Pioneer PureVision PDP-427HX プラズマディスプレイ 画質インプレッション

【Pioneer PureVision プラズマディスプレイのお話】
機種選び|購入|生産撤退電源ノイズ電源ケーブル

遂に念願の大画面薄型テレビ、パイオニア・ピュアビジョン PDP-427HXがリビングルームに届きました…( ੭ ・ᴗ・ )੭♡。購入店は県内のコジマでしたので配送設置料は無料。焼き付いて中古としての価値がないSONY WEGAは、家電リサイクル料を払って引き取って貰いました。先ずは配達員立ち会いの下で開梱通電し、画素欠けなどの初期不良がないか目を皿のようにしてチェック。幸い問題は全くなく一安心。それにしても外観デザインの美しさと高級感は、オーディオマニアやインテリアにこだわりのある皆様に所有する喜びを与えてくれる素晴らしい仕上がりで、払った額に見合う以上のハイエンドなオーラが漂っていて思わずうっとり゜゜(´▽`。)°゜。

myroompdp-427hx

デザイン優先のブラックの光沢枠は映り込みが気になるのでは?との心配の声もありますが、実際使用してみると判りますが、実用上気になることはあんまり無いだろうと思います。それ以上にモダンデザインの家具として、光沢枠の醸し出す存在の高級感はPioneer PureVisionにとっての外せない個性でしょう。ヨーロッパではシルバーのプラスチック筐体よりこちらのデザインの方が受けると云うのも頷けます。

ピュアビジョンの中のヴァイオリニストはNicola Benedetti

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設置サービスと5年保証

現物を見てやはりという感じですが、プラズマテレビの設置は2人以上で行った方が無難です。まず店頭で受けた印象よりも随分大きい。PDP-427HXの本体重量は29kgで、ブラウン管テレビと比べると随分軽く、プラズマテレビの中でも現在最軽量を実現しています。しかし構造上画面に触れるのは望ましくない&そのままでは自立しませんから、一人で持ち上げて設置しようとするとかなり無理が出てきます。大切なプラズマパネル面に万が一傷を付けないためにも、通販・実店舗に拘わらず設置サービス込みで販売されているお店を選ぶ事をお薦めします。あと、部品としてのプラズマパネルが高価である以上、万が一の際の5年保証は必ず付けておきたいところですが、PIONEERが自社で5年間安心サービス保証(有償)を設けていますので、長期保証のないお店で購入された場合は必ずこちらに加入しましょう。大画面薄型テレビは他の白物家電よりずっと高価なものですので、目先の僅かな値引きに囚われず、保証、設置リスク、運送リスク、初期不良への交換対応可否などを含め、評判の良い信頼できるお店で購入されるか、或いはメーカー直販のパイオニアオンラインから購入されることをお薦めします。

Pioneer OT-OV427 PureVision PDP-427HX専用カバーキット

(オリジナルAVラックやピュアビジョン専用スタンドPDK-TS25、ホワイトカバーキットOT-OV427を同時購入する場合、パイオニアオンラインはかなりお買い得です)。正直ホワイトカバーキットOT-OV427欲しいのですが・・・さすがにお値段が…(@_@;)

PureVision 専用スタンドPDK-TS25について

うちの場合は主に予算上の都合から、パイオニア純正の専用テーブルトップスタンドPDK-TS25をPureVision本体と同時購入しました。ちなみにPDP-507HX及びPDP-427HXPDP-427HXDは、この専用テーブルトップスタンドに乗せた状態で左右にスイーベル(首振り)可能です(日立Woooのスイーベルスタンドのように自動ではありません)。動きはスムースで軽く、掃除の際や後部の配線を抜き差しする場合など、この首振り機構がなかなか便利でメンテナンスが楽に出来ます。配線いじりに関しては重くて大きいブラウン管と比べると格段に楽になったと云えるでしょう。ただ、PDK-TS25に乗せた状態では、スタンド下部を壁面へ密着させたセッティングでも、壁面からパネル前面まで22cm弱(本体後部から11cm程度)の距離があり、後方スペースがそれなりに開いてしまい、せっかくのプラズマテレビの薄さを生かし切れないのが難点です。

