最近リビングにあるメインシステムの音がつまらない&高域がかすれて聞こえ気味。。。う〜ん、どこかおかしいの?と怪訝な気持ちで過ごしていたのですが、今日なんとな〜くプリメインアンプTAG McLaren 60i (工事中)で使っていたゾノトーンの電源ケーブル6NPS-3.5 Meisterを、その前に使っていたOrtofon PSC-3500XG Silverに挿し換えたら一発で解決♪ あちゃ〜犯人は秋頃に入れたZonotone 6NPS-3.5 Meisterでしたかぁ・・・(^o^;)
6NPS-3.5 Meister_cse-cx63a
今シーズンの秋冬はTAG McLaren 60iに6NPS-3.5 Meisterを使用していたのですが、どうやらこれがメインシステムに必用な方向性とはイマイチ合ってなかったみたいです。6NPS-3.5 Meisterは店頭で同じZonotoneのスピーカーケーブル6NPS-4400S MeisterとRCAインターコネクトケーブル7NAC-GRANDIO07の音を試聴した上で、電源ケーブルでもほぼ同傾向だろうと踏んで購入したものです。
Zonotone 6NPS-3.5 Meister 電源ケーブル
Zonotone 6NSP-4400S Meister スピーカーケーブル
Zonotone 7NAC-Grandio 07 RCAインターコネクトケーブル


Ortofon JAPANで長い間オーディオケーブルの開発を担当していた前社長の前園氏が、オルトフォン・ジャパン退社後、トライオードの協力の下に立ち上げたブランドがZonotoneです。オルトフォンの音決めをしてきたご本人による新ブランドで、しかも製造元は同じ同和鉱業。新しいZonotoneのケーブルは、Ortofonのハイブリッド導体構造、ヘリカルラウンドマルチコンダクター方式の延長線上にあって、導体の組み合わせ等にゾノトーンならではの新たな工夫が施されています。

各種ケーブルの外観については既存のオルトフォンのケーブルと殆ど同じ。赤を基調にしてきたオルトフォンから、ジャケットカラーを青に変更したのが見た目の一番の違いでしょうか。。。以上のような経緯から、ユーザーの立場からするとZonotoneのケーブルは本質的にOrtofonケーブルの新製品と捉えても良さそうな感じです。

電源ケーブルZonotone 6NPS-3.5 Meisterの持つ音の傾向ですが、一言で要約すると音楽的に極めて真っ当な音質。従来のオルトフォンのイメージ、あくまで私の個人的な印象ですが、アナログ、ウォーム、動的、音の厚みがあってやや混濁感を伴うヨーロピアントーン・・・日本人が作ってるのにヨーロピアンってのも変ですが、クラシックの録音で云えば比較的旧PHILIPSレーベルに近い印象でしょうか。。。更に銀線や銀コート線を採用したモデルでは、そこへ高域方向への明るさと艶、潤いが加味される感じです。

そんなOrtofonに対しZonotoneの一連の新製品は、従来通りのアナログライクなトーンに加えてより落ち着いたテイストのサウンドにシフトしています。陽性で動的な音色というよりも、音楽のより内面に自然と耳が引き込まれるような、翳りのあるシックで大人な音調に仕上がっているように感じました。表現力が内的で静かになった分、従来のウォームなOrtofonサウンドと比べて温度感が下がったような印象も受けます。注:あくまで本質的に似通ったアナログ系の範囲内での温度感ですけれども。。。

それとスピーカーケーブル6NPS-4400S MeisterとRCAインターコネクトケーブル7NAC-GRANDIO07も含めて、今度のゾノトーンのケーブルは聴感上の位相に気を配ったのか、試聴時に音場のビジュアル的な3次元展開が印象に残りました。実体感のある中〜低域をベースに、歪み感の少ないシックでナチュラルな高域が、出しゃばらずに、しかし十分な情報量を伴い前後方向に三次元的に定位する感じです。立ち上がりはそこそこ切れるのに音のサーフェスはアナログライクでナチュラル。デジタル的であからさまな高音質感や、輪郭強調とは無縁な感じで説得力のある音作りです。

