とある病気の闘病生活から昨年一回復帰した後に、肺の感染症や腰痛を理由にあらためて再療養されていた指揮者の小澤征爾ですが、2011年のサイトウキネンフェスティバルin松本で再復帰するみたいです。曲目はバルトークのオペラ「青ひげ公の城」全曲。・・・はいこの曲私は良く知りません(汗)ですのでインバル盤↓のサンプル音源を再生してみるてすと・・・期待値ゼロでしたが割と好きかもこういうの。
バルトーク:オペラ「青ひげ公の城」

私が闘病生活を送っている間、日本を代表する指揮者の小澤征爾先生が、奇しくも同じような病気になって治療をしていました。
あと、サザンオールスターズの桑田佳祐さんもでしたね。自分の治療と療養中にこういった有名人の話が耳に入るのは、励ましになる・・・と言いたいところですか、現実にその様な中にいると余計にくじけそうになります。むしろ闘病中はあんまり耳に入れたくない類の話でした。ふとテレビのニュースで有名人の誰々が亡くなられた・・・そういう事をこの1〜2年も何度か経験しましたが、こういった訃報を目にしたりするとかなり傷つくというか、恐怖とプレッシャーで潰れそうになるのです。(ただ今回のお2人は治療に成功して復帰したケースですから、今の私にとっては励みになるんだと思い前向きに考えます。)

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昨年2010年、私はまだぼんやりとした頭でしたが、小澤征爾のニューヨーク復帰公演のニュースを見たり、復帰日本公演となったサイトウキネンフェスティバルの冒頭で1曲だけ振った、チャイコフスキーの弦楽セレナードを、NHKの特集番組世界のマエストロ・小澤征爾 入魂の一曲で拝聴したりしてました。それで思ったのは、この人のバイタリティの凄さ。無茶ですよどう考えても、化学療法と手術してからまだ数ヶ月。体重も激減してふらふらでまともに立ってられないくせに、指揮台でタクトを振るんですから。そんなに焦って動いたら、治る病気も治らなくなる。落ち着け、今は静かに回復を待つように・・・とお医者様はきっと制すると思います。だって、余り言いたくないことですが、この時期の過ごし方が、その後の生存率にも関わってくる場合もあるでしょうから・・・。
復活のセレナード~小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ・ベスト・セレクション

サイトウキネンフェスティバルで振ってはみたけど、短い弦楽セレナードの1楽章振るのがやっと。実際には1曲でも無茶では無いかと思いますが、その凝縮された演奏は素晴らしいものでした。といっても私はハイビジョン番組で拝聴/録画保存しただけで、当然ライブ会場にはおりませんし、この演奏のCD(明日6月8日発売予定)やSACDも未だ手にしてはいません。しかし、真に迫る生命力、音の輝き、迫力など、今までの小澤征爾の音楽とは違う、突き抜けた何かを感じる名演だと思います。

正直、私は小澤征爾という指揮者の作る音楽は今までそれほど好きではありませんでした。悪く言えば音色が暗くなんともドロドロしている。例えると墓石色。サイトウキネンになると更にその日本的ドロドロ感が数倍に!(笑) 百鬼夜行を率いるゲゲケの鬼太郎みたいなイメージ。なんといいますか、良くも悪くも濃いっ。その割に他のオケの時に顕著ですが、ヨーロッパ音楽に必要な構築的立体感が弱く、どこか平面的に薄っぺらく聞こえたりする。絵画と言うより文学的な音楽とでも言いましょうか。それも日本文学的な。だから、私は小澤征爾は優秀な脂ののった興業指揮者だけれど、歳を取って一流の巨匠と呼ばれるには何かが欠けている。そんな風にずっと思っていました。