Pioneer PDK-TS25 PureVision スタンド

出来れば専用のプラズマディスプレイ壁掛けユニットPDK-WT02を使用して壁面へ取り付けるのがベストな使い方なのですが、管理人宅の場合、硬度の低い防音パネルが後壁一面に埋め込まれていて壁掛けに必要な強度が足りず、吸音パネルをくり抜いてテレビを埋め込むか、オーディオラックに乗せるかの二者択一になってしまいます。吸音材を切り取るのは流石にリスクが高いですから、ラックに固定する方法で、出来るだけ壁面に密接したセッティングが出来れば言うこと無しですので、今後、そういった汎用部品がパイオニアさんかAVファニチャーメーカーさんから発売されることを望んでいます。

プラズマディスプレイの配線

大画面薄型テレビの初期配線ですが、地上波アナログ受信アンテナ及び録画機器との接続については従来のテレビと特に違いはありません。BS/CSアンテナ系統も同様です。しかし、地上デジタル放送が始まり、これと従来のアナログ地上波は、それぞれ別系統に分岐しての外部アンテナ入力が必要になりますので、多くの家庭では従来に加えて新たに1系統のアンテナ線と、デジタル放送対応の分配器が必要になると思われます。

また、CS放送のスカイパーフェクTVについては、スカパーe2(旧スカパー110の名称変更)が内蔵されていますが、既存のアナログスカパー外部チューナーをお持ちの方は、今のところ契約変更をなさらないことをお薦めします(理由は後日掲載します)。

PS3やDVDレコーダー等の外部録画機器をプラズマテレビに接続する場合、もちろん従来のS端子やD端子等のアナログ接続及び、RCAケーブルによるLR音声入力が可能です。加えてピュアビジョンの場合、ハイビジョンをそのままデジタル転送可能なHDMI接続端子が2系統装備されていますので、接続するDVDプレーヤーやHDDレコーダー等にHDMI端子が装備されている場合、迷わずHDMIケーブルを使われることをお薦めします。HDMIケーブルは現時点ではやや高価ですが、デジタル転送で画質/音質の劣化が無く、従来コードが3本必要だった映像と音声の両方を、一本で全てデジタル転送出来、配線を簡単且つシンプルにする事が可能な点など、今後のAV機器に於いて間違いなく主流となる規格だと云えるでしょう。

アンテナ線は現時点でアナログ/地上デジタル/BS・CSデジタルの3系統が必要です。アナログ地上波と地デジは送り元が一緒ですから、機器内部で分波すればケーブルは本来1系統で済む気がするのですが、現在はテレビもレコーダーも何故か別々に外部入力するのが主流のようです。また、テレビ側にアンテナ端子のスルー出力は装備されていませんので、録画機器を前段に挟み、ピュアビジョンが各アンテナ配線の最後端になるよう、短いアンテナケーブルや分配器等が必要になると思われますので、これから新しくハイビジョンテレビ等を購入される場合、配線を良く考えて事前に準備しましょう。自分の場合、地上デジタルとアナログ放送へそれぞれ別にアンテナ入力が必要なことを知らず、設置時になって1系統足りなくなってしまい、見かねたコジマの設置業者さんが気を利かせて、アンテナ線を1系統ぶん無料でサービスしてくれたのでした・・・(滝汗)

電源入力は3PのACインレットです。オーディオ用の高級電源ケーブルを使うことで、もしかすると画質や音質の改善が可能かも?知れません。うちの場合クライオ壁コンセントPAD CRYO-L2から、映像機器はピュアオーディオとは別系統でaudio-technica製ノイズフィルター付きACタップAT-NF34に接続しました。

