画質インプレッションその2はアニメの画質とスカパーの画質について。

薄型大画面テレビ導入計画その1
薄型大画面テレビ導入計画その2
薄型大画面テレビ導入計画その3
ピュアビジョン導入計画その4
薄型大画面テレビ導入計画その5
Pioneer PDP-427HX 画質インプレッションその1

【アニメの画質】

2次元アニメのデジタル彩色画の場合、通常の3次元実写映像とは異なり"動画の残像さへ解決できれば"よりセル画チックで平面的な描写になる液晶モニタの方が画質傾向的には向いていると思います。ただし残像の問題というのはスポーツもそうですが、実はアニメで一番目立ちやすい。その残像もモニタ側に遅れがあるのか、再生デッキ側で発生しているのか、記録された元映像自体に問題があるのか、色々な原因があって特定が難しいところですが、ブラウン管モニターに慣れた目からすると、液晶モデルの多くはかなり激しい残像感を感じますし、プラズマでは液晶ほど明白な残像感は無いにしても、なんか動画レスポンスにブラウン管とは異なる僅かな違和感がある。原理的には十分な応答速度が確保されていて残像は出ない筈?のプラズマパネルですが、映像回路の演算の複雑さから来る問題なのか、ピュアビジョンの場合、インターレース処理の遅れからアニメの動画や口パク部分、横スクロールする字幕表示などが、部分的に「中抜けシマシマ」になってしまう事がしばしば発生します。現行のピュアビジョンに於いて唯一明白に判る映像の破綻がこれです。多少応答速度を犠牲にしてでも、映像処理を階調表現の豊かさへ振った設定なのかも知れません。実際に観ていて不快になることは無いレベルには収まっていると云えますが、重箱の隅を突いてしまうと多少なりとも妙な感じがするのは事実。
mabrahoo





一時停止すると良く判る残像(注:レコーダー起因)と縞模様(画像クリックで大きな絵が見られます)。これは敢えて意味が判りやすいように狙った画ですので(東芝DVDレコのフレーム静止画で、ずれて記録されているシーンを撮影)、PureVisionのみでこんな風になっているとは思わないでね♪ 実際の動画時には横スクロールする字幕表示やアニメの視聴時に限り、時々口パク等の画面の一部分が瞬間的に縞模様になる程度。実写映像で残像はありません。ちなみに映像元はまぶらほの19話。同じ静止画がブラウン管では固定した縞模様にならず、フレームが交互に高速点滅状態になります。

発色と輪郭描写に関してはハイビジョン制作アニメでのデジタル彩色の均質感を、よりダイレクトに感じさせてくれる点についてはやはり液晶の方が一枚上手。PureVisioniconの場合、映像の種類によっては(3次元映像に最適化されているため、キャラの輪郭線が甘いと感じることがあります。プラズマはもっとこう一歩引いた色彩のニュアンスや微妙な階調表現にうまみがありますから、逆にデジタル彩色以前のアニメや、複雑で芸術的な色調の作品、アニメ映画作品等になるとプラズマの方がより臨場感が感じられて深く楽しめるはずです。PureVisionの場合、2次元画像にも拘わらず、不思議とキャラと(ピントをぼかした)背景の関連性に奥行きと立体感を感じてしまうところが凄いw 制作側がコレを意図しているかはともかく、特有の被写体深度の描写力が、映像にのめり込める不思議な求心力に繋がっているのは事実です。更にパイオニア独自の蛍光体と高純度クリスタル層がもたらす独特の潤い感もあって、適度に輝度を落として視聴した場合の意味深な雰囲気表現は、たとえアニメであっても圧倒的な立体感と臨場感を醸し出す事が可能。もちろん3次元実写映像の映画・ドラマなどを視聴する際にはより本領が発揮され、現時点でこれ以上ないと言えるほどの陰影感と、深みのある高品位な描写力は、ピュアビジョンのみの独壇場と言っても過言ではありません。
PIONEER PureVision
42V型という大画面サイズはテレビアニメの視聴に限った場合、SD品質で制作された作品では、4:3表示ならまぁ適当。16:9レターボックスズーム作品の場合はやや大きすぎる感じです。ズームした場合、輪郭線が太くなり過ぎる上に画像がぼんやりしてしまい違和感があります。オーディオシステムでもそうですが、コンテンツによっては、画面が大きい=必ずしも良いという訳にはいかないという事で。。。但しハイビジョン制作されたアニメ番組でしたらこれ以上大きい画面でも特に問題ありませんし、16:9で高画質収録された劇場版でしたらやはり大画面の良さが堪能できると思います。