ハイレゾやHi-Fi的な意味での空間透明度が高い金属的で煌びやかな音を求めると、なんだこれは???という事に・・・(^_^;)。それと、センスを感じる音色ではありますが磨かれた美音系ではないと思います。弦楽器はリアルで良いのですが、ピアノやブラスの音の輝き感はある程度スポイルされますので。

sonus-faber-cremona-m気になるのは台詞やボーカルでサ行が目立つところ。AV混用のメインシステムではコレが辛い。システムとの相性もあると思いますが、店頭でRCAケーブル及びSPケーブルを視聴した際にモニターとして使ったSonus Faber"Cremona M"では何ともなかったのに、管理人宅のヴィエナ・アコースティック Mozart T-2では、電源ケーブルだけでもかなりサ行がきつくなります。スピーカーの格が違いますので仕方がない部分かも知れませんが、台詞や女性ボーカルの耳当たりがキリリと辛口になってしまい、これが冒頭の不満の原因です。

サブシステムのプリメインアンプに接続する場合、ONKYO A-1VLとは明らかに音傾向が合わなそうなのでテストせず。CREEK/EMF Sequel2では、アンプの持つ歪み感が(注:付属ケーブルがイマイチ)ごっそり取れてその点はなかなか良い感じですけれども、横幅1mの箱庭システムには粒子状の音が情報過多気味で煙たい。シンプルに音を整理したくなると云いますか、6NPS-3.5 Meister本来の情報量を素直に活かせるもっと大きなシステムで使用するほうが、電源ケーブルの持ち味が引き出せるように感じました。とは云えしばらくはCREEK/EMF Sequel2に使ってみようかな〜と。。。

ゾノトーンでは6NPS-3.5 Meisterの派生モデルとして、インレット側にメガネ端子を採用した6N2P-3.5 Blue MEGANEと、ACプラグに2Pタイプを採用した6N2P-3.5 Blue Powerも揃えています。プラグの形状は異なりますが、プラグの素材や端子のロジウムメッキ含めてマイスターとほぼ同一の品質っぽいですので、音質もMeisterと殆ど同じ傾向になるかと思います。特にメガネ端子付きの6N2P-3.5 Blue MEGANEは、DVDレコーダーやDVDプレーヤーの音質、画質向上目的で使用するのに重宝しそうな一クラス上の高級メガネ電源ケーブルと云えそうです。

PIONEER"KURO"プラズマテレビ"ピュアビジョン"PDP-427HXの電源ケーブルを交換してみた。
プラズマテレビの電源ケーブル交換で音質まで変わる!?

※6NPS-3.5 Meisterをプラズマディスプレイの電源ケーブルとして使用してみたところ、画質、ノイズ感、色乗りのコッテリ感ともに一段クオリティアップしますので、Zonotoneの電源ケーブルは音質のみならず画質向上目的に使用するのも良いのではないかしら?

3Pプラグに関してはPanasonic WN1318など、壁コンセントを最低でも3P医療用コンセントへ換装するだけで大幅なクオリティアップが望めますので、個人的にオーディオグレードでの2Pプラグの存在意義については微妙な印象が無きにもあらず。しかしどうしても壁コンセントを換装できないご家庭などではありがたい選択肢になるのかも♪

ゾノトーン&オルトフォン電源ケーブル手持ちのオルトフォン PSC-3500XG Silverと比べると、見た目はプラグも含めて色違いなだけで全く同じ。ただしさわると6NPS-3.5 Meisterの方はシースの外側の布素材がよりツルツルしています。

そんなこんなで、現在メインシステムTAG McLaren 60iにはOrtofonのPSC-3500XG Silverを入れています。個人的な好みを云えば明るく派手で動的なPSC-3500XG Silver。インチキ臭い華やかさとピアノの丸みのあるアタック、明らかにイロモノケーブルではないかと感じていたりしますけれども。。。(笑) 客観的音質評価や虚飾を廃した上で、音楽的に真っ当なサウンドという意味ではゾノトーン6NPS-3.5 Meisterに軍配。見た目は殆ど一緒ながら音質傾向がハッキリと違う二本ですので、組み合わせる機器次第でどちらがマッチするのか上手にコーディネートするのが良さそうです♪

ZONOTONE(ゾノトーン) オーディオグレード2Pタイプ電源ケーブル【切売】 6N2P-3.5Blue Power ※1m単位で切売可能です。
⇒【楽天市場

《自作派には6N2P-3.5Blue Powerの切り売りも良さそう。FURUTECHやオヤイデの上質な電源プラグと組み合わせればオリジナルの音質を超えられるかも!?》

2009/1/16追記:Zonotone 6NPS-3.5 Meisterって、どうもクラシック音楽よりもジャズに合っていると思います。フランク・ブラレイが弾くガーシュウィンのピアノソロCDをかけたら、ものすっごいジャズの雰囲気が出る(笑) 作っている人はそっち系の御趣味なのかしら。。。?