店頭では暗く感じるPDPパネルの家庭内での明るさ

さて、肝心のPDP-427HXの画質、ファーストインプレッションです。店頭で液晶と比べて劣るプラズマパネルの明るさですが、家庭内では実際のところ充分に明るく、設定によっては長時間見てられないほど眩しいと言っても良いでしょう。消費電力「標準」モードのダイナミック設定等の場合、輝度が高すぎて白い画面などギラつきを覚えます。とにかく、明るすぎる店頭では判りにくいのですが、一般的な室内条件では十分な明るさで発色もインパクトがあり、輝度の低さが実用上問題になることは殆ど無いと思います。標準や省エネ1レベルのダイナミックモードについては明るすぎて逆に目に悪そうですので、家庭内での使用は避けた方が良いでしょう。プラズマパネルは(液晶も)経年劣化で徐々に輝度が落ちていくのですが、現在の機種では初期性能で十分な明るさが実現していますので、数年後に例えば20%~30%暗くなったとしても、実質全く問題にならないだろうというか、画質調整メニューの輝度調節で十分カバーできる範囲だろうと思います。

Pioneer DVR-DT100 PDP-427HX リビングルーム

また、単純に明るいだけではなく輝度階調が極めて豊かですから、撮影状況によってカメラレンズの周辺光量が落ちている事までもクリティカルに描写し、この点でも明るさを均一にペッタリ平坦に再現してしまう液晶テレビとは大きな違いを感じます。また、完全なフラット大画面のため逆に撮影レンズの歪曲収差が気になったりもします。被写体のピントと背景のボケ味の美しさなど、前後の奥行き感も非常にダイナミックに描写されるため、フォーカスが今何処に合っているのか?奥行き感が手にとるように伝わります。前にも書きましたが、丸いものを映した時に、それが平面ではなく立体に見えるのは、現時点でもPIONEER PureVisionシリーズだけの抜きん出た特徴であると云えるでしょう。

内蔵チューナーの画質

肝心の地デジやBSなどのハイビジョン画質は思わず涎が出るくらいの質感♪ 恐ろしく透明で潤いがあり、奥行き感が豊か。ノイズが非常に少なく画質に安定感があります。発色は色数が極めて豊かでしかも鮮やか。他社のように赤が朱色になったり、肌色が黄色かったり、画面全体が緑がかったり黄ばんだ感じもありません。全体的に偏りが無く不自然さの少ない色再現性ですので、風景などの自然物、或いは町の景観など、誤魔化しの利かない自然の世界を見たときの、当たり前であるが故のリアリティを、目に映る現実に合わせてここまで正確に描写できるというのは簡単そうでいて非常に難しいこと。なんと云うか、このセンスの良さは実際文句の付けようがないレベル。また、動きの多い場面でも液晶で良く云われる動画ボケや解像度の低下も殆ど感じません。非常に滑らかな動きで、この独特の滑らかさはパナソニックや日立のプラズマテレビと比べてもその差は一目瞭然です。

液晶やプラズマディスプレイで一番難しいと言われている水面の描写も全く問題ありません。地元のプールで行われたシンクロ国際大会の生放送でも、他社製品では盛大なブロックノイズに見舞われるところがPureVisionでは全く破綻無し。水の潤い感や反射の光沢感もリアルそのもの。スポーツモードの生々しく立体的な臨場感は格別。マーメイドの素早い演技に対する動画ボケは当然皆無。ノイズリダクションが最も弱いゲームモードの場合に限ると)非常に細かいブロックノイズが水しぶきに絡んでいないとは言いませんが、これは多分放送側のビットレート不足から来る圧縮ノイズではないかと思います。ピュアビジョンの実力は、既に現行ハイビジョン放送の転送レート不足を露わにしてしまう位シビアな描写力があるのです。

