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USBケーブルでPCオーディオの音質が変わる!?その1
USBケーブルでPCオーディオの音質が変わる!?その2
  
一昨年のネタなのですが、管理人は闘病の為にブログを2年間休止しておりましたので、遅ればせながらの続編です。2年半前の時点では未だUSBケーブルで音質が変わるという考え方自体が目新しく、「高音質」を謳ったUSBケーブルも殆ど市販されていませんでしたが、今は気付けば各オーディオケーブルメーカーから多くの種類のUSBケーブルが発売され、低価格な物からちょっとアレ気な価格設定の製品まで色々と選べる状況になってきました。  
Joshinweb オーディオ用USBケーブル
オーディオでんき堂スクェア USBケーブル一覧


今のところ市場に出回っているものの大半が各メーカーの開発初代モデルに相当するものが中心で、そのクオリティについてはメーカー毎の考え方でずいぶん違う&試行錯誤の段階という印象もありますが、数千円〜クラスのUSBケーブルでも、そろそろPCサプライとしての汎用USBケーブルとは一線を画す音質を感じさせる製品もちらほら出てきたような感じです。今回はその中からお手頃価格の国産製品としてオヤイデのUSBケーブルを紹介してみたいと思います。

ONKYO DIRECT直販DAC-1000を購入した場合、モンスターケーブルの高音質USBケーブルDL USB AS-3Fが本来おまけで付いて来る筈なのですが、なんかの手違い?で届いたのが何故かオヤイデ d+USB class A。これも何かの縁という事でいつものレビューをしてみるてすと♪
            
オヤイデ d+USB class Aは一般的なPC用のUSBケーブルと比較して厚みのある平形で、手に持った感じはそこそこ硬いケーブルです。形状的にフレキシブルには曲げられませんので、購入する場合、長さは少し余裕を持った方が良さそう。あとケーブルが固めですので、小型軽量のDAC等では配線に余裕が無いとケーブルのテンションに引っ張られて浮いたりするので要注意です。

端子は青銅合金で銀メッキ+ロジウムメッキの二重コーティング。アウターカバーはアルミニウム。導体はPCOCC(単結晶状高純度無酸素銅)の反転同心撚り線(0.18mm×7、0.18mm×19)で、錫メッキ線+アルミテープのダブルシールド構造。絶縁体はポリオレフィン。シースがサーモプラスチックエラストマー樹脂。硬質ゴムっぽいと云うか割と防振性高そうなシースです。それにしてもカタカナで書くとちょっぴり偉そう(爆)

OYAIDE d+USB CLASS A
ハウジングの部分はPBT"ポリブチレンテレフタレート"+グラスファイバー(特に特殊な素材では無ありません)。引っ張ると外れますw

《d+USB class A 商品紹介》
PC環境を中心とする次世代のサウンドツールに向けたハイクオリティーUSBケーブル。シリアルバス転送をより高速に伝送する為、バスパワー駆動も考慮し、信号伝送方向の結晶粒界を理論的にゼロにしたPCOCCを採用。これによりデータ転送では高速で確実な伝送を実現し、また安定した電源供給のおかげでサウンドの輪郭やダイナミクスを失いません。導体径はAWG21に設定。これによりパワフルなサウンドと伝送の距離によるロスを軽減します。フラットデザインによるケーブルは、ケーブルを曲げたときに起こるケーブル内部の歪みが引き起こす伝送ロス、インピーダンスの変化、静電容量の変化を回避します。


能書きはこんな感じ↑ 現時点でオヤイデではd+USBブランドのケーブルを高い順にd+USB Class S A Bと3種類揃えていて、Class Aはこの中でのミドルモデルになります。3つの違いを端的に説明すると、導体、シース、端子のメッキの種類です。Class S(白)はPCOCC+Thermoplastic Elastomers+プラチナ&ロジウムメッキ。Class A(黒)はPCOCC+Thermoplastic Elastomers+シルバー&ロジウムメッキ。Class B(緑)は銀メッキOFC+PVC+金メッキ端子です。導体径はA/Bは同じAWG25/AWG21、Sは約2倍のAWG22/AWG18です。
 
尚、今月新製品として5N純銀線が使用されたUSBケーブルの上位モデルContinental 5Sが発売されます。ちょっとお値段がアレですけれども、銀線マニアとしてはかなり欲しいかも(^^;
     Continental 5S

d+USB class Aのサウンドインプレッションです。想像ですが、Class SとClass Aは導体径以外はPCOCC導体で似たような構造ですので、音の厚みは違うとしても、音色傾向はそれなりに近いと思うのですが、Class Bの方は銀メッキOFCを使う以上かなり違う傾向の音だろうと推測しますので、以下のインプレの音傾向は当てはまらないと思います。管理人はむしろ銀メッキ線の音が好きという事もあり、後日Class Bを購入して比較してみようかな〜なんて思ってますけれども、それはその時にまたレポートしてみます。
            
