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BOSE マイクロミュージックモニター M3 vs M2 レビュー

【BOSE Computer Micro Music Monitor M3 M3 レビュー】
M3 vs M2|vs Wave Music System & 125 WestboroughM3販売終了M3限定復活

2年前に発売されて以来、このブログでもサイドバーに掲載を続けているBOSEの超小型デスクトップスピーカーMicro Music Monitor(M3)。手のひらに乗る電池駆動も可能なデジタルアンプ内蔵アクティブスピーカー(パワードスピーカー)として、発売直後からPC関連サイトからピュアオーディオ系の雑誌に至るまで各所で絶賛の嵐。私もその勢いに押され、実際に店頭試聴して音質を確認した上でブログへの掲載を決めましたが、販売がBOSE直販の定価販売のみで49800円と、PC用のデスクトップスピーカーとしてはかなり高額なのもあり、当時は自分で実際に購入するという程までには至りませんでした。

BOSE M3

さてこのマイクロミュージックモニター(M3)。実は昨年末頃からM3より約1万円程安く価格設定された弟分のM2 Computer MusicMonitorが追加されています(2007/11月発売。2018年販売終了)。M2 Computer MusicMonitorの外形寸法は65.0(W)×122.0(H)×123(D)mmでM3とほぼ一緒。一番の違いは既存のM3が単三電池を使ったバッテリー駆動が可能で、電源が確保不能な旅行先等でも気軽に持ち運びが出来るのに対し、M2にはバッテリー駆動が無く、PC用途などのデスクトップ用途へ特化されている点です。他にも細かい仕様の変更がありますが、機能面での大きな違いはこれだけ。

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しかもM2 Computer MusicMonitorはBOSE公式ストアのみならず、パソコンショップや家電量販店等の一般店頭やネット通販モールでも販売されるため、直販と違ってどなたでも気軽に購入することが出来、しかも価格は1万円以上も割安になります。と云うことで、もうM3買う意味ないじゃ~んと正直思ってしまった私。。。そんなこんなで実際に試聴比較もせずM3の紹介リンクを撤去してM2に張り替えてしまっていました。

このニューモデルM2 Computer MusicMonitor。個人的にはマイクロミュージックモニター(M3)の需要が一通り落ち着き、直販での出荷数に限界が出始めたため、販路を広げるために同一仕様の廉価版を一般店頭向けにリリースしたのかと思っていたのですが、BOSE側の話によれば、M3の日本での好調な販売実績を鑑み、本家米国市場でも販売を検討したのですが、アメリカでは超小型のデスクトップスピーカーが$500では高額で受け入れられないとの懸念から、米国本社のアマー G.ボーズ博士の意向で$100コストダウンしたモデルを開発したのがM2なのだそうです。

Micro Music Monitor (M3)

そんなこんなでこのマイクロミュージックモニターM2は米国仕様。対してM3はそもそもBOSEの日本人エンジニアが開発や音作りを担当した日本仕様の局地販売モデル。音質面でも国民性に合わせてM3とM2では異なるチューンが施されているとのこと。しかしブランドマーケティングの雄であるボーズの事。何処までが真実で何処までが宣伝文句なのか微妙ではありますが、遅ればせながら実際に音の違いがあるのか?を試聴してみる事にしました。

ユニットは双方とも強力なネオジウムマグネットを採用した5cmのフルレンジドライバー。もちろん防磁型。M3は片側にデジタルアンプ、もう一方にバッテリーボックスを収納しているため、片側600g(単三電池不使用持)と、左右の重量バランスに大きな違いはありませんが、M2はデジタルアンプ内蔵の右側が600g、左側がスピーカーコード込みで500gと結構な重量差があります。

ハイパーレゾネーター

特徴的なのは両サイドに大きく開けられたスリット。一見するとバスレフポートの一種のように見えますが、サイズ的に、同社のアコーステッィクウェーブガイドの様な低音増幅用ポートが確保できる訳ではありません。スリットの中を覗くと、ハイパーレゾネーターと呼ばれるボーズ独自の丸い金属製のパッシブ型振動板が一組み対向して取り付けられています。どうもこれが他の一般的な小型スピーカーにないM3/M2独特の豊かな音質を生み出す決定的な要素になっているみたいです。(続く)