反面、アナログ地上波の画質は、なんじゃこりゃ???と云うか、お世辞にも誉められないクオリティ…。 結果的にPureVision導入後、程なくしてアナログ地上波を殆ど観なくなった自分からすると、この仕様はコストダウンとして十分納得できますが、地上波アナログだけはビデオデッキやDVDレコーダー内蔵のチューナーと比べても小汚いというか、マンションで受信状態が悪いのがもろに出てしまい、状態の悪いチャンネルではウニョウニョと残像が発生したり。。。このような事もあって、旧来のアナログSD放送フォーマットではブラウン管テレビの方が確実に奇麗だと云えます。ただ、2006年12月以降、ほぼ全ての地域で地上デジタル放送が視聴可能になり、コンテンツ的にアナログと地デジは殆ど重複している以上、実際のところアナログ放送を視聴する事は今後は殆ど無くなってしまいますから、アナログチューナーは停波までの4年間、繋ぎのオマケと割り切って考えた方が良いのでしょう。

内蔵デジタルBSチューナーのSD画質はまあまあ良好。これは店頭でも同型のPanasoni VIERAと比較したのですが、クッキリ感、発色、実在感など一目でピュアビジョンの方がVIERAを凌駕しています。但し、解像度が高い分、何故かNHK衛星第1/第2(デジタル)の圧縮モスキートノイズが目立ちやすいという部分はあります。逆にHD画質のハイビジョン放送全般では、輪郭強調感の強いビエラに比べ、PDP-427HXの方がザワザワ感が少なく見た目にかなり低ノイズです。

DVD/VHS/DVD/8mmなど外部入力のSD画質

SD画質については一般にPureVisionは(特に液晶テレビと比較すると)奇麗と言われているようですが、ハイビジョン対応ブラウン管テレビと比べると残念ながら明確に劣ると思います。これまで使ってきたSONY WEGAなどの通常のブラウン管テレビと比べても、走査線の粗さや歪みを気にしなければブラウン管の方が、ぱっと見は明るくクッキリしていて奇麗。逆にPDP-427HXの方はSDブラウン管より画面の描写が細かく、従来は気付かなかった微細なノイズやジッター、映像の遥か細かな部分まで見ることが出来ますが、元々がハイビジョンに最適化されて作られたパネルであるためか、SDコンテンツはどうしても輪郭のフォーカスがぼんやりしてしまうのが欠点。特にS-VHSやHi8等はノイズが多すぎて既に42型1024×768画素では観るに耐えないレベルにあることが実感できます…( ̄▽ ̄;)

ただ、これは元画像の質にかなり影響されるようで、4:3映像の場合、元が悪いとボケ気味、元が良ければ十分クッキリとした映像を観ることが可能です。他に仕方のない事かもですが、レターボックス収録のズーム状態は正直かなりボケます。(このズーム画質には何かしら輪郭補正モードが欲しかった…) ただ、それでもトータルで十分視聴に耐えうるレベルにはなっていますし、残像感も無く、他社液晶等と比べた場合には断然良いみたいですので、 この件は薄型大画面テレビ全体の欠点ではありますが、その中でもPDP-427HX/PDP-427HXDは一番マシな方と考えて良いのかなと思います。

アニメの画質

2次元アニメのデジタル彩色画の場合、通常の3次元実写映像とは異なり「動画の残像さえ解決できれば」よりセル画チックで平面的な描写になる液晶モニタの方が画質傾向的には向いていると思います。ただし残像の問題というのはスポーツもそうですが、実はアニメで一番目立ちやすい。その残像もモニタ側に遅れがあるのか、再生デッキ側で発生しているのか、記録された元映像自体に問題があるのか、色々な原因があって特定が難しいところですが、ブラウン管モニターに慣れた目からすると、液晶モデルの多くはかなり激しい残像感を感じますし、プラズマでは液晶ほど明白な残像感は無いにしても、なんか動画レスポンスにブラウン管とは異なる僅かな違和感がある。