    小柳出電気商会 USBケーブル 1.0m d+USB class B/1.0


比較対象は、以前に紹介したBUFFALO(旧アーベルブランド)の極細スリムUSBケーブルAUS10WH。送り出しはLet's note CF-T2、入力側のDAコンバータはONKYO DAC-1000で、メインシステムに接続してテストしました。
アーベル AUS10 USB2.0対応 極細ケーブル

d+ USB class Aを使用した場合の音質は、音像が下から上までスリムにクッキリして立ち上がりのエッジも明瞭になり、聴感上のS/Nが改善し、音場が澄み渡るような感じです。どうせ違いが出ても多少しか変わらないだろうな〜と思っていましたので、予想外の方向性の変化にあれれ!?という感じ。オヤイデのケーブルのくせに?良い意味で裏切ってくれるというか、ほの暗くも上品でひんやりとした音。端正で音場の展開は割と箱庭的かな。広がりがあると云うより、スピーカーの枠の中で少し奥まった上下左右にフラットにきっちり展開してくれる感じです。
            
    小柳出電気商会 USBケーブル 1.0m d+USB class A/1.0

ヴァイオリンなどはスチール弦が際立つというか微妙に針金っぽい。歪み感があるという意味ではなく、音像がかなりシェイプされて細くなる感じです。ピアノは適度にタイトでほんのり弾力が乗った音で一音一音の粒立ちが明瞭。ギターなどの撥弦楽器は総じてリアル。微妙なピッチが聞き取りやすい音です。ソノリティの質と量ついては未だCDトランスポートには敵いませんが、音像描写と音色の方向性にピュアオーディオ的な意味での魅力が加わってくるようで、USBケーブル一つでそれなりに聴ける音になっているような感じです。気のせいかな〜と思いアーベルAUS10WHに戻すと、やはり音像の輪郭がぼやけた印象になり、低域方向も浮ついて不明瞭な印象になります。特にピアノの左手方向は不明瞭感が強く、低域の音階の明瞭度、聴き取りやすさではd+ USB class Aとは明確に差があります。もわ〜っとする感じです。今までAUS10WHで良いと思ってたのに、これでもう元には戻れない体に・・・(滝汗)
Vestax neo オーディオグレードUSBケーブル
《ベスタクス ブランドで出ているものですが、良く似たデザインだな〜と思ったら中身はd+ USB class Aそのものみたいです。ハウジング色違いのシャア専用モデル(爆) 無論音質は3倍ハイスピードに良くなって・・・ry》

オヤイデd+ USB class Aで面白いなと思ったのは、PCオーディオ経由では、まだピュアオーディオ系CDプレーヤーの持つ豊潤な響きはまだ出せないという事を前提に?それなら逆に音場空間ではなく視覚的な音像をスリム&タイトにして耳当たりの気持ちよい奇麗な音像を作ろうって方向へ舵を切っている感じが潔いかなと。高いUSBケーブルとか馬鹿じゃね?とか使う前は内心思ってましたけど、この値段でこの音が得られるならまぁ許容範囲かな〜みたいな。少なくとも元の安い汎用USBケーブルに戻したくは無いですし、お値段も、製造ロットの極端な少なさがコストに大きく跳ね返ることを鑑みれば、音楽制作現場や、マニア用途としては許容範囲かな〜と納得できるレベルじゃないかと。
            
    小柳出電気商会 USBケーブル 1.0m d+USB class S/1.0

注:高いUSBケーブルとか馬鹿じゃね?>>>これなんですけど、私はオーディオケーブルで音が変わってると本心から思って色々使い分けてる人ですし、そもそもがご存じの通りオカルト肯定派のでむぱ系マニアなのですけれど、その私の感覚で聴いても、今は未だUSBケーブルで変わる音質の範囲って狭いと思うんですよね。聴感上感じられる変化の大きさで云うとアナログケーブルやスピーカーケーブル電源ケーブルはかなり変化が判りやすいと思いますし、それよりは違いの小さいS/PDIFの各種デジタルケーブルでもUSBケーブルよりもずっと変化が大きい事が多い。そう考えると、微々たる音質差に高価なUSBケーブル(及びHDMIケーブル)を使うのは、各メーカー開発黎明期の今の時点では、コストパフォーマンス的にはあんまり芳しく無いですよ〜というのもまた真なのであります。(そこそこの値段でも、変化のもっと判りやすいUSBケーブルがいずれ出てくるんだろうなとは思ってますw)

オヤイデd+USB CLASS Aといいつつも、オヤイデ d+USB class Aみたいなケーブルを一端使ってしまうと元に戻れないのも事実。結局は個々人の許容範囲の金額でそこそこの物を使った方が、事実上幸せになれるよとも思っていますので、USB/HDMIケーブル共に、選別部品で小ロットでの開発と製造にまつわるコストは高いよ〜という点もひっくるめて、物にも拠りますけれど数千円〜1万数千円?程度でしたら、まぁボッタクリじゃ無いよね?なんて言ってみたり。あ、話逸れますがHDMIケーブルもなんか不安定なのか画質音質(特に音質)が変化するので面白いのですが、1000円切るような奴だと量産品がそもそもHDMI規格を十分満たしているのかぁ ゃι ぃ物が平気で出回ってますので注意してね〜とは思いますw

USBケーブルでPCオーディオの音質が変わる!?その4に続く。

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