超音波洗浄器TKS-210(TKS-200)って本当に効果あるの?その1
超音波洗浄器TKS-210(TKS-200)って本当に効果あるの?その2

東芝の超音波洗浄器マイフレッシュTKS-210。前回のテストは期待していただけに思ったような音質傾向にいたらずショックでした。でも6000円も出して購入したおもちゃです。多目的に利用できるとはいえ私はメガネを使ってませんので、CD/DVDへ使えなければ余り出番もありません。このままでは悔しいので他の液体で洗浄するのはどうだろうと、まずは試しに手元にあった消毒用アルコール@ほぼエタノールを試してみることにしました。
消毒用エタノール
これらは一般の薬局店等で購入できるもので、内容成分はエタノール(エチルアルコール)76.9%〜81.4%@15℃。残りの成分は水ですが、ライト/IPなどと表記されているものはエタノールに加えて微量にイソプロパノール(イソプロピルアルコール)を含有します(注:その分、酒税がかからず価格が安いのです)。本当は無水エタノールが良かったのですが、たまたま手元にあったのがこの3種類でしたので、成功するかどうか解らないテストにわざわざ高価な無水エタノールを購入するのも気が引けましたから、今回は手元にあった消毒用アルコールを使用してみます。

一応ポリカーボネートの化学薬品耐性表を調べてみると、メタノール(エチルアルコール)には無水加水問わず20度で「30日間の接触でダメージなし」50度で「30日間の接触でわずかなダメージあり」とあります。イソプロパノールは前エントリのAGC旭硝子の説明でポリカーボネートが汚れた際にイソプロピルアルコールでの洗浄を推奨していますので大丈夫っぽい。上記表でも50度×30日間でダメージ無し。光学ピックアップレンズのクリーニング液って大抵イソプロピルアルコールですので、実はエタノールより適切なのかも。ただ何やら直射日光を当ててはいけないらしいので紫外線と反応すると黄変の危険があるのかも。。。

あと、何気にアルカリイオン電解水にありがちな水酸化ナトリウムは濃くても大丈夫で水酸化カリウムは駄目で、一番安全そうな炭酸ナトリウムが駄目とか目からウロコだわ。。。あと酸素系漂白剤に使われる過酸化水素水もOKみたいだ。。。

使用方法は水道水(ぬるま湯)を使用した前回と概ね同じですが、エタノールの温度は室温です。揮発性に期待したのですが無茶でした。洗浄後の自然乾燥には結構時間が掛かりますし、温度が低いのでキッチンペーパーでの吸水もイマイチ。結局、レンズ用のクリーニングクロスで慎重に拭き上げ/エアダスターでブローするという一般的な方法を取らざるを得ませんでした。この点は無水エタノールかIPAイソプロパノール100%を使用すれば非接触の自然乾燥でも行ける可能性があります。エタノールで洗浄したCDは触れるとかなり脱脂されていて、水+少量の界面活性剤とは洗浄後のサッパリ感が明らかに違います。
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さて肝心のエチルアルコール×超音波洗浄後の音質です。これは水道水での洗浄と音傾向が全く異なりました。一聴してパリッとした明るい音です。音楽の流れは快活軽妙サッパリ系。この方向性でしたらそれなりに音質が良くなったと捉えても良いかも!?エタノールでの洗浄は元々の盤の持つ音色の輝き感や音場感はやや減退する方向で、艶消し気味のドライな音色になります。結果的にリアリティが増しモニターっぽい音になったようにも感じますが、個人的には音場感、響きがたゆたう感じが減退するところがネックかな・・・。低域方向は軽めです。音像重視でパリッとした音を聴きたい場合は良いかも。。。ちなみにこれ、超音波洗浄器とは関係なくエタノールをCD盤面に吹きかけてクリーニングクロスで拭き取った音質傾向とそれほど違いはない様な感じです。

TDK DVD/CDクリーニングクロス DVD-C2G
《沢山処理する必要が必要ない方にはこれで十分かも知れない》

ま〜でも音が篭もっていたり曇っていたりするCDの音質改善にエタノールは有効そう。水道水での洗浄で音が重くなってしまった数枚のCDは全てエタノールで再洗浄しました。こっちの音の方が個人的に許容範囲ですから・・・。とはいえ、エチルアルコールでの洗浄も非可逆であることには変わりない。新品のプレスCD盤を覆っている微量の機械油?らしき滑らか成分を落としてしまうわけですから、新品のような音になるわけではありませんし、新品のCDをエタノール洗浄した場合も、処理後の盤面を触ってみれば明らかにすべりが違うと思います。

それならまた油を塗ってやれば〜みたいな考え方も出来ますが、90年代にはスクワランからフッ素系まで油性のCDコーティング剤が多く出回っていて、若気の至りで数種類試したことがある私からすると、CD盤面を浸食するから止めておけ〜って感じです(爆)。唯一良いなと思ったのがイギリス製のBibなんとか。どっかにしまってあったと思うけど見つからん・・・。イギリスの放送局やラジオ局とかで採用されている傷ついたCDを復活させるとかなんとかのスプレーで、ママレモンと油を混ぜたような変な液体でした。商品名もうろ覚え・・・。もし出てきたら懐かしの逸品という事で紹介します(笑)

