近年オーディオ関連の値上げが多すぎて感覚が麻痺しそうですけれど、またまたこれまた再値上げ。D&M Import Audioが輸入元を務めるデンマークのスピーカーメーカーDALI製品が2022年2月1日から価格改定。再び大幅に値上げされることになりましたΣ(・□・;)www 。直近では2021年7月にDALI製品がまとめて大幅値上げされたのは記憶に新しいのですが、それから僅か9ヶ月での再々値上げになります。
DALI MENUET
こんな世界情勢ですので、物流コストや原材料費の高騰、円安等の影響が色々重なっているのでしょうが、推測するにデンマークのDALI側が卸原価をごりごり上げてきているっぽい。日本を代表するオーディオメーカー及び輸入代理店として、良識的な価格設定を続けているD&Mホールディングスにとっては、正直、色々とかなり辛い状況なのでしょうね。。。販売面でマイナス判断なのは百も承知で、DALI側の値上げ通達に従わざるを得ない事について「苦渋の決断の末、再度の価格改定を実施」とプレスリリースで述べています。



2022年2月 DENON、MARANTZ、DALIの値上げについて

DALIの場合、実は2015年にもZENSORシリーズの値上げがあり、その事については過去記事でも触れています。スピーカーブランドとしてのDALIは、ハイエンドブランドと云うよりは、エントリークラス〜ミドルハイクラスを幅広くカバーするメーカー。特にマルチチャンネルAVスピーカーとしてのコスパの良さ、そして庶民的な低価格モデルでコストバリューに優れている点が、ここ数年、日本のオーディオ市場でDALIのスピーカーが強く支持されている理由だと考えています。


2015年以降の価格改定を見ると、輸入元のD&M(DENON&MARANTZ)製品については製造原価高騰の値上げ幅を最小限に留めている努力を感じますが、DALI製品の値上げ幅については元がリーズナブルなだけにかなりエグい印象…orz ちなみに同社が輸入する英国のハイエンドスピーカーブランドBowers&Wilkins(B&W)については明示的な値上げをしていませんが、こちらはこちらで、モデルチェンジの度に新機種の値上げ幅が凄いことになっています…\(^o^;)/

コストパフォーマンスのアドバンテージが薄れつつあるDALI製品

DALIのスピーカーが近年なぜ大人気になったのか?それは同クラス他社比では相対的に低価格にもかかわらず、エントリークラスを除く主力機以上はデンマークで生産していること。そして音質面では、ヨーロピアントーンのウォームでアコースティックなサウンド・・・音楽性の高さ、音楽的表現力の楽しさがリスナーに評価されてのことだと思います。反面、同クラス他社製品と比べ、オーディオ的なトランスペアレンシー、解像度や分解能など、音質面では可も無く不可も無く、特別なアドバンテージがあるとは云えないのも事実です。

internal小型スピーカー23モデルを比較試聴してきました。前編
internal小型スピーカー23モデルを比較試聴してきました。後編

価格が上がってしまうと、音楽的な楽しさだけでなく、オーディオ的音質でもより高いレベルの競合他社スピーカー、具体的には英Bowers&Wilkins(B&W)独ELACデンマークDynaudio英KEF等々と、価格的アドバンテージを失った上で競合する事になります。そうなった場合、DALIのスピーカー品質とブランド力で太刀打ちできるのだろうか?DALIからコストパフォーマンスのメリットが消えてしまった場合、日本市場で、果たしてこれまでと変わらない人気を保つことができるか?個人的には正直かなり不安に思うところだったり。。。


オーディオ入門者さんやエントリークラスのユーザー層に人気のSPEKTORシリーズについても値上げ。ですが個人的に1番好きだったりする末っ子のSPEKTOR1については、今回の値上げラインナップからは除外されています。ただ、発売初期の2019年末頃まではSPEKTOR1も実売価格がペア2万円前後でしたが、現在ではご覧の通り。SPEKTOR1は元々の音質が良いため、現在の販売価格でも尚コストパフォーマンスに優れているとは云えますけれど、2020年以前にSPEKTORシリーズを手にした方は、早く買って良かったと皆さん胸をなで下ろしているのでは無いでしょうか?

