箱庭的ピュアオーディオシステムの紹介@2011 Summer
サブシステムBの構成は今@2011 Summer
EMF Audio(Creek) Sequel2 プリメインアンプ レビュ〜その1
EMF Audio(Creek) Sequel2 プリメインアンプ レビュ〜その2


あくまでイメージなんだからねっ!Sequel2の音質はまごう事なきCREEKの音色です。色に例えると艶消しの色褪せた煉瓦色。或いは日本的に喩えると桜色かな。ほんのりと温もりのある温度感。Sequel2の聴感レンジは決して広くありません。音場の広がり方もどちらかと云えば箱庭的です。低域は程々の量感、誇張する事無く消え際に向かって薄まってゆきます。高域方向も程々の伸び。今時のクリアでホログラフィックなHi-Fi基準からすると透明度や情報量は一昔前のアンプですが、そんな懐かしさを感じさせるクラシカルな空気感がまた堪らないのです♪
音楽的なウィットの効いた中域と、中高域へほんの少し色気を加えたスピード感、甘くソフトな響きに彩られた切れが良くタイトな音色です。この内面のタイトさはMOS-FETの特性に拠るものでしょうか? 立ち上がりはほんのり丸められていますし、今時の高音質にありがちな音像のクッキリした輪郭強調も全くありませんが、不思議とピンポイントに楽器が定位してくれるのが・・・さながら縮小版のコンサートホールを覗き込んでいるような気分にさせられるのです。

英国オールドバラ・コンサートホール国産機ではまず聴く事の出来ないヨーロッパサウンドを感じさせる色付けですので、日本的な無色透明の高音質に慣れた耳にはともすると違和感を感じられるかも知れません。でもこれが本来のヨーロッパ音楽に適した音色なんだと思うのです。雰囲気たっぷりで音に血が通っている、それこそがクリークの持ち味。クラシック音楽は勿論合うのですが、CREEKでビートルズなどの古いブリテッシュロックを聴いてみて下さい。たぶんもう元には戻れなくなります(笑)

昔のCREEK 4240でちょっと気になった聴感上の歪み感は、Sequel2では少し丸められて穏やかになっているようでした。そのぶんCREEK特有の甘い桜色を想わせる音色が強調されていて、もしかすると後継機のA50IRやClassic 5350SEなんかに近いかな?と感じられる部分です。

ゴム足インシュレーター筐体の足部分が、4240では台形のスチール直付けだったのが、黒いゴム足のタッピングネジ止めになっているのも少なからず影響しているかも知れません。このゴム足は現行のClassicシリーズと同じですが、音質的にはあまり良い選択肢では無いような気もします。でも何処に置かれるか判らないという点では無難な選択肢なのかな・・・といいつつ、クリークを使われている方はインシュレーターを試行錯誤された方が良いかなと思ってます。うちのブログで良く紹介してきたaudio-technica AT6099のマッチングは良好。動的音楽性を高めつつ、どことなく潜むピーキーさが良く緩和されます。といいつつ、管理人はAT6098の方を使用していますけれども・・・こちらの組み合わせはあまり推奨しません(^^;

audio-technica ハイブリツドインシユレーター AT6099

creek_classic5350seこの後モデファイされ続けているクリークの上位アンプに比べると、4240/Sequel2など当時の小さなアンプはまだ聴感fレンジが狭く、展開される音場も一回りミニチュアな感じです。クリーク製品はOEMとおぼしき一部機種を除くと今でも全く同じ独特のブリティッシュサウンドが継承されていますが、上位機種のClassic 5350SE等はスピーカードライバビリティもかなりあり、Sequel2よりももっと動的で快活な感じです。能率が低い現代のスピーカー若しくはある程度大きなスピーカーと広い部屋で使うとしたらEVOLUTION 5350DESTINY AMPは更に良いかも知れません。逆にコンパクトスピーカーで小音量でもスッキリとしみじみ鳴らしてくれるのはSequel2の方になると思います。

creek_4040s3CREEKには4240/Sequel2以前にも、80年代のプリメインアンプ4040に始まり、4040S2、4040S3、トーンコントロールを省いた4140等、なんと木製のケースに入った更にコンパクトなモデルがありました。これらは当時ガレージメーカーのハンドメイド感溢れる製品で、ハイファイ性や音の純度で敵わなくても4240以降と比べるともっともっとウォームで快活なアンプだったように記憶してます。クリークの音質が最も楽しかったのはこの80年代に作られていた初期モデルだったのかも知れません。

creek4040その後、4240の頃までは部品点数最小限のシンプルさを身上にしていた設計が、4330以降どんどんパーツの数が増えていき肥大化してしまいました。これが良いことなのか判りませんが、個人的な好き嫌いで言わせて貰えれば4240/Sequel2はクリークの持つ本来のウォームな音楽性と現代的な音質を一番高い次元でバランス出来ていた時期の製品だったような気がしています。(シーケル2レビューおわり)

CREEK CLASSIC CD Player レビューその1に続く

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