何とか確保するぞ〜(笑)

これも公式だと思いますが凄い。プロコフィエフのロミオとジュリエットからモンタギュー家とキャピュレット家。ロシア人もびっくり!つ〜か私がびっくり!顎外れるかと思った(爆)この収録ではffでも全く破綻しないで弾けてます。他のYouTubeで公式以外?のup音源をさくさくっと聴いてみると、10代とおぼしき頃の演奏は随所にハッとさせられるような表現がちりばめられつつも、全体に勢い余って弾き飛ばし気味です・・・これじゃダメだろw 彼女が20過ぎてから凄いのに気付いた私の方がある意味お得だったかも・・・な〜んて負け惜しみを書いてみる(^^;

今回のクラシック倶楽部ではいつもの放送時間の都合で半分はカットされています。セレナーデの多彩な弱音と揺れる表現を聴くと、カットしちゃいけない小品をカットしておりませんか?とダダ捏ねたくなったり 更にアンコールでは、ショパン、ドビュッシー、スカルラッティとリスト以外の曲を4曲も演奏されたそうで、全部聴いてみたいなぁ。NHKさん、FM・・・できればハイビジョンでリサイタルを丸ごと放送して欲しいところです。リーズ・ドゥ・ラ・サール、今後も生演奏含めてずっとフォローしていきたいと思わせる素晴らしいピアニストに出会う事で出来ました。クラシック音楽はこれだから止められません(*^▽^*)

 ◆ルイージも激賞の美しきピアニスト、ドゥ・ラ・サール
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 − リーズ・ドゥ・ラ・サール ピアノ・リサイタル −   
                              
「バラード 第2番 ロ短調」           リスト作曲
                              
「“詩的で宗教的な調べ”から“葬送曲”」     リスト作曲
                              
「涙の日よ」                モーツァルト作曲
                         リスト編曲
                              
「セレナード」               シューベルト作曲
                         リスト編曲
                              
「イゾルデの愛の死」             ワーグナー作曲
                         リスト編曲
                              
             (ピアノ)リーズ・ドゥ・ラ・サール
                              
  〜東京・紀尾井ホールで収録〜              
<収録:2011年5月17日(火)>
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