outTwitter ぱすてるぴあの DALI SPEKTOR1についてのツイート一覧


DALIのベストセラーSP 無印MENUET及びMENUET SEの値上げ幅

例えば、管理人が愛用していて、これを書いている今も書斎の後で鳴っている小型ブックシェルフスピーカーDALI MENUET 無印について、ここ2年の価格の変遷を見てみます。購入したのが2020年1月で、当時の希望小売価格が145,000円(税込159,500円)。新品購入価格は約93,000円×ポイント25%還元でした。これが2021/7月の値上げで187,000円。今回の2022/2月の値上げで220,000円です。
DALI MENUET Miuaudio MKTP-2 Pro-Ject DAC Box DS
2020/2月にMENUET SEが発売されてものすごく悔しかったのですが、遂に無印がMENUET SEの新発売価格202,400円を超えてしまいました。SEモデルは先代MENTOR MENUET SEの後継機でもあり、MENUET SEも同様に先代MENTOR MENUET SE168,000円→SE新型202,400円→220,000円→264,000円と値上げ。こうなると無印からSEに買い換える未来の予定なんて掻き消えてしまいました。無印も実売価格で2倍近そうですし、ここまで価格が上がってしまうと、音楽性は別として、音質的にはもうMENUETを敢えて購入する意味あるのかしら?と正直思ってしまうレベルです。

internalDALI MENUET デンマーク製小型ブックシェルフスピーカーを購入しました
internalDALI MENUET デンマーク製ブックシェルフスピーカーのレビューです...( ੭ ・ᴗ・ )੭♡


年々縮小していく日本のオーディオマーケットで、DALIがこれまで同様、或いはそれ以上の評価を得続ける事が出来るかは、今後の新製品等も含めて現時点で全てを推し量ることはできません。しかし、既存製品に何ら付加価値も無いまま大幅な価格上昇が続く限り、DALIブランドに憧れを持つ見込みユーザー、既存ユーザーの購買意欲が冷えてしまう可能性は否めないと思います。そこは海外も含めた今後の市場動向を見守るしか無いとは思いますけれど、取り返しがつかないことになる前に、本国のDALIには、自らのマーケティング戦略を足元から見直して欲しいと、1人のユーザーとして願ってやみません。

October 16, 2015
DENONよ、お前もか!芸術の秋ではなくて値上げの秋なのね・・・orz

消費増税に始まり、オーディオに限らず去年に引き続き今年も日用品から何やらあらゆるものが値上げされはじめ、庶民的には日々阿鼻叫喚・・・(≧◇≦)。価格改定が目に付く度に背筋がひんやりしまくりな今日この頃ですけれども、今度はDENONの大人気エントリーモデルと、DENONが輸入代理店を務めるデンマークDALIのエントリークラススピーカーZENSORシリーズが値上げされる番でありんす。。。

outDALIの“ZENSOR”が11月4日より値上げ。「ZENSOR 1」は43,800円に

「ZENSOR 1」現行価格 36,000円(ペア)→新価格 43,800円(ペア)
「ZENSOR 1(ホワイト)」現行価格 OPEN(ペア)→新価格 43,800円(ペア)
「ZENSOR 3」現行価格 62,000円(ペア)→新価格 69,000円(ペア)
「ZENSOR 5」現行価格 96,000円(ペア)→新価格 113,000円(ペア)
「ZENSOR 7」現行価格 60,000円(1本・ペア販売品)→新価格 69,000円(1本・ペア販売品)
「ZENSOR VOKAL」現行価格 33,000円(1本)→新価格 43,800円(1本)

DALI ZENSOL1は小粒でも安くてピリリと美味しい入門向けスピーカーと云う事で、箱庭ピュアオーディオでも何度か紹介してきました。でもこのZENSOR、売れている理由の半分以上は音質の割に価格が極端に安かったからであり、だからこそ初心者さん・・・特に若い人達に支持されているのだと感じます。ZENSORシリーズはあくまで「安価だからこそ誉められるしCPが際立つ」タイプのスピーカーだと思うのですが、ZENSOR1の新価格が+7800円増しの43,800円って、お高くなったら誰得?みたいな、かな〜り危ない価格に近づきつつあるな〜と管理人的には思ってしまうのでした。



これくらいでしたら皆さん的にもギリギリセーフなのか?やっぱりそうでも無いのか色々と際どい所だと思いますけれども、DENON製品(注:輸入代理業含む)はおしなべて値引率が高いですので、実売価格はここまで上がらないと嬉しいのですけれども。。。DENONは他の代理店と違って、今まで極めて良心的な輸入価格でDALIを販売されてきたのは事実ですので、ここは為替等々による原価上昇を受け入れざるを得ないのかしら〜・゜・(ノД`;)・゜・