【e2 by スカパー(スカパー!110)の画質と音質】

最近のデジタルハイビジョンテレビを購入すると漏れなく?セットになってくるのがCS放送のスカパー!110(現e2 by スカパー)です。「e2入ってます!」のCMが始まって、新製品の映像機器にのみ内蔵されていると勘違いされる方もいると思いますが、中身は単なる旧スカパー110の名称変更です。e2 by スカパーのメリットを挙げると、今までは別途購入が必要だったスカパー!チューナーは内蔵されているし、SkyPerfecTV!専用に必要だった衛星アンテナはBSと共用でOK♪ 加入料・視聴料は一緒で契約するだけで機器配線無く即視聴と、CM的には一見してなかなか良いこと尽くめのようですが、実は問題点がいっぱいある。

これ、基本的な放送内容は旧スカパーと一緒で、転送に使っている衛星が異なるわけですが、e2 by スカパーの方は従来のスカパーと比べて実はチャンネル数が少ない。従来のスカイパーフェクTVが188チャンネル(他にラジオが101CH)に対して、e2 by スカパーは僅か72チャンネル。知識層なら外せないはずの日経CNBCBloombergTVが何故か映らなかったり、このブログをご覧の皆様の加入率がかな〜り高そうなCLASSICA JAPANもなっしん。そんな感じで良く調べずに移行しようとすると、欲しい番組がなんもかんも映らない〜なんて事に成りかねません。MTV系アニメ系は一通り押さえられているみたいですけれど、ここには新たにコピーガードによるエアチェック制限の問題が出てきます。

e2 by スカパーは従来のスカパー!には無い著作権保護のためのコピーワンスが掛かっていますので、録画してもそれ以上のダビングは出来ません。100歩譲ってそれ自体は良いとしても(良いのか?)、この場合、通常のビデオ録画用DVD-Riconデータ用DVDiconメディアは利用できず、やや高価なCPRM対応DVD-Riconメデイアでないと焼けませんので、後のブランクメデイア代が嵩む羽目になります(同等の国産廉価品で実質2〜3倍)。しかもこの場合、レコーダー側ではVRモードでしか記録できませんから、録画したDVD-Rを再生専用の高画質な高級DVDプレーヤーiconを所有していても規格が違うので殆ど再生できません。車載用もポータブルもなにもかも駄目。要するに従来のように、コピーガードもない番組を、どんな汎用DVDプレーヤーでも再生できるVideoモードで記録して保存するという当たり前すぎる普通のことが出来なくなってしまうのです。コピワンを回避するには従来のスカパー!視聴用外付けチューナーとアンテナを使うしかないのですが、こちらも現行最新機種であるHUMAX CS-5000/PANASONIC TU-DSR60/MASPRO CDT590SP(SPR590)では、既にコピー防止チップが組み込まれていますので、新たにスカパー!チューナーを購入される場合、設計の古い(コピーワンスが入っていないSONYのSAS-SP5SETを在庫が無くなる前に購入するのが無難です。(そもそもSONYのチューナーが一番デザインも良くコンパクトです。)

SONY SAS-SP5SET(コピーワンス無しモデル)

次に録画の利便性。最近のデジタルハイビジョンHDD/DVDレコーダーでの話です。レコーダー側にもスカパー(CS)チューナーが内蔵されていて便利?かと思いきや、思いっきりその逆。スカパーの定期録画が地デジやBS/CSなどの他のデジタル放送コンテンツの録画と重なった場合、どちらかを諦めなければならない事が多発。私のように現行放送のクラシック音楽番組とアニメをとりあえず全部録画して、後で観たいやつだけピックアップして観る。観なくてもとりあえずメデイアに焼いておけ!みたいなヲタク丸出しハードユーザーの皆様は重複多発で確実に死ねます(爆)