BOSE Micro Music Monitor (M3) 音質レビュー

BOSE CD-M9さて肝心の音質です。先ずはオリジナルモデルのMicro Music Monitor M3から。音源はボーズのポータブルCDプレーヤーCD-M10。直販店の店頭でAB切り替えをしながら試聴。CD-M10(旧モデルはCD-M9)は時々キャンペーンのオマケでプレゼントされたりしますが、残念ながら一般市販されていません。時々 ヤフオク!に出物がありますので、ちょっとだけ欲しいかもです(*゜∀゜*)。 Micro Music Monitor (M3) は中域から高域にかけてピアノがもの凄くクリア。そして響きに潤いがあって奇麗。純粋なモニタースピーカー的な音というよりは、アルミのエンクロージャーの金属的な鮮度感を生かして積極的に響かせている印象。PC用スピーカーにありがちな窮屈さやパサパサとした混濁感や不明瞭感は全くといって良いほどありません。

Micro Music Monitor M3 BOSE


側面の大きなスリットは、内部でハイパーレゾネーターと呼ばれるボーズ独自の振動板を対向させた特殊なバスレフ形状をしていますが、そのお陰が低域方向も噂に違わず豊かです。勿論決して大きなスピーカーのような余裕のある低域では無いのですが、量感を自然に上手く増幅させたような不思議な豊かさがあります。少し大きめの音にした方がこの豊潤な響き感が楽しめて好印象。

また、響かせてると云っても、キャビネットは小さく大変リジットで堅牢な構造ですので、アコースティックウェーブガイド方式のような箱鳴りという意味ではなく、あくまで両サイドのスリット内で対向させたハイパーレゾネーターが、サイズを遥かに超えたクオリティの高い低音を生成し、ライブ感溢れる音場感を演出しているような印象です。

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そういえば、以前発売直後に試聴した時よりも格段に豊潤な響きと開放感が感じられます。前はもっと中高域が強調気味で金属的な印象が強く、開放感が足りなかったですので、これは発売当初と違い店頭展示品のエージングが進んだのか、回路的に僅かな仕様の変更があるのか不明ですが、とにかく以前試聴した時と比べると格段に良好な音質です。(M3は2006年にバッテリー液漏れによるリコールがありましたので、ロットによって何かしらの違いはあると思います)。ちなみに、音量を中くらいにすると上記のような豊かな音場感が生成されますが、音量を落とすと今度は細身で繊細ではありますが箱庭的でピンポイントな定位感が得られます。

BOSE M2 Computer MusicMonitor 音質レビュー

次はM2 Computer MusicMonitorです。ん…!? 何故か音量が下がったように聞こえます。リモコンで聴感上同じ位の位置になるように毎回調整するのですが、それでも印象が変わらず。一言で云うと周波数特性のカーブがどうやら違う感じ。M2は中域中心に音が展開されますが、比較するとM3は低域方向が深く沈み込み、高域方向の明瞭度も高くなっています。要するにワイドレンジ。その為、中域の音量を同程度に揃えると、低音域と高音域が更に明瞭なM3の方が音圧が高まって感じられるのです。音量を上げると更にその差が広がってしまいます。

音場の広がり方もM3は奥行き方向が深いのですが、M2は横並びというか、ボーカル帯域がより前に出てくる感じです。よって、レンジの広さを要求されるクラシック系のCDではほぼM3の独壇場。まるで積んでいるデジタルアンプのパーツのグレードが違うんじゃ???と勘繰りたくなるくらい音質のグレードに差があります。対してM2はM3と比べて中域中心のナローな音のため、歪みっぽいCDや、ロックポップス系で楽器の音よりボーカルを際立たせて聴きたい場合、こちらの方が聴きやすくて印象がよくなるみたいです。ボーカルから楽器までワイドレンジに音数の多いM3と、伴奏が抑え気味でボーカルと台詞が際立つM2。そんな感じです。

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M2とM3の差は思いのほか大きかった…

う~ん。この音質は1万円の違いがあるのか?と問われるとその辺は主観的なものですので何とも言えませんが、私個人的なマイクロミュージックモニターM2の印象は、「ふ~んなかなか良い音ですね、、、これならそのうち中古で激安品に出会えたら手に入れても良いかな?」ですが、M3は自腹で5万円出しても欲しいぞこれ!って感じです。M3のクリアでワイドレンジな音からは、小さなサイズから想像を絶する、手品を観ているような驚愕感があるのですが、M2は良く迫ってはいるものの、何処か見た目から想像される範囲に収まってしまう音とでも云いましょうか。

