後藤総合音響と言えばオーディオマニアの間では有名な名古屋の老舗オーディオショップ。オリジナルのチューンや一部怪しげな電波アクセサリ…。等でご存じの方も多いと思います。今回、後藤さんの試聴会が初めて?東京で開催される事となり、先週末はそちらのイベントに参加して参りました。名古屋のお店に行った事がない私にとって、今回が後藤サウンド初体験になります。

ROTEL 02

僕がピュアオーディオにのめり込む様になったそもそもの始まりが、今から15年くらい前に後藤総合音響さんから送られて来た一通のダイレクトメールからでした。当時中学生だった私がオーディオに興味がある等という個人情報を何処で手に入れられたのか…今考えるとかなり不思議wなのですが、音楽性を感じられるオーディオ機器とはなんぞや!といった趣旨の事がびっしりと書かれたプリントには、CREEKNaim(ネイム)サイラスミッション、リンクス、Aura、B&WARリニアムPHILIPS等、当時やっと認知され始めた欧州製の廉価なオーディオ機器が多数紹介がされていて、それまで国産ベストバイ商品の存在しか知らなかった私にとって、これらのDMが新たなオーディオ趣味の世界を開拓する福音になった訳です。

その当時電話で後藤さんには2.3度アドバイスを頂き、今でもゴトウさんから来た当時のDMは一枚残らず捨てずにファイルしてあります。そして、イソダケーブル一式に始まり、CREEK 4240、PHILIPS AZ6829、ワーフェデール ダイヤモンドⅤなどへ私のシステムは変化していきました。それらの機材遍歴はプロフィールでも紹介しています。

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試聴会の場所は東京都町田市野津田594にあるローテル事務所兼倉庫。横浜の自宅からは車で近所です。ROTELが町田市内にあるのは以前よりカタログで知っていたのですが、看板が出ていないので普通に生活していたらまず気がつかない場所。当日も見つからなくて前を何度も行ったり来たりしてしまった…。今後も予定している試聴会へ参加する方に目印を一つ。通りを挟んで「サラダ館」の斜め向かいにありますので、サラダ館のの看板を目印にすればばっちりです。敷地は結構広くて車も沢山止められます。

ROTELはヨーロッパやアメリカでは割と知られた日本のメーカーですが、殆ど輸出に特化した製品ばかりで、国内での販売網が薄く、オーディオマニア以外には余り知られていません。元々は英国人トニー・ミルズ氏による設計のアンプやCDプレーヤーで、その外観や回路設計、コンセプト、音質、どれをとっても一般的な日本製の製品とは一線を画す英国的なコンセプトの製品と言えるでしょう。モニタースピーカーの最高峰、イギリスB&Wがデモ用のリファレンスアンプとして採用したことでも知られていて、透明感が高くストレートで固有の色付けのないシンプルな音作りが特徴です。音場の展開は大変オーソドックスな一昔前のヨーロピアンオーディオ的であり、ローテルの誠実な音と比較すると、一般的な国産メーカーの音作りはかなり派手でオリエンタルなニュアンスに溢れるエキゾチックサウンドに聞こえるようになります…。

さて、肝心の試聴会ですが、場所が事務所と言うことから、事務用品その他で室内が散らかりまくりというか、広さはかなりあるのですが、試聴スペースがまともに確保できず正直かなり劣悪な条件。音楽を鳴らすと部屋中あちこちが共振してしまうので、もうちょっと片付ける準備時間があれば良かったのですが、後藤さんも間借りしている立場なので、あまりローテルのご迷惑になることは出来ないみたいです。別に6畳間の試聴室があり、音響的に良好とまではいきませんが、こちらはそれなりの条件で試聴できるようになっていました。

Category試聴機種ゴトウチューン
プリメインアンプROTEL RA1070
プリアンプROTEL RC1090
パワーアンプROTEL RB1080
CDプレーヤーROTEL RCD1072
SACDプレーヤーMARANTZ SA-15S1
MARANTZ SA-15S1
スピーカーRSS-401スタンド使用B&W 805S
B&W 805S
B&W CM1
B&W CM1
RCAケーブルロマネスク RGC50
スピーカーケーブルゴトウオリジナルGWL処理済みPCOCC単線ケーブル
電源ケーブルKimber Cable PKシリーズicon
電源タップBELDEN PS-1850
その他アクセサリーゴトウ総合音響オリジナルの電磁波対策グッズ各種

