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audiopro Image11 使いこなしその3 audio-technica AT6099と10円玉

【audiopro Image11について】
序章その1その2|その3|再発売

オリジナルモデルのオーディオプロ Image11のスピーカー用インシュレーターはどうしたら良いのか?これが問題になるのですけれども、元々セッティングにはそれほど神経質なスピーカーでは無く、箱の素性が良い為に、ベタ置きさえ避ければ割とどんな条件でもそこそこ良い音で鳴ってくれます。しかし、基本的にこのスピーカーは低域が軽い事が一番の弱点ですので、その部分を解決することがセッティングのポイントとなります。

オーディオプロ Image11


購入当初はカミソリのようにキツかったオリジナルImage11の高域は、エージングが進み馴染んでくる事で、ある程度耳当たりが滑らかで柔らかい方向へシフトします。そうなると新品時の高域の響きの鋭さに惹かれた身としてはなぜか少々食い足りないんですね・・・(^^;) エージングが一通り済んだ個体の場合、音楽的な快活さを保ったまま、ある程度の硬質感と高域の鮮度を更に加えても良いのかなと。

こんな場合、インシュレーターでスピーカーの低域の軽さを改善する方法としてオーディオテクニカのAT6099がなかなか重宝します。

internalaudio-technica AT6099 手軽に音質が向上出来る定番インシュレーターのレビューです♪

audio-technica AT6099は、比較的安価ながらもスピーカーのベースに限らずアンプCDプレーヤー等々でも重宝する汎用性の高いオーディオインシュレーターです。真鍮とソルボセイン、ハネナイトの異種素材3種を組み合わせたハイブリッド構造が、バランスの良い絶妙な音質をもたらしてくれるのがポイント。どうしてもソルボセイン等のソフト系樹脂素材が音のディテールに甘いキャラクターを加えてしまう為、ハイエンドオーディオ的な隙の無い音調やクオリティを求めるのにはやや不向きではあるのですが、エントリークラスのピュアオーディオ機器やミニコンポでの低域不足と音の軽量感を解消したい、中域の密度を高めたい、歪み感の伴うキツい高域を聴きやすく和らげたい時などに、audio-technicaのAT6099はかなりお薦めのインシュレーターです。柔らかさの中にも中高域に真鍮のキャラが明るく見え隠れする感じで、音楽の表情が大きく快活な再現性となり、音楽を更に親しみやすく身近に楽しめるようお手軽にチューニングしてくれるアイテムです。

このAT6099の音質的キャラクターが、購入直後のエージングが未だ足りていないオーディオプロ Image11のトゥイーターの切れ込みを穏やかにし、不足する低域方向を伸ばしてバランスを取るのには非常に良い方向に働いていたのですけれども、馴染んでくるとソルボセイン素材の柔らかさが先に立ってしまい、シビアに対峙して聞き込むには少しばかり甘くなりすぎる傾向は否めません。AT6099独特の音楽的で豊かな表情や音場の広さは魅力なのですが・・・。ここで今回のaudiopro Image11の購入店である鹿児島のババデンキさんよりいただいたアドバイスが、Image11を10円玉6枚で3点支持る方法です。

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10円硬貨をスピーカーのインシュレーターに代用するやり方は、雑誌のオーディオ初心者向け講座などでも古くから取り上げられるポピュラーな方法で、その昔、管理人も色々なコインや素材を集めては取っ替え引っ替えしていたのを今更ながら思い出します。 しかしいつしか高価なオーディオ専用インシュレーターに目を奪われてしまい、10円玉という最も身近で基本的な純銅素材の存在をすっかり忘れてしまっていました…( ³△³ ).。o

10円玉早速サブシステムのスピーカーの足として使っていたオーディオテクニカ AT6099×3点支持を10円玉×6枚に交換してみたところ、ソフト気味の音色に硬質感が加わり全体に解像度が大きく向上しました。聴感f特がフラットになり、低域方向も十分な沈み込みで音にカッチリとした安定感が生まれます。オーディオ的な音質とハイエンドっぽい雰囲気が僅か60円で劇的に改善しますので、皆さんもよろしければ試してみてくださいませ♪ 結果的に限界突破をしたような感じでバランス面のみならず、音質の面からもaudiopro Image11の持つ底力を見せつけられましたd(^_-) 但し10円玉の持つ音質傾向として、聴感S/Nが良く静けさや精神性の表現に優れる反面、ともすると表情が暗めでやや真面目すぎるきらいがありますので、この解像感と音色の硬質感を保ったまま明るさや表情が加われば更にベターかも知れません。

それでふと頭を過ぎったのが以前に貸し出しをして貰ったことのあるローゼンクランツのエコブラスです。・・・少々お高めですがまた試してみたいなぁ。。。その他では響きの明るそうな500円硬貨なども試す価値がありそうです。こちらは6枚で3000円。 貨幣価値は毀損しませんから実質タダですねっwこちらもタンス預金のつもりで皆様如何でしょうか?ちなみに10円硬貨や500円硬貨を使用する際は銀行に行って出来れば新品と交換して貰いましょう。表面酸化や傷の無い奇麗なコインの方が見た目にも良いですし、たぶん響きも良くなる筈です♪

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管理人が今までいくつかのスピーカーを購入したババデンキさんではImage11のツィーターが改善された後継機のオーディオプロ Image12や他の小型スピーカー等もお買い得価格で数多く取りそろえていらっしゃいます(注:2005年当時)。余り知られていませんがオーディオ通販の隠れた穴場です。

internalオーディオテクニカAT6098 vs AT6099インシュレーター比較レビュー♪

オーディオプロImage11でいくつかのスピーカー用インシュレーターを試した結果、個人的には音質よりも長時間聴き疲れしないことと音楽をおおらかに楽しくがコンセプトですので、今では十円玉ではなく結局元のaudio-technica AT6099を使っています。BGMとして長時間音楽を聴き続けるには、AT6099の方がリラックスしてリスニングを楽しめますから。ただ、サブシステムAをセッティングしてある収納ボックスの天板がパーチクルボードなのが問題といえば問題。。。この上に例えば高音質な専用オーディオボードを敷くことで解像度が大きく向上するはずですので色々試してみたいかもです。。。

internalaudiopro Image11でも効果的。radio.wave.cut(ラジオ・ウェーブ・カット) スピーカーの音質改善にこれは良いかも!?

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