これが従来型スカパー!のアナログ外部入力でしたら、アナログ録画側は(アナログ地上波録画は実質激減する以上)事実上スカパー専用の録画エリアですから、スカパーのアニメMTV系が幾ら多くても、地デジやBS/CSのデジタルハイビジョンコンテンツの録画には全く影響しません。(最近の機種はデジタルチューナーとアナログチューナー(or外部入力)は同時並行録画が可能です。) 更にデジデジ/デジタルダブルチューナー内蔵レコーダーという選択肢もありますが、結局片側を低画質スカパーに取られるとしたらかなり萎え。実際問題として、音楽とアニメに限れば、今のところ地デジ/BS/CSデジタル放送の範囲で予約が重複する事は非常に少ないですので、そんなにデジデジダブルチューナーが必要かは微妙。まぁ、BSフジののだめカンタービレとBS-iのひだまりスケッチ16:9フルバージョンが被ってが〜ん!とかは多少ありますけれどw (↓のシングルさっき注文しちゃった♪)
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他に回避策としては、ピュアビジョンのようにダブルチューナー内蔵テレビの片側チューナーから、レコーダーへ外部アナログ入力という手があります。ただしこの方法ではあくまでアナログ転送しか出来ないのが難点。他の現行大画面薄型テレビも概ね同じだと思いますがPDP-427HX/PDP-427HXDの場合、テレビのデジタル放送出力はアナログS端子のみで、実はハイビジョン放送をハイビジョン画質では録れないという罠・・・_| ̄|○ プラズマテレビ内蔵ダブルチューナーの使い道って、2画面などのお遊び表示以外は実質これしか無いと思うのですが、ハイビジョンを無劣化でデジタル転送可能なHDMIiconについては、テレビ側は入力のみで出力ができませんし、レコーダー側もHDMI出力のみで入力が無い。結果レコーダー外部入力ではSD録画しか出来ず、色々な意味で片手落ちという仕様。。。(滝汗) レコーダー内蔵チューナーが塞がって更に重複した場合に、第三のバックアップチューナーとしては有用ですが、常用するにはちょっと辛い仕様かも。ハイビジョンで録りたい番組が重複したときの、SD録画専用と割り切ればまあまあ使えはしますけど。。。(上記ののだめ/ひだまり被りはこれで回避〜♪)

スグレコシリーズ

最後は画質の話です。巷ではe2 by スカパーは従来のスカパー!と比べて高画質だと言われています。実際、多くのチャンネルでは転送レート的には若干良いらしい。ちなみに私もしっかり契約しているアニオタ御用達のキッズステーション/ANIMAX/AT-Xのアニメ三本柱の場合、

◆e2 by スカパーのキッズステーションD1 VBR7.7Mbpsでかなり高レート。対する従来スカパー!のキッズは2/3D1 CBR3.2Mbps

アニマックスは従来がD1 CBR3.8Mbpsに対して、e2 by スカパーが2/3D1 CBR4.0Mbpsでビットレートは大差なく解像度低下で旨み無し。

AT-Xは従来のスカパー!の方がD1 CBR6.3Mbpsに対してe2 by スカパーがD1 CBR5.9Mbpsですので、こちらも従来スカパーの方が高レート。
音声はどちらも256Mbpsですが、スカパー!のコーデックがMPEG Audio Layer-2に対し、e2はMPEG-2 AAC。これはMPEG2の384Mbps相当の音質となり、音質面ではe2に軍配っぽい。

(注:CBRは固定・VBRは可変ビットレートの略)

で、スペックはともかく実際見比べてみるとですねぇ・・・レート云々以前に、チューナーの画作りが違うのです?w うちのスカパーチューナーはSONYのSAS-SP1SET(DST-ST1)で現行のSAS-SP5SETと色違いのほぼ同じモデルなのですが(厳密には待機電力が違います)、ピュアビジョン内蔵CSチューナーのe2 by スカパー!画質は、黒が強く沈んでいて輪郭が甘く全体に発色が偏っていて小汚い印象。SAS-SP1SETの方は相対的に輝度が強くコントラストが浅いのですが、明るく抜けの良い鮮やかな画質で汚れ感が無く好印象。多くのチャンネルで動きの激しい場面でのブロックノイズはe2 by スカパーの方が少ないらしいのですが、観ていて明らかに気分が良いのはSONYのチューナー。特にAT-Xとアニマックスは圧勝。但しスカパー!のキッズステーションは白飛びぼんやり画質で観るに耐えないクオリティなのはヲタモダチの皆さんご周知の通りですが、これ、パイオニアのスグレコDVR-DT100で録ると何故か白飛びもボケボケも修正されて非常に奇麗に録れる(謎)、もうキッズを糞だとは言わせないって位の変貌ぶり♪ 元々大したコンテンツがあるチャンネルでもないので、わざわざe2に契約変更しなくてもこれでOK〜みたいな。(実際レート関係なく見た目にはDST-ST1+DVR-DT100の方がe2より奇麗なのだ) 注:但しこれは録画画質設定が私のカスタムという条件付き。設定内容は後日スグレコのレビューで書くつもりです。

DVR-DT100

結局、e2 by スカパーと旧来のスカパー!どちらの画質が良いのかは、内蔵チューナーの機種毎に違ってくるとは思いますが、少なくともうちでは画質の面からも乗り換えるメリットは全くありませんでした。案外あからさまに画質が違いますので、先入観で契約を変更せずに、皆さんも自分の目で実際に確かめてから取捨選択される事を、箱庭管理人的にはお薦めしたいと思います。(まだまだ続くよ〜何処までも)

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