さて、肝心の音質レポートです。セッティングして間もない上にルームアコーステッィクや電源の条件が劣悪なため、本当の意味でゴトウ総合音響のサウンドクオリティを再現できていた訳ではありません。実際にお店に行かれたことのある方に訊くと、お店の音質はこんなものではないとの話です。とはいえ、限られた試聴条件の中で、とりあえずそれらのニュアンスを感じ取ることは出来ました。

B&W805S ノーマルVSゴトウチューン

B&W 805s
最初に聴いた組み合わせがローテルRA1070をプリに使いRB1080をパワー、CDPはMARANTZ SA-15S1、スピーカーがB&Wノーチラス805Sです。全てゴトウチューン仕様ですが、ローテルのパワーアンプ経由らしい安定感のある素朴なサウンドを聴かせる物で、805S特有のツイーターがキンキン歪む感じは全く感じられません。インパクトのある音ではありませんが、色付けや虚飾のない自然な印象の音質です。暫く聴いた後、805Sをノーマルに切り替えます。全体に音が上ずった感じになり、低域が出なくなります。逆に高域は響き(付帯音?)が増え広がり感が出ます。805Sの弱点であるトゥイーターに音場が引っ張られウーハーが動かない感じが目立ちます。再びチューンモデルに戻すとまるで解像度が違う。スピーカーの間に音像がキリッとシャープに絞られ、よりモニター的で節度のある鳴り方にかわります。表現力の部分ではノーマルに比べ多少生真面目で折り目正しくなる印象です。B&W805の持つモニター的な側面を際立たせているのは明らかにゴトウチューンの方。

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反面ノーマルモデルには詰めの甘さ…遊びがあると云いますか、チューンと比べてしまうと曖昧に響かせている部分が案外うちのスピーカー(ウィーンアコースティックT-2)に方向性として多少似ているなぁと感じます。勿論モニターライクなB&Wと演出系のVienna Acousticsはまるで違うスピーカーではありますが、最後の本質の部分でという意味です。元々805Sはアキュレートなサウンドと引き換えに神経質で聴き手に安らぎを与えにくいソリッドなスピーカですが、ノーマルではそれでも未だ詰めの甘い部分があったみたい。チューンモデルは更にモニタースピーカーらしく厳格になります。

MARANTZ SA-15S1 ノーマルVSゴトウチューン

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チューン内容は電源の強化とクロック交換。あ~これは書くのがバカらしくなるくらい違います。欠点を見つけられないくらい全面的にゴトウチューンの方が良い。実売価格は約10万円の違いですが、SACDプレーヤーとしての違いは中級機とハイエンドクラスの差。ゴトウチューンからノーマルにするとあまりの音質の落差にええっ!マジですか?となります。比べる前は最先端の良い音だと思っていたSA-15S1がこんなに音が浅くて軽くてショボかったとは…_| ̄|○ ちなみに別室で上位機種のマランツSA-11S1でも同様の比較をしましたが、落差は全く一緒の傾向。同時に比べていないので何ともいえませんが、チューンした15S1とノーマルの11S1と比較したら…どうなるのか(滝汗)。クロック交換は通常、時間軸精度改善から来る音質向上と引き換えに、各プレーヤー固有の色付け・キャラクターを排除する方向へ向かう点から、個人的に微妙に躊躇していた部分があったのですが、ゴトウの電源+クロックチューンの場合、音楽性の面でもノーマルモデルとは比較にならないくらい良好になります。しかもこのチューンで元々のMARANTZが持つ明るくスイートなサウンドキャラクターが変わる訳ではなく、単純に音質が数段底上げされ、表現力まで向上している感じです。B&W 805Sのスピーカーチューンより個人的には好感触♪

MARANTZ SA-15S1(チューンド) VS ROTEL RCD1072(チューンド)


