消費増税に始まり、オーディオに限らず去年に引き続き今年も日用品から何やらあらゆるものが値上げされはじめ、庶民的には日々阿鼻叫喚というか価格改定が目に付く度に背筋がひんやりしまくりな今日この頃ですけれども、今度はDENONの大人気エントリーモデルと、DENONが輸入代理店を務めるDALIのエントリークラススピーカーが値上げされる番でありんす。。。

DALIの“ZENSOR”が11月4日より値上げ。「ZENSOR 1」は43,800円に

「ZENSOR 1」現行価格 36,000円(ペア)→新価格 43,800円(ペア)
「ZENSOR 1(ホワイト)」現行価格 OPEN(ペア)→新価格 43,800円(ペア)
「ZENSOR 3」現行価格 62,000円(ペア)→新価格 69,000円(ペア)
「ZENSOR 5」現行価格 96,000円(ペア)→新価格 113,000円(ペア)
「ZENSOR 7」現行価格 60,000円(1本・ペア販売品)→新価格 69,000円(1本・ペア販売品)
「ZENSOR VOKAL」現行価格 33,000円(1本)→新価格 43,800円(1本)

DALI ZENSOL1は小粒でも安くてピリリと美味しい入門向けスピーカーって事で、箱ピュアブログでも何度か紹介してきました。でもこれ、売れている理由の半分以上は音質の割に価格が極端に安かったから、初心者さん・・・特に若い人達に支持されているのであって、お高くなったら誰得?みたいな「安価だからこそ誉められるしCPが際立つ」スピーカーではないかと思うのですが、新価格が+7800円増しの43,800円ってかなりそこんとこ危ない価格に近づきつつあるな〜と個人的には思ってしまいます。
 

これくらいでしたら皆さん的にもギリギリセーフなのか?やっぱりそうでも無いのか色々と際どい所だと思いますけれども、DENON製品(注:輸入代理業含む)はおしなべて値引率が高いですので、実売価格はここまで上がらないと嬉しいのですけれども。。。DENONは他の代理店と違って、今まで極めて良心的な輸入価格でDALIを販売されてきたのは事実ですので、ここは為替等々による原価上昇を受け入れざるを得ないのかしら〜。。。(涙)

デノン、プリメイン「PMA-390RE」とCDプレーヤー「DCD-755RE」を値上げ

「PMA-390RE」従来価格 48,000円→新価格 52,000円
「DCD-755RE」従来価格 48,000円→新価格 52,000円

更に、よりによってピュアオーディオの入門機としてお金のない若い人達の為に最大限の貢献をしていたであろうエントリークラスのCDプレーヤーDENON DCD-755RE、プリメインアンプDENON PMA-390RE両モデルが+4000円値上げです。


なんというかこの2機種、そもそも定価の半額的謎価格で販売されてるのが長年常態化しているというバナナの叩き売り的お得感で釣っちゃうよ?みたいな販売スタイルを続けてきた訳でありますけれども、、、じゃあなんのための定価?みたいな感じで、こんな短すぎて見せパンみたいな事をするくらいなら最初からミニスカ・・・じゃなくて希望小売価格なんて設定しなければ良いのに、こっそり仕切り値を引き上げておけばみんな嫌な思いをしないのになぁ〜なんて色々不思議に思ってしまいますけれど、ただこちらは定価ベースでの+4000円アップですので、実売価格での上乗せ額が現行の値引率分程度であれば、お買い得感は今後も問題無く維持されるのかな〜とは思いまする。


敢えてDENONの肩を持つとしたら、ローエンドモデルが元々この実売価格でこの品質では、利益になんて殆どならないのだろうな〜ってのは長年見ていて思ってはいました。工業品質については・・・・あれ昔の方が?(爆)なんて気がしないことも無かったりしますけれども、とにかく音質は定期的なマイナーチェンジでブラッシュアップされて良くはなってると思う・・・。

だからこそ、スピーカーもコンポーネントもDENONファン的な目線で云わせて貰うと安すぎるものが値上げされた感じ。でもにゃあ、ど〜せ値上げするのでしたらエントリークラスでオーディオ初心者層向けの啓蒙モデルではなくて、ハイエンドモデルの新値段を2倍くらいにして、(海外メーカーが日本向けにやってるみたいに)輸出モデルに特別仕様モデルとかやってお金持ちと某中国の皆様に負担していただきましょうよ・・・と思いますわ。音楽文化にまで逆進課税するのは勘弁して欲しい今日この頃、皆さん如何お過ごしですか?・・・みたいな(^◇^;)

基本、この手の値上げをされるときは、どこでも原材料が〜と為替が〜が理由になるのですけれども、前者はぐぅ正論。後者はやや眉唾ではないかと感じてしまふ。。。元々リーマンショックの2008年くらいまでは何年も今よりずっと円安で、対米$、対ユーロ、対ポンドで全てもっとずっと輸入コストが高かったのです。でも当時の方が総じて輸入オーディオも含め、その他のありとあらゆる輸入品全般が今よりみ〜んな安かったですし、景気が未だマシで販売される種類もバラエティに富んでいました。その後は極端な円高になったのは皆様ご存じの通りですが、その間の2008〜2013年頃まで値下げしないでボッタくってた諸々の輸入商社様の利益は、一体どこに消えたのだろうか?と。注:もちろんDENONのことではないですよ。DENONは昔からず〜っと安かったんです・・・Kimberケーブル以外(爆)

