そんなこんなで、うちの薄型大画面テレビ導入計画は、液晶モデルを敢えて外し、42〜50型のプラズマテレビに絞られる事になりました。まぁ、プラズマパネルの優位性に疑問のある御仁は、説得力皆無な電波管理人の妄言より、オーディオビジュアル専門家である麻倉先生のインタビューを読んでみて下さいませ♪

さて、プラズマテレビ限定となると、選べるのは松下VIERA日立WOOOパイオニアPureVisionの3社が主な候補になります。ビクターEXE(エグゼ)(プラズマより液晶にめっぽう強い)や、byd:sign(バイデザイン)についてはまた別の記事に。

PANASONIC VIERA(ビエラ)

まず目に付くのはやはり一番売れているパナソニックのVIERAiconでしょう。何処の大型販売店でも、販売区画の一番良い場所を独占して最も目立つ展示がされています。恐るべし松下の営業力。50型の上級機種からはフルHDモデル。うーん、開発予算も展示コーナーもなにもかも、他のメーカーにチョットは分けてくれ〜と思わず唸りたくなるようなプラズマシェア独占状態。しかも実売価格が一番安い。ていうか甚だしく値引きが利いたり。シングルチューナーの42型下位モデルTH-42PX60でポイントその他で実質20万前後ですから、これはもう当然の如く売れるわけです。で、肝心の画質性能はどうかというと・・・、うーん、うーん、うーん・・・・(謎) 技術的な開発力の部分は流石に松下、50型のTH-50PZ600以上はフルHDを実現していたり、動きの自然さや全体のクッキリ感など、他社をリードして非常に優れているように感じます。ただ、性能は良いんですけれど、ヲタク視点で見た場合に画作りが微妙に??? 誤解をとっても恐れつつ口から電波を駄々漏らしてみると、描写の方向性が家庭用テレビそのものの画作りに感じるのです。今まで使って来たSONYベガKV-29SF1のダイナミックモードに近い表現とでも言いましょうか。。。店頭効果を意識しつつ、一般家庭で最も良く観られるであろう地上デジタルのバラエティ番組やニュース番組等のコンテンツを、極めて常識的且つ明瞭に映してくれる分かり易い画質。地上のビエラですしね。色再現も何かこう、肌色や赤などのリアルで生々しい表現からは一歩引いたところにある、家庭用ブラウン管でも馴れ親しんだ感じの、ほんの少し化学調味料で味付けしてみました的なファミレステイストな親しみやすさ(謎)。ブラウン管からの移行を踏まえ、絶対不特定多数に最も受け入れられやすい平均的な味覚で攻めてみましたって感じ。外観デザインもシルバーのプラスチック枠で従来のテレビ的。一般的な日本の室内環境での買い換えでも浮かなそう。更に前面低反射ガラス層でパネルの反射も抑えられていて、傷にも強く、映り込みの多い家庭での実用性を非常に大切にしています。基本性能が高いたげでなくトータルでとっても親しみやすく扱いやすく庶民的♪ チャンネル切り替え等の動作も良好。

ただ、先にも書いたように敢えて映像部分だけを取り出し、敢えて重箱の隅をブスブス突き刺すと気になる点もあります。どうも店頭で比較されるであろう他社液晶テレビの画作りを意識して引きずられている気がするというか、マーケティングの立場から犠牲になっている部分がある様に勘ぐりたくなるというか、松下のプラズマ技術力を最大限生かし、プラズマパネルの持つ魅力を最大限引き出しましたって感じがイマイチ伝わりにくいのです。新PEAKS(ピークス)ドライバーの効果もあるのか、かなり輪郭強調を駆けていてクッキリハッキリ見える反面、輪郭ノイズが多く奥行き感が犠牲になっている様にも感じられます。お陰で他社プラズマテレビと比較して映像描写が平面的になり、良く見ないとまるで暗い液晶みたいに見えてしまい、店頭比較時に運悪く店員の解説がない場合、液晶の明るさや美しさを逆に援護射撃してしまっているようにも見えてしまったり。そんな部分が、マニア視点で見た場合のシビアな求心力を敢えて犠牲にしている風にも思われて、ちょっとびみょ〜とか言ってみる。

HITACHI Wooo

次は日立のWooo(ウー)icon。HDDレコーダー内蔵で録画も出来るプラズマテレビ。更に松下に迫る実売価格という事で、色々な意味でかなりお買い得。レコーダー故障したらどうするの?という突っ込みはこの際敢えてしないでおきます♪ 日立はプラズマPDP事業を松下と共同で開発生産していますので、松下のOEMな感じ?かと思いきや全くそんなことはなく、しっかりとした独自性を主張しています。というより、画作りも外観もなにもかも違いすぎて同系統のパネルには見えません。画素スペックも全く違い、最大の特徴は42型及び50型の垂直解像度が1080画素で、松下やPIONEERの同クラス機の768画素を大きく凌駕している点。但し水平解像度については一緒で(42型で1024画素/50型で1366画素)となります。要するに日立の現行機は縦方向のみフルHDスペック。その分これはもう断然、他社のプラズマモデルより精彩感が高く感じられます!と言いたいところですが、意外とそれ程でもないというか、実は店頭レベルだとマヌケな私にはあんまり違いが感じられなかったり(爆) 同じ50型で比較した場合、水平解像度も1920画素でフルHDを実現している松下TH-50PZ600とPIONEER PDP-5000EXの2機種については、一目で画素が細かい事を認識できますので、案外と垂直解像度より水平解像度の方が見た目に大きく違って感じる?とか思ってみたり。いずれにしてもスペック面では遅くても2〜3年で全社42型以上の全機種フルHD化を実現するでしょうから、現状の過渡期モデルで目くじらを立てる程でもないと何故か自分へ言い訳しながら、たぶん、家庭内だとかなり違って見えるんだよとその辺りは持っている人に訊くがよろし♪