ROTEL RCD1972


アンプと純正組み合わせになる分ローテルの方が有利かと思いきやそうでもない…。音に安定感のあるSA-15S1と比べ、RCD1072は音が全体に軽く低域が浅い。十分な情報量にMARANTZのキャラクターを適度に音色に乗せている現代的なSA-15S1と比べてしまうと、RCD1072はどうしても音質が少し軽く情報量も不足気味ですが、スッキリしていて清涼感のある中高域の冴えた切れ込みや爽やかな倍音の広がり感はローテルの方が魅力的な印象で、音楽の彫りは浅いけれど軽妙なニュアンス感があります。バロック音楽なんかはRCD1072の方が良さそう。個人的には爽やかで好感の持てる音傾向ですが、客観論ではSA-15S1 (ゴトウチューン)の方が2グレードくらい上の感じ。でもソフトを楽しむ上でHDCD対応はちょっと良いかも。RCD1072のノーマルVSチューンの比較は、SA-15S1での差から類推すると敢えてやるまでもない感じ。

ローテル
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ゴトウ総合音響・東京試聴会 その2

ROTEL事務所に併設されている木造絨毯敷きで6畳間くらいの個室(応接室?)には、ゴトウオリジナルのカーボンインシュレーター上に設置されたB&W804Sゴトウチューンと804ノーマルモデルに、SACDプレーヤーがMARANTZ SA-11S1ノーマル及びチューンド、アンプはゴトウ総合音響が一押しのハイエンド国産アンプロマネスクのセパレートモデル。B&W804のゴトウチューン側にはオリジナルのフェイジングプラグも装着されていました。あと、ROTEL社内なのにこちらにローテル製品が無いぞぅ…。 電源ケーブル類はキンバーケーブルicon、電源タップはAcoustic Revive RTP-6、その他室内にはかなりの数の電磁波対策アクセサリーがちりばめられいて、数枚のプラズマシートSP、プラズマシートG、スパイラルシールド、シンクロシート、ルームチューンポール、各機器にはダイヤシールの貼り付けなどの対策が施されています。

Category展示機種ゴトウチューン
プリアンプ&パワーアンプロマネスク MODEL.RmC#7 / RMP-7
SACDプレーヤーMARANTZ SA11S1
MARANTZ SA11S1
スピーカーB&W 804S
B&W 804S
RCAケーブルロマネスク RGC-50
PAD (型番不明・コロッサス?)
スピーカーケーブルオリジナルGWL処理済みPCOCC単線ケーブル
電源ケーブルKimber Cable PKシリーズ
電源ボックスAcoustic Revive RTP-6
その他アクセサリーゴトウオリジナルの電磁波対策アクセサリー群

出てくる音の方向性基本的に前述のB&W805S+ローテルに類似していて、どちらも後藤さんが持ち込んだ電磁波対策アクセサリの影響がかなり強いことが伺えます。一般的なB&Wノーチラス804モニターの能力からイメージされる鮮烈なハイスピードサウンドではなく、どの帯域にも固有の強調感が感じられない自然で虚飾のないサウンド。よってビジュアル的に広大な音場が迫ってくるような凄い高音質!ではありませんが、長く聴き続けていても聴き疲れしないであろう素朴で優しい感触です。音場が自然なために、オーディオであることをことさら意識させない点が最大のポイントでしょう。

B&W 804S


804Sの一般市販品とゴトウチューンモデルの比較ですが、これはもうまるで別物。切り替えるとノーマルモデルはユニットが微妙に揃わずバラバラに動作しているようにきこえますが、ゴトウチューンの方はウーハーの制動力が増し、聴感F特の凹凸が解消し帯域の一体感があります。情報量や音像のシャープネスも別格。ノーチラストゥイーター特有のの高域が歪んだり、ドライブ力が不足した際に起こりがちな残響が上方に拡散したりする部分が全く感じられません。基本的にはB&W 805Sでの違いと似ていますが、チューンモデルは単純な構造よりも、複数のユニットを搭載したスピーカーの方がその位相整合効果をより発揮しやすいのではないかと感じます。スピーカーの再現がソースに忠実になり、キャラクターが更に排除される方向で、チューンモデルの方がよりB&Wのモニタースピーカーとしてのフィロソフィを忠実に体現できているようでした。