ユーロ/円
英ポンド/円
米ドル/円

ピュアオーディオ製品"個人輸入"の薦め♪
↑これを書いたの2009年でしたけれども、当時は今よりも円安でしたけれど、それ以前がずっともっと円安でしたので、米$=120円でもの凄い円高になってる気分でした。あの頃英ポンドなんて230円とかでしたし。。。

アベノミクスが始まる前の5年間は超円高で、輸入コストが激安だったにも拘わらず、(オーディオのみならず)大半の輸入関連商社が価格を据え置いていましたし、やったとしても一部の良心的代理店のみであり、全体としての値下げ幅は極めて軽微でした。そして、安倍政権下で消費増税のここ2年、為替水準が若干円安に振れているとは云え、リーマンショック前とやっと同水準までいかない位のレベルで2年間維持されているにもかかわらず、ちまたの輸入品の多くがなぜか為替を理由にどんどん値上げ。すげ〜嘘くさい。たった5年でそれ以前の長期に渡る円安レートが忘却の彼方とかなにそれ。

本当の理由は、原材料価格、石油価格の高騰(かなり過去形)、中国での生産コスト上昇とかあるんでしょうけど、製造/仕入れコストが上がった原因を、安易に為替が〜って言い訳にしないで欲しいと思う訳です。何が言いたいのかというと、多くのメーカーが値上げに踏み切る本当の本当の理由は、原材料価格の高騰でも為替レートが少し円安(といっても数年前には円高と思われていた水準)に戻った事では無く、端的にコンシューマーエレクトロニクス市場のほとんど全てのジャンルで、売れ行きが日に日に右肩下がりになっている事について、目先の値上げ以外の有効な解決策が思いつかないからなのではないかと。

しかしながら、現状の消費増税不況チキンレース、儲かってるのは巷で値上げされる日用品や製品とは殆ど無関係なごく一部の勝ち組様のみ。大多数を占める一般消費者の可処分所得が事実上じり貧となっている状況下で、コンシューマー向けローエンド製品を値上げってのは、諸刃の剣というか、どこも社内的には目先の利益を確保するためにやりたくなるんでしょうけれど、値上げをして利益が増えるのは、価格差に鈍感で情弱(失礼)のお金持ちをターゲットにした商売か、光熱費のように生活に絶対必要な類のものだけです。


人間生活にあってもなくても良い玩具の販売台数がそれで落ちないってのはお花畑な前提を信じられる勇者様だけで、実際に大幅値上げをやれば、値上げ前の駆け込み需要をさっ引いても最終的に売り上げ台数が大きく落ち込むのは当然の帰結ですから、一般消費者目線で考えたら結果的に絶対に儲からないのは自明の理だと思うのですけれど。

値上げをするならモデルチェンジで。中途でやるなら卸値でコッソリと、ボーナス時期狙ってジワジワと。定価は絶対値上げしない。値上げの必要が生じる可能性があるくらいなら最初からOPEN価格で・・・ってわっちは思ってしまいますけれども、これって何かどこか間違ってまして? まぁどこのメーカーさんもそんな事は当然わかった上で、それでも中途で値上げをやらざるを得ないくらい現実的な状況が切羽詰まっているのかも知れませんけれども。。。みんな値上げしてるからうちも値上げ〜ってやってしまうと、崩壊し続ける経済に馬鹿正直に順張りするだけの手法にしかなり得ないと思うのですけれど。。。尚、異論反論は管理人がルンペンプロレタリアンタッチャブル中二病ですので一切受け付けませんことよ♪(๑´ڡ`๑)♪

DENON DA-300USB

途中から例によってDENONとあんまり関係ない一般論(しかもきわめて独善的w)になってしまいましたが、気を取り直してオーディオの話題に戻ります。今わっちがDENON製品でものすご〜く欲しいと思ってるのが、ハイレゾ対応DACのDENON DA-300USB+ヘッドホンアンプです。なんとこれDCD-1500REのデジタル回路をそっくりそのまま移植して単体発売したPCオーディオ用のUSB-DAC。


厳密には電源系が単体SACDプレーヤーのDCD-1500REと異なり簡易的なACアダプタ駆動ですので、同じクオリティの音が出るって訳ではないのでしょうけれど、DSDにも対応するバーブラウンPCM1795+最新Advanced AL32 processing搭載DACで、サイズのコンパクトさと用途のフレキシビリティを鑑みると、これはなかなかどうして侮れない製品ではと思います。USBを使ったPCオーディオのみならず、同軸/TOSデジタル入力を備えていますので、32bitクオリティへのアップグレード用単体DACとしても、一昔前のCDプレーヤーに繋げて使用することも出来ますし。デザインも従来のDENONとは全く異なる意匠で新鮮というか、お洒落な昭和モダン懐古的な雰囲気もうっすら感じられて好みかも♪


そんな感じでDA-300USBはPCオーディオ用に割と本気で導入したいと思える、最先端のデジタル性能を備えたかなりハイCPな逸品だと個人的に思っているのですが、皆さんも如何でせうか?・・・ある日突然値上げされる前に(滝汗)

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