原理的には十分な応答速度が確保されていて残像は出ない筈?のプラズマパネルですが、映像回路の演算の複雑さから来る問題なのか、ピュアビジョンの場合、インターレース処理の遅れからアニメの動画や口パク部分、横スクロールする字幕表示などが、部分的に「中抜けシマシマ」になってしまう事象がしばしば発生します。現行のピュアビジョンに於いて唯一明白に判る映像の破綻がこれです。多少応答速度を犠牲にしてでも、映像処理を階調表現の豊かさへ振った設定なのかも知れません。実際に観ていて不快になることは無いレベルには収まっていると云えますが、重箱の隅を突いてしまうと多少なりとも妙な感じがするのは事実。

Pioneer PureVision インターレース処理の遅れ

一時停止すると良く判る残像(注:レコーダー起因)と縞模様(画像クリックで大きな絵が見られます)。これは敢えて意味が判りやすいように狙った画ですので(東芝DVDレコーダーのフレーム静止画で、ずれて記録されているシーンを撮影)、とは云えPureVisionのみでこんな風になっているとは思わないで下さい。実際の動画時には横スクロールする字幕表示やアニメの視聴時に限り、時々口パク等の画面の一部分が瞬間的に縞模様になる程度。実写映像で残像はありません。ちなみに映像元はまぶらほの19話。同じ静止画がブラウン管では固定した縞模様にならず、フレームが交互に高速点滅状態になります。

出演:阪口大助, 出演:生天目仁美, 出演:松岡由貴, 出演:猪口有佳, 出演:千葉千恵巳, デザイン:新田靖成, 監督:木村真一郎, 原名:築地俊彦, その他:滝晃一, その他:J.C.STAFF
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発色と輪郭描写に関してはハイビジョン制作アニメでのデジタル彩色の均質感を、よりダイレクトに感じさせてくれる点についてはやはり液晶の方が一枚上手。PureVisionの場合、映像の種類によっては2次元よりも3次元映像に最適化されているため、キャラの輪郭線が甘いと感じることがあります。プラズマはもっとこう一歩引いた色彩のニュアンスや微妙な階調表現にうまみがありますから、逆にデジタル彩色以前のアニメや、複雑で芸術的な色調の作品、ジブリ等のアニメ映画作品等になるとプラズマの方がより臨場感が感じられて深く楽しめるはずです。PureVisionの場合、2次元画像にも拘わらず、不思議とキャラと(ピントをぼかした)背景の関連性に奥行きと立体感を感じてしまうところが凄い(@_@;)。制作側がコレを意図しているかはともかく、特有の被写体深度の描写力が、映像にのめり込める不思議な求心力に繋がっているのは事実です。

更にパイオニア独自の蛍光体と高純度クリスタル層がもたらす独特の潤い感もあって、適度に輝度を落として視聴した場合の意味深な雰囲気表現は、たとえアニメであっても圧倒的な立体感と臨場感を醸し出す事が可能。もちろん3次元実写映像の映画・ドラマなどを視聴する際にはより本領が発揮され、現時点でこれ以上ないと言えるほどの陰影感と、深みのある高品位な描写力は、ピュアビジョンのみの独壇場と言っても過言ではありません。

42V型という大画面サイズは、テレビアニメの視聴に限った場合、SD品質で制作された作品では4:3表示は適当。16:9レターボックスズーム作品の場合はやや大きすぎる感じです。ズームした場合、輪郭線が太くなり過ぎる上に画像がぼんやりしてしまい違和感があります。オーディオシステムでもそうですが、コンテンツによっては、画面が大きい=必ずしも良いという訳にはいかないのですね。。。但し元々ハイビジョン制作されたアニメ番組でしたらこれ以上に大きい画面でも当然問題ありませんし、16:9で高画質収録された劇場版でしたら、やはり大画面の良さが堪能できると思います。

e2 by スカパー(スカパー!110)の画質と音質

最近のデジタルハイビジョンテレビを購入すると漏れなく?セットになってくるのがCS放送のスカパー!110(現e2 by スカパー)です。「e2入ってます!」のCMが始まって、新製品の映像機器にのみ内蔵されていると勘違いされる方もいると思いますが、中身は単なる旧スカパー110の名称変更です。e2 by スカパーのメリットを挙げると、従来までは別途購入が必要だったスカパーチューナーは内蔵されているし、SkyPerfecTV!専用に必要だった衛星アンテナはBSアンテナと共用でOK。加入料・視聴料は一緒で契約するだけで機器配線無く即視聴と、CM的には一見してなかなか良いこと尽くめのようですが、実は問題点がいっぱいあります