MARANTZ SA-11S1

MARANTZ SA-11S1

MARANTZ SA-11の一般市販品チューンモデルの比較はSA-15S1での違いと一緒なので割愛します。ノーマルのSA15-S1やSA11S1の音質に限界を感じているユーザーは、こういったショップチューンを後からしてみるのもありでしょう。同クラスの国産中級機で変に買い換えるよりもずっと確実にグレードアップする筈です。

ロマネスク MODEL.・RmC#7 RMP-7

ロマネスクのアンプに関しては、ローテル等他に直接比較する条件になかったので詳細は良く判らず。。。見た目はもろにガレージメーカー製。トータルの音の印象からするとストレートで色付けのないサウンドです。

RCAピンケーブル PAD(注:型番不明)とロマネスク RCG-50の比較

ゴトウ総合音響 ロマネスクRGC50


単線ケーブルであるロマネスクRGC50(約9万円)の音質が如何に素晴らしいか、Purist Audio Design製RCAケーブルの15万クラス(注:型番不明・コロッサスかミメイシス?)との比較対決。ロマネスクからPADに換えると、音場が奥に引っ込み、音色は独特の翳りのあるベールを被ったようにほの暗く甘くなります。表現は大人しめで上品。PADですのでこのクラスのケーブルとしては解像度は格別高くはありません。まぁPADを求めるユーザーに殊更情報量云々の方は少ないと思いますが、この奥に音像が整然と並ぶ位相の丁寧さとリッチな音楽性、豊かな表現力は個人的にはかなり好印象です♪

再びロマネスクに戻す。とにかく鮮度が高いです。音がハイスピードに前に出てきて実体感がある。解像度はPADとは桁違い、単線ケーブル特有の刺身のようなストレートさと、上方へ倍音や残響の濁りのない再現。これは、他の国産ガレージメーカー系ハイエンド単線ケーブルの類にも共通するモニター的でストレートな再現力だと言えるでしょう。録音されたソースの音に忠実。逆に色気や演出感は少なく、PADとの比較は赤ワインにフォアグラのソテーに対し、お刺身と日本酒、どっちが好き?みたいなものだと思いました。ロマネスクは録音スタジオで直にモニターしているような音ではありますが、PADの方がコンサートホールの雰囲気と奏者の温度感を上手く再構築しているようにも感じます。

PADはハイエンドケーブルの中でも、単純な音質を追求せず、独特の世界観と表現でホログラフィックに音空間を演出をする麻薬的な魅力のあるケーブルで、録音への脚色が激しく演出系という意味では管理人の使うシルテックなどとも良い勝負。コッテリした西洋料理の世界ですので音色が好みに合わないときっと胸焼けを起こします。PADやSILTECHなどはこの意味ではモニターサウンドと対極にある最右翼と言ってもいい。そういったケーブルとロマネスク。まるで音楽に対するフィロソフィが異なるこの比較がフェアか?となると些か疑問点もありますが、とにかく鮮度や録音ソースに対してのモニター的な正確さという点ではロマネスクの方が数段上で、その意味ではこういったストレートな高音質を支持される方々も多いと思います。ただ、個人的な意見では「録音に忠実」なオーディオ機器も大切ですが、音響機器の枠を超え、演奏家が込めた音楽表現、感情に忠実な再現を目指す、芸術性・精神性に踏み込んだ再生芸術の世界も必要だと思う。よってやや脚色過多+トンデモプライスの為に評価対象外にしてきたPADを、今回の比較では個人的に図らずも見直す結果になりました。

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コメント一覧 (7件)

  • こんな試聴会があったのですか、、、B&W805SノーマルVSゴトウチューンの印象は全く同感です。名古屋のゴトウ音響の店舗兼事務所で聴いたB&W801Dは正にこの延長線上(の遥か先)にあって、正直言って度肝を抜かれました。「不要な味付けが全くなく、恐しく見通しが良かった」とでも言ったら良いか。。。CM1のレポート、楽しみにしています。ROTELは薬師池への曲がり角付近にあったのですね。ゴトウ音響と似たような環境かも知れません、、、

  • Rotelって、イギリスのメーカーだとばっかり思ってました^^;。日本の会社だったなんてビックリです!