肝心の画質ですが、乱暴に云えば松下とパイオニアの中間です。プラズマの持つ特性と魅力を素直に表現した大変好感度の高い仕上がりで、ビエラほど店頭効果に振っているわけでもなく、パイオニアほどアーティスティックな描写力に拘っている風でもなく、こう色々な意味でトータルバランスが取れています。松下と異なりこちらは前面光沢ガラスを採用しているお陰あってか、プラズマらしさの一つである透明感や空気感の魅力は十分に出ていますし、色再現性もまぁ合格。黒部分の沈み具合や、色(色温度?)が微かに黄ばんでいるなど、映像の各要素のピークをマニアックな視点で敢えて別々に分けて比較した場合、それぞれパイオニアか松下に軍配が上がってしまうのですけれど、全体的に画作りというか見た目の特性?がフラットで素直なのか、どんな映像でも万遍なく安心してみていられます。特に50型のW50P-HR10000W50P-H10000(レコーダー非内蔵モデル)は個人的にとても気に入りました。実用性と描写力を高度に兼ね備えていて、これはなかなか大人の選択かも知れません。

PIONEER PureVision

最後はパイオニアのPureVisionicon。実は一目惚れです。もうなんと云いますか、やってくれたね!PIONEERさん♪ってな感じで明らかに他とはイデオロギーの異なる画作り♪ 何が違うって直球ど真ん中で映像の描写力が桁違い。敢えて言わせて貰います、ピュアビジョンに限っては間違いなくピュアオーディオ/ピュアビジュアルしてます。(ピュアビジュアルなんて言葉は無いけど勝手に宣言してしまおう)。パイオニアは純粋なオーディオビジュアル専業メーカーだけのことはあって、他社のような白物家電としてのテレビではありません。要するに設計思想がザクとは違うんですザクとは。。。(爆) 映像機器として家電に媚びていないというか、映像芸術やAV機器に興味がない一般層にまで媚びてないというか、作り手が映画・映像作品が好きなんです!と、見事なまでに主義主張しているんです。薄型大画面家電テレビではなくて、テレビ機能も兼ねたピュアビジュアルモニターという趣旨、正にピュアビジョンという名称に相応しいクオリティ。利益至上主義の今の時代にこういった企画を具現化する事自体とても難しいことなのですが、赤字覚悟でそれをやってのけてるPIONEERのエンジニアさんに脱帽

同社のPDP-5000EXPDP-507HXPDP-427HXを御覧になれば、映像好きな方は直ぐに判ると思うのですが、まず映像の立体感が他とはまるで違います。なんですかこれは!?と思わずモニタの前で絶句するくらい。黒の階調が凄い〜なんて言われてもあまりピンと来ませんけれど、要するに陰影の付き方、光の再現性がまるで別格。人の頭部でも静物でも、丸い物を映すと一目瞭然。平面パネルなのに枠の中が立体に見えますよ?(驚) 特に凄いのは髪の毛、一本一本の質感が極めて明瞭に描写されますから、ヘアデザイナーさんなどは特に驚かれること請け合いです。さらにフォーカスとボケの対比が自然で遠近感がハッキリと出ますので、レンズの向こう側の世界の奥行きに思わず平衡感覚を失って吸い込まれそうになるくらい。 空気感も別格。撮影する場所毎に違う空気の色、水の色、透明度、湿度感までもがリアルに伝わってきます。暗部階調の豊かさ、色再現の生々しさも特筆もの。ピュアビジョンの発色に関しては仄かに現実よりも美しいくらい。派手なのではなく純粋に色が美麗。子供の頃の記憶色が蘇るような、β-エンドルフィンが思わず耳からダダ漏れしそうな景色です(爆) ついでにハイビジョンテレビに付きまとうザワザワとしたノイズはパイオニアが一番少ない。即ちと映像のS/N比が断然良いんです。この点はプラズマのみならず全ての液晶テレビを大きく凌駕している。そして液晶テレビや他社プラズマテレビのような店頭効果狙いの輪廓強調をしていませんので、テクスチャーが細かく、一つ一つの物の質感に実体感があって気持ち悪いくらいリアル。動画処理にも独特の滑らかさがあり、動きボケや輪郭ノイズが驚くほど抑えられています。そんな感じで、なんでPureVisionをみなさん買わないの?と小一時間問いつめたいくらい厳然とした違いがあります。はっきりいって他とは物が違います本当に。(つづく)

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