OPPO Digital、AV/オーディオ製品の企画・開発を終了
OPPO Digital新規製品開発終了の衝撃とディスクプレーヤー市場の転換点


管理人が今までOPPOについて興味が薄く、SONICA DACやUDP-205など、オーディオAV機器界隈で大ヒットして周りが騒いでいるにも関わらず、敢えて距離を置いてほとんど語らなかった理由は、この事実上の中華メーカーが、まるで米国製品であるかの如くミスリードを誘うように出自を喧伝していたこともありましたが、それ以上に、OPPOの製品群が、デザイン面を含め極めて消費家電的な発想で作られていて、ピュアオーディオメーカーに必要な情熱としての、音楽やオーディオ文化に対してのこだわりと愛情が、何故か不思議と感じられなかったのが大きかったのが正直なところです。

SONICA DAC

けれどもまさか、それが突然の市場撤退と言う形で早々に、彼らを高く評価したオーディオマニア層に後足で砂をかける形で答えが出てしまうとは正直思いもしませんでした。今となっては逸品館さんがこちらの比較レビュー記事などで、代理店と仲違いしたり、各所から叩かれながらもあれだけ酷評していたのは、やはり老舗オーディオ店としてのとしての長年の勘というか、目利きとしての見る目ががあったと言わざるを得ないと思います。


受注数に製造が間に合わない状況にもかかわらず、3月末に突然製造終了したSONICA DACなど、一般庶民のオーディオマニアの多数派層にとって本来一番必要とされている価格帯に、ESS DAC ES9038PROチップを採用したある意味で価格破壊とも取れる性能のヒット商品を久々に投入してきた辺り、ビジネスに国産メーカーには無い勢いがあって戦略的でニクいな〜・・・私の好みでは無いですけれども、色々な意味であっぱれ♪と云う、オーディオ市場の活性化の為にもまんざらでも無い想いが少なからずあったのですが・・・(涙)

近年の縮小したピュアオーディオ市場は低価格帯でさしたる利益など出るはずもなく、OPPOの撤退判断をお金儲けの視点からだけ見れば、ビジネス上の経営判断としては迅速である意味正しい選択と言わざるを得ない部分があるとは思います。それでも、オーディオや音楽、映像芸術と云う、決して生活必需品ではない、だがしかし人の心に訴える目に見えないアートに関わる製品群を提供する覚悟というものは、ビジネスである以上に作り手側の根源的な文化への執着と情熱がなければ関わるべきではないですし、そもそも信念抜きには続かないものだと思っています。


修理やアップデート等のメーカーサポートについては今後も続ける方針とリリースされていますが、ディスクプレーヤーの市場規模縮小を理由に、その文脈からは無関係なDACやヘッドホン関連などの製品までAV機器から全面撤退する以上、オーディオ文化を支える矜持が無いビジネスにとって利益が出ないサポート事業が手厚く成り得ないのは目に見えていますし、OPPO製品を購入してしまった方々にはご愁傷様としか言えませんが、それでも、自ら選んでOPPO製品を手にした以上、10年後20年後に、めげずにOPPOの製品を愛情を持って長く使い続けるオーディオマニアが少なからず残っているならば、その時にこそ、2010年代半ばに一瞬の間輝きを放ったOPPOの真の価値が、改めて高く評価されることになるのであろうと思います。


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