先程生放送で見終わりました。ウィーンアコースティックのスピーカーが一年で一番輝く時です♪


Vienna Acoustics Model T-2G/T-3G/T-3GB
今年の指揮者はダニエル・バレンボイム。正直、あまり好みとは云えない演奏スタイルのピアニスト兼指揮者という事であんまり期待していませんでしたが、明るく屈託無く音楽構築が明快で楽しい演奏でした。はじめの方は、ピコピコピコ、ピコピコピコ、ピコピコピコ ダーン!w ピコピコピコってな感じで、ウィーンフィルでもあの音色かぁorzと目が(〜△〜)な感じになりましたが、人間というのは直ぐに慣れる物で、聴き続けるうちに初めての曲でも曲の構成と旋律がすんなり頭にはいるような、親しみ易いクラシック音楽を実現していると感じるようになりました。
ちなみに昨年の、ジョルジュ・プレートルの記事はこっち。
バレンボイムといえば、一年くらい前にベートーヴェン・プロジェクトという事で、ピアノソナタの全曲演奏会や、プロの若手ピアニストを対象にした公開レッスンの模様がNHK-BSハイビジョンで放映されました。こちらがそのDVD。私はバレンボイムの音楽、特にピアノへの指のアプローチ、鼻づまりみたいな個性的な音色が好きではなく、殆どスルーしてきたのですが、特にそういうバイアスがなければ、客観的にみて現代を代表する優れた演奏家の一人であることは間違いありません。


【DVD】ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ全集 バレンボイム(p)(6DVD)
ダニエル・バレンボイムはアルゼンチン生まれの演奏家ですが、両親はユダヤ系ロシア人の移民で、ピアノの手ほどきは親からのものだけだったようです。にも関わらず、一般的なロシア・ユダヤ系ピアニストの演奏スタイルとは全く異なる弾き方をしているのが興味深いところ。現在はイスラエル国籍で、ニューイヤーコンサート内でも触れていましたが、音楽を通し非暴力によるイスラエル・パレスチナ双方の歩み寄りを呼びかけ、中東和平実現へ向けた活動をして居るみたいです。パレスチナへの理解ある発言やワーグナーなどナチスドイツ音楽を得意としていることもあり、ユダヤ人でありながら反ユダヤ主義であるとしばしば糾弾される事もあるようです。

増補改訂版 ダニエル・バレンボイム自伝 音楽に生きる
ニューイヤーコンサート内で、オーケストラのメンバーが演奏中に一人ずつ退席して指揮者が悲しむパフォーマンス付きの曲(ハイドンの交響曲第45番「告別」)がありましたが、そういえば、最後に残っていて、バレンボイムに絡まれる黒髪の第二バイオリンの奏者もユダヤ人の人でした。だからなんだよ?ってねw ちなみにハイドン没後200年にちなみ、ニューイヤーコンサートでハイドンの曲が演奏されるのは初めてだそうです。
最後に、いつものことですが、この記事を書きながら、お耳直しにカルロス・クライバーが指揮したニューイヤーコンサートを引っ張り出して聴いています。クライバーの演奏はオーケストラが限界ギリギリの音色を出す点から録りにくいのか、このCDもご多分に漏れずあんまり録音は良くないんですが、でもやっぱりウィーンフィルハーモニーのウィンナワルツやポルカが、自由闊達に最もそれらしく聞こえるといったらこれなんですよ〜♪
ピュアオーディオRANKING←バレンボイム派もクライバー派も仲良くクリック♪

今年の指揮者はダニエル・バレンボイム。正直、あまり好みとは云えない演奏スタイルのピアニスト兼指揮者という事であんまり期待していませんでしたが、明るく屈託無く音楽構築が明快で楽しい演奏でした。はじめの方は、ピコピコピコ、ピコピコピコ、ピコピコピコ ダーン!w ピコピコピコってな感じで、ウィーンフィルでもあの音色かぁorzと目が(〜△〜)な感じになりましたが、人間というのは直ぐに慣れる物で、聴き続けるうちに初めての曲でも曲の構成と旋律がすんなり頭にはいるような、親しみ易いクラシック音楽を実現していると感じるようになりました。
ニューイヤー・コンサート2009 | |
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ちなみに昨年の、ジョルジュ・プレートルの記事はこっち。
バレンボイムといえば、一年くらい前にベートーヴェン・プロジェクトという事で、ピアノソナタの全曲演奏会や、プロの若手ピアニストを対象にした公開レッスンの模様がNHK-BSハイビジョンで放映されました。こちらがそのDVD。私はバレンボイムの音楽、特にピアノへの指のアプローチ、鼻づまりみたいな個性的な音色が好きではなく、殆どスルーしてきたのですが、特にそういうバイアスがなければ、客観的にみて現代を代表する優れた演奏家の一人であることは間違いありません。

ダニエル・バレンボイムはアルゼンチン生まれの演奏家ですが、両親はユダヤ系ロシア人の移民で、ピアノの手ほどきは親からのものだけだったようです。にも関わらず、一般的なロシア・ユダヤ系ピアニストの演奏スタイルとは全く異なる弾き方をしているのが興味深いところ。現在はイスラエル国籍で、ニューイヤーコンサート内でも触れていましたが、音楽を通し非暴力によるイスラエル・パレスチナ双方の歩み寄りを呼びかけ、中東和平実現へ向けた活動をして居るみたいです。パレスチナへの理解ある発言やワーグナーなどナチスドイツ音楽を得意としていることもあり、ユダヤ人でありながら反ユダヤ主義であるとしばしば糾弾される事もあるようです。

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ニューイヤーコンサート内で、オーケストラのメンバーが演奏中に一人ずつ退席して指揮者が悲しむパフォーマンス付きの曲(ハイドンの交響曲第45番「告別」)がありましたが、そういえば、最後に残っていて、バレンボイムに絡まれる黒髪の第二バイオリンの奏者もユダヤ人の人でした。だからなんだよ?ってねw ちなみにハイドン没後200年にちなみ、ニューイヤーコンサートでハイドンの曲が演奏されるのは初めてだそうです。
ニューイヤー・コンサート1989&1992 | |
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最後に、いつものことですが、この記事を書きながら、お耳直しにカルロス・クライバーが指揮したニューイヤーコンサートを引っ張り出して聴いています。クライバーの演奏はオーケストラが限界ギリギリの音色を出す点から録りにくいのか、このCDもご多分に漏れずあんまり録音は良くないんですが、でもやっぱりウィーンフィルハーモニーのウィンナワルツやポルカが、自由闊達に最もそれらしく聞こえるといったらこれなんですよ〜♪
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NHKでの公開レッスンは見てましたが、これもなかなかユニークな解釈の連発で面白かった記憶があります。ちなみにルイサダのレッスンは見逃してしまい残念。。(DVD出てますが・・)
バレンボイムはアルゼンチンタンゴのCDも出してますが、これもなかなか場にそぐわない感じで少し痛い感じ・・本人は楽しんでる感はありましたが。ユダヤ系ロシア人から生まれたアルゼンチン人という何やら複雑な文化背景も音楽に影響を与えてるのでしょうか?
クライバーといえばわたしの初めてのクラシックCD購入はカルロス・クライバーのベートーベン5番7番という大定番でした。クラシックに足を踏み入れるきっかけになりました。天才ですね。人格的にも?天才らしかったようですし。
それにしても、ウィーンアコースティックで聴くニューイヤーコンサートは素晴らしいんでしょうね。うらやましいです。