数千円クラスの安価な高音質電源ボックスは無いかな〜と探していて、以前から気になっていたサウンドハウスのオリジナル電源タップCLASSIC PRO PDS8を購入してみました。エージング前のファーストインプレッションになることをお断りしておきます。
CLASSIC PRO_PDS8
筐体は磁性体のスチールケースで剛性感は高いです。ケーブル部分を除き実測で960グラム。中国生産ですが内部配線は綺麗。電源コードは直出しで1.6mと3mの2タイプがあります。太さは14AWG 2SQ 線材メーカーは共栄。コードの硬さはごく普通。内部配線も見た感じ同じ。もし中のコンセント換装を試みる場合には上下の金属部分のカットが必要になりますので現実的ではないかも。低価格ながらEMI/RFIノイズフィルターとサージフィルターを内蔵。尚、同一構成で縦長モデルのCLASSIC PRO PDS8Lもラインナップされています。

CLASSIC PRO PDS8の音質

輪郭明瞭、小音量でもくっきり、明快なエネルギー感とスピード感が特徴でしょうか。10円玉インシュレータの強力版みたいな感じの音色で、わりと音に色がつく感じ。ほの赤い音場と真鍮色の音像。残響にはうるおいもありますが、どちらかと言えば音場空間よりも音像描写に優れます。音像は金属的な光沢が乗り硬質。音像定位はセンター寄り。中から低域方向は明快でワイドレンジ、勢いがありしっかり前に出て来ますが所謂野太い音ではないです。エッジエンハンス気味で解像感は良好。情報量はほどほど。 音場感はややコンパクト且つ見通し良好。高さ方向の音場は出にくいです。低価格なオーディオタップにありがちな雑味、混濁感やまったり感はあまり感じられません。かっちり明快な音像表現と適度な響き、明瞭なエネルギー感で聴かせるタイプです。

スイッチング電源のハイレゾ的スピード感と解像度を保ったまま、ONKYO C-S5VLの中〜低域の薄さを見事に補完してくれますので、まるでCDプレーヤーのランクが1ランクアップしたよう♪
CLASSIC PRO_PDS8_ノイズフィルター
EMI/RFIノイズフィルターが効いているのか聴感S/Nはなかなか良好。本来はレコーディングや楽器用途の製品ですけれども、エントリークラスのピュアオーディオ用クオリティとして充分な品位を備えていると思います。但しハイエンド製品的な音場の広がりと美音や柔らかさ、低歪をもとめると不満も。無メッキで見た感じ品質はそんなに高くないですけれど、超強力なコンタクトのホスピタルグレードコンセントと、2sqのキャブタイヤコードのストレートで勢いのある音質が、過剰な暴れや粗さを抑えつもうまくバランスされていると云えます。


CLASSIC PRO PDS8 INSIDE電源タップとしても8個口でお得感もあり、米国メーカーのFURMAN SS-6Bの強力なライバルと云って良いと思います。ていうかぱっと見は良く似てますよね? 今回両者の音質を同一環境で直接比較できないのが残念なのですけれど、ネットで内部画像を比較した印象としては、筐体はスチール製で似ていて、開けると中身の作りの丁寧さではCLASSIC PRO PDS8が良さそう。採用している3Pコンセントは全く違うもの。でもノイズフィルターの基板はずいぶん似てるようなw。まぁそれはともかく、他の低価格な電源ボックスで混濁感やまったり感に辟易している場合などには、CLASSIC PRO PDS8にする方がいいかも。パソコン用のOAタップと比べれば月とすっぽん位クオリティが違いますので。

判りやすくクリアで硬めで、わずかに高域が歪みっぽい感じのあるCLASSIC PRO PDS8と比べた場合、管理人宅のリファレンスであるJ1プロジェクトPT-4は、歪み感がはるかに少ない反面大人しい傾向になり、ぱっと聴き物足りない印象は否めません。しかしながらボリュームを上げても五月蝿くならない。仄暗い深みと陰影があり、前後左右後方へ展開する音場が広く、ハイエンドオーディオ的な音創りの魅力はこちらにはあります。レンジがフラットで中低域方向のボリュームはCLASSIC PRO PDS8と比較すると薄い傾向。しかしながら、更なる超低域への沈みこみはJ1プロジェクトPT-4に分がありそう。