これ、基本的な放送内容は旧スカパーと一緒で、転送に使っている衛星が異なるわけですが、e2 by スカパーの方は従来のスカパーと比べて実はチャンネル数が少ない。従来のスカイパーフェクTVが188チャンネル(他にラジオが101CH)に対して、e2 by スカパーは僅か72チャンネル。このブログをご覧の皆様の加入率がかな~り高そうなCLASSICA JAPANもなっしん。そんな感じで良く調べずに移行しようとすると、欲しい番組がなんもかんも映らない~なんて事に成りかねません。MTV系やアニメ系は一通り押さえられているみたいですけれど、ここには新たにコピーガードによるエアチェック制限の問題が出てきます。

e2 by スカパーは従来のスカパー!には無い著作権保護のためのコピーワンスが掛かっていますので、録画してもそれ以上のダビングは出来ません。100歩譲ってそれ自体は良いとしても(良いのか?)、この場合、通常のビデオ録画用DVD-Rデータ用DVDメディアは利用できず、やや高価なCPRM対応DVD-Rメデイアでないと焼けませんので、後のブランクメデイア代が嵩む羽目になります(同等の国産廉価品で実質2~3倍)。しかもこの場合、レコーダー側ではVRモードでしか記録できませんから、録画したDVD-Rを再生専用のより高画質な高級DVDプレーヤーを所有していても規格が違うので殆ど再生できません。車載用もポータブルもなにもかも駄目。要するに従来のように、コピーガードもない番組を、どんな汎用DVDプレーヤーでも再生できるVideoモードで記録して保存するという当たり前すぎる普通のことが出来なくなってしまうのです。

ソニー(SONY)
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コピーワンスを回避するには従来のスカパー!視聴用外付けチューナーとアンテナを使うしかないのですが、こちらも現行最新機種であるHUMAX CS-5000/PANASONIC TU-DSR60/MASPRO CDT590SP(SPR590)では、既にコピー防止チップが組み込まれていますので、新たにスカパー!チューナーを購入される場合、設計の古い(コピーワンスが入っていないSONY SAS-SP1SETSONY SAS-SP5SETを在庫が無くなる前に購入するのが無難です。※そもそもSONYのチューナーが一番デザインも良くコンパクトです。

SONY SAS-SP1SET

次に録画の利便性。最近のデジタルハイビジョン対応HDD/DVDレコーダーでの話です。レコーダー側にもスカパー(CS)チューナーが内蔵されていて便利?かと思いきや、思いっきりその逆。スカパーの定期録画が地デジやBS/CSなどの他のデジタル放送コンテンツの録画と重なった場合、どちらかを諦めなければならない事が多発。管理人のように現行放送のクラシック音楽番組とアニメをとりあえず全部録画して、後で観たいやつだけピックアップして観る。観なくてもとりあえずメデイアに焼いておけ!みたいなヲタク丸出しハードユーザーの皆様は重複多発で確実に積みます・゜・(ノД`;)・゜・

これが従来型スカパー!のアナログ外部入力でしたら、アナログ録画側は(アナログ地上波録画は実質激減する以上)事実上スカパー専用の録画エリアですから、スカパーのアニメやMTV系が幾ら多くても、地デジやBS/CSのデジタルハイビジョンコンテンツの録画には全く影響しません。(最近の機種はデジタルチューナーとアナログチューナー(or外部入力)は同時並行録画が可能です。) 更にデジデジ/デジタルダブルチューナー内蔵レコーダーという選択肢もありますが、結局片側を低画質スカパーに取られるとしたらかなり萎え。実際問題として、音楽とアニメに限れば、今のところ地デジ/BS/CSデジタル放送の範囲で予約が重複する事は非常に少ないですので、そんなにデジデジダブルチューナーが必要かは微妙。まぁ、BSフジののだめカンタービレとBS-iのひだまりスケッチ16:9フルバージョンが被ってが~ん!とかは多少ありますけれども゜゜(´▽`。)°゜。