M3が無ければM2もなかなか良い音ですね~♪となるのですが、M3が先にある以上、BOSEは明らかに上下の差別化してきたなぁという印象が拭えません。この違いを生むために、では1万円分のコストの違いがあるのかと問われると、多分原価にはあまり違いのない、ちょっとしたチューニングやパーツの違い程度なのでしょうけれど、結果的に音質が大きく違ってしまっているので、BOSEの戦略に乗らざるを得ないって所でしょうか…(^^; M2を既に購入してしまった人は、精神衛生上良くないですのでM3の音は聴かない方が良いと思います…。

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M3 vs M2|vs Wave Music System & 125 WestboroughM3販売終了M3限定復活

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コメント一覧 (9件)

  • http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071026/np027.htm
    私も秋葉原でM3を試聴したときはびっくりました!
    M2が登場したときは、マジで欲しい!!
    と、大喜びしましたけど、↑の記事を読んでM2は買えないかな、、、、。と感じましたね、、、。
    M3が5万円なら安いと思います。
    101シリーズの音を想像していると、全く違いますよね?
    かなり緻密な感じがしました。

  • ご紹介のAVwatchの記事、私と殆ど同じ事が書いてある。。。(^^;
    101というか、M3の音質は(77WER/78WERを除くと)既存のボーズ製品とは全然違います。設計した日本人エンジニアが、日本限定の局地仕様と云うことでボーズトーンを全く意識しないで作ってしまったのではないかと…。 そしてそれが成功している。M2は米国仕様と云うことでM3をベースにあちらのエンジニアがモデファイしたのだと思いますが、既存のボーズの音色を加味しようとした結果、レンジが狭まってしまったのかなぁと。

  • M3の音って、デジタルアンプ+フルレンジの音なんですよね、、、、。
    デスクトップで音楽を楽しんでいる人々の多くは、デジタルアンプ+自作のTD系のフルレンジに落ち着いて行くようです。
    大概は、塩ビ管のyoshiji9の縮小コピーみたいな感じですけど。

  • 横から、失礼m(__)m
    昔から使ってるメイン以外にデスクトップをと
    考えると普通コンパクトを求めてミニコンに走る?
    もしくはラジカセ?…一般の普通の人はそぅじゃないですかね?
    確かに、音質を求める方達はデジタルアンプ+フルレンジかな.。o○
    高価すぎるB&0は論外としてCR101ってな手もありますよね
    http://www.marantz.jp/ce/products/life/personalcd/cr101/index.html
    CR101は少しの期間使用しましたが 便利さ以外は
    私には役不足でした。音場の広がり感はないけど
    結構いぃ音なってましたよ~♪
    入力がどうの 配線がどうのって悩む女性や
    普通の人は こういう機器に簡単に流れ 
    そこである程度の満足感を得、ピュアの入り口に
    たどり着く前に納得してしまうんでないでしょうか?
    オーディオ人口が増え。安価でもよりよい製品が
    切磋琢磨されてでくる環境には程遠い現在ですね><

  • >でくのさん
    >M3の音って、デジタルアンプ+フルレンジの音なんですよね、、、、。
    このサイズでまともなアンプとなると、やっぱりデジタルアンプを採用するのが賢明なのかも。なんて言ったらFirestoneのBigJoeはどうするんだ!?って感じですけど(^^;M3ってフルレンジなんですよね。でも音的にフルレンジとは思えないほど高域が奇麗に出ているのです。この秘密は、低域負担を軽くししてるハイパーレゾネーターとの変則2WAYだって事で納得してます…。
    PCオーディオ高音質化計画ですが、KA-S10って正直どうかしら?私じゃ満足できない可能性があってそこが怖いのです。昔のTRIOはともかく、近年のKENWOODの音って実は苦手です。妙にアナログチックで濃くて暗い音ってイメージ。濃くても良いのですが、このトーンの暗さはなに?みたいな。K’sとか、現行のKシリーズレシーバー、カーオーディオのヘッドユニットなど、みんなそんな感じの音です。
    ちなみに一昔前に絶賛されていたAVINO VH7PCも、これはA級アンプの滑らかでウォームなサウンドで決して暗い音ではないのですが、時間軸方向の流れのたるい音質が気に入らなくて1週間で手放してます。当時薦めてくれたCD92さんとこの件で険悪に…w
    >グレアムペンギン♂さん
    一般人はラジカセかミニコン。ホントそうですよねぇ。。。まぁ一般人は音質を求めていないって言ってしまえばそれまでですが、大抵のミニコンは店頭効果のあるデザインと何処までコストダウン出来るかが勝負であり、音質は二の次というより、音なんて出れば良いくらいにしか考えてないような、あまりに酷い音がするモデルが多すぎます。こんなものが長年氾濫していて、しかも見た目に誤魔化されて、そこそこ高音質が手に入っているような錯覚を消費者に与えますよね。このミニコンやラジカセ、圧縮ポータブルプレーヤーの氾濫が、若い人達のまともな音質に出会う機会を奪っているというか、低次元の納得と思考停止の元になっている気がします。
    ボーズ製品もピュアオーディオ系の人々からは白い目で観られがちですけれど、このラジカセ・ミニコン市場の音質の酷さを鑑みると、BOSEの方が遙かに良心的です。そんなこともあって、M3も含めて、BOSEがピュアオーディオに目覚める取っかかりになればなぁと。
    MARANTZのCR101は、音響専業メーカーのマランツだけあって、ラジカセの割に音が良いですよね。前にデパートで聴いてちょっと驚きました。まだラジカセにしてはお高いCR101を買うくらいの人々は良い意味でマシな方々じゃないかと。ちなみにココだけの話、BOSEのアコーステッィクウェーブミュージックシステムより実はずっと高音質ではないかと思ってます。
    http://www.rakuten.ne.jp/gold/clionet/marantz-cr101/

  • 実は過去に、パナのSB-6という平面SPの低音不足に辛抱できず
    BOSE301を購入し長年使用してきました(^^ゞ
    オーディオから遠ざかっていたし 強い不満もなかったんで
    エッジ破損がなければ 昨年暮れにG総合音響に行くこともなかったし
    熱が再び蘇る事もなかったでしょうね きっと
    そこそこの音で満足していたかもしれません
    ポップス系を聴くにはBOSEで充分でしたからぁ!
    でも CM1の音を耳にすると「買うしかない」って判断する私がいました。
    アコース…は 非常に興味ありますが いかんせん
    値段が高すぎます。左右に分かれて音がはっきりと出るBOSEは
    CR101のほぼ1ヶ所から出るのよりは ステレオ感だけは優位でしょうね
    リンク見ました^^参考になります。
    PS ダンタイソンもココの見て1枚買っちゃいました(^^ゞ

  • B&W CM1とPrima Luna ProLogue1でしたら、BOSE301に低域の迫力も負けず、しかもずっと高解像度な音が得られてそうですね♪
    >ダンタイソンもココの見て1枚買っちゃいました(^^ゞ
    お買い上げありがとうございます♪なんて(^^)。
    ダン・タイ・ソン先生はpastel_pianoが一番好きなピアニストです。今までリリースされたCDは全て持ってますが、一押しなのがショパンのバラード集と即興曲&スケルツォ集です。

  • タイソンさんはCHOPIN:4BALLADESを購入でした。
    実は今日誕生日なんで 自分へのご褒美として
    HMCD(高音質盤?)BALLADSを地元で購入しました。
    こっちは いまさらながらですがCOLTRANEの名盤です^^
    クラシック系は強くないので これからも参考にしますね
    どんどん お薦めをアップお願いいたします。
    BOSEの音質は ピュアオーディオ系の人達から
    しょせんなにをやってもBOSEの音って言われる訳が
    CM1を購入してから 意味がわかりました。
    高解像度を求めず 雰囲気で聴くなら いまでも
    いぃSPだと思いますけどねぇ^^
    …低音 充分出てます 勿論大型フロア型SPの様な
    ゆとりある 迫力じゃないですが 問題ないですよ^^

  • グレアムペンギン♂さんお誕生日でしたか。おめでとうございます♪
    HMCDは私もクラシックを数枚購入したのですが、なんかあちこちで喧々囂々みたいなので、反応が怖くてレビューしてません(滝汗)。間違いなく普及はしないと思いますので手に入れるなら今って感じでしょうか。
    >しょせんなにをやってもBOSEの音
    これは確かにあります。上で書いた125等はまるきりボーズサウンドですので、独特の雰囲気を楽しむスピーカーになってます。ただM3に関してはイイ意味でBOSEの音色ではありませんので。うちのブログでも敢えて取り上げてみました。

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