ついでですが、超音波洗浄器について調べて見ました。

超音波洗浄器選び方

洗浄時間だけでなく家庭用のものでも振動周波数の切り替え機能があればいいのに・・・。そういや、42000Hzってもしかすると数百人に1人くらい聞こえる体質の人がいるのかも?そうだとすると大変だわ(笑) 犬猫には確実に聞こえるでしょうから嫌がったりして。

超音波洗浄器購入しましたが

>小さい傷がレンズに発生した場合目に見えないような傷でも超音波の気泡が爆発する力は機種にもよりますが軽く1000気圧を超えますのでその衝撃波でレンズの表面の硬化皮膜の剥離が生じ傷が広がったと思います。

ポリカーボネートみたいな柔らか素材(1H)では目に見えないレベルで実は傷だらけになるんじゃ?とか思うのですがどうなんでしょう?だとしたらイヤですね・・・。

ところで、ガラスやプラスチックの光学レンズなどを完全に洗浄する際にはどんな液体を使うのでしょうか・・・精製水とか?。。。例によってウーロン茶でテストする手もありますわねw ポリーカーボネートの耐アルカリ性は良くないのですが、短時間と仮定して、洗浄用のアルカリイオン電界水とか面白いかも。以前に使った水系のCDクリーナーではトヨバックス・スーパーウォーターという商品名で販売されいたPH12のアルカリ電解水がなかなか音質的に良かったのですが・・・はたしてポリカーボネートへの攻撃性が気になるところ。

超音波洗浄機の特長
超音波洗浄機 洗浄剤一覧


>水の場合40℃〜60℃が良いと言われています。(水温は少なくとも20℃位は必要)
>アルコール系 フラックスの洗浄に適する
>アルカリイオン水 安全性が高く有機物と反応すると中性になるため、洗浄物に洗浄液が残らない


なんだ、やはりぬるま湯で良かったのか。(ポリカーボネートの耐熱温度的には余裕です) アルカリイオン水とか電解アルカリイオン水と呼ばれるものは色々な商品が出回っていて、主に洗剤代わりとして色々な用途で使用されています。成分を見ると微量の水酸化ナトリウム等を含むものがありますが、こういうのは安全性に問題がある気がしますので除外します。(※掃除用として市販されているアルカリ電解水は、食塩水の電気分解で生成された水酸化ナトリウムの約0.2%水溶液らしいです) 他に家庭用のアルカリイオン精製される精製されるアルカリイオン水(水酸化カルシウム)も除外します。昔浄水器を使った事ありますが、PHも中途半端ですしあれはねぇ・・・。>※上で追記しましたが水酸化ナトリウムはポリカーボネートを侵食しないようです。

工業用に作られているアルカリ電解イオン水は例えばこんなやつPH12前後で長期安定した液体。電気エネルギーにより水酸イオン(OH−)が増えており、アルカリ性を示しますが、水酸イオンを放出する「対イオン」がなく、アルカリではありません。従って、水酸化ナトリウム(NaOH)とは異なり化学火傷をおこしたり、皮膚刺激性が無く安全です。とのこと。

清掃業者とかホテル・厨房など業務用で幅広く使われているみたいですが、小売りで商品化されているのは上記のような製品。(たぶんきっと同じ中身であろう)CDクリーニングやOA機器用と違って、値段あたりの量がずいぶん多いし詰め替え用もあります。反応に使われる物質が不明ですがどうも重炭酸カリウムとかっぽい。これってポリカーボネートに対して本当のところどうなんでしょう?通常のアルカリ溶液の場合長時間浸すとあまり宜しくないらしいのですが、短時間の洗浄用として攻撃性はあるのかなぁ。人体に安全だから案外平気な気もするのですが、これは素材に詳しい人に訊いてみないと私にはなんとも云えない。まぁ電解アルカリイオン水を使用した光学ディスクやOA機器クリーナーが今までに色々で回っているのは確かですが。。。そういえば製造元で音質傾向が違うなんて話もありましたよね〜(^^;

とまぁ、水道水でもアルコールでもこれ!といった結果が得られなかったこともあり、超音波洗浄器に電解アルカリイオン洗浄水を入れてCDを洗ったらどうなのかと割と興味があるのです。人柱は出来ますけれどポリカーボネートへの影響が判らないので本当に大丈夫なのか悩みどころ。以前使った感じでは水酸化ナトリウム/水酸化カリウム溶液のようにヌルヌルすることも無く、アルコールほど脱脂していたり、ある種のコーティング剤のように表面硬度やすべり感が変質しているような感じは全くしませんでしたので、大丈夫?ではないかと思うのですけれど・・・。
※当エントリは2009年にTOSHIBA 超音波洗浄器 MyFresh TKS-200 のレビューとして書かれました。後継機種のTKS-210では台座と蓋の色がブルーに変更されましたがそれ以外の中身はほぼ同じと思われます。
《Last modified 2015/8/11》

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