出演:川澄綾子, 出演:関智一, 出演:小川真司, 出演:川田紳司, 出演:藤田圭宣, 出演:松風雅也, 出演:生天目仁美, 出演:能登麻美子, 出演:浅沼晋太郎, 出演:伊藤静, 監督:カサヰケンイチ
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他に回避策としては、ピュアビジョンのようにダブルチューナー内蔵テレビの片側チューナーから、レコーダーへ外部アナログ入力という手があります。ただしこの方法ではあくまでアナログ転送しか出来ないのが難点。他の現行大画面薄型テレビも概ね同じだと思いますがPDP-427HX/PDP-427HXDの場合、テレビのデジタル放送出力はアナログS端子のみで、実はハイビジョン放送をハイビジョン画質では録れないという罠…_| ̄|○ プラズマテレビ内蔵ダブルチューナーの使い道って、2画面などのお遊び表示以外は実質これしか無いと思うのですが、ハイビジョンを無劣化でデジタル転送可能なHDMIについては、テレビ側は入力のみで出力ができませんし、レコーダー側もHDMI出力のみで入力が無い。結果レコーダー外部入力ではSD録画しか出来ず、色々な意味で片手落ちという仕様。。。(滝汗) レコーダー内蔵チューナーが塞がって更に重複した場合に、第三のバックアップチューナーとしては有用ですが、常用するにはちょっと辛い仕様かも。ハイビジョンで録りたい番組が重複したときの、SD録画専用と割り切ればまあまあ使えはしますけど。。。※のだめカンタービレ/ひだまりスケッチ被りはこれで回避しました。

出演:阿澄佳奈, 出演:水橋かおり, 出演:後藤邑子, 出演:新谷良子, 出演:松来未祐, デザイン:伊藤良明, 監督:新房昭之, 原名:蒼樹うめ, その他:長谷川菜穂子, その他:シャフト
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最後は画質の話です。巷ではe2 by スカパーは従来のスカパー!と比べて高画質だと言われています。実際、多くのチャンネルでは転送レート的には若干良いらしい。ちなみに管理人もしっかり契約しているアニオタ御用達のキッズステーション/ANIMAX/AT-Xのアニメ三本柱の場合、

【e2 by スカパーの画質】

Che2 by スカパー従来スカパー!
キッズステーションD1 VBR7.7Mbps2/3D1 CBR3.2Mbps
アニマックスD1 CBR3.8Mbps2/3D1 CBR4.0Mbps
AT-XD1 CBR6.3MbpsD1 CBR5.9Mbps
音声はどちらも256Mbpsですが、スカパー!のコーデックがMPEG Audio Layer-2に対し、e2はMPEG-2 AAC。これはMPEG2の384Mbps相当の音質となり、音質面ではe2に軍配っぽい。

(注:CBRは固定・VBRは可変ビットレートの略)

で、スペックはともかく実際見比べてみるとですねぇ…レート云々以前に、チューナーの画作りが違うのです\(^o^;)/。うちのスカパーチューナーはSONY SAS-SP1SET(DST-ST1)で現行のSAS-SP5SETと色違いのほぼ同じモデルなのですが(厳密には待機電力が違います)、ピュアビジョン内蔵CSチューナーのe2 by スカパー!画質は、黒が強く沈んでいて輪郭が甘く全体に発色が偏っていて小汚い印象。SAS-SP1SETの方は相対的に輝度が強くコントラストが浅いのですが、明るく抜けの良い鮮やかな画質で汚れ感が無く好印象。多くのチャンネルで動きの激しい場面でのブロックノイズはe2 by スカパーの方が少ないらしいのですが、観ていて明らかに気分が良いのはSONYのチューナー。特にAT-Xとアニマックスは圧勝。

