今日紹介するのは管理人宅で大分以前から重宝しているオーディオ・インシュレーターのONKYO AS-258。日本の大手オーディオメーカーが、オーディオアクセサリとしてインシュレーターやケーブルを設計販売する事って意外と少なかったりするのですが、これは珍しくオンキヨーのオリジナル純正品。私の記憶では、ONKYOスピーカー用の店頭展示用インシュレーターとしてかなり昔からあったような気がするのですが、こうやって一般に市販されるようになったのは4〜5年前からだと思います。確かONKYOダイレクト直販が出来てからのような・・・とクグってみたらそもそも直販でしか販売されてないのですね。
ONKYO AS-258
8個入りで直販価格は2011年夏現在で3980円。送料無料で3年保証。確か私が購入した時もそんな値段だったのでず〜っと変わらず。直販でしか入手できませんから意外とレアなのと、値崩れしないのがメリット?みたいな(笑) このブログでちょくちょく紹介しているオーディオテクニカ製のインシュレーターAT6099AT6098よりも少し高価ですが、オーディオ用インシュレーターとしては廉価な部類に入ると思います。 

as258-2素材は鉄。削りだしでメッキか何かの鏡面加工された物です。実物はピカピカでけっこう高級感があります。直径24mmと小さいのですが、鉄なので見た目以上にずっしりと重いです・・・鉄といっても5年間全く錆びる気配はありませんが、アロイ合金では無いのかな・・・?その辺りは後で調べてみます。上下には黒色フェルトが貼ってあります。↓の画像のように一端フェルトにホコリが付くと目立ってしまい拭き取りにくいのが難点。・・・まぁたぶんウェットティッシュか何かを使えば取れますけけども。側面にONKYOの黒いロゴシールが貼ってありますが、裏側に向けてロゴを見えなくした方が見栄えが良いかも・・・その辺りはお好みで。

肝心の音質です。まず持って変なクセが無いので使いやすいインシュレーターです。メタリック系の滑らかな音色で潤いがあり、割と音を整理してくる方向です。高域は輝きを伴って滑らかに聴きやすく、長時間リスニング向き。中〜中低域は音像定位がしっかりして高密度、低域も程々の量感でバランス良く纏めてくる感じ。安定感を伴った落ち着いた音色で、音が整理されてくる分、背景のノイズフロアがぐっと下がるような印象。ただ、audio-technicaのハイブリツドインシユレーター AT6099のような動的で躍動感のある傾向ではありません。音像サーフェスの滑らかさと落ち着き、聴いた瞬間に高級感を感じさせる音色の艶感が魅力です。ONKYOのスピーカーは昔から元気が良いものが多いですので、サーフェスの粗さと暴れを抑えるという意味ではかなり使えそう。また、アンプCDプレーヤーなどの機器に使っても同様の傾向が得られます。
ONKYO プリメインアンプ A-7VL/A-1VL

あと、意外なことですが、このインシュレーターの音もちゃんとONKYOの音質です。これはたまたまなのかある程度意識して音決めしたのか不明ですが、結果的にONKYOの音がします。即ち、A-1VLC-1VLと方向性としては同傾向の範疇にある音色。ただ躍動感については機器側の持ち味を減退させる傾向がありますので、ONKYO製品で統一されている場合など、使う場所には注意した方が良さそう。A-1VLの場合、デジタルアンプの持つ(特に電源投入直後の)ディティールの粗さと雑味をAS-258が取ってくれるのは良いのですが、その反面持ち味の力感をやや奪ってしまいますので、組み合わせるスピーカーやプレーヤーとの兼ね合いで、必ずしも使った方が良いとはならないのが難しいところ。まぁこれはどんなオーディオ用インシュレーターでも言えますけれども。。。

そうだ、近年のONKYOのサウンドを知らない人は、システムの何処かにAS-258を使ってみると、なんとなくこんな傾向の音色なのか〜ってイメージが掴めるかも知れません。ピアノや管楽器の音は非常に実体感が有りリアル傾向。弦楽器は倍音が整理される傾向。オーケストラは分解能が高くHi-Fiサウンド的にリアルな方向。全体としてクールな印象です。

自分はスピーカーの足に使ったり、画像のように天板に載せたりもします。一番インシュレーターの効き目があるのは当然スピーカーの足としてですが、アンプやCDプレーヤーで使う時もあります。なんかこう、気分に合わせてたまに入れ替えたりね・・・。スピーカーや機器の天板に置く方法は、インシュレーターの効果としてはずっと小さいのですが、システム全体の音楽性に大きな影響を与えず、ONKYO AS-258の艶やかで滑らかな音色をほんのり載せたい場合、画像のように天板に置く方法を使うことで割と効果があったりします。特にうちの画像のオーディオプロ Image12やImage11は非常に軽いスピーカーですので、ポンと置いてあるだけの場合、自己震動が悪さをしている部分が多分に感じられます。ここへAS-258のように重量のあるインシュレーターを載せることで、ある程度共振がダンピングされ、元々ハイ上がり気味の音が少し下方向へ引き戻されて安定した印象になります。ついでに滑らかさも加わりますし、Image12やImage11のやや鋭すぎるアタックも僅かに緩和される方向です。

AS-258には上下にフェルトが貼ってありますのでスピーカーや機器を傷つけることもありません。このフェルト、タダの滑り止めでは無く、これが鉄の持つキャラクターを中和する方向に働いているみたい。昔とあるエントリで触れましたが、アロイスチールだけにすると、過剰に艶が乗って音が整理されすぎ鈍った丸っこい音になるんですよね。で、一歩間違うと音が死ぬ。その点をフェルトが程々に中和する事でバランスの良い音質になっているのかも知れません。元の金属素材のキャラクターが支配的なのでフェルトを使うことでのデメリットは聴感上全く感じられません。

AS-258 AT6099とまぁAS-258はこんな感じのインシュレーターですが、AT6099やAT6098とはまた全然違う傾向の音色ですので、システムが複数ある管理人宅では色々とバランス調整がし易くて重宝しています。ココでしか使えない!みたいな極端な音質ではありませんので、一組み持っておくのも良いかも知れません。特にONKYOのスピーカーを使われている場合はデフォルトの音質を知る意味でも割と必須かな〜みたいな。

ONKYO DIRECTでAS-258を購入する

《お薦めポイント》
音の雑味と暴れを取る。音色の艶感と高級感が増す。密度が高く安定した音像。滑らかさと潤い。落ち着いたクールな温度感。安物の機器を高級感のある音質に化けさせる傾向。


《お薦めしないポイント》
エッジの立ったハイスピード系ではありません。躍動感は少なめ。弦楽器の倍音は整理される。ウォーム系のサウンドやモニター系のドライさ等を狙うには不向き。ジャズのスモーキー感も減退傾向。


Amazon.co.jpで高音質インシュレーターを探す
Joshinwebで高音質インシュレーターを探す
でんき堂スクェアで高音質インシュレーターを探す

ピュアオーディオランキング←でむぱが怖すぎるのでクリックしておく♪
mixiチェック このエントリーをはてなブックマークに追加