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ラステームのデジタルアンプRSDA302PとRDA-212 デジタルにしか出せない音がある♪

久々PCオーディオ&デスクトップオーディオのお話です。昨年秋に新しいPCオーディオシステムを一式組んだものの、自分が望むレベルのクオリティに達することが出来ずカテゴリ休止中の私・・・。一番問題となっているのが肝心のデジタルアンプの音質クオリティです。

rastame RDA-212

現在使用しているのはTrends AudioのTA-10.1。香港トレンドオーディオ社の超小型デジタルアンプで、アメリカのオーディオレビュー6moonsで大絶賛され、モデファイしたシッョプモデルなども色々と発売されています。ただ、色々組み合わせてみるとこのデジタルアンプの音質が、どうも私の要求するクオリティに達していないみたい。個人輸入に走らないで当初の候補に挙げていたNuforce ICONにでもしておけば良かったと微妙に後悔してみたり・・・(^^;)。Nuforce ICONを選んでいたらブログ記事としてもTrends Audio製品よりは皆さん興味がおありでしょうし。。。


そんなこんなで公開保留となってしまっているデスクトップPCオーディオですが、いい加減どうにかしませんと!という事で、他に良さそうな超小型プリメインアンプが無いか探しています。気になっているのは上記のICONに加え、わふーの管理人さんにも勧められた国産メーカー、ラステーム・システムズ(RASTEME)のRSDA302P/RSDA302U。


・デジタルアンプICにはSTmicro社のSTA328(DSP+パワーデジタルアンプ)を実装。
・入力電圧は11V~25Vのワイドレンジで車載にも最適。
・光入力はもちろんですが、ライン入力も入力後すぐにデジタル変換されノイズが入ることは無いのでクリアな音質で出力されます。
・高性能24bit A/Dコンバータ採用でダイナミックレンジをアップ
・アナログアンプに比べて発熱を軽減。(デジタルアンプ効率:90%)
・電源ON/OFF時のポップ音はほとんど発生しません。
・BASS(低音)、TREBLE(高音)のトーンコントロール搭載
・ラウドネス機能で小さい音量でも音に広がりが出ます。
・入力レベルが小さい時などには入力ゲインの増幅が可能。
・13mmのスピーカー端子で太めのスピーカーケーブルでも接続可能。
・車のシガーライターから電源を供給することで車内やAC電源が取り難い場所での使用も可能です。

RSDA302P/RSDA302U両モデル共にアナログライン入力を備えますが、デジタル入力についてはRSDA302Pは光デジタル入力、RSDA302UがUSB端子です。単体D/Aコンバーター等で、管理人はUSB専用モデルよりS/PDIFの光/同軸デジタル付のモデルを選んでいますが、これはUSB入力のみのDACやデジタルアンプはピュアオーディオに組み込めない(比較できない)からです。

S/PDIF光/同軸デジタル入力が装備されているデジタルアンプであれば、PCだけでなくピュアオーディオ系のCDプレーヤーDVDプレーヤー/BDレコーダーその他諸々の光デジタル出力を装備したオーディオ・ビジュアル機器がデジタル接続可能です。→光デジタルケーブルの箱ピュアレビューはこちら

もしPCが同軸/光デジタル出力を備えていない場合でも、デジタル出力を備えたサウンドボードを増設するか、Trends Audio UD-10.1のように、USB→S/PDIF変換が可能なD/Dコンバーターを噛ませれば既存のオーディオ用DACにも接続が出来ます。即ちUSB専用DACやデジタルアンプはPCオーディオ以外への拡張がし辛いけれど、同軸/光デジタル併用タイプはPCオーディオとピュアオーディオ両方で相互に使い回しが出来るのです。

RSDA302P/RSDA302Uはデザインが無骨でプロ用機器のようでしたのでスルーしていたのですが、調べてみると随分評判良いみたいです。アナログを経由せず、PCやCDプレーヤーの光デジタル端子から出力されたIPDIFデジタルデータをそのまま入力して増幅する全く無駄のない増幅方式が特徴。要するにDAC/ADCをパスしてしまおうという発想です。

そして、先日発売されたばかりのデジタルステレオアンプRDA-212。

・アナログ入力の最大30W+30W(4Ω時)デジタルパワーアンプ
・トロイダル電源と大容量コンデンサ(30000uF)により常に安定した電源を供給し、重厚な低音・張りのある中音・伸びのある高音を実現。
・電源整流回路にはショットキーバリア・ダイオードを採用することでS/Nノイズが少なく高音質で力強いサウンドを実現。
・定格出力でのフル出力連続ドライブが可能。
・オーバー・リミッター・インジケーターを搭載し、歪みのないクリアな音を楽しめます。
・4段階(0dB/+6dB/+12dB/+16dB)のゲインコントロールにより、プリメインアンプとしても使用可能です。
・電源投入時のPOPノイズがほとんど発生しません。
・左右バランス調整機能、ミュート機能搭載。
・アンプ出力部には閉磁路構造・無酸素銅(OFC)平角線使用の
デジタルアンプ専用コイルを使用し、音質の向上を図っています。
・RCAピンジャック、スピーカー端子(バナナプラグ対応)には金メッキ部品を採用。
・4層基板の採用で、ノイズなどの影響を極力抑えます。