Pioneer DVR-DT100 DVD/HDDレコーダー

但しスカパー!のキッズステーションは白飛びぼんやり画質で観るに耐えないクオリティなのはヲタモダチの皆さんご周知の通りですが、これ、パイオニアのスグレコ、DVR-DT100で録ると何故か白飛びもボケボケも修正されて非常に奇麗に録れる(謎)、もうキッズを糞だとは言わせないって位の変貌ぶり♪ 元々大したコンテンツがあるチャンネルでもないので、わざわざe2に契約変更しなくてもこれでOK~みたいな。(実際レート関係なく見た目にはDST-ST1+DVR-DT100の方がe2より奇麗なのだ) 注:但しこれは録画画質設定がカスタムという条件付き。設定内容は後日スグレコのレビューで書くつもりです。

結局、e2 by スカパーと旧来のスカパー!どちらの画質が良いのかは、内蔵チューナーの機種毎に違ってくるとは思いますが、少なくともうちでは画質の面からも乗り換えるメリットは全くありませんでした。案外あからさまに画質が違いますので、先入観で契約を変更せずに、皆さんも自分の目で実際に確かめてから取捨選択される事を管理人的にはお薦めしたいと思います。

【Pioneer PureVision プラズマディスプレイのお話】
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コメント一覧 (4件)

  • お久しぶりです!Mattaです。最近またオーディオ熱がきてます。
    PDPレビュー読ませていただきました。僕もPDP派で一通り製品をチェックしましたが、受けた印象はまったく同感です。Pioneerの画質にはかなり惹かれるものがありました。
    Pioneerはシェアがかなり低いことが心配ですが、すくなくとも将来僕が購入する時まではこの路線で(少し高くても)ハイクオリティーな製品を作って欲しいと思いますw

  • Mattaさんお久しぶりです~♪
    相互リンクの皆さんに再開の挨拶回りをしなきゃ等と思ってはいるのですが、今のところ過去記事の改行・誤字・リンク切れ修正などで手一杯というか、サイトが一通り整理されて奇麗になったら、新規のリンク先探しも含めてぼちぼち回ってみようかしらと。mattaさんの記事は少し前にatollがパッとしなかった~云々を読みました。 アトール良ければここでも紹介したいんですが、実機を聴いてないのでした。(昨年は殆どオーディオ屋さんめぐりをしていない)
    パイオニアは厳しいですねぇ。常日頃から感じるのですが、一般市場で売れるかどうかに「品質」は全く関係ないようですね~。液晶もプラズマもメーカー別シェアと品質が逆さま。宣伝イメージと多数派が正義、これにつきます…。 パイオニアは店頭で宣伝力無いですから、微力ではありますが、クオリティ優先の辺境逸般サイトの皆さんが草の根的にネットの片隅で口コミ布教するしかないのかな?なんて思ってます。
    あと、パイの品質は独自性の高い技術力もありますが、何と言っても今画作りしている中のエンジニアさんのセンスの良さでしょう。どんなに技術があってもセンスが悪ければどうにもなりませんが、PureVisionは画作りの巧さ、映像芸術への理解の深さで他社を圧倒してます。このマイスターさんがいる限りはモデルチェンジしてもマニアにとっての孤高のモニタであり続けるでしょう。

  • なるほど。絵作りの部分はチューニングによるところが大きいのでしょうね。LDから映像にこだわってるパイオニアのノウハウなんだろうな、と想像します。

  • プラズマパネル自体は今回のモデルから買収したNECプラズマディスプレイのものになり、それで従来PIONEERは43型だったのが、元NECのラインの都合で42型にサイズダウンしたみたい。蛍光体も変更され、昨年モデルからすると完全に新開発に近い物になってます。PIONEERとNECの技術の良いところを掛け合わせた第一世代になるのかな?旧モデルと比べると随分と奇麗になったと思います。

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