大方の予想通り全面撤退が正式に発表されました。

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CNET Japan


 パイオニアは7日、年内に発売する次の新製品を最後にプラズマパネルの自社生産から全面撤退し、外部調達に切り替えると発表した。独自技術を松下電器産業に提供して生産を委託する方向で交渉しているという。パネル生産拠点のうち鹿児島工場は閉鎖し、静岡、山梨の2工場はテレビの組み立て工場にすることを検討している。

鹿児島(旧NECプラズマディスプレイ)の現場の従業員は実質的に強制退職でしょうか。

プラズマパネル生産撤退という結論に至ったことについて須藤社長曰く、

「技術力、資金力、販売力というリソースと世の中のスピードが合わなかった。パイオニアらしさをどう出していくかで大変苦労したが、それが成果に結び付かなかった」

 「一概には言いにくいが、新しい商品やメディアを開発したら何が何でもそこで一番になる気構えや資金などが薄弱だったと思う。ポテンシャルの高い事業があれば徹底的にそこにかけて、1位の座を譲らないくらいの構えがないと市場ではダメかなと、一般論としては思う」

「市場の変化が激しく、私の甘さもあってスピード感をもった経営ができていなかった」と話したが、「品質では松下より上」「良いものを作れば売れる」といった自負も判断を鈍らせたとみられる。


との事です。

家電でもオーディオでも大抵の産業がそうですが、良い物を作れば売れるという訳ではありません。むしろ数を売るためには品質は2の次3の次で、イメージ戦略等の宣伝と営業に手間とお金を掛ける事、そして価格競争力を維持するためには品質を犠牲にしてもコストダウンすること。

品質を自主的に判断できない、或いは品質よりも価格を重視する一般層の購買意欲を刺激して、どれだけ数を囲い込めるかが勝負です。儲かるビジネスとより良い品質の製品を作り出すことは、現代の資本主義の中では相反するテーマ。その点でパイオニアは実直な物作りをしていた。けれど、良い物を作れば評価されて売れる的な、作り手視点からのマーケティングの結果、マニア層の支持を得る反面、一般層へのマーケティングが他社と比べて明らかにおざなりだったように思います。

まぁ個人的にはそういう会社の製品だから好きな訳で、心情的にはパイオニアの肩を持ちたいところですが、とはいっても良い物を作れば売れるってのは結局の所、ユーザーの質を選ぶ時点で一種の慢心なんだろうなぁと。個人的には徹底したマニア向けと品質落としてコストダウンした大衆向け、2方向へのマーケティングを使い分けできれば良かったのにと思うのですが、ことプラズマディスプレイ事業については実直すぎたと云うことでしょうか。。。

 今後外部調達されるパネルに関しては「パイオニアの持つ技術を盛り込むことを含めて現在協議中」としており、調達先については松下電器と話を進めていることも会見場で明らかにした。ただし、外部調達パネルによる新機種の導入時期は未定だ。今後は50型以上は松下のプラズマ、42型以下はシャープの液晶を調達し、自社はテレビの組み立てに特化する。得意の高画質技術を生かして超薄型の壁掛けテレビなどを投入する方針だ。

・・・プラズマと液晶の境目は37型だろうと小一時間ry 42型の液晶なんてわっちは死んでも御免じゃ。今後もKUROを名乗るのでしたらSHARPパネルを使う機種は37型以下にしてくりゃれ、主様よ♪

松下ビエラのプラズマパネルの画質が劇的に向上しそうですね。とはいっても、美味しいところだけ取られて・・・パイオニア機のシェアは結局尻窄みでサッパリって事になるに1ペリカ。シェア争いで全く容赦がなかった松下が、今後パイオニアに遠慮するわけもなく。そもそもパイオニアブランドは一般人にテレビ屋だと認知されていませんので売れる筈もなく。

唯一救いなのは、今年発売予定の現在開発中の第2世代KUROについては、現行のパイオニア製パネルを搭載する予定だそうです。(42型液晶については本年秋にまずはヨーロッパ市場に投入される予定。) 新型機は最後のパイオニア製PDPモジュール搭載機になりますので、これは何としても手に入れたい所です。マニア層+情報リテラシーの高い知識層の駆け込み需要で今更もの凄い台数売れたりして。てか、みんな買って下さい!、てゆーか、買え!(爆)

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