しかしながら、病魔を乗り越えることで、この人は何かがかわった。はっきりと音色が変わった。今までの暗雲立ちこめるドロドロした感じが薄くなって、音楽に白い光が差すようになった。音色が黒から白に、灰色から輝く昼光色に変わった。そんな風に私は感じました。(いっとくけど髪の色じゃ無いよ!) サイトウキネンオーケストラの集中力もそれまでとは全然違う感じで、みんなが一丸となって1人1人が指揮者、小澤征爾を内側から支えているような、一体感の種類が以前とは全く違っている印象を受けました。とはいえ表面的な音楽の構成、小澤征爾的なアーキテクチャ、音楽解釈が以前と大きく変わった訳ではありません。その意味では、小澤征爾は相変わらず変わってない〜と思われる方もいらっしゃると思います。ただ音の色、音の光が良い方へ変わった。私にはそんな風に聞こえました。

奇蹟のニューヨーク・ライヴ ブラームス:交響曲1番

とまぁ、そんな感じで。6月8日に小澤征爾の復活、奇跡のニューヨークライブ2枚のSHM-CD盤と6月15日にSHM-SACD盤が限定版としてリリースされます。内容は先行発売されたCD盤と同一の高音質バージョン。なんつ〜かユニバーサル・レコード的には音質悪い方から敢えてリリースして結局全部買わせる気ですねw クラヲタはそんなにお馬鹿じゃ無いと思うのですけれど・・・分かってて釣られるかもねちはいるからなぁ・・・。そう思ったので私は国内盤の先行盤は購入しませんでした。だって輸入盤が欲しかったんだもの。。。でも輸入盤出てこないの。どうすればいいのでしょうか?SACD国内盤・・・・・・2枚で一流演奏家のS席買えるよ・・・しかもSHMで音質良いけれど(CDプレーヤーで再生できない)シングルレイヤーという。昨年発売で3枚目のブリテン:戦争レクイエムなんて同じ演奏をSACD2chと5.1chの2枚組みでびっくりプライスに!
復活のセレナード〜小澤征爾 サイトウキネンオーケストラ・ベストセレクション

こちらは前述のNHKドキュメンタリー特番でライブ収録放送された弦楽セレナーデ ハ長調 作品48 第1楽章を初CD収録した物。今度は最初からSHM-CD仕様です。他にも初出の音源が盛りだくさんのお得な一枚。でも敢えてケチを付けるなら国内盤なんだよね〜、また後でSHM-SACDとかきっと出すんだろうね〜(棒読み)。でも購入しますか・・・義務として(なんのだよっ)
こういった商魂たくましい戦略的タイトルwの場合、オーディオマニア的に音質を考えればSACD一択なのですけれども、管理人みたいに予算が〜とか、そもそもSACDプレーヤーなんてセレブな代物は持ってな〜いなんて人にはSHM-CDの国内盤3枚セットなるものも6月15日に発売(延期になった)です。しかもこちらはリハーサルのボーナストラック付きです。それならバラでSHM-CD買う必要ないじゃないですか〜(棒読み)

で、管理人はきょうびそれすら予算が無いみたいなので、奇跡のニューヨークライブの輸入盤わぁ〜?などと電波検索してみたものの、地球人の抵抗に遭い見つかりませんでした。うぐぅ。で、廉価な輸入盤と言えばこちら。小澤征爾アニヴァーサリー・ボックス 75歳記念限定盤(輸入盤)。同系統の病気とは言え小澤征爾先生は管理人より2倍以上生きてるんだよなぁ・・・遠い目。こっちは今まで小澤征爾がPHILIPSでリリースしていた有名盤(名盤及び迷盤)をまとめて11枚。お買い得輸入盤BOXです。OIBPリマスターでしょうけど、こっちは素直に欲しいかも。どれもこれも昔から巷の店頭や誌上で良く見かけるジャケットの名の知れたCD。クラシックが好きな皆さんならこの中のいくらかは既にお持ちでしょうけれども、ぱすてるぴあのは見事に一枚も持ち合わせておりませんでしたぁ(爆)

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