それと気になったのが、CLASSIC PRO PDS8とJ1 PROJECT PT-4を、同じ壁コンセントのPAD CRYOMAGから並列接続して電源を入れると、PT4側の音質の勢いがそがれて悪くなるような気がする。高域方向が粗く金気臭くなってしかも中域がややスカスカするよーな?これはもしかするとCLASSIC PRO PDS8内蔵ノイズフィルターの影響がPT-4側にまで来ているのかも知れません。
PDS8_inner

TAG McLaren 60i(工事中)
メインシステムのイギリス製プリメインアンプです。音像密度が上がりゴリゴリ&ドンシャリ。音場奥行きや広がりが狭くなった?定位高め。低域の厚みが増すかと思いきや、厚みが不足するぶんそうでもない。中高域が出しゃばる感じてうるさい。この組み合わせは残念ながら合いませんでした。

Pioneer PureVision PDP-427HX
映像のノイズ感が減り色が派手になりますが、特に赤が派手な朱色っぽくなったり、黄色と緑が強調されるので色調があんまりわっちの好みじゃなかったり。。。でもまぁ調整次第で液晶ディスプレイなど映像系に使うのはアリかも。

まとめ♪
音像と音場空間に色が付くものの、CLASSIC PRO PDS8のストレートでタイトな密度感やキレのあるスピード感は魅力的♪エージングが進むと硬さや歪み感はあるていど収束され、代わりに初期状態よりも温かみが前に出てくると予想します。総評として品質的に実売1万円から1万2,000円だったとしてもおかしくないと思います。これよりもはっきり上の性能になると、オヤイデMTS-6FURUTECH e-TP60がありますけれども、価格帯が1〜2万円台まで上がってしまいますし。。。CLASSIC PRO PDS8がこの価格で買えてしまうのはやっぱりなんでも安価なサウンドハウスの企業努力が成せる業。現時点で5,000円程度で手に入るのは本当にお買い得だと思いまする。今年から送料無料になりましたし♪←管理人が冬に購入した際にはまだ送料が必要でしたのでプチ悔しい(´・ω・`)。

管理人宅のメインシステムでは並列配線となるJ1 PROJECT PT-4との相性もあり、残念ながら導入を見送ったのですけれども、AV系統でDVDレコーダーBlu-rayレコーダーを繋げると、軽々しい上ずった音の重心が下がって台詞もカッチリ明瞭になり、かなり実在感が向上しました。他にもサブシステム用途としては侮れない性能がありますし、同型のロングタイプ CLASSIC PRO PDS8Lを別途、PCオーディオ用に追加導入しようかただいま絶賛考え中だたりします。PDS8Lは筐体が細いぶん横剛性が高くなるのと、組付けのネジが6→8本になっていますので、音質傾向にもある程度違いがあると思われます。なんとな〜くPDS8LはPDS8よりもやや腰高になるような予感♪(注:あくまで予想、違うかも。)

SONY製BDレコーダーの高音質&高画質化に挑戦〜実践編♪


半田付けが出来る皆様は、切り売りの電源ケーブルと3Pアウトレットプラグを高品質なものに換装することで、より高品位な音質を得ることが出来ると思います。電源ボックスの価格が安いですので、Panasonic WF5018明工社 ME2591などの安価なホスピタルグレードで十分だとは思うのですけれど、CPはともかく更なる力感が欲しければ無メッキ電源プラグで。音を脱色してより上質感のあるクールな響きを加味したい場合はロジウムメッキの電源プラグを試したいところです。価格もありますが、PDS8の音質的な弱点をカバーする目的でFURUTECH FI15M Plusのロジウムメッキバージョンあたりが良さそうかな〜なんて♪



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