DENON PMA-390REとDCD-755REを値上げ

更に、よりによってピュアオーディオの入門機としてお金のない若い人達の為に最大限の貢献をしていたであろうエントリークラスのCDプレーヤーDENON DCD-755RE、プリメインアンプDENON PMA-390RE両モデルが+4000円値上げです。

internalデノン、プリメイン「PMA-390RE」とCDプレーヤー「DCD-755RE」を値上げ

「PMA-390RE」従来価格 48,000円→新価格 52,000円
「DCD-755RE」従来価格 48,000円→新価格 52,000円

なんと云うかこの2機種、そもそも定価の半額的謎価格が常態化している、バナナの叩き売り的お得感で釣っちゃうよ?みたいな販売スタイルを長年続けてきた訳でありますけれども、、、じゃあ何の為の定価?みたいな感じで、こんな短すぎて見せパンみたいな事をするくらいなら、最初からミニスカ・・・じゃなくて希望小売価格を設定しなければ良いのに〜なんてねっ\(^o^;)/。要するに裏でこっそり仕切り値を引き上げておけば、皆さん嫌な思いをしないのに。。。等々色々不思議に思ってしまいますけれど、但し今回は所詮定価ベースでの+4000円アップ。実売価格での上乗せ幅は大きく無さそうですし、今後も問題無くお買い得感が維持されるのかな〜とは思っています♪


敢えてDENONの肩を持つとしたら、ローエンドモデルが元々この実売価格でこの品質では、利益になんて殆どならないのだろうな〜ってのは長年見ていて思ってはいました。工業品質については・・・あれ昔の方が?なんて気もしたりしなかったりですけれども、とにかく音質については、マイナーチェンジ毎にブラッシュアップされて良くなってるとは思います・・・。


だからこそDENONのユーザー目線で云わせて貰うと、スピーカーもアンプもCDプレーヤーも、今回については安過ぎる製品が値上げされた感じ。でもなぁ・・・ど〜せ値上げするのでしたら、エントリークラスでオーディオ初心者層向けの啓蒙モデルではなく、ハイエンドモデルの新価格を2倍くらいにして、お金持ちと金満新興国の皆様に負担していただきましょうよ・・・と思いますわ。。。音楽文化にまで逆進課税するのは勘弁して欲しい今日この頃、皆さん如何お過ごしですか?・・・みたいな\(^o^;)/。

DENON DA-300USB D/Aコンバーター

例によってDENONとあんまり関係ない一般論(しかもきわめて独善的w)に逸れてしまいましたけれど、気を取り直してオーディオの話題に戻ります。今管理人がDENON製品でものすご〜く欲しいと思ってるのが、ハイレゾ対応DACのDENON DA-300USB+ヘッドホンアンプ。何とこれDCD-1500REのデジタル回路をそっくりそのまま移植して単体発売したPCオーディオ用のUSB-DACです。

categoryCategory:D/Aコンバーター略してDAC


厳密には電源系が単体SACDプレーヤーのDCD-1500REと異なる簡易的なACアダプタ駆動ですので、同じクオリティの音が出るって訳では無いのでしょう。とは云えDSDにも対応するバーブラウンPCM1795+最新Advanced AL32 processing搭載DACで、サイズのコンパクトさと用途のフレキシビリティを鑑みると、DA-300USBは価格含めて侮れない製品ではと思います。また、USBを使ったPCオーディオ用途だけでなく、同軸/TOSデジタル入力を備えていますので、32bitクオリティへのアップグレード用単体DACとして一昔前のCDプレーヤーに繋げて使用することも出来ます。デザインも従来のDENONとは全く異なる意匠で新鮮と云いますか、お洒落な昭和モダン懐古的な雰囲気もうっすら感じられて好みかも♪


そんな感じでDA-300USBはPCオーディオ用に割と本気で導入したいと思える、最先端のデジタル性能を備えたかなりハイCPな逸品だと個人的に思っているのですが、皆さんも如何でせうか?・・・ある日突然値上げされる前に。なんてねっ(o゜▽゜)o

《Published 2015/10/16,Last modified 22/1/24,17/1/11》

categoryCategory:デノン/DENON/デンオン
categoryCategory:デンマーク/DALI(ダリ)

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