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Red Rose Musicその2 DUSSUN(Korsun)とAurum Cantusと…

レッドローズミュージック/Red Rose Music 1934 RCAケーブル

さて連続2日目は同社のオーディオ機器の話題です。一部では良く知られているとおり、元々がAudio Prism製の真空管アンプなどを除く、Red Rose Musicブランドの製品の多くは、中国の著名なオーディオメーカーでOEM生産されており、Red Rose Musicと同じ外観のアンプやスピーカーが、製造元のブランドで遥かに廉価な価格で販売されているため、その内外価格差の大きさから、反倫理的なボッタクリではないかと日米双方のオーディオ愛好家からの批判を浴びることになりました。

redrosemusic-newyork

ちなみにRed Rose Musicブランドのプリメインアンプやセパレートアンプ関係はKorsun(現:Dussun)、リボンツイーター搭載のスピーカー群はAurum Cantus(オーラム・カンタス)という中華メーカーの製品になります。中身が全く同じ物かどうかは有力な確定情報が無く、知る人ぞ知るみたいな事になっていますが、一応Red Rose Musicブランドの場合、端子のグレードや内部配線やパーツなど、マークレビンソン氏によってモデファイされているらしいです(真偽不明)。(ちなみにAurum Cantus製品と、Red Rose Musicブランドでのアメリカ輸出仕様のスピーカーは、ネットワーク基盤が全く違うらしいです。

オーディオ機器には実際の音質だけでなく、所有する喜びやステイタスなどの要素もあり、どの辺に価格的価値を見出すかは人それぞれですし、また、見た目が同じでも実製品の中身の出来が全く同じかどうかは第三者は判断できませんので、この解釈はみなさんの判断に委ねますが、Red Rose Music製品もDUSSUN(ダッサン)/オーラムカンタス製品も、実際に使われている人の評判は双方共に極めて良く、物議のネタになるのはその音質よりも殆ど内外価格差の話題に終始しているようです。

rosebud2まぁ同じ品質の物をアメリカで作った場合はRed Rose Musicの値付けでも文句は言われないと思いますので、中国元が余りにも安すぎる事が騒ぎを大きくした訳ですが、インターネットが普及して英語が少し出来れば世界中から何でも手に入る世の中、今後は為替差益を大きく取ったビジネスは難しくなりつつあるという事なのでしょう。DUSSANのオリジナルブランド製品も、日本の正規輸入代理店を通して、今はごく一般的な価格で手に入る様になっています。そして既にRed Rose Musicは代理店の公式サイトに載っていませんので、代理店さんは既に取り扱いを止めてしまっているような感じです。

さて、製造元のダッサンの製品で今更脚光を浴びているのがT2 Integrated Amplifier with USB DAC→(代理店サイト)。ベースはRed Rose MusicブランドではRosette1というネーミングで$2000(日本定価35万)で販売されていたものみたいです。元々はピュアオーディオというよりはPCオーディオ用途向けに設計された物らしく、DUSSUN(ダッサン)製品としてもエントリーモデルであり、価格的にも現地価格を覗いてしまうと口から何かが飛び出しそうになりますが、それはひとまず横に置いておいて、現在私は高音質なPCオーディオの構築(注:オーディオボードに依存しない)を目論んでいるわけですが、その中での候補の一つがこのDUSSUN T2です。


Dussun T2 Integrated Amplifier with USB DAC

プリメインアンプとしての機能に加えてUSB入力によるD/Aコンバーター(詳細不明)が搭載されているところがポイントですけれど、プリメインアンプとしても、レッドローズミュージックブランドでは国内価格50万のスピーカー(Rose Bud2)と組み合わせて一台35万円で売られていた製品ですし、ヘッドフォンアンプとしても使えるという事で、コストパフォーマンス的に観てもかなり有力な候補かも知れません。ただ、実際に試聴された方々のレビューを拝見すると、どうも私がイメージしている旧来のマークレビンソンや、Red Rose Musicのケーブルの洗練された繊細な音質とは随分違う方向性のような印象です。この辺りは自分で実機を聴いてみないことには断定できませんが、おおらかな音質というのであれば私が求めているものとは違ってしまうことになりますので、この辺りで微妙に躊躇してしまうところかも。。。

Leisure2それから、マークレビンソンのテイストをきちんと感じられるという意味で、Red Rose Musicの音質を手に入れるという点では、RCAケーブルのSilver Oneもそうですが、むしろ、リボントゥイーターを採用した2wayブックシェルフスピーカーのオーラムカンタスLeisure 2の米国仕様や後継機のLeisure 5などの方に興味があります。現地のサイトを観ると大変仕上げが美しく、まるでイタリア製のスピーカーです。ただ、現在一般に国内外で市販されているAURUM CANTUSのスピーカーは、Leisure2等、上記と同じ型番の物でも異なる台形のキャビネットが使用されていて、Red Rose Musicと同じ長方形のものがなかなか見当たりません。現地購入やオークション等でRose Bud2の同等品を手にされている方がいらっしゃいますが、一体どうなっているのでしょう?もしかして、既に絶版だったりするのかしら。。。RoseBud2と全くネットワークが同じ米国向けのLeisure2がペア5万円以下(現地価格)で買えるのでしたら是非とも手に入れたいところです(^^;

そんな感じですので、私のお気に入りであるRed Rose Musicのオーディオケーブルも、本当にマーク・レビンソン氏が構造から設計したのか?中国/台湾で見つけた変わった音のする線材を、例によって自社ブランド用にアレンジした物ではないのか?元ネタの銀線はどっかの中国メーカーから数千円@ロール単位で買えたりしないのか?。 等という疑惑を持ってしまうのですが、とりあえず、今のところ該当製品についてネット上での報告は見当たりません。とはいえ実際手に入れるとしたら安いに越した事はなく、この辺りはRed Rose Musicの内情や中国オーディオに詳しい人の情報提供をお待ちしております。

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コメント一覧 (1件)

  • はじめまして。
    以前上海に6年ほど住んでいたものです。
    いまは欧州におりますので現在の事情はわかりません。
    2005年までいましたが、当時ワタシもLeisure2は購入しました。買値は4万円程度でしたが、同価格帯では敵無し。日本市場ではペア15万クラス同等のパフォーマンスでした。
    Leisure5についても、発売前に代理店で聞かせてもらっており、こちらはLeisure2以上でペア30万以上の価値があると感じました。
    Leisure2のほうはそこそこの仕上げですが、Leisure5は表面のピアノフィニッシュも素晴らしく、高音の滑らかさもつややかで好みが合えば、もっと高額のものでも敵わないと思います。
    懇意にしていた代理店では米国輸出用も正式ではありませんが売ってくれていて、彼等曰くRed Rose MusicのRosebud2と同じだと言っていました。それが5万円です。
    ほかにも中国ではいろいろな元ネタ天国でしたが、ちょっと前のことなので大分忘れました。
    ご参考までに。

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