  • >ufugi0331さん
    写真では判りませんが似たような環境ですか…(滝汗)今回の一番の収穫、CM1のレポートはその4になる予定です。
    >jazzaudiofanさん
    ROTELは英国設計の国産品(現在は中国生産)という事になっているみたいです。音決めは英国だとか。低価格ながら部品等はトロイダルトランス+オールブラックケートコンデンサーで組まれている大変コストバリューに優れた製品みたいです。筐体とデザインをもう少し高級感のあるものにしたら、日本でももっと売れると思うのですが、内容が良いだけにちょっと残念ですね。

  • ゴトウさんが目指している「原音に忠実」な再生音は、言葉を借りますと「クリアーで見通しの良く、自然で虚飾のないモニターサウンド」で、決して無味乾燥で「音楽性」が損なわれたものではなく、説得性があると感じましたが、如何だったでしょうか?

    AuraやCreekには伝統に裏付けられた音に対する哲学があって、夫々の音作りには納得させられるのですが、ゴトウさんの方向性も或る種の「日本的な美音」の哲学がある様に思います。Kriptonなど最近の日本のメーカーにもそれが感じられて、「日本の音」が確立して行く事に期待を持ってしまうのですが、些か持ち上げすぎでしょうか?

  • >ufugi0331さん

    こんばんは(*^-^*)

    重複とか私は細かいこと気にしませんのでお気になさらず。
    そうですね…後藤さん10年前とは方向性が変わったなと感じました。上で書いたシルテック・PAD、それにクリークとかオーラの場合、西洋音楽・西洋文化といったバイアスを通してサウンドが構築されますよね。それが良い意味でも悪い意味でもキャラクターになってます。

    こういった輸入オーディオ機器はからは異国の空気感が音場に感じられ、クラシック音楽や洋楽・JAZZなどの舶来音楽の場合、楽器やホールの持つ文化的な色彩や雰囲気、奏者のニュアンス、言語の発声などがリアルに伝わりやすいと思います。その部分で、単純に”音”を追求した機器より確実に”音楽”が生々しい。逆に云えば輸入オーディオ機器で演歌やJ-POPを聞くよりも、国産機で聴いた方が違和感が無く濃く生々しいと感じることも多々ある。私、例えばアニソンならビクターのスピーカーが最高って思ってます…。

    聴き手それぞれの頭の中にある音楽の音、体質が「日本文化的」な人は、素直に日本の音を求めた方が良いと思います。クリプトン以外でもスピーカーならパストラルシンフォニー、旧DIATONE、YAMAHA、コンポーネントならAccuphase・LUXMAN・MARANTZ・DENON・ONKYO・PIONEER・SONYなど、ピュアオーディオとして作り込まれた物であれば、それぞれの方向性が別段海外製のオーディオ機器に劣るとは思いません。良い意味で和洋折衷的な音のするモデルもありますし、これについては好みですね。

    私が趣味で海外機を推しているのは、インテリアデザインとしてのセンス(あくまで洋室に合うかどうかですが)と、普段聴く音楽がクラシック中心だからです。クラシックを聴く場合は前述の理由からやはり海外機の方が向いていると感じます。逆にJAZZを主に聴かれる方は必然的にアメリカ製のオーディオ機器が中心になるでしょう。

    後藤さんが現在追求している音は、このどちらでもない、スタジオモニター的な音ではないでしょうか?B&WやROTELは色付けやキャラクターで売るタイプではありませんし、ロマネスク等を組み合わせて出てくるサウンドは、無味乾燥ではありませんが、無色透明で歪み感が無く、電気的な違和感のない自然な癒し系の音だと思います。

  • 当社の提案ご理解いただけ、いい評価いつもありがとうございます。今回3月10日11日試聴会にて、当社オーディオロマネスク製作オリジナルジャズライブCDR箱庭様に是非聞いていただきたく進呈の件、この場をお借りしてご連絡しました(-_-;)ご都合悪ければ、送り先ご連絡いただければ幸いです。

  • 1年ぶりとなりましたが先日はありがとうございました。後日戴いたCD-Rの件など書きたいと思いますので暫くお待ち下さいませ♪

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