業務用モデルっぽい今までのラステーム製品と違い、デザインがコンシュマーオーディオっぽく洗練されました。最初にPhile-webで見た瞬間MARANTZのプリメインアンプかと思いました(滝汗)。よくよく見るとW:210×D:210×H:44mmとデスクトップに於けるコンパクトサイズですが、デスクトップアンプとしてはそれでも少し大きめかしら? RDA-212は既存のデジタルアンプとは異なり大容量コンデンサやトロイダルトランスなどアナログ的アプローチでの高音質化を随所に見ることが出来ます。私はピュアオーディオ思想の古い考え方のマニアですのでこれは嬉しい♪

そもそも中級デジタルアンプの最高峰ONKYO A-1VLだって、巨大なトロイダルトランスや大容量コンデンサーが左右チャンネルそれぞれ対称に入っているのです。新型RDA-212のこういったピュアオーディオ的なアプローチは大歓迎♪惜しむらくはせっかくのデジタルパワーアンプですのに何故かデジタル入力を備えていない点ですが、これってRSDA302P/RSDA302Uとの差別化からなのかな~?・・・それともあるいは両方使えって事かっ!?

《Last modified 2017/10/16》

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コメント一覧 (8件)

  • TA-10.1はトライパス社のデジタルアンプですかね?
    だとすると、うちのデジアンとほぼ互角な感じでしょうか?
    最もトライパス社は2007年に倒産しているようなので、今のうちに手に入れておきたいアイテムの一つではありますよね?
    私は、TA2024デジアンを無謀にもA10と並べて比較試聴しましたので、どのくらいの音なのか?掴めたように思います。
    まあ、A10と比較すると、赤ん坊と兵隊くらいの違いにのけぞりましたが、、、^^;
    うちも、どういうわけか?素直にアイコンへは進まず、あえて回り道をしながら、ベストなデスクトップアンプを模索しようと、買ってみたのが↓これです^^;
    http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f72476782

  • デスクトップオーディオといえば、misicaからやたらと細長い形状のプリメインアンプが発売になるようですよ。

  • 遅レス失礼しますm(__)mちょっとばかり不調です。。。
    >でくのさん
    >TA-10.1はトライパス社のデジタルアンプ
    なんかそうみたいです。気にしてなかったりしますが。。。ヤフオクの商品面白いですね。香港か台湾か中国の製品でしょうが、私も両機種欲しいです。 小さい方はTA-10と同サイズ?回路は違いますけれど。。。
    >TIGAさん
    http://store.shopping.yahoo.co.jp/joshin/search.html?p=%A5%E0%A5%B8%A5%AB
    ムジカのINT40、これですね~。今敢えてアナログアンプへアプローチするところに逆にムジカの魅力を感じます。ちなみにオーストリアのプロジェクト(pro-ject)も面白い小型プリメインアンプやDACを色々とリリースしてきました。
    http://store.shopping.yahoo.co.jp/joshin/search.html?p=%A5%D7%A5%ED%A5%B8%A5%A7%A5%AF%A5%C8&cid=660
    http://www.naspec.co.jp/project/project-index.html
    プリアンプ+パワーアンプセットで実売10万円を切るセパレートアンプもあったりするのでかなり興味津々です。

  • 夏場ごく短い暑い期間 管球アンプ使いとしては
    その場しのぎでいいから 小型小スペースのできれば
    安価なアンプが欲しいです
    よって この企画は興味深深!!

  • >グレアムペンギンさん
    Primaluna ProLogue Oneと比較した場合、小さなアンプでAH!の音質に肩を並べるのはなかなか難題かな~と思います。なかたさんのリンク先のステレオ誌 2004年3月号でテストされたアンプ群とプロローグ1を比べた場合、私の感覚ではDENON PMA-2000Ⅳよりずっと上、TA-DR1には流石に及ばないといったところでょうか。勿論好みもありますけれども。。。それでも、小音量でニュアンス豊かに楽しむといった使い方では、また真空管とは違うテイストの音をソリッドステートやデジタルの小型プリメインアンプに求めることが出来ると思います。
    >なかたさん
    RSDA302ってRSDA202とチップが違うんですね~(@_@;)それってどうなんでしょうか・・・。TA10.1はシンプルな回路もあるのか特にこれといった味付けの感じられない素直な音で、石アンプみたいな音です。ただ、私は作り込まれた音のアンプに慣れているのでそれが物足りないんですね~。あと、せっかくトライパスのチップを使うなら、デジタル入力も備えて欲しかった・・・。以前になかたさんにそれを指摘されて意味が判ってなかったのですが、使ってみてなるほどです。
    リンク先有名ですねw。あれで判るのは、SONYのTA-DR1が素晴らしいことと、DENONのPMA-2000が評論家ウケするのと、アキュフェーズのC-2800/M-8000試聴機が酷かったと云うことかな。他の機種はプリアンプに何を使ったのか不明ですし、ピュアオーディオ界隈で取り上げられるアンプではないです。
    オーディオの世界は私も事ある毎に言いますが値段と音質に相関性が薄いのと、アナログアンプとデジタルアンプの違いが製品レベルではまず判別不能。これは同意です。

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