20015/9/1追記:会員制コミュの方で私がZonotoneのケーブルをdisってるとのご指摘があり、読者さんに誤解を招きかねない表現を含むエントリだった事もありますので、ここに私見を追記(※編集済転載)いたします

皆様こんにちは。幽霊部員のpastel_pianoです。まず、ゾノトーンの名誉のために書きたいのですけれども、私はZonotoneのケーブルを電源ケーブル、RCAケーブル含めて音質が悪いとは全く思っておりません。

私が使っている電源ケーブルの6NPS-3.5 Meisterは、そちらで酷評されたZONOTONE 6N2P-3.0MEISTERの上位モデルにあたり、導体が3スケアから3.5スケアになっているのと、ハイブリット導体に銀コートOFC線が追加されています。このクラス(実売2万円前後)の電源ケーブルを色々今まで使用&試聴してきましたが、Zonotoneの個性の好き嫌いは別にしても、性能的に他より格別劣るような印象はありません。

音を主観で言語化する際に「モノラル的になる」という表現は6NPS-3.5 Meisterを聴く限りでは思いつかなかったのですが、3次元的な空間表現よりも先ずは音像感が際立つ印象はあります。たぶん、銀コート線が混じった3.5の方が、3.0での平面的な感じが緩和され、音場表現が得意なのではと思いますが、ハイブリッド導体が複雑な上位モデルになると、より透明度や3次元的な空間定位は改善すると思います。

6NPS-3.5 Meisterがプラズマディスプレイに合うのは事実ですが、これはあくまで音響用として開発されたもので、映像系に使用するのはイレギュラーな組み合わせです。尚、現在では古いベルトドライブCDプレーヤー CEC TL5100Zの電源ケーブルとして使用しています。ナチュラル系サウンドでアナログライクなプレーヤーと、アナログライクな電源ケーブルのマリアージュでなかなか相性が良いと感じています。但しこの組み合わせの場合、電源ケーブルの持つ雑味感を抑制するために、RCAピンケーブルには銀コート単線ケーブルであるNORDOST Red Downを合わせています。

Zonotoneの音質にはたぶんきっと明確な個性というか方向性がありまして、これは古いジャズやアナログ盤を愛する人達にとって腑に落ちるような、ナチュラルな温度感と密度感、血肉的な表現力がベースになっている”音楽的な意味での真っ当さ”を追求したサウンドなのだと感じています。逆に云えば現代的な意味での透明感やハイレゾ的なハイファイ感とは一線を画す、音質至上主義へのアンチテーゼみたいな心意気をも感じる部分が無きにしも非ずだったりします。

自分はジャズよりもクラシックが主体のリスナーですが、古い録音になればなる程、現代的なサウンドの音場が広く透明感の高いオーディオシステムがどんどん合わなくなるのですよね。そんなときに、Zonotoneのケーブルを使うと、ジャズの名盤みならず、古いクラシックや、新しい録音でもバロックヴァイオリンやチェンバロがキンキンして過剰にワイドレンジに過ぎる古楽なんかを耳当たり良く聴かせてくれるので、自分はそんなジャンルの音楽をも心地よく愉む為に、手元に一本持っていて良かったなぁと思っています。

特に私はベルトドライブCEC機は言わずもがな、旧PHILIPSのCDプーヤーやOrtofonケーブルの音なんかも好きな人ですので、そういう類の、透明感とは違ったベクトルでオーディオを組まれている方、オーディオマニアと云うよりはアナログレコードが好きな古くからの音楽ファンの方々にZonotoneのケーブルをお薦めしたいです。
《Last